登録日:2024/08/14 Wed 23:33:00
更新日:2025/05/10 Sat 15:45:45NEW!
所要時間:約 4 分で読めます
『恋は双子で割り切れない』は高村資本によるライトノベル作品。
2021年5月より電撃文庫で刊行されている。既刊6巻。
イラスト担当は「あるみっく」。
略称は「ふたきれ」
【概要】
双子の姉妹が同じ幼馴染の男性を好きになる
三角関係を描いた恋愛ものである。
性格が真逆な姉妹が、それぞれの視点で主人公に対する気持ち、ライバルとなる姉(妹)への心情描写を描いているのが売りである。
なお、双子の姉妹との
三角関係の恋愛を描いた作品は
過去にも存在している。
表向きは仲のよさそうな双子の姉妹。しかし、時には主人公をめぐり牽制し合い、時に重たい心境を吐露する描写もあり、恋愛物語が好きな読者やアニヲタにはお勧めの一作であろう。
反面、主人公はこの手の作品の例に漏れず
優柔不断な一面があるため、そこは承知してほしい。まあ2000年代にはその手のラブコメが多数存在していたことを鑑みれば、先祖返りと見るべきか?
メディアミックス企画としてOKARI作画によるコミカライズ版が「
コミック電撃だいおうじ」にて連載中。
2021年には
鬼頭明里による本作の一部を使った朗読劇が配信、2024年7月にはテレビアニメが放送された。全12話。
【あらすじ】
白崎純と琉実・那織の神宮寺姉妹は小さいころから家族同然で育った
幼なじみ。
見た目ボーイッシュで乙女思考な姉・琉実と、
外面カワイイ本性地雷なサブカルオタの妹・那織。
顔はそっくりだけど全く正反対な2人。
純はいつからか芽生えた恋心を抱えながらも、
特定の関係を持つでもなく交流は続いていたのだけれど……
「わたしと付き合ってみない?お試しみたいな感じでどう?」
琉実が発したこの一言が、3人をいびつな三角関係へと導いていく――
【キャラクター】
・白崎純
CV:坂田将吾
本作の主人公。
学年主席の優等生であるが、運動神経はからっきしの文学少年。
読書好きな博識家。休み時間はいつも本を読んでいることが多く、さまざまな知識を持っている那織の
オタク仲間。
恋愛面においては
大のヘタレ。
初恋相手は那織であるが、中学3年時に琉美から告白されて交際し、高校入学前に別れて失恋を引きずっている。それ以降、姉妹間をずっと彷徨っている状態。森脇からは「ラブコメ主人公の系譜を継いでいる」と指摘された。
最終的に
「俺は琉実も那織も両方好きだぁ!!」などという、あまりにも奇想天外な結論に至ってしまうのだが・・・。。
・神宮寺琉実
CV:後本萌葉
本作の
ヒロイン。純の
幼馴染にして
二卵性双生児の
姉。
ショートカットと口元にあるホクロが特徴。スレンダーな体型。明るく活発なスポーツ少女。
バスケット部に所属しており、その腕前はかなりのもの。
クラスの行事にも全力で参加するタイプ。
幼少期から純に想いを寄せており、中学3年生時に告白して交際するものの、高校進学前に別れを告げた。しかし別れてもなお、純への未練が残っている。そもそも、この一連の交際の流れは純が那織に想いを寄せていると認識した焦りから生じたものである。だが、那織のことを鑑みて姉として身を引くために別れを告げてしまった模様。しかし当の純は琉実を好きでいる気持ちは変わらないため、那織との交際を勧めるも、気持ちがかみ合わないままの複雑な関係になってしまうのである。
・神宮寺那織
CV:
内田真礼
本作のもう1人のヒロイン。純の幼馴染にして二卵性双生児の
妹である。
二つ結びと目元にあるホクロが特徴。グラマーな体型。理屈屋で少々ひねくれた
オタク女子。文学小説をはじめ、アニメや特撮に対する造詣が深い。その博識ぶりは純を上回り、これが彼のオタク精神に火をつけている。
