モンスターハンターワイルズ

登録日:2025/03/11 Tue 23:28:33
更新日:2025/04/23 Wed 18:52:08NEW!
所要時間:約 55 分で読めます









驚天動地の、狩りがくる。





モンスターハンターワイルズ』(Monster Hunter Wilds)とは、カプコンのゲーム作品の1つである。
PS5、Xbox Series X|SおよびSteam向けに2025年2月28日発売。Steam版は大人の事情でJSTでは14時解禁と半日ずれているが

本作をもってシリーズ20周年記念作品となった。
略称は『モンハンワイルズ』、『MHWilds』。 間違えやすいがワイルではない。

『バイオハザード7』以降のカプコンの例に漏れずREエンジンであるが、辻本氏が「PS5の性能をより活かした作品にする」、「最新世代のハードの性能をフルに引き出す」と発言したとおり、ゲーム本体の容量は発売時点で約53GB、Steam版だとSSD必須で75GB以上とされている。
また、Steam版では非常に高スペックの構成を要求することから、MHF以来となるベンチマークソフトが提供されているが、ベンチマークもその容量は26.5GBもある。
参考までにSteam版の必要容量がMHW:IのVer15.23で約51GB、MHR:SのVer16.0.2で約34GB、MHST2のVer1.6.0で約27GBである。上記容量が確保できるか気を付けるべし。


全世界の販売本数は、発売から3日で800万本1ヶ月で1000万本。MHWorldは3日で500万本、1000万本到達が7ヶ月弱だったことを考えると、その凄まじさが分かることだろう*1
MHWorldが600万本に到達した際、当時のカプコン史上最速記録だったので、無論この記録はカプコン史上最大の記録となっている

一方で、初期大型モンスター数は26種*2と、事前登場が告知されたゴア・マガラを除けば、歴代看板モンスターはほとんど登場しない。
一応新規はそこそこ居るものの、このwikiでも「控えめ」と言われるMHRiseが同条件で39種である事を考えると、控えめどころか明らかに少ないと感じるだろう。いったい何に容量を…?
古龍種にいたっては、上位に風神龍/雷神龍しかいなかったMHRiseのVer1.0時代より少なく、皆無である

本作では遂にプラットフォームを跨いだクロスプレイが実現した。
機種別でもフレンド機能にもきちんと対応しているとのこと。

発売前には体験版として、オープンβテストが2回実施されている。詳細については後述。
そこで発生した不満点などを調整し、その上で本作が発売された格好。


※公式サイト未発表の情報はネタバレ防止のため、一部リージョン格納しています。




■概要

本作の発表は2023年12月8日の「The Game Awards 2023」。しかし開発自体はMHWorldの最終アップデート時点から始まっていたとのこと。
プロデューサーはお馴染み辻本良三氏を主軸に、ディレクターにはMHWorldを担当した徳田優也氏、アートディレクター/エグゼクティブディレクターに藤岡要氏が制作に関わっている。
そのこともあり、本作はMHWorldを正当進化させたようなデザインと雰囲気に仕上がっている。
未開の地への冒険というコンセプトに加え、環境や生物を調査するシステム、導蟲やスリンガー、特殊装具の復活はその最たるものといえよう。
ただし、シリーズ未経験者に対する間口は広くなっているので、そのあたりだけはどちらかというとMHRiseに近い。

今作の舞台は未踏の地となる「禁足地」
詳細はシステム面に譲るが、本作のコンセプトである「シームレスな体験と没入感」を体現したかのような、過去一広大なフィールドへと仕上がっている。
砂漠森林火山氷山といった様々な顔を持つマップを、ロードを挟むことなくシームレスに移動できること、そして常にオンライン状態でプレーできるというのが本作の一番の特徴となっている(設定でソロプレイに切り替えることは可能)。

パッケージモンスターは鎖刃竜(さじんりゅう)アルシュベルド。本編では『白の孤影』と呼ばれており、このモンスターの正体に迫ることも、調査目的の一つとなっている。
そしてこのモンスターの正体に迫る時、モンハンの中でも類を見ないある秘密が、明かされることとなっていく……。

また、MHWorldと同様に過去作の登場人物と思しきキャラが登場している。
その人物達の容姿からMH4Gから10年近く経過しているのでは?と見られている。
また、カムラの里の民が各地に広め始めたと説明されているガルクを調査隊は連れてきていないので、MHR:Sと同時期か前の可能性がある

●オープンβテスト

2024年10月末〜11月初、2025年2月の前半の週末の計2回オープンβテストが開催された。
第1回実施期間の前半はMHWorldの第1回同様PlayStation Network利用者向けであったが、今回は3プラットフォームのクロスプレイ対応のため、第1回後半と第2回ではネットワーク負荷検証目的も兼ねて全プラットフォームで対象となった。
MHWorldのオープンβでも参加特典はあったが、今回は作成したキャラクターが製品版引継ぎ対応で、期間中は身だしなみチケットも使い放題になっていた。

