登録日:2025/02/22 Sat 00:19:56
更新日:2025/02/24 Mon 22:17:05
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出典:『この会社に好きな人がいます』第1話「バレちゃいけない」より
2025年1月~3月/BLADE/© 榎本あかまる・講談社/「この会社に好きな人がいます」製作委員会
『この会社に好きな人がいます』は、榎本あかまるによるマンガ作品。
「モーニング」(講談社)にて2019年~2023年まで連載された。(全15巻)
【概要】
タイトル通り、社内恋愛のことについて描いたイチャラブストーリー。作者の前作品にも似た描写が
普段会社にいる2人はまるで犬猿の仲のような関係だが、
いざプライベートに突入すると甘い恋愛模様が展開される。
周囲にバレないように幸せ模様と内緒の恋愛というスリルな状況を描いた作品と言える(どちらかと言えば前者の幸せ模様に対する描写が強い)。
原作者は6年程会社勤めの経験をしており、担当編集者より社内恋愛をテーマにした作品はどうかと言われ執筆を開始した。
(ただ作者曰く、こうしたカップルの恋愛模様を描く経験がなかったので、2人のイチャラブ模様を照れながら執筆しているという)
また、掲載雑誌の都合や「大人の恋愛」をテーマに扱っているので、2人のベッドシーン等の性的描写も描かれている。
(とは言え、18禁漫画ではないので、局部などの描写はされていない。イメージはトレンディドラマのベッドシーン)
これらはアニメ版でも描かれている。
作者曰く「2人の恋愛に癒されてほしい」という主旨がある通り、
大人の恋愛の中で描かれるピュアな2人の恋する描写を楽しむのがポイントであろう。
電子書籍版を含むコミックスの販売部数は110万部を記録している。
メディアミックス企画としてはテレビアニメ版が2025年1月から放送されている。
【あらすじ】
お菓子メーカーに勤めるアラサーの経理部・立石と企画部・三ツ谷は、職場には秘密で付き合い始めることになる。
オフィスで新たな日々をスタートさせた二人だが、同僚の目が気になり立石に意固地な態度を取ってしまう三ツ谷。 そんな中、二人はデート中に新人研修時の講師で三ツ谷の大学時代の先輩・鈴木と偶然再会してしまい、三人でご飯に行くことに…。
秘密の恋愛を続ける難しさに直面する中、果たして二人の恋の行方は――!
【キャラクター】
(主人公とヒロイン)
・立石真直
CV:山下誠一郎
「俺たち、付き合わない・・・内緒で」
本作の主人公。
お菓子メーカーである「ツダ製菓」の経理部に所属している。
仕事はてきぱきとこなすタイプ。経理部所属ということで予算・決算の計算、各種申請などの事務作業をなんなくこなす。しかし、融通が利かないことから、企画部の結衣からは「お役所仕事男」「石橋たたき男」など散々な言われようなため、会社の中では犬猿の仲として有名であった。
しかし、実際は 2人は付き合っており、プライベートになると互いの自宅を『お泊り』したり、デートしたりする社内恋愛の関係にある。
結衣の意向もあり、社内恋愛をしていることは隠しているが、結衣に隙がある為か、バレそうになることも多い。
ちなみに
山梨県出身。
実家はぶどう農家。(アニメでも示唆されているが、家族の登場はなかった。原作では山梨旅行の際に登場している)
・三ツ谷結衣
CV:宮本侑芽
「恥ずかしいじゃん。付き合ってンの皆に知られたら」
本作のヒロイン。
お菓子メーカーであるツダ製菓の企画部担当。のちに広報へ異動
勝気な性格で真直とは犬猿の仲。何かにつけて衝突する(経理部の仕事をお役所仕事と称して、割と辛辣な態度をとることが多い)
しかし、上記の社員旅行の件を通じて真直とは仲が良くなり、今は付き合っている。
社内
恋愛を秘密にしているのは結衣の意向が強い。当初はおうちデートのみにとどめて、外デートも基本みんなが知らない場所へ遠出するのが基本(マスク着用)と言ってのける程徹底している。
しかし、
その割には脇が甘く、その言動には秘密を明らかにしてしまうのではないかと冷や汗レベルに危ういものも多い(現に同じ企画部後輩の染井は2人が交際していることを知っている)
仕事に対しては真摯に取り組んでおり、とりわけ自身が企画するお菓子の製品に関しては、こだわりを持っているのが見て取れる。
反面、ひとたびプライベートに突入すると真直に甘える。一緒にゲームをして盛り上がる等、オンオフが激しい。酒は飲めるがそこまで強くない。