変わり者ゆえに目立ちやすく、友人トラブルに発展することも多い。恋愛面では姉に先を越されてしまうが、一連の行動分析により把握しているため、特に動揺することはなかった。結果的にややこしい
三角関係の火種となった。
・森脇豊茂
CV:福原かつみ
純のオタク仲間。あだ名は「
教授」。
女好きで、気になった子がいればすぐに告白する軽薄者。
純と那織の三人が揃うと
オタク趣味が白熱する。
そんな彼だが、純に対して
三角関係になっている彼に図星ともいえる指摘も多い。
・浅野麗良
CV:池田海咲
琉実の親友。中学時代から一緒にバスケをしてきた仲。
彼氏持ちであり、すでに
経験済み。しかし、最近は肉体関係ばかり求められることに嫌気が差し、少しマンネリ気味に感じている。
・亀嵩璃々須
CV:大野柚布子
那織と仲の良い小柄な眼鏡女子。美術部所属。
メガネをかけており優等生ということで、大人しい文学少女みたいな雰囲気を出しているが、口の悪い那織とも丁々発止でやり合うキレ者である?
あだ名は「部長」。
・雨宮慈衣菜
CV:
石原夏織
英語科一年、琉実の友人。モデルもやっている派手目の
ギャル。
親がファッションデザイナー。離婚してしまったそうだが離婚後も両親の関係は良好なのだそうで、たまに一緒に食事をするらしい。
反面、成績は厳しくいつも赤点すれすれ。
純に勉強を教えてもらうことになった。
これに関して、最初は純に気があるのかと思いきや、実際は彼とよくつるんでいる那織と仲良くしたかったらしい。
一緒にいることが分かれば、那織も付いてくる。そこから親睦を深めるきっかけ作りに繋げたかったみたいである。
【テレビアニメ版】
2024年7月から9月にかけて放送された。
琉実視点や那織視点でそれぞれの心境を描いているところも特徴的である。
一方、上記の琉実か那織か、どちらかを選ぶ事について、その結論のあり方には賛否両論ある模様。
アニメーション制作はROLL2。
現在はdアニメストアで全話視聴可能。
主題歌
追記・修正は双子のヒロインのうちどちらかを選んだ時にお願いします
- 説明を読んだ感じ坂田将吾さんは春にやってた「先生」みたいな役をもう一回演じることになるのかな -- 名無しさん。 (2024-08-15 00:09:35)
- テレビのCMで存在を知ったわ。これだけでも凄く印象に残ってたんだけど、アニメ化してたのか。 -- 名無しさん (2024-08-15 09:24:05)
- この手の作品にありがちな主人公のヘタレ具合にヤキモキするのはまぁ今更ではある。それよりもキャラたちの台詞回しが妙にクセがあって人を選ぶ面があるように思う -- 名無しさん (2024-08-16 09:27:53)
- 年齢考えたら初恋よりも初めて出来た彼女に気持ちが揺らぐなんてよくある話だしそれに自覚なく踏ん切りつかないなんて当然だろうから特にイライラみたいなものはなかったな -- 名無し (2024-08-16 12:46:13)
- 2010年代の作品かと思ったら2021年!? -- 名無しさん (2024-08-17 23:03:59)
- 「二人一緒じゃ ダメですか?」という双子モチーフのギャルゲーのキャッチコピー思い出した。 -- 名無しさん (2024-09-17 14:24:12)
- もう二人同時に付き合っちゃよwwwwって日本だと法的に無理か。 -- 名無しさん (2024-09-17 23:49:16)
- アニメで正直驚いたのは名前出すだけでもお金が発生するであろう数々の名作タイトルを普通にセリフとしてちゃんと出してて、すげえお金かけてるんだなぁっていう -- 名無しさん (2024-10-01 01:41:13)
最終更新:2025年05月10日 15:45