オープンβテストの収録コンテンツであるが、その前にイベント出展時の試遊内容が参考になるので、ここで触れる。
本作のイベント出展は、規模が大きいものでは2024年8月にドイツで開催されたgamescomと2024年9月の東京ゲームショウ(TGS2024)の2つであるが、
初心者向けは「ストーリー体験用クエスト」としてチャタカブラの討伐クエスト、シリーズ経験者向けのクエストはドシャグマ(ボス個体)の狩猟クエストが用意されていた。
オープンβテストではキャラクターメイキングに続けて前者、その後に後者のクエストに挑戦する形になっている。
後者に着目すると、レ・ダウが出現することがあることも含めてイベント出展向けと特に内容は変わっていない。
しかし、開催期間中はドシャグマ狩猟を達成後も引き続き隔ての砂原を探索できるようになっており、これまでのメインシリーズの体験版と大きく違う点になっている。

第2回では、これに加えてゲリョスが隔ての砂原に出現するようになったり、高難度クエストとしてメインモンスターであるアルシュベルドの狩猟クエストが追加されている。
また、第1回ではイベント出展されたものの仕様であったため存在しなかった「トレーニングエリア」も利用可能になっている。

●セーブデータ特典

本作にはMHWorldのセーブデータで入手出来る特典があり、ハンタープロフィール用のエクストラネームプレートと、MHWorldのオトモアイルーの初期装備だったどんぐりネコスコップとレザーネコ防具の一式が入手出来る。
アステラに到着した時点で本作側で特典入手条件を満たすが、『アイスボーン』のストーリーを開始してMR1になっているセーブデータが同一本体にある場合は、特典内容にアイスボーンのエクストラネームプレートと、オトモアイルーの装備に探索ネコピックとダッフルネコ防具一式が追加される。


■システム

●フィールド

狩猟地は(へだ)ての砂原(すなはら)()(もり)油涌(ゆわ)(だに)氷霧(ひょうむ)断崖(だんがい)が、公式サイトでも先んじて公開された。
上述の通り、これらのマップをローディング無しで自動に移動することが可能。
ただしクエスト中は、別のマップへと移動することはできない。

本作はより『生きた世界』を表現しており、その結果広大かつ複雑な世界と、そこに棲むモンスターたちの、それぞれの生態を限りなく表現した暮らしを忠実に再現している。

具体的に言うなら、群れる種は常に群れて登場し、肉食種なら食べるために他生物を襲う点。小型でも縄張り意識が強い種なら大型に食らいつく時もあるし(戦闘時でも有利になるギミックとなっている)、夜になればちゃんと就寝するように*3
狩猟した遺体も、時間経過で採れるものが変動し、最終的には骨となって自然へ還る等。つまり「尻尾は鮮度が命」という格言も、あながち間違った表現じゃなくなってしまった。
中には原住民(NPC)も普通に水を汲んだりするために狩場に現れるなど、自然との共生を強く意識しているデザインなのが特徴。
ちゃんとモンスターが近くに来ると逃げる。そりゃそうだ。

隔ての砂原で見る、多数のケラトノスの群れは、モンハンを長くやっている人ほど圧倒されること請け合い?。


あまりに広すぎる上に複雑すぎる作りになっているため、移動には『セクレト』によるサポートは必須。大型モンスターがエリア移動した際も、セクレトに任せることで、自動で目的地に着けるようになっている。
特定の採取アイテムが取りたい、となった時はマップからポイントを合わせることでセクレトが自動で連れて行ってくれる。勿論、導蟲による視覚的な案内も健在。

各フィールドは「豊穣期」「荒廃期」「異常気象」のいずれかの気候になっており、これに昼夜が合わさることで、同じ場所でもタイミングによって、現れるモンスターや出てくるアイテムに違いを生み出している。
特定の条件下でしか出現しないモンスターや環境生物も存在する。
下位では時間経過はあるが、気候が進行状況で決まっている。
しかし、上位環境になると発売前にプロモーションされていた通り時間経過で気候も変化するようになる
ちなみにこれは公式Webマニュアル内に記載されている。
つまりオープンβテストの仕様は、装備の性能は下位相応なのに、環境は上位だったということになる。
一方、クエストでは気候や時間帯はクエスト毎に決まっている。

この不可思議な気候変動はゲーム的システムのみならず、物語上でも確かな理由があってこのような形になっている。
一方で、時間関係は、キャンプから「休憩」を選ぶことで、時間を意図的に動かすことは可能となっている。

各マップには拠点となるベースキャンプのほかに、原住民が暮らす「村」も存在する。
物語を進めれば、村人からの交流でアイテムや素材を交換できたり、各種施設を利用することも可能に(例えば鎧玉を製錬できる場所は、火釜のあるアズズのみ可能)。
交流が進めば食事に誘われることもあり、その場合は特別な食事スキルが加算させる。

一方で、広大なフィールドと書くとこの作品のようなオープンワールドをイメージするかもしれないが、これらのマップはストーリーを進めることで行けるフィールドが増える仕様となっている。
つまり最初からいろんなマップに行けるわけではない点には注意。

