ギルベルト(ユニコーンオーバーロード)

登録日:2025/02/13 Thu 22:47:13
更新日:2025/04/22 Tue 21:19:06
所要時間:約 ? 分で読めます




ATLUS×ヴァニラウェアのSRPG「ユニコーンオーバーロード」に登場するキャラクターの一人。

CV:斎賀みつき

+ 目次

●概要


コルニア王国の隣国・ドラケンガルド王国の第二王子。
ゼノイラの侵攻によって先王である父・ヒューゴが戦死。
王位継承権を持っていた第一王子の兄・ルートヴィヒも行方不明となり、王宮であるソルドラーガ城も奪われる憂き目に遭う。
ただ1人遺されたギルベルトはヒューゴの手引きによってなんとか城から脱出し、その後はコルニアから亡命してきたヴァージニアとの協力の下、
国内に潜伏してソルドラーガ城奪還に向けた準備を密かに進めていた。

そこへ、ヴァージニアが生きているという情報を掴んでいたアレイン率いる解放軍が合流。
バウムラッテ闘技場での籠城戦で共闘して迫りくるゼノイラの大軍を打ち破り、以後もドラケンガルド解放のために共同戦線を展開。
その後の選択肢次第ではギルベルトも解放軍へと加入する。

プレイヤーからはある理由で「ギー坊」という愛称で呼ばれる場合もある。
なにっ

●人物


ドラケンガルドとコルニアはギルベルトが幼い頃から紛争状態にあるが、コルニアの王族であるアレインや落ち延びてきたヴァージニアに対しても
偏見を持たず交流することが出来る聡明な人物。
先王であった父とその座を受け継ぐはずであった兄を同時に失うという苦境に立たされ、弱冠19歳という若さで
急遽、王位を授かることとなった自らの立場に苦悩する事もあるが、アレイン達と共に戦う事でギルベルトもまた王として成長していき、
決意の証として亡き父が纏っていたマントを身に着ける。*1
1人称は基本的に「私」だが、親しい関係の人間との会話では時折「俺」になる場合もある。

●ユニット性能


クラスはギルベルトの専用クラスであるプリンス。
アレインが前衛に立って直接剣を交える戦闘型の指揮官なのに対し、こちらは後衛に立って他の味方に多種多様なバフを付与するのを得意とする支援型の指揮官ユニット。
リーダー効果はこの時点まではアレイン専用だった戦闘勝利時のブレイブの入手量が増える「士気強化」
特に上昇量に制約がかかる高難易度ではアレインとの2枚看板にすると、大いにブーストをかけて戦略の幅を広げられる。

●特徴


  • 広範囲へのバフ付与
アクティブからパッシブまでそのほとんどが味方にバフを付与するスキルで占められており、攻守両面で味方の能力を引き出す事に秀でている。
どんなユニットと組ませても腐る事が無い汎用性という点においては、同じく幅広いユニットと相性が良いアレインと同等かそれ以上の高さを誇る。

●弱点


  • 自身の能力が平凡
スキルの面では唯一にして非常に優秀な特性を持つが、能力値そのものは全てCと至って平凡。
最初から上級職の扱いなのでクラスチェンジによる能力アップも無い。
戦闘面での貢献は良くも悪くもバフを付与する事の一点に特化しているため、それを妨害されると途端に苦しくなってしまう。
行動を阻害される状態異常への対策はアクセサリーなどで万全を喫しておきたい。

