登録日:2024/10/09 (水) 20:03:51
更新日:2025/05/09 Fri 12:11:27
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「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」(Five Nights at Freddy's)とは2024年公開のホラー映画。
監督: エマ・タミ
製作: スコット・カーソン ジェイソン・ブラム
脚本: エマ・タミ セス・カデバック スコット・カーソン
概要
2014年から続く同名のインディーホラーゲームシリーズ「
FNaF」の実写化作品。
映画化についてはなんと2015年から企画がスタートしており、
何年も音沙汰が無かったかと思えば突如計画の頓挫や脚本の白紙化が発表されたりと、苦節9年あまり、かなりの難産作品だったことが伺える。
そんなファンの期待や不安を一身に背負って世に出された本作だが、米国での2023年の公開後、
蓋を開けてみれば批評家からのレビューこそ散々ではあったものの、興行的にはPeacockとの同時配信ではあったが確実に成功を収め、
シリーズファンからも総合的には好評を得ている。
続編製作も決定し、FNaFシリーズの新たな展開に期待が寄せられることとなった。
特にヴィジュアル面での原作再現度はかなりのもので、
実際の着ぐるみやロボットを用いて表現されるアニマトロニクスたちは、
まるでゲームからそのまま飛び出してきたかのように思えるほどリアルな質感である。
80年代感あふれるピザ屋のセットや、原作初期特有のアナログホラー的な雰囲気は完璧に再現されているといってもいいだろう。
ストーリーに関しては、大まかな設定や舞台、登場人物に関しては原作と共通するが、物語自体は本作オリジナルの展開が用意され、
細部で小説版(The Shilver Eyes)や短編集シリーズ(Fazbear’s Frights)からの影響も見られる。
ピザ屋を中心とした心霊系ホラーの要素は原作そのままに、フレディーズで起こった過去の惨劇について少しずつ謎を紐解いていくサスペンス、アニマトロニクスたちが引き起こす惨劇を描いたパニックムービー的な側面も強い。
「警備員室から動くことなく敵の襲撃をやり過ごす」という原作の特徴や魅力をスクリーン上で完全に再現することは難しかったようで、その点に関しては少々残念に感じるところもあるかもしれないが、
細かな描写や演出にも原作へのリスペクトを感じさせる要素が盛り沢山で、
原作ファンなら必見の一作となっている。
あらすじ
アメリカのとある田舎町。
主人公マイク・シュミットは年の離れた幼い妹アビーと2人暮らしをしていた。
親を亡くし、たった一人で妹を育てるマイクには、とある大きなトラウマがあった。子どもの頃、何者かに弟を目の前で誘拐され、家族が引き裂かれた記憶。
深い心の傷に未だ苛まれ続ける中、マイクはろくに仕事も続けられず、職を転々とする日々だった。
家賃すら払えずにどん底の暮らしを続けるうち、養子引き取りの補助金を目当てに叔母がアビーの親権を奪いに来てしまう。
妹を守るため、なんとか生活を安定させようとするマイクに職業斡旋所が紹介した仕事は、
「廃墟となったピザ屋の夜間警備」だった。
80年代には大繁盛していたが、とある事件をきっかけに突如として閉店したという「Freddy Fazbear’s Pizzeria」には、店のマスコットであるアニマトロニクスたちが当時のまま鎮座していた。
妙な雰囲気を感じ取りながらも、マイクはピザ屋での仕事を始めるが…。
登場人物
●マイク・シュミット
演:ジョシュ・ハッチャーソン
本作の主人公。
たった一人で妹を育てようと仕事を続けているが、過去のトラウマに執着しすぎるあまりどれも長続きしていない。
弟のギャレットを連れ去った犯人の顔をなんとか思い出そうと、夢の中で何度も誘拐が起こった際の記憶を呼び覚ましている。
妹を愛してはいるが、過去にこだわるせいで現在のアビーとは向き合おうとせず、すれ違いが続く。
夜間警備の仕事を始めてから夢の中でのフラッシュバックに変化が現れており、事件の真相を追う中で過去にピザ屋で起きた惨劇にも足を踏み入れることとなる。
