フタコイ オルタナティブ

登録日:2009/11/29 Sun 00:16:19
更新日:2021/10/15 Fri 08:31:21
所要時間:約 7 分で読めます




3人でいたい―――


2005年4月から6月にかけて放送されたアニメ。全13話。
OP:New World/ベ・ユミ
ED:ぼくらの時間/eufonius

双恋アニメ第2弾。制作はテレコム・アニメーションフィルムではなく、劇場版空の境界やOVA版テイルズ オブ シンフォニアで有名なufotable

テレコム版の一期とは全く繋がっておらず、作風もミステリアスになった別作品。
“萌え”をほとんど焼き払い、“燃え”に力を入れているのが特徴。
テーマは“青年から大人への成長”。

原作設定の無視やキャラの性格改変などが多々あり、原作ファンからは黒歴史扱いされることが多い。だが、それ故に出来た暴走、カオスな超展開で高い人気を得た。
実はシリアス回の方が多かったりする。


嫌いな人は嫌い、だが好きな人にとっては稀にみる傑作と、評価が極端な作品。


ufotable作品の例に漏れずOP詐欺作品。天使の姿をした姉妹達が舞い降りてきたかと思ったら、スノボーで滑り降りたり、刀振り回したり、空飛んだり、マシンガンをぶっ放したりとカオス。
EDももちろんufotableお得意のクレイアニメ。

◆あらすじ
双子魂川(通称ニコタマ)を舞台に、亡くなった父の後をなんとなく継いで探偵になった双葉恋太郎と、彼に懐いて事務所に住み着くにようになった白鐘姉妹との奇妙な日常を時にオフビートに、時にカオスに、時にセンチメンタルに、時に意味不明に、時にスーパーハイテンションで描く。


◆登場人物
○双葉恋太郎
(CV:関智一)
主人公。「双葉探偵事務所」所長。21歳。
お人好しで生活能力なくてヘタレでヘビースモーカーで短小で大学中退で童貞で変な名前だが、やる時はやる人。ヘタレ多めだが、終盤でに成長する。
テンプレ通りの典型的な貧乏探偵だが、そんな貧乏生活も白鐘姉妹と一緒にいれば楽しいため、さほど気にしていない。
「探偵」とは言うものの、実質的には万事屋。ニコタマの住人からは「二代目」と呼ばれ親しまれている。
超人的な身体能力を持ち、特に最終話では板野サーカス的な動きで空中で弾幕をかいくぐり、戦艦に親父直伝の探偵キックを叩き込んだ。
半人前探偵でキックだが某半熟ライダーは関係ない。というかこちらが先である。

○白鐘沙羅・双樹
(CV:水橋かおり門脇舞以)
人気No.1姉妹。助手一号&二号。15歳。
テレコム版では出番が非常に少なかったが、めでたくメインヒロインに昇格。
恋太郎の初めての依頼人でもある。これをきっかけに事務所に入り浸るようになり、現在ではすっかり看板娘になった。
双樹は病弱ではなく、天真爛漫で料理とギターが得意な設定に。杉作ミートを手伝った時はもの凄い大行列を作り上げた。
沙羅は女の子らしい口調になり、ツンもなくなったが非常にアグレッシヴ。自爆装置を仕掛けたり、無免なのにバイクで爆走したり、立て籠もり犯をハイキック一発でノックアウトしたりとフリーダム。
2人とも恋太郎にベタ惚れ。

○桜月善治
(CV:広瀬正志)
『ニコニコ金融』社長。もしくは広域暴力団『桜月組』組長。桜月姉妹の父。72歳。常に笑顔を絶やさない優しそうなご老人だが、素顔はホンモノのヤクザ。
30年前に愛之助と戦って敗れ、片腕はどこぞのMSのような義手になっている。ちなみにロケットパンチ仕様。

○山田勘九郎
(CV:檜山修之)
『ニコニコ金融』営業部長。もしくは『桜月組』若頭。23歳。
なんだかんだでニコタマが好きないい人。
愛之助を尊敬しており、息子の恋太郎ともそれなりの仲だったが、第1話では恋太郎にオトシマエをつけさせようとする。

○針山日郎
(CV:保村真)
派出所の巡査。通称「ダーティーハリー」
桜月組の人達以上に恐ろしく、見た目も警官とは思えない程怖い。
ヘリを一撃で撃墜するほどの銃の腕前を誇る。また、イカファイヤー戦ではどう見てもモンスターな姿に変貌した。
ちなみに巨根。フルボッキ時には人をぶっ飛ばせる程のデカさになる。