リーダーにする場合のみの相対的な弱点ではあるが、徒歩である=騎馬系や飛行系ではないので移動力で劣るのも難点。
つまり移動力まで含めての平凡である。流石にホプリタイなどの明確に鈍足なクラスよりはマシではあるが、
進軍速度を重視すると必然的にリーダーユニットが騎馬や飛行、次いで斥候になりがちなので、彼がリーダーでは進軍についていけないという事態も起こる。
リーダー効果を諦めてもなお強力なユニットなので、リーダーを彼らに任せてついていく形を取るか、進軍速度を諦めるかの二者択一となるだろう。
進軍速度をなるべく落とさずにリーダー効果を活かしたいとなったら、ブレイブ1消費で移動中でもリーダーを交代できるので、
主戦場となる場所までは移動力に優れたキャラに引っ張ってもらって交代、彼がリーダーになってからの戦闘でブレイブ収支が+1以上なら良しという運用や、
本拠地ではなく砦や街から出撃して少しでも移動速度を補うなどをしていきたい。
逆にゲスト参戦時のような拠点からあまり動かずに大群を迎撃する状況下になれば、移動速度のデメリットを帳消しにして有り余るブレイブを供給してくれるだろう。

以上のように、替えの利かないスキルの数々によって単純な戦闘力に留まらない能力を発揮できる、
アレインなどの戦闘向けのユニットとはまた一味違うベクトルで本作の強キャラの一角を担うと言っても過言ではない1人。
ただし、ドラケンガルドのストーリー攻略の手順によっては加入が最終ステージまでお預けになる可能性もある。
周回プレイで別のパターンを見たいという場合でもなければ、道中の攻略順や選択肢は、示されるガイドに従って順当な物を選択しておくのが吉。

●スキル


アクティブスキル



  • バニッシュスタブ
敵1体を攻撃し、命中するとその敵に付与されているバフを全て解除する。
追加効果は強力だが、ギルベルトの能力と素の威力により火力は控えめ。
これでギルベルト自身が攻撃するよりは、なるべくバフを撒くことに専念する状況を作り出したいところ。
王族かつバッファーのキャラのバフ消し効果を持った攻撃を持ったということで、アトラス側のプリンスが元ネタかもしれない。
チェイスの起点になる時くらいしか自身が攻撃しないのも含めて同じようなものである。

  • ディフェンスオーダー
味方全体の防御力を20%アップする。
AP1消費という少なさで広範囲に高めの倍率の防御のバフを乗せる、シンプルかつ強力なスキル。


  • オフェンスオーダー
味方全体の攻撃力を20%アップする。
こちらは火力アップを図れるシンプルながら強烈なバフ付与。
もちろん物理・魔法両対応なので誰と組ませても大幅な火力増強が見込める。


パッシブスキル



  • ラピッドオーダー
戦闘開始時に発動。
味方全体の行動速度を+20する。
アレインが覚える物と同じだが、ギルベルトは初期スキルとして所持している。
味方だけでなく自分自身の速さも上げることで、先手を打ってアクティブスキルのバフを撒いていける。
これを誰よりも早く発動させるという意味でも行動速度を上げておくメリットは大きい。
また初期装備である王家のサーベルに行動速度+5*2の効果があるので当面はこれを装備させておこう。

  • ガードオーダー
味方が攻撃される前に発動。
一度だけ味方1列のガード率を+100%する。
盾が装備できない、装備できても中盾まででガードが安定しないクラスの延命に。
事前にディフェンスオーダーで防御バフを乗せていればより盤石な防御を築ける。

  • スナイプオーダー
味方がアクティブスキルで攻撃する前に発動。
一度だけ味方1列の攻撃を必中にする。
PP2消費になったが、ウィッチの「フォーカサイト」よりも広い範囲に必中を付与出来る。
マーセナリーやグラディエーターなどの高火力だが低命中がネックなクラスにとってありがたいスキル。

ブレイブスキル


  • パッシブオーダー
味方ユニットの初期PPを1増加させる。
1戦闘限りだが、「蒼石のペンダント」をアクセサリーの枠を使わずにユニット全員に装備させた状態にすると言えばその強烈さが分かるだろう。
ブレイブ消費は2だが、編成によってはそれを補って余りあるメリットが生まれる。

