登録日:2025/03/31 Mon 19:36:33
更新日:2025/04/23 Wed 14:52:26NEW!
所要時間:約 9 分で読めます
【概要】
禁足地の砂漠地帯「隔ての砂原」内にある「風音の村 クナファ」にて飼育されているモンスター。
見た目は毛深く哺乳類のように見えるが、実は前足には翼がついており滑空も出来る他、卵生という鳥類に似た特徴を持っている。
しかし彼らは飛ぶよりも早く走る方が得意であり、その走破性は圧巻の一言。
本気で走る時は4本の足を華麗に使いこなし、人間や
アイルーはおろか、下手なモンスターよりも早く走れる。
更に跳躍力にも優れ、悪地形を物ともしない。
一方で飛行は出来ないが、ツタ上りのスピードも早く、また大ジャンプと翼を使った滑空は可能であり、高低差もある程度対応出来る。
人を乗せていてもその走破能力は衰えない。作中ではフル装備のハンター+オトモや、成人女性と少年を乗せても平然と走っている姿を見せている。
搭乗者の反応を見るに乗り心地も良さそうである。
ゲーム中では種は判明しないが、編纂者のエリック曰く「鳥竜種に近い」とのこと。
また非常に頭が良く、人間の言葉を理解している節がある。
他にも嗅覚に優れており、一度嗅いだ匂いであれば、その匂いの元がかなり離れていてもその場所に辿り着けるという脅威の索敵能力を持っている。
人間の個体を見分ける事も出来るらしく、子供達には優しかったりする…が、中には「認めた者しか乗せない」というプライドの高い個体もいるようだ。
他、食べるものによって体色が変わるという特徴があり、カスタマイズをする際はこの性質を使って色を変えている設定となっている。
デフォルトは緑色であることからわかる通り草が好きで、放って置くとたまにその辺の草を食べている事もある。
が、完全に草食性というわけではないらしく、オトモアイルーからソーセージを強奪する一面もある。
上述の通りクナファにて飼育されており、彼らの大事な資産でもある。
その為に他人、特に他所の人間への譲渡は基本的に御法度であり、余程の事が無い限り余所者が手に入れることは不可能である。
作中の描写的にクナファはそれほど閉鎖的な村ではないのだが、やはり数に限りがあるのだろう。
また見た限りでは野生のセクレトは見当たらない。完全に人間と共に生きることを選んだモンスター、それがセクレトである。
子どもが単体で乗るシーンもある為「背に人を乗せるだけ」なら許してくれるが「意のままに操る」となると難しいらしい。
そこでクナファではセクレトの雛「ベビーセクレト」を放し飼いにしており、子どもと遊ばせたりして人との社会性を育て、また人間側も幼少期からセクレトの乗り方を教わっている。
このベビーセクレト、てくてく村を歩いてはなにかにぶつかって転がるという非常に可愛い存在である。
こうして人間はセクレトと共に成長し、やがては乗りこなすのだが、その中でも特に乗りこなしが上手いと「先駆け衆」と呼ばれる精鋭部隊に任命され、重要な任務に就くこともあるらしい。
とはいえ一度乗り方を教われば安易らしく、受付嬢のアルマや加工屋のジェマも乗りこなしている。
気難しいところもあるが基本的には大人しく人懐っこい種族と言えよう。
【ゲーム的な性能】
鳥の隊のハンターは最初のChapterでクナファの2人を救出する際に借り受け、一度返却することになるが、次のChapterのクリア時に正式に譲渡される。
基本的には主人公(とアルマ、ジェマ、サポートハンターの皆様)の乗り物として登場する…が、このセクレト、今までのモンハンの常識を覆す程便利である。
まず彼らは前述の通りに「匂い」を覚えるのだが、それは大型モンスターにも有効であり、オート操作にすると最短距離で対象モンスターに向かってくれる。
…というか明らかに匂いなんか嗅いでないと思わしき物であってもマップにピンを打てば自動的にそこまで走ってくれる。