●アビー・シュミット
演: パイパー・ルビオ
マイクの幼い妹。
幼稚園に通っているが年齢の割に社交性が低く、ひとりで不思議な絵を描き、
見えないイマジナリーフレンドとお話したりするばかりで、兄とすらあまり話をしたがらない。それでも意地の悪い叔母のことは嫌っており、本音では家族と一緒にいたいようだ。
マイクの職場であるピザ屋に興味を示しており…。
●ヴァネッサ
演: エリザベス・レイル
地元の若い婦警。
フレディーズのことを気に入っているようで、そこで勤務するマイクと出会った後は何かと手を焼いてくれている。
ピザ屋の過去に詳しく、閉店の理由やアニマトロニクスたちについてマイクに語るなか、彼やアビーと親しくなっていく。
●ジェーン
演: メアリー・ステュアート・マスターソン
マイクとアビーの叔母。
マイクに生活能力がないことを理由にアビーの親権譲渡を求めるが、彼女への愛情は持っておらず、行政からの補助金を目当てにしている。
マイクが新たに夜間警備の仕事を始めた際は店舗を荒らして彼をクビにしようとチンピラを雇うなど、かなりあくどい人物。
●マックス
演: キャット・コナー・スターリング
マイクの勤務中にアビーの世話を任されているバイトの女性。
マイクからの給料の払いが遅れているにもかかわらずシッターの仕事を続けており、彼に気があるようだ。
●チンピラたち
ジェーンが早く親権を手に入れるために雇ったごろつき。
マイクをクビにするため彼の退勤後に店に忍び込んで荒らし、ついでに金目のものを盗もうとする。実はマックスも彼らの一員であり、マイクを監視するために仕事を続けていたらしい。
●ギャレット・シュミット
演: ルーカス・グラント
マイクの弟。
6際の頃、家族でのキャンプ中にマイクが弟を見ておくことになっていたにもかかわらず遊びに出てしまい、
目を離していたわずかな間に何者かが彼を連れ去ってしまう。
マイクはずっとその罪悪感と後悔に苦しんでおり、犯人を見つけるために夢から自身の記憶を探り続けている。
●シュミット夫妻
演: ギャレット・ハインズ ジェシカ・ブラックモア
シュミット家の両親。
マイク、ギャレットという子どもと共に幸せな家庭を築いていたが、次男の誘拐を機に亀裂が走ったようで、
父親は次男の死を受け入れられず、「もういなくなった」ということだけ語られ、
母親は本編開始の少し前に何らかの原因で亡くなったとされている。
●スティーブ・ラルガン
演: マシュー・リラード
マイクに夜間警備の仕事を紹介した職業斡旋所職員の年配男性。
仕事の概要について軽く説明し、最悪の待遇についても事前に断っていたが、ピザ屋の過去に何があったかはぼかしていた。
●ウェイター
演: MatPat
ダイナーでチンピラたちと話をつけているジェーンにダル絡みしていた店員。
FNaFシリーズの考察
に取り憑かれ正気を失ったことで有名なYoutuberのカメオ出演。
名札がNessなのは彼の「Sans=ネス」説をスコットがイジっているようだ
●タクシー運転手
演: CoryXKenshin
終盤に登場するタクシーの運転手。
いつもおかしなヤツを乗せてしまう自分の悪運について愚痴っている。
FNaFなどのホラーゲームの実況動画で有名なYoutuberのカメオ出演。
フレディー・ファズベアーズ・ピザ・プレイス
本作の主な舞台となるピザ屋。
マスコットキャラクターたちのアニマトロニクスによる歌のパフォーマンスが大きなウリで、
子どもたちからの大好評を得て80年代には大繁盛していたようだ。アーケードや遊具などといった設備もあり、ちょっとしたテーマパークのようにも見える。
とある事件がきっかけとなって突如閉店し、店舗の設備やアニマトロニクスたちは当時のまま放置されている。
店のオーナーが変わり者らしく、廃墟と化した後も取り壊すことなく建物を残している。
しかし廃墟となったせいでホームレスやごろつきのたまり場になりやすく、その対策として夜間警備員が雇われているようだ。
警備員はなぜか入れ替わりが激しいようだが…。
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その真相は… |
過去に店舗で起きた惨劇とは「児童誘拐事件」。