  • アクティブオーダー
味方ユニットの初期APを1増加させる。
こちらは「緋石のペンダント」の配布。
ブレイブ消費は3とさらに重くなったが、こちらもそれだけのコストを支払う価値は十二分にあるほど強力。

●関連人物


  • アレイン
敵対しているコルニアの皇太子。
互いに若くして一軍を率いる将という似た境遇のため共感するものがあるのか、自分の征く道に迷いを見せるアレインを激励したり、
フェブリスの未来を語り合う間柄になる。
実はギルベルトも幼い頃にコルニアの貴族に父が受けた仕打ちからコルニアの人間に不信感を持っていたが、
アレインと出会い、それを払拭して強い友情と信頼で結ばれていく。
そして親密度会話では直球の告白を披露する

  • ヴァージニア
コルニアの女王・イレニアの姪。
ヴァルモアの反乱の際にドラケンガルドへと落ち延び、その後はルートヴィヒの許嫁になる予定だったが、
彼が行方不明となったため変わりにギルベルトの婚約者となる。
いわゆる政略結婚のためであるが、楽しげに手合わせをしたりとお互いにまんざらではない様子。
アレインがヴァージニアに指輪を渡さない場合は後日談で正式に婚姻を結ぶ。

  • ヒューゴ
ドラケンガルド国王でギルベルトの父。
ゼノイラに抵抗していたが力及ばず、ギルベルトを王宮から逃がして戦死。

  • ルートヴィヒ
ドラケンガルドの第一王子でギルベルトの兄。
ヒューゴと共にゼノイラに抵抗していたが、戦乱の中で行方不明となる。

+ ネタバレ注意
既に死亡したと思われていたが、身分を隠して傭兵のアラミスと名乗り、国内に潜伏していた。
一部のプレイヤーにはあからさまに偽名と分かる名前、良すぎる顔と声でバレバレだったかもしれなかったが
傍にいながら父を死なせてしまった自責の念と、ドラケンガルドの民がギルベルトの元で一致団結したのを目の当たりにした事で、
民が求めるのは無能な自分ではなく弟である事を悟ると、従者のリアを通じて連絡を取り合い、陰ながらギルベルトを助けていた。

彼が解放軍に加入している事・そして彼がギルベルトと話をするように説得する事が、ギルベルトが解放軍に早期加入する条件となっているので、
アラミスを仲間にしそびれる・「竜の国を継ぐ者」で独断出撃する*3・チューザー砦で発生するヴァージニアからのアラミスを説得する案を断る、これらのいずれかを満たしてしまうと早期加入しなくなる他、
またクラインフェルト関所解放戦は「竜の国を継ぐ者」のクリアで消滅してしまう今作唯一の時限クエストになっているので、完璧を目指すならばギルベルトとの会話・関所の解放線の両方をこなしてから「竜の国を継ぐ者」を開始しよう。



  • アーマリア
女性の身ながら強者を求めて各地を放浪する武芸者で、ギルベルトの2倍近い体躯を誇る巨女。
戦いの後に闘技場を再開するという条件で、籠城するギルベルトに加勢する。

「この項目すべてを追記・修正するとは・・・ずいぶんと大きくでたな」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ユニコーンオーバーロード
  • ドラケンガルド
  • 王子様
  • 王族
  • 指揮官
  • 斎賀みつき
  • 竜の国を継ぐ者
  • ギー坊
  • ※TOUGHとは関係ありません
  • ユニコーンオーバーロードクラス項目
  • バフ
  • サポーター
  • コマンダー
最終更新:2025年04月22日 21:19

*1 実際に闘技場籠城戦で一時的に操作する際はマントを付けていない。ユニット図鑑でもマント無し差分が確認できる。

*2 +10の風剣ノトスに次ぐ作中2位タイの行動速度補整がある。

*3 チューザー砦で待っているギルベルトを放置し、クラインフェルト関所解放戦をクリア。そのまま該当クエストの開始で独断出撃扱いになる。