乗りながらの砥石やアイテム使用、スリンガー発射も可能であり、傷ついたモンスターが逃げた後は追いかけながらの休憩タイムと言える他、通り道の素材集めに勤しむハンターも中にはいる。
なので今回のマップを全然覚えていないというハンターも多いとか。
とはいえ愚直に最短距離を突っ切るので、その対象が移動したりするとその場でグルグル回りだしたり変な動きをすることもある。
過信は禁物、その場合は少し待つか、こちらで操作してやるといい。
ちなみに受付嬢ポジションのアルマもセクレトに乗ってついてきてくれる為、探索中でもクエストの受注が可能となっている。
彼女は戦闘が始まると即座に離脱するが、そういった同伴、高速移動が可能なのも、セクレトあってのものだろう。
移動だけでなく戦闘でも便利であるが、あくまでハンターの機動面でのサポートに徹しており、MHRiseのガルクとは異なり戦闘に主体的に参加することは無い。
だが近くに待機しているためボタン1つで呼び出せる。ダウン時の復帰にも使える。
更にある程度なら敵モンスターの攻撃もかわしてくれるため、敵の大技でピンチになればとりあえず呼んで距離を離す動きをすればやられる回数もぐっど減るだろう。
とはいえ来る方向によっては敵モンスターに突撃してしまうこともあるので注意したい。
ちなみに騎乗状態でも攻撃をすることが出来るが、敵の強烈な攻撃を受けると一緒に吹き飛んでしまう。
けどどれだけ苛烈な攻撃を受けても死なないどころかダウンすらしない。頑丈なヤツらである。
他にもセクレトには「武器鞄」があり、これによりクエスト中に武器を切り替えることが可能となっている。
別種類のモンスターを2体狩るクエストでそれぞれの弱点属性武器を持ったり、味方の構成によって近接とガンナーを切り替えたりといった戦略的な戦い方が可能となった。
ただし前述の通り敵モンスターから距離を取った場所に退避しているので一瞬で騎乗出来ないことには注意(最短でも1秒程のタイムラグがある他、高所から突き落とされた場合等もプレイヤーの元に来るまで時間が掛かる)。
さらにもう一つ、武器だけでなく「セクレトポーチ」というものも備わっており、これは従来のシリーズでいう支給品ボックスと同様の存在で、クエスト開始と同時にセクレト騎乗にしたまま支給品を受け取れるというもの。
時間経過や誰かがダウンした際には追加で支給品が発生することもあり、その際従来ならばいちいち支給品ボックスを覗きに行く必要があったが、セクレトに騎乗すればいつでも受け取れるようになったことで手間も省けてこちらも非常に便利な機能となっている。マルチでクエストに行った際誰かに支給品を総取りされるという事態も起こらなくなったとも言える。
加えて少し美味しい要素として、支給された回復薬等を持ち物がいっぱいで受け取れなかったり単純に貰い損ねたということもあり得ると思うが、クエスト終了時に応急薬などの支給品専用アイテムを回収後にセクレトポーチに残るアイテムは、自動でアイテムボックスに送られるようになっている。
その為、テントに戻ってアイテムポーチの整理をしている際大量にある回復薬を見て、「こんなに回復薬あったっけ…?」と不思議に思ったプレイヤーもいたかもしれない。
ちなみにクナファに訪れる危機を乗り越えた後は、テント内メニューで名前、装飾の変更が可能なほか、クナファでは見た目を変えることも可能。
巷では機動面の特徴が似ている「
ツバサノオウ」の真似や、毛並みを
黄色くしたりするのが比較的多い様子。
セクレトカスタマイズで獲得する勲章があるのだが、プレイヤーやオトモアイルーのようにゲーム開始時に決める方法ではないので、セクレトの名前を変えられないと思ったプレイヤーもそこそこいるとか。
ちなみに調査団もこの広大な禁足地を人間の足だけで走破するのは難しいと考えていたらしく、拠点には騎乗用モンスターの姿も見られる。
という風にプレイヤーの新たな「オトモ」として非常に頼りになる存在だが…?