店内で5人もの子どもが行方不明になり、警察による捜査が入った影響でフレディーズは閉店。
犯人と同じくどこからも見つからなかったとされている子どもたちの遺体は、アニマトロニクスの体内に押し込まれる形で隠されており、
機械人形たちに彼らの亡霊が宿っている。
それによって、店内に放置されている4体のアニマトロニクスたちは未だ稼働を続けており、夜な夜な勝手に店内を彷徨い歩いている。
夜間警備員の入れ替わりが激しいのは、人形たちがなぜか警備員に襲いかかり、彼らをどこかへ連れ去って殺害してしまうからだったのだ。
子どもたちは出会う大人全員に見境なく襲いかかるが、唯一アビーには心を許しているようで、
死後の世界や霊的存在に対する第六感を持つ彼女とは友達のような関係を築いていた。
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登場アニマトロニクス
前述の通り、本作でのアニマトロニクスは実際のロボットや着ぐるみアクター、そして糸あやつりによるパペッティアなどといった技術を総動員してリアルに演出されており、CGによる映像編集などは最低限に抑えられているらしい。
特に眉毛の角度や瞼の動きで微妙な表情の変化をつけるのは、従来のFNaFには見られなかった演出として新鮮に感じるだろう。
■フレディー・ファズベアー
店の顔である熊のメインマスコット。
ゲームではカメラから隠れる狡猾さや、停電時のお祈りタイムにオルゴールとともに現れる様子が印象的だったが、本作での出番は少々控え目。
一方で、自身の子どもとしての姿を利用し、マックスを誘き寄せてから殺害する様子から、他のマスコットよりも知恵が働くようにも見える。
■ボニー
音楽隊のギターを担当する青いウサギ。
本編ではゲームと同じく用具室に現れ、チンピラを血祭りに上げていた。故障しているのか、ギターの弦を触ると感電してしまう不具合がある。
アビーと一緒に机を積み上げてお城を作っていた際は、バランスを崩してぶっ倒れるもサムズアップで無事を知らせるといった一幕も。
終盤、侵入者の存在に気づき、側にいるフレディになんとか手振りで伝えようとするも、うまくいかない姿が見られる。
やはり機械の身体では意思疎通が難しいのだろう。
■チカ & Mr. カップケーキ
ヒヨコの女の子と、手持ちのカップケーキ型マスコット。
チカ自身はゲームと同じくキッチンで出没するが、それ以上にカップケーキの出番が非常に多い。
かなり獰猛な気質で、侵入者の顔に噛み付いて殺害、ダクトを通って通気口に猛烈な突進、足に噛み付いて身動きを止めるなど、
本体の見せ場を完全に食う大活躍である。
■フォクシー
CV:カレン・ゴフ
眼帯とフックの海賊キツネ。
原作と同じくガワが激しく損傷しており、「海賊の入り江」のカーテンに隠れている。
4体の中では一番見せ場が多く、彼のみ声優による新録ボイスまで引っ提げての登場である。
担当声優は原作においてもフレディー・シリーズをはじめ多数のアニマトロニクスのボイスを演じる、FNaFシリーズではお馴染みのカレン・ゴフ氏。
廊下に追い詰めた侵入者を処刑するスタイルが好きなようで、獲物との距離を一気に詰めるその俊足は未だ健在である。
その他の人形たち
■バルーンボーイ
風船と看板を持った男の子のマスコット。
正確にはアニマトロニクスではなく、店内に残されたお土産用の小さなスタチューか何かのはずなのだが、
なぜか神出鬼没にあちこち現れては驚かしてくるせいで、マイケルに嫌われている。
■トーチャー・フレディー
店内に隠された倉庫に設置されている恐ろしい処刑装置。
被害者は椅子に縛り付けられ、回転する刃物を満載したフレディの頭部分のガワがゆっくりと自身の顔に近づいてくるのを眺めなければならない。
本編ではフォクシーに襲われた警備員がこれの餌食となっていた。
ただのアニマトロニクスではなく、明らかに悪意をもった何者かによって設計された機械であり、黒幕の存在を匂わせる。
■エラ
電源を切られたまま倉庫に保管されていた女の子の人型アニマトロニクス。原作未登場で、小説版が初出のキャラクター。
スーツにとりつけられたバネ錠をひねることで内骨格が外側に折りたたまれ、人が着用してパフォーマンスを行う着ぐるみモードに移項できる「スプリングロック式のハイブリッド型アニマトロニクス」。
