SCP-3459-JP

登録日:2025/03/17 Mon 20:18:39
更新日:2025/04/11 Fri 08:24:15
所要時間:約 6 分で読めます




SCP-3459-JPとは、怪異創作コミュニティサイト『SCP Foundation』に登場するオブジェクトの一つである。
項目名は「この顔にピンときたら…」。
オブジェクトクラスは「Keter」。

概要

SCP-3459-JPは重要指名手配ポスターを模したA4サイズのポスター群である。全部で10種類ありどれも共通して
  • 上部に現在行方不明者とされている人物の顔写真 名前 人物的特徴
  • 下部には赤字の4行の文章と連絡先として20桁の数字
というデザインになっている。
4行の文章は

見かけたら必ず下記の連絡先に連絡してください
24時間以内に連絡してください
無視しないでください
連絡がなかった場合、あなたをお迎えに上がります

というもの。「見かけたら一日以内に連絡しろ」だの「無視するな」だの「連絡が無かったら凸する」だの随分と構ってちゃんな内容である。


SCP-3459-JPの異常性は大別して2種類。

1つ目の異常性は大阪府池田市内の掲示板にランダムに出現するということ。回収しても回収しても次のSCP-3459-JPが不定期に再出現するがゆえのKeter分類だ。

2つ目の異常性はSCP-3459-JPの顔写真を認識した人物の前に、実際に顔写真の人物が現れるようになるというもの。
以下顔写真を認識した人間を『SCP-3459-JP-A』、その前に現れる顔写真の人間を『SCP-3459-JP-B』とする。
この異常性のトリガーである「顔写真を認識する」というのはSCP-096みたいなクソ当たり判定ではなくSCP-3459-JP-Aが顔写真を明確に認識した時に発動する。映像や写真越しでもトリガーは発動するが、文章や画像の一部が改変されていたり確認が取れない状態の場合では発動しない。

SCP-3459-JP-Aは翌日以降にSCP-3459-JP-Bを目撃するようになる。SCP-3459-JP-A以外の人間もSCP-3459-JP-Bを目撃することは可能だが、物理的接触はできない上にSCP-3459-JP-Aから指摘されない限りその存在に違和感を抱くこともできない。
SCP-3459-JP-Bを目撃する日時はSCP-3459-JP-Aそれぞれで異なっており、翌日の場合もあれば10年後の場合もある。目撃事例は必ず屋外や混雑する屋内ですれ違う形で発生していることが共通しているが、出現するSCP-3459-JP-Bの服装はSCP-3459-JPに掲載された写真のものとは異なり、その場に存在していても不相応ではない服装をすることが確認されている。学校で見かける時はSCP-3459-JP-Bも制服を来た姿で現れるだろうしプールで見かける時は水着姿、銭湯で見かける時は素っ裸で現れるのだろう。
SCP-3459-JP-Bはすれ違いが発生した時点で消失するという性質を持つため現時点でSCP-3459-JP-Bを確保にした事例はない。
SCP-3459-JP-Bを目撃した時点で、SCP-3459-JP-Aがポスターに書かれていた20桁の番号に連絡すると身元不明の人物に繋がる。この時、該当するSCP-3459-JPに掲載されている名前の人物を目撃したと報告すると「ご協力いただきありがとうございます。次に目撃した時も情報提供を必ずお願いいたします」という発言と共に通話が終了する。普通の怖い話ならコレで話は終わりとなるがSCP-3459-JPの場合はまだ終わらない。電話の相手が「次に目撃した時も」と言う通りSCP-3459-JP-Aの前には早くて翌日、遅ければ10年近く後にまたSCP-3459-JP-Bが現れるため生きてる限り「SCP-3459-JP-Bの出現に気を配り見かけ次第1日以内に連絡する」というループからは抜け出せないのだ。

連絡しなかった場合どうなるかと言うとSCP-3459-JP-Bを目撃した24時間後にSCP-3459-JP-Aは消失してしまう。また通報の際SCP-3459-JP-Bの名前を間違えた場合でもその瞬間SCP-3459-JP-Aは消失してしまう。
そして消失したSCP-3459-JP-AはSCP-3459-JPに新たに追加され、名前と顔写真、特徴などが記載されたポスターが発生するようになる、つまり取り込まれて今度は探される側になるのだ。

特別収容プロトコルは
  • 大阪府池田市内にある掲示板は、人間の顔に対してぼかしフィルターが施されるカメラで財団AIが常に監視しているよ
  • 出現が確認されたら同様のフィルター付きサングラスを掛けたエージェントが回収に向かうよ 不透明な袋に入れて回収した上で初出のモノじゃない場合焼却処分してね
  • SCP-3459-JP-Bの目撃情報があった場合SCP-3459-JP-Aを保護した上で記憶処理、後に財団の病院に隔離してね
というふうになっている。一般人ならとても対策できる代物ではないがそれなりの技術力さえあれば完封することも可能なようだ。

余談

現在10種類のポスターがあるが、その中には息子が先にSCP-3459-JPの犠牲になりSCP-3459-JP-Bとなった息子を見つけたと思ったらそのまま犠牲になってしまった母親、失踪の前日に4種類の生命保険に加入し失踪した人間など中々重いモノもある。
また異常存在に関する情報ではなかったため本項目では省いたが原作記事にはSCP-3459-JP-Aとなりいつ現れるかも分からないSCP-3459-JP-Bに怯えすっかり精神のまいってしまったDクラス職員へのインタビューやSCP-3459-JP-Bとなってしまった10名についての詳しい話も載っているため気になる方は是非読んでいただきたい。







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最終更新:2025年04月11日 08:24