護竜セクレト
人の手で作られし造竜種「護竜」の一種にセクレトがいる。
どうやら彼らは戦闘用として作られたらしく、動くものに襲いかかる獰猛なモンスターと化している。
原種には存在しない、前足のカギ爪を使って攻撃してくるほか、セクレト本来の社会性も活かして群れで襲いかかってくる事もある。
今まで世話になり、人懐っこいところを見せていたセクレトを別個体とはいえこの手で倒させるのはなかなかキツい展開である。
切り刻んだ彼らを自分のセクレトが見つめているのもまたバツが悪い。
彼らの落とす「護竜セクレトの羽」は耳栓スキルを持つセクレトコイルの素材となる為、否が応でも狩らなければならない。
また、護竜とはいえあくまで小型でありあまり強いほうではないため、護竜を主な捕食対象とする頭足種シーウーには群れで挑んでも蹴散らされ、丸呑みにされるという悲しい光景を見ることとなる。
果たして古代人はセクレトを現代のように乗り物にしたかったのか、はたまた「雑兵」にしたかったのか…真相は不明である。
【余談】
クエストクリア時にはプレイヤーの持っているノートを食べようとしたり、アイルーとじゃれていると混ぜてほしそうに頭を突っ込んできたりと可愛い一面を見せてくる。
またセクレトに乗った状態でクエストクリアすると、たまにアルマといっしょにセクレトに乗ってどこかに去っていくというデートみたいなムービーも見れる。
このように人懐っこく見える…が、鳥の隊のハンターが乗る個体は村一番の暴れん坊であり、更に乗り手を選ぶじゃじゃ馬でもある事が判明する。デレが深いタイプなのだろうか。
まぁ、初対面が「いきなり自分に飛び乗って自分を使いこなそうとした上に、その目的が見ず知らずの少女と自分の仲間を救うため」なので絆されても不思議ではない状況ではある。
あと大型モンスターを単身で組み伏せる人間見たのも初めてだろうし。
しかしながら、その人懐っこさが仇となる場面も少なからず存在する。それは
魚釣りをしている時である。
MHWildsの釣りは過去作とは大きく異なり、
BOFの釣りと肩を並べてもおかしくないくらいリアル志向で、魚種によって異なるアピールをした上でしっかりアワセないといけない。
特に大物釣りはボタン連打で済んだ歴代シリーズと違い、左右に暴れたり飛び跳ねてエラあらいする魚に合わせてのアクションを要求されるなど、
無駄に難易度が高い。
その為釣りをしている最中は決して余所見をせず魚の動きを注視せねばならないのだが、よりによってそんな時に
セクレトが近寄ってカメラに入って視覚妨害を行ってくる場面が頻発する。
特に折角の大物がかかったのに視界を塞がれてバラしてしまってはやるせない気持ちになるだろう。その上オトモから
「釣りは忍耐!」等と煽られることもあり、ストレスマッハ。
更に困ったことに、セクレトを攻撃して遠ざけたり、一度乗って遠くで乗り捨てても暫くするとまた勝手に近づいてくる。
このため多くの釣り人たちからは、
最大の敵はセクレトとまで言われるほど頭を悩ませている。せめてセクレトへの待機指示ができればよかったのだが…。
なお、ガルクはちゃんと「待て」の指示ができた。
オトモアイルーは救難信号で人が埋まるとキャンプに戻るが、セクレトはその性質上ずっと戦場にいてくれる。
マルチの場合は他のプレイヤーのセクレトも表示される。(オプションで非表示にも出来る)
が、前述の通りモンスターとの戦いは基本的に眺めるだけなので、最悪の場合4匹のセクレトが並んで鑑賞しているという微笑ましい(?)光景になったりすることもある。
ちなみにオリヴィア達サポートハンターもセクレトに乗って駆けつけてくれるが、一時期セクレトが使えない状態になった際には彼女達は徒歩でやってくる。妙に細かい。
MHNowで2025年3月31日まで開催されていたMHWilds発売記念コラボイベントでは、期間限定のクエストをクリアすることで「セクレト乗り」という重ね着装備を獲得出来た。
…が、肝心の重ね着装備の見た目は、
ハンターの下半身にセクレトを模したビニール人形が前後に突き出ているというなかなかにぶっ飛んだもので、
かつて
MHFで武器デザインコンテストの最優秀作品として実装された弓「ハセルヴォル」の
ヴォルガノスを彷彿とさせる一品。
当然セクレトの脚部分はハンターの脚。ついでにハンターが乗っているように見せる為の短い足が側面にちょこんと垂れているのもポイント。
傍から見ればセクレトに乗りながら狩りをしているように見えるのだが、ゲーム画面上では非常にシュールに映る、所謂ネタ装備に該当するものである。