内骨格を畳むスプリングロックの機構は非常に繊細で、ちょっとした衝撃で勢いよく内側に戻ってしまうことから、
着用には細心の注意が必要とされている。
■シャドウ・フレディ
紫色のフレディ。
トーチャー・フレディと同じ部屋にガワだけが隠すように保管されている。
店を荒らしたチンピラの遺体が詰め込まれていたが、何のために用意されたスーツなのかは不明。
■スパーキー
垂れ耳がキュートな犬型アニマトロニクス。
シャドウ・フレディと同じく倉庫に保管されていた。原作未登場だが、元ネタはなんとファンによる二次創作。
原作にて、パーツ室の扉からカメラを覗き込む犬のアニマトロニクスが写ったフェイク画像がファンの間で話題になっていた時期があったため、それを下敷きにしているものと思われる。
■ゴールデン・フレディー
演: グラント・フィーリー
フレディそっくりな黄色の熊型アニマトロニクス。
子どもの姿でマイクの夢に現れ、弟やピザ屋の誘拐事件についての真相を追う彼に「ウサギ姿の犯人」のヒントを与える。
その正体は児童誘拐事件における被害者最後の一人。亡霊のように彷徨い続ける他の4体とは異なり、生前の記憶や人格をはっきりと保持しており、彼らを統率するリーダー格。
性格は冷徹かつ酷薄。アビーを「仲間」に加えるという目的のためであれば、無関係の人間でも躊躇いなく殺害する。過去に囚われるマイクの本心を見抜いており、「本当に求めているのは真相などではなく弟と共に過ごした記憶」であると看破し、
ギャレットとの思い出にマイクの精神を閉じ込め、見返りにアビーの命を要求する。
■
“黄色のウサギ”/ウィリアム・アフトン
亡霊やアビーの絵から度々存在が示唆される謎の存在。
児童誘拐事件およびギャレット誘拐の黒幕であり、その正体は職業斡旋所でマイクに仕事を紹介したスティーブこと
ウィリアム・アフトン。
オープニングで示されていた通り、スペアのスプリングロック式スーツを着用して店内の子どもたちを誘拐。5人を殺害してアニマトロニクスの体内に死体を隠す。
残酷な性格で、店舗閉鎖後は偽の身分である斡旋所職員としてフレディーズに人を送り込み、店を一種の実験場とすることで死後も子どもたちの魂を弄び続けているようだ。
地元警察のヴァネッサは実の娘であり、夜間警備に送り込んだ人間を監視して余計な詮索をさせないよう指示している。ひどく暴力的な父親だったことが示唆されており、虐待のトラウマから彼女を支配して言うことを聞かせていた。
黄色のウサギ型スーツを着用することでアニマトロニクスたちの目を欺き、何らかの方法で彼らの行動を操作できる技術を持っているようで、
子どもたちの霊を使役してマイクらに襲いかかる。
原作との共通点、考察要素
本作主人公マイク・シュミットは、ゲーム一作目の主人公と名前が共通している。
…のだが、ゲーム版のマイクは偽名を用いていることが示唆されており、本名はマイケル・アフトン、ウィリアムの息子である可能性が高い。
本作のマイケルは、ウィリアムどころかフレディーズの存在すら知らなかったようだが。
アビー(
Abby)の名は、
明らかにゲーム
五作目から登場する「
Baby」のアナグラムである。
なぜウィリアムがギャレットを狙ったのかについても謎が多い。
ギャレットの玩具を幼いヴァネッサが持っている写真の様子からして、恐らく彼の誘拐は店舗内での児童誘拐事件よりも以前に行われたものと思われる。
わざわざ店舗から遠く離れた場所にいる一家を狙ったのが偶然とは考えづらい。ウィリアムはシュミット家に何らかの恨みがあったとするほうが自然だが…。
シュミット家について、父親のみ描写が不自然なまでに省かれている点も気になる。記憶の中で母親は息子たちと話す場面があるが、父親に関しては顔すらろくに映されていない。
父親がいなくなった経緯や理由も語られておらず、どうにも煮え切らない。
そもそも何故ウィリアムは子どもたちを殺害したのか、何を目的としてフレディーズの警備員を殺し続けるのか、
ウィリアムの意思は何も語られることなく終わっている。原作でも結局よくわかっていないため今更ではあるが
ウィリアムはアニマトロニクスたちを何らかの方法で操作し、意思疎通さえ可能かのように描写されていた。店内の壁に貼り付けられた絵が亡霊たちの知覚や記憶に影響を与えているものと思われる。