そして恋人ということもあり、大胆な下着を披露したり、一緒に入浴をしたりすることも。
(主要人物)
・早川静乃
CV:
伊藤静
ツダ製菓の経理部係長。
真直の上司。
楽天的で
中の人の属性が付与されているのか、何かと飲みに行きたがる。
クーポンなどをダシにして部下を飲み会に誘っている。
一見頼りなさそうに見えるが、部下の業務状況を的確に把握する視野の広さも有している。
最近では、出社前に喫茶店でたまたま出会った企画部の染井が気になっている。
・染井恵介
CV:土田玲央
ツダ製菓の企画部に所属している結衣の後輩である。
たまたま会社の飲み会で酔いつぶれた結衣を介抱している真直を見て、2人は付き合っていることを察した。
口外されることを恐れた2人(特に結衣)だが、寡黙な一匹狼な性格も相まって、
2人の関係は内緒にされている。のちに、染井も他人事では無くなる
経理部の早川とは、出社前の喫茶店で落ち合って一緒に食事する仲である(ただデートするみたいに互いに会話が弾むわけではない)
・森園まりあ
CV:大地葉
ツダ製菓の経理部担当。ちなみに中途入社。
寡黙な性格でてきぱきと仕事をこなす。
最近引っ越して真直と最寄駅が一緒になったため、2人の関係がバレないか心配している。
実はインスタにお菓子レビューをあげるくらいにお菓子にはうるさい性格。
なおインスタの件は他言無用にしてほしいとのこと。
別名「ツダ製菓の裏ご意見番」。
結衣も企画したお菓子をまりあに食べてもらい、さまざまな批評をもらって、お菓子企画の参考にしている。
・宇藤千春
CV:和多田美咲
企画部で結衣の同期かつ友達。
天真爛漫なムードメーカーで、中の人も千春のことを癒し・元気キャラであると評している。
結衣からは「うっちゃん」と呼ばれている。
・佐倉ゆき子
CV:
徳井青空
うっちゃん同様企画部所属で結衣の友達。
中の人曰く明るくさっぱりとした性格。
結衣からは「
ゆっちゃん」と呼ばれている。
(その他)
・鈴木誠也
CV:
小野賢章
真直と結衣の新人研修時に講師を担当した先輩社員。
結衣とは大学の先輩でサークルも一緒だった様子。
だから真直からすると結衣にとって「トクベツ」な存在ではないかと思ってしまった人物である。
ちなみに2人のやり取りをみて、付き合っていると看破してしまった。
・切林宏海
CV:
三木眞一郎
ツダ製菓新規事業部部長。
36歳の若さで部長職を任されている。結衣の仕事ぶりを評価して彼女を引き抜こうとしている。
【用語】
・ツダ製菓
真直と結衣が働いているお菓子メーカー。
16階建ての大きなビル(一部別会社のテナントがある)ということでそれなりの規模。
経理は14F、企画は9Fにある。
ちなみに作者曰く、当初から構想された設定ではなく描くにつれて後付けで付け加え得られたという。
【テレビアニメ版】
2025年1月よりテレビアニメが放送されている。
製作会社はBLADE。
原作とは時系列のシャッフルや一部カット(真直と結衣の山梨旅行で一部描写がカット)されているが、大まかな流れは原作通りである。
ちなみに原作者曰く、作品完結のタイミングでアニメ化の話が舞い込み、驚いたという。
原作漫画の少し照れくさい場面がアニメで再現されることについて、「めちゃくちゃ恥ずかしい」気持ちでいたとのこと。
なお、原作漫画同様にベッドシーンなどが再現されているが、
局部などの描写はない。
誰が言ったか「続きは僧侶枠で」。
(主題歌)
OP:「あのね」ポルカドットスティングレイによるOP。
ED:「ふたりじめ」pachaeによるED。
追記・修正は社内恋愛を隠し通せたときにお願いします。
- 果たしてつーちゃんはアニメで登場するのだろうか -- 名無し (2025-02-22 18:41:56)
- それなりに続いた作品だし人気はあるだろうけど、「なんで今になってアニメ化?」とは思ったり。最近はモーニングにアニメ化の波が来てるし、その一環かね -- 名無しさん (2025-02-22 19:08:32)
- X(twitter)の公式アカウントが凍結されたみたい。大丈夫かな? -- 名無しさん (2025-02-23 23:18:39)
- アニメ化は意外だったな。実写化する可能性が高いと思ってたから。 -- 名無しさん (2025-02-24 07:36:33)
- ↑2 ベッドシーンがあったから凍結されたのかなぁ… -- 名無しさん (2025-02-24 08:14:05)
最終更新:2025年02月24日 22:17