小林真理

登録日:2024/09/28 Sat 19:50:00
更新日:2024/11/07 Thu 01:39:24
所要時間:約 9分で読めます




ぼくは背後に気配を感じて振り向いた。
血のついたストックを構えた真理が廊下に立っている。
「真理……」


「人殺し!」


概要

小林真理とは、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの登場人物にして同作のヒロイン。
CV:冬馬由美(ドラマCD、ちょっとエッチなかまいたちの夜)、細野雅世(ちょっとエッチなかまいたちの夜2)、明坂聡美(輪廻彩声)

名前の真理はデフォルトネームで変更可能。透と百人の忍様と真理とヒグマ様ですね?
『×3』や『輪廻彩声』では真理固定。
透同様に当初は苗字が設定されておらず、ドラマCDで叔父と同じ「小林」と設定された。真理の母が小林さんの実の姉になるので苗字が同じなのはちょっと珍しいことなのだが、細かいツッコミである

初代時点では20歳大学生。『2』以降は家の都合で大学を辞めている。底蟲村篇では民俗学専攻で、日本神話や古代文化に詳しい。
身長165cmの黒髪ロング。ほとんどの作品で美女と形容されている。『1』では選択肢次第で女優に間違われるほど。
性格は活発かつ理知的。スポーツも万能と完璧超人に近い人物。
だが、陰惨な事件の前では不安を感じたり、合理性を無視して人情味のある行動に出ることも多い。また、『2』や『×3』によると水泳だけは苦手とのこと。
頭が回るシーンの多くは透が推理を間違えたりボケた際のツッコミ役として出番が多い。
普段は平凡で有事の際には行動力が出て頭が回るが猜疑心も強くなっていく透とはいろんな意味で対になる存在と言える。
『1』の真理の探偵物語編や『2』のサイキック編では主役を務めている。

ペンション「シュプール」の主である小林さんは叔父。
祖父はシュプール周辺の山をいくつも持っていた大地主だったが、遺産の多くは小林さんに渡ったらしく、本人曰く普通のサラリーマンの家庭で、家も狭いらしい。

主人公の矢島透とは大学で知り合った仲であり、基本的には強く信頼しており行動を共にすることが多い。
実際透と小林さんで意見が割れているときは透の意見を優先することが多い。
だが、透からの性的なアタックに関してはかわすことが多く、透が強引な手段に出た場合は激怒することも。
周囲にカップル扱いされても適当に流すこともあれば否定してみたりとあまり安定しない。
好意自体は間違いなくあり、透が他の女性にデレたりしてるとヤキモチを焼くことも。『1』の初回プレイでいきなり両想いになることも可能である。

基本的には「元気かと思えばいざというときにしおらしい」ヒロインらしいヒロインなのだが、それ故に時折見せる黒い一面が異様に目立つ。
通称「ストック系彼女

また、冗談や信頼の証とはいえ透を軽く見ているような発言も目立ち「性格が悪いのでは」と言われることも少なくない。


登場作

かまいたちの夜

透からの猛烈アタックに根負けしたのか彼を誘ってスキー旅行へ行くことになる。
叔父のペンション「シュプール」で事件に遭遇してしまう。

かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄

父の仕事の都合で実家が北海道に引っ越することになり、病弱の母の面倒を見るため大学をやめてしまった。
透とは連絡はとっていたものの直接会うことはなく、今回の旅行で久しぶりの再会になった。
『2』の黒い一面を受け、彼女も章によって扱いに差がある。

かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相

前作のわらべ歌篇グッドエンドの1年後。
小林夫妻の遺言に従いシュプールを引き継いでおり、島での事件の話題性もあり、今のところは何とか経営していっている状態。お母さんの面倒はいいのだろうか
小林さんに変わる新しいシェフとして権藤精作姫宮麗子を雇い入れており、透は大学が休みの間のみの従業員。
ただし、まだ大学で自分なりの将来を探せる透を自分の我儘に突き合わせているようで、罪悪感があるようである。

余談

名前の由来はおそらくそのまま「真理(しんり)」。
ミステリーゲームのヒロインの名前にふさわしいといえる。

透と同様に初代での犯人の名前入力の際に入力できないため専用の選択が用意されている。
名前が固定された『輪廻彩声』では入力できるようになり「まりさま」「かのじょ」「ひろいん」などでも可能になった。



「あは、透ったらwiki篭りみたい」
真理の笑い声が聞こえる。
ぼくは動画サイトで音楽を聴きながら、アニヲタwikiを開いた。
「どうせぼくの項目は追記・修正より削除審議中が似合ってますよ」

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最終更新:2024年11月07日 01:39

*1 もっとも、3回目の犯人当てで正しい犯人を推理できた場合は、この徘徊のおかげで透が助かっている

*2 彼女を擁護すると、この意見自体は正しかった。

*3 客観的に見れば透が犯人としか思えない状況ではあった。

*4 これは当時の創作におけるヒロイン観も関係しているのであまり責めるのも酷だが。