○木下檜吉
(CV:三宅健太)
針山の後輩。
巨漢だが心優しい。しかし、第1話では針山とノリノリでヘリを撃墜した。

○玄さん
(CV:乃村健次)
恋太郎の兄貴分。
双葉探偵事務所の下で豆腐屋を営んでいるが、専らザリガニ釣りかビリー(ペットのザリガニ)の世話しかしていない。
スーパーブーストを装備した違法改造バイクを所有しているが、登場する度にぶっ壊れる。

○杉作のおばちゃん
(CV:中西裕美子)
本名は杉作ミチル。
精肉店『杉作ミート』の社長兼双子魂川商店組合会長。
何かと面倒みてくれるいい人。

○三ツ木公彦
(CV:野島裕史)
三ツ木グループの御曹司。
白鐘姉妹の保護者。
性格から立ち振る舞いまで、全てにおいて一流の完璧超人。

○霜島涼
(CV:佐藤英次)
公彦の秘書を勤める厳ついオッサン。
恋太郎にぞうさんを掴まれても笑って済ますナイスミドル。当初は恋太郎を軽蔑していたが、イカファイヤーとの一戦で彼の覚悟を認め、“ダチ”になる。
子供の頃の夢は野球選手。最終決戦では投手の格好をして援軍として駆けつける。

○双葉愛之助
(CV:大川透)
「双葉探偵事務所」先代所長。恋太郎の父
物語開始時点では既に三回忌。
非常に人望があり、漢らしくてハードボイルドというハイスペックな御仁。そんな父は恋太郎にとってコンプレックスの象徴であり、“越えなければならない大人”として要所要所で登場する。
戦闘力は最強クラスで、5年前に現れたイカファイヤーを双葉家一撃必殺技「探偵キック」で葬った。この時、最終話の息子に劣らないサーカス的動きを披露している。

○雛菊るる・らら
(CV:長谷川静香、落合祐里香)
物語の狂言回し的存在。
OPに忠実な姉妹の1つで、第1話冒頭からいきなりガンアクションを披露。あれはどう見ても精液です、本当にありがとうございました。

○桃衣愛・舞
(CV:たかはし智秋、三五美奈子)
第3話のヒロイン。26歳。
高校時代の恋太郎と今の白鐘姉妹のような関係だったが、恋太郎が一線を越えられなかったために関係が崩壊。以後、転落人生を歩むハメに。

○桜月キラ・ユラ
(CV:伊月ゆい、網掛裕美)
第4話のヒロイン。桜月組のお嬢。16歳。
箱入り娘で一発常識に欠けており、チャカやC4が家にあるのは当たり前だと思っている。また、中国拳法家っぽい人をフルボッコにする程度の実力を持つ。
ニコパクに手を出してから豹変してしまった父に元の地域密着型の気の良い親分に戻ってもらうため、正義の味方『ゴスロリ仮面』として計画の邪魔をしている。
白鐘姉妹を除く姉妹の中では雛菊姉妹に並んで優遇されており、最終決戦でもマシンガンを持って参戦する。

○千草初・恋
(CV:吉住梢、桑谷夏子)
第5話の依頼人。ペットショップの店員。
そんだけ。

○一条薫子・菫子
(CV:堀江由衣小清水亜美)
第6話のヒロイン。巫女姉妹。16歳。
10年前に母の葬式のために帰郷した恋太郎と知り合いになり、それを理由に地域に伝わる縁起担ぎの儀式(形式的な結婚式)の婿役として恋太郎を呼び寄せる。

○銭湯的銭湯解放戦線
(CV:不明)
第7話の回想で登場した立て籠もり犯。
世の銭湯を形而下学的銭湯から形而上学的銭湯へと変革するために行動しているイカレポンチ。マシンガンで武装し、白鐘姉妹(と恋太郎)を人質にして銭湯に立て籠もったが、沙羅が放り上げた恋太郎のぞうさんに見とれている隙にハイキックを喰らって撃沈した。

○イカファイヤー
(CV:長嶋雄一)
裏社会を統べる秘密結社『ワダツミ機関』が開発した「地球に優しい最終兵器」
人間とイカを遺伝子レベルで融合させて創られた、本作でもっともカオスな野郎。意外と約束は守るタイプらしく、恋太郎にレースで負けた際はピーナッツを鼻で食う方法を本気で探していたらしい。
攻撃手段は主に火炎弾。どこぞのNINJA漫画のように火遁豪火球の印を結んだりと沙羅以上にフリーダム。
最近は三途の川の水を溢れさせる為に策謀を巡らしている。




実はアニメの続編の小説版がある
ある人同士がセッ(ry したり恋太郎がunk掴んだりこちらもフリーダム



追記・修正はコロッケを食べつつ、エメマン片手にお願いします。

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最終更新:2021年10月15日 08:31