登録日:2024/08/14 Wed 23:33:00
更新日:2024/08/17 Sat 23:03:59
所要時間:約 4 分で読めます
『恋は双子で割り切れない』は高村資本によるライトノベル作品である。
2021年5月より電撃文庫で刊行されている。既刊6巻。
イラスト担当は「あるみっく」。
略称は「ふたきれ」
【概要】
双子の姉妹が同じ幼馴染の男性を好きになる
三角関係を描いた恋愛ものである。
性格が真逆な姉妹がそれぞれの視点で主人公に対する気持ち、ライバルとなる姉(妹)への心情描写を描いているのが売りである。
なお、双子の姉妹との
三角関係の恋愛を描いた作品は
過去にも存在している。
表向きは仲のよさそうな双子の姉妹、しかし時には主人公をめぐり牽制し合い、時に重たい心境を吐露する描写もあり、恋愛物語が好きな読者やアニヲタにはお勧めの一作であろう。
反面、主人公はこの手の作品の例に漏れず
優柔不断な一面があるため、そこは承知してほしい。まあ2000年代にはその手のラブコメが多数存在していたことを鑑みれば、先祖返りと見るべきか?
メディアミックス企画としてOKARI作画によるコミカライズ版が「
コミック電撃だいおうじ」にて連載中。
2021年には
鬼頭明里による本作の一部を使った朗読劇が配信、2024年7月にはテレビアニメが放送されている。
【あらすじ】
白崎純と琉実・那織の神宮寺姉妹は小さいころから家族同然で育った
幼なじみ。
見た目ボーイッシュで乙女思考な姉・琉実と、
外面カワイイ本性地雷なサブカルオタの妹・那織。
顔はそっくりだけど全く正反対な2人。
純はいつからか芽生えた恋心を抱えながらも、
特定の関係を持つでもなく交流は続いていたのだけれど……
「わたしと付き合ってみない?お試しみたいな感じでどう?」
琉実が発したこの一言が、3人をいびつな三角関係へと導いていく――
【キャラクター】
・白崎純
CV:坂田将吾
本作の主人公。
学年主席の優等生であるが、運動はからっきしの性格。
読書好きで博識家。休み時間はいつも本を読んでいることが多い。
このため、博識ということもあり、様々な知識を持っている那織とは
オタク仲間である。
そして彼女についてはいわゆる「
初恋の相手」だったとされる。
そんな彼であるが、那織への気持ちも持ちつつも、物語スタートの1年前、那織の「姉」である琉実に告白されて付き合うも、高校入学前に別れてしまう。
本人はその失恋を引きずっているようだが、姉と妹の二人の間を彷徨いつつあるともいえる。いわゆる2000年代のギャルゲーやエロゲーに見られた
ヘタレ主人公の系譜を継いでいる。(そしてこのことは親友の豊茂からも指摘されている)
・神宮寺琉実
CV:後本萌葉
本作のヒロイン。
純の
幼なじみにして
二卵性双生児の姉。
口元にほくろがある。
部活に打ち込む活発なスポーツ少女で、クラスの行事にも全力で参加するタイプ。
隣の家に住む
幼なじみの純の事が好きで、中学三年生の時に告白をするも、高校進学前に別れを告げ、1年間の交際関係にピリオドを打った。
しかし別れてもなお、純への未練が残っている。そもそも、この一連の交際の流れは純が那織に想いを寄せていると認識した焦りから生じたものである。だが、那織のことを鑑みて姉として身を引くために別れを告げてしまった模様。しかし当の純は琉実を好きでいる気持ちは変わらないため、那織との交際を勧めるも、気持ちがかみ合わないままの複雑な関係になってしまうのである。
・神宮寺那織
CV:
内田真礼
本作のもう一人のヒロイン。
純の
幼なじみにして二卵性双生児の妹である。
二つ結びと目元にあるホクロが特徴的。姉より巨乳でグラマー体型。
理屈屋のひねくれものの
オタク女子。文学小説・アニメ・特撮と造詣が深い。その博識ぶりに関しては純より上とされ、純は彼女を越えたいとも考えている様子。
変わり者故に目立ちやすく、友人トラブルにも発展したことがある(だいたいそうなると純が取り持つことが多い)
純のことが好きで
オタク友達として話が盛り上がることも多かったが、恋愛面では姉に先を越されてしまう。しかし姉の一連の恋愛行動を分析して把握しているため、特に動揺することなどなかった。そしてそこから純を取り巻く
三角関係がスタートすることになる。
・森脇豊茂
CV:福原かつみ
純のオタク仲間。あだ名は「
教授」。
女好きで、気になった子がいればすぐに告白する軽薄者。
純と那織の三人が揃うと
オタク趣味が白熱する。
そんな彼だが、純に対して
三角関係になっている彼に図星ともいえる指摘も多い。
・浅野麗良
CV:池田海咲
琉実の親友で、中学の頃から一緒にバスケをしてきたバスケ仲間である。
年上の彼氏持ちでいろいろ「
経験済み」であるが、最近本人は彼氏との関係がマンネリ気味と感じている様子。
・亀嵩璃々須
CV:大野柚布子
那織と仲の良い小柄な眼鏡女子。美術部所属。
優等生としているが、口の悪い那織とも丁々発止でやり合う。
あだ名は「部長」。
・雨宮慈衣菜
CV:
石原夏織
英語科一年、琉実の友人。モデルもやっている派手目の
ギャル。
親がファッションデザイナー。
反面、成績は厳しくいつも赤点すれすれ。
【テレビアニメ版】
2024年7月から9月にかけて放送中
琉実視点や那織視点でそれぞれの心境を描いているところも特徴的である。
アニメーション制作はROLL2。
主題歌
追記・修正は双子のヒロインのうちどちらかを選んだ時にお願いします
- 説明を読んだ感じ坂田将吾さんは春にやってた「先生」みたいな役をもう一回演じることになるのかな -- 名無しさん。 (2024-08-15 00:09:35)
- テレビのCMで存在を知ったわ。これだけでも凄く印象に残ってたんだけど、アニメ化してたのか。 -- 名無しさん (2024-08-15 09:24:05)
- この手の作品にありがちな主人公のヘタレ具合にヤキモキするのはまぁ今更ではある。それよりもキャラたちの台詞回しが妙にクセがあって人を選ぶ面があるように思う -- 名無しさん (2024-08-16 09:27:53)
- 年齢考えたら初恋よりも初めて出来た彼女に気持ちが揺らぐなんてよくある話だしそれに自覚なく踏ん切りつかないなんて当然だろうから特にイライラみたいなものはなかったな -- 名無し (2024-08-16 12:46:13)
- 2010年代の作品かと思ったら2021年!? -- 名無しさん (2024-08-17 23:03:59)
最終更新:2024年08月17日 23:03