ていうかダミーであるハンターの脚短すぎ…
ついでに言うと見た目が大きいのでマルチで複数人がこれを履いてきていると画面がちょっと見えにくくなるかもしれない。
同名の飲食店や競走馬が存在しており、検索の際に混じって出てくることがある。
逆にこれらを調べたいときは「モンハン」「モンスターハンター」などを除外キーワードに設定しておくといい。
追記・修正は、先駆け衆になってからお願いします。
- 体色は与える餌によって変化するとの事なので、終盤のアイツらも… -- 名無しさん (2025-03-31 20:17:28)
- 乗り捨てが発生するのヨッ○ーっぽいよな -- 名無しさん (2025-03-31 21:44:17)
- 護竜セクレトは最初めっちゃ狩り辛かったわ… -- 名無しさん (2025-03-31 23:51:31)
- 修正来るらしいから、釣り時の視界ジャックや呼んでから来るの遅い問題や逃げるために乗ったのにモンスター側にダッシュするアレ辺りが治ったらいいな -- 名無しさん (2025-04-01 02:44:14)
- 実質2種類いる訳だけど原種に近いのは恐らく後者の方だろうか -- 名無しさん (2025-04-01 03:13:28)
- こんな便利モンスターを出すよりトビカガチじゃダメだったんですかという思いがある -- 名無しさん (2025-04-01 10:38:46)
- ↑確かに新大陸のカガチだったら大人しいからオトモにしやすいかもだけど、それだとMHST2の逆輸入だし、何よりツバサノオウ再現にならない件 -- 名無しさん (2025-04-01 11:33:25)
- 禁足地では絶対的強者の大型モンスターを乗りこなして現れる調査団とか恐怖の対象か神の使いか何かだと思われちゃいそう -- 名無しさん (2025-04-01 11:44:32)
- 現実的に考えるのも野暮だけど、動物の走る時のフォームは当然ながら騎乗時の乗り心地に影響する。馬が何よりも乗り心地に優れてるのは背骨を曲げずに脚のみを動かして走れる点にある。セクレトも多分そんな走り方してる…してる?。 -- 名無しさん (2025-04-01 11:56:14)
- フル装備の成人男性に大型の武器2つを載せていても滑空出来る翼の構造が気になりすぎる -- 名無しさん (2025-04-01 21:26:19)
- 前作のガルクが有能すぎたというのもあるけど、全体的に劣化ガルクという印象が拭えないな…。戦闘に参加してくれないし、ポーチやサブ武器は利便性の増したファストトラベルで事足りるし。あとセクレトに乗ってのファストトラベルは廃止してほしい。セクレトに乗ったままだとNPCに話しかけたりテントに入れなくてその都度降りる手間が発生するのが煩わしい -- 名無しさん (2025-04-02 12:27:18)
- 言うほど劣化ですか?新大陸と比べたら戦闘中にも乗れるから革命じゃないですか -- 名無しさん (2025-04-02 18:48:51)
- 穴掘りワープできないせいで走りながら呼んでも中々追い付いてくれないのだけは何だかなーと思う -- 名無しさん (2025-04-03 01:00:22)
- まあガルクにはモンスターを自動追尾する能力は無かったし -- 名無しさん (2025-04-03 09:20:07)
- ライズだと自動追尾が必要なほどマップも複雑じゃなかったからしゃーない -- 名無しさん (2025-04-03 11:13:27)
- 戦闘中に棒立ちってのもなんか気になる。うろうろしてたら呼ばれたときにすぐに来てくれないとかってことなんだろうけど、モンスターと敵対状態になったらフェードアウトして透明になる、呼ばれたらフェードインして姿を現す…とかじゃダメだろうか -- 名無しさん (2025-04-03 11:17:19)
- 凄く乗り心地が良い。 -- 名無しさん (2025-04-03 11:39:47)
- 自動追尾ってルートが多いと大変だからね、たとえば横に広いだけの単調なマップだったら便利だし簡単 -- 名無しさん (2025-04-03 12:12:28)
- 見た目はめっちゃ好みだけど、使用感はガルクに一歩劣る印象かな。アプデで諸々の不満点が解消されてくれると嬉しいんだけども… -- 名無しさん (2025-04-04 13:20:24)
最終更新:2025年04月23日 14:52