小説版二作目などにおいて、ウィリアムは人の認知機能を歪める音波装置を用いているが、本作との関連性は不明。
娘のヴァネッサは、原作続編”Security Breach”に登場する警備員と同名。
ウィリアムとの血縁関係は明かされていないが、彼に由来する黒幕的存在により支配され、不本意ながら悪行に手を染めてしまう女性として描かれている。
本編での彼女は少々情緒不安定にも思える様子が見られ、父親の言いつけを守るためとはいえ、まるでスイッチを切り替えるかのようにマイクやアビーへの態度が変化する様子には少し引っかかる。
本作のゴールデンフレディーは片耳と片目に損傷があり、顔の印象はむしろゲーム二作目の登場時に近い。
他のキャラクターは原作に忠実な造形であることを考慮すると、何かしらの意図を感じさせるデザインである。
Gフレディーの内に宿る金髪の少年は、大人に対する明確な悪意を持った存在として描かれている。
特にアフトンへの復讐心が強く、全てが終わりアフトンに止めが刺された後も未だ彼に執着するかのような描写をもって映画は幕を閉じる。
地獄へ落ちる運命であるウィリアムの魂を捕らえ、自らの煉獄で無限の断罪を続けようとした「
殺すべきでなかった者」(
Ultimate Custom Night)、
ほとんど焼死体に近い状態のウィリアムに魂の一部を植え付け、死ぬことを許さず苦しめ続けた「
アンドリュー」(Fazbear’s Frights)、
本作の彼は上記の二人と共通する行動原理を感じさせる。
倉庫に隠されていた処刑用フレディー型装置、原作には影も形も見られない代物であり、
少々唐突感のある登場で話題を呼んだ。
フレディーズを自分だけの遊び場に変える過程でウィリアムが用意したものと思われるが、捕らえた警備員をただ殺すためだけにそれほど手の込んだ機械を製作するとは考えづらい。
姉妹店の「スクーパー」(Sister Location)のように、何かしらの実験装置としての役割があるのかもしれない。
本作のフレディーズ・フランチャイズは児童誘拐事件を最後に閉鎖が続いているようだが、
原作でのフレディーズは度重なる凄惨な事故や事件を理由に幾度となく閉店とリニューアルを繰り返している。
具体的には、児童誘拐事件後の
新店舗でも5人の子供の死体が店内で発見され、警備員が白昼堂々とアニマトロニクスに嚙みつかれ半殺しにされようとまだフレディーズは復活する気でいたほどのしぶとさである。
本作ではオーナーが健在であるにもかかわらずなぜ沈黙を続けているのか、気になるところである。
余談
- 本作のエンディングテーマには、The Living TombstoneによるFNaFを題材としたファンメイド曲が使用され、大きな話題を呼んだ。
- 原作者であるスコット氏も本作の製作に深く関わっており、何年も温めてきた渾身のプロジェクトとして力を入れていたようだ。公開後の評価についてはかなりナーバスになっていたらしく、しばらく製作チームはおろか家族とも連絡をとれないほどだったという。
- 丸見えの内骨格や細身の身体などの都合上、4体の中でフォクシーのみ着ぐるみアクターを用いた撮影ができず、彼の動きは全てパペッティアが担当したようで、撮影にはかなり苦労したらしい。次回作にマングルが出ないことを祈るばかりである。
あの男は必ず戻ってくる…。
追記・修正はカップケーキに顔を齧られながらお願いします。
- 妙にテンポ悪くてイマイチだった記憶 -- 名無しさん (2024-10-10 09:33:41)
- ニコラス・ケイジさえいれば・・・ -- 名無しさん (2024-10-10 17:09:58)
- ↑子供の霊たちも泣いて逃げちゃう・・・ -- 名無しさん (2024-10-10 17:18:51)
- 個人的には嫌いじゃなかったけど評価が芳しくないのもわかる感じの内容 -- 名無しさん (2024-10-12 08:50:42)
- 続編まだかなまだかな -- 名無しさん (2025-05-09 12:10:50)
- 予告だけでもテンションあがっちゃったよ -- 名無しさん (2025-05-09 12:11:27)
最終更新:2025年05月09日 12:11