サブキャンプによるファストトラベル機能も続投。
候補地はMHWorldの比ではないほどに増えたが、最大で設置できるキャンプには限りが出るように。
設置時の演出から察するに、簡易キャンプを管理するアイルーの頭数に限りがあるためだろう。
更に立地によってはモンスターに見つかる可能性があり、そして見つかるとキャンプを破壊されてしまうこともある。破壊された際は自動修復してくれるが、当然その間は利用できない(ギルドポイントを使って早めることはできる)。
また力尽きた場合、最寄りかつ健在のサブキャンプへと送られる仕様へと戻った。

環境生物も続投。捕獲ネットも復活した。捕まえるとギルドポイントが加算されるほか、サブクエストの達成条件にも含まれている。
ただし、MHWorld同様に攻撃で死なせてしまうと捕まえることは不可能になる。
サイズについては魚系のみ記録。
ただし、釣りに関してはルアー選択で釣りやすさが変わったりと、ルアー釣りという意味ではかなりリアルに進化している。
ブレスオブファイアシリーズ(特にBOF4)とまではいかないにしても、魚釣りに関してそこまで拘れるとは、カプコンの人間は意外と釣り好きが多いのだろうか?
「捕獲ネットの方が手っ取り早い」は禁句。

勿論、狩猟面でも有利に進めてくれる「回復ミツムシ」や「ガスガエル」といった生物も続投。うまく活用して狩猟を有利に進めたい。


●オンライン関係

本作はプレー中、特定のロビーに入ることで、常に多人数とのオンラインプレーが可能となった(クエスト参加上限はいつも通り4人まで)。
といってもキャラクター表示は拠点だけで、フィールドの中まで他プレイヤーが表示されることはない。
ロビーは表示自体は16人までだが、最大100人まで入れる。ワールドワイドの場合英語や中国圏のプレイヤーが混ざることも。モンハンが世界規模で遊ばれていると実感する瞬間である。
無論、従来のような4人専用部屋「リンクパーティ」も作れる。
パーティ内だけのテキスト・ボイスチャットも区分けされているなど、オンライン関係の設定は軒並みゲーム内で設定可能。


●クエストシステム

従来のモンハンは『拠点となる街で受付からクエストを受注』し、『狩猟地に向かってクエストを遂行する』が基本であったが、本作は拠点と狩猟地がついに一体化。
それにより、気ままに散策しながら、気ままに出会ったモンスターを狩ったり、アイテムを得たりすることが可能となった。

探索中、出会ったモンスターを狩りたいとなった場合、そのモンスターと戦闘を繰り広げることで「現地調査クエスト」が開始される仕組み。
どんなモンスターが発生したかはマップ画面やダイアログから表示される。モンスターは時間経過で去ってしまうが、調査ポイントを支払うことでそのモンスターをクエスト化(後からでも受注可能な状態で保存)できる。
回数制限はあるが、貴重な調査クエストをパーティで共有しながら攻略することも可能。

クエストボードに表示されるクエストのカテゴリ分けはMHWorldと同様で「任務クエスト」「フリークエスト」「調査クエスト」の3つ。
基本的にどのクエストもマルチプレイ対応だが、本作の任務クエストはストーリーの各メインミッションを進めている過程で発生して開始されるので、任務クエストのマルチプレイはクエスト開始後に救難信号を出す必要がある。


・救難信号
本作のマルチプレイ周りの仕様はMHWorldを踏襲しており、救難信号を出すことで受け入れる形となっているが、MHWorldにおける救難信号の利用実態を受けて、少し形を変えている。
クエスト中誰かの助けを借りたくなった場合、「救難信号」を送ることで、他プレーヤーにヘルプを呼びかけられるのは同じだが、これをクエスト開始時に救難信号を自動で上げる設定や、一定時間以内に参加人数の上限まで集まらなかった場合は、「サポートハンター」として禁足地調査隊のメンバーが穴埋めするようになった。
サポートハンターの参加可否も設定で調整可能で、サポートハンターを参加させなくしたり、その逆でMHR:Sのマスターランクの「盟勇」参加時のような「サポートハンターのみ」の設定も出来る。
どちらが参加する場合でも難易度補正はかかるが、サポートハンターは力尽きた場合でも報酬金には影響しないため、MHFのラスタ等を踏襲したような仕様になっている。


●戦闘システム

・集中モードと集中弱点攻撃
戦闘面における新要素。使用中は画面中央に照準が付き、利用できるやくものやアイテムがアイコンで表示されるようになる。
加えて、傷口を狙うこと追加ダメージを与える&「集中弱点攻撃」も使用可能となる。
初期のキーアサインは納刀時のスリンガーの照準や、MHWorldで遠距離武器の照準を使う際と同じなので、ガンナー専用だった照準を近距離武器でも使えるようにしたという感じに近い。
集中モード中は即座にその方向に向き直して攻撃するため、大剣、ランスのように攻撃中に向きを変えられなかった武器種はかなりの恩恵を受けており、スカして悲しみを背負うといったことが大きく減った

本作では大型モンスターに攻撃を与えると、各部位に傷跡が付くようになる。そこを狙って攻撃を続けると、集中モード中、その部位に導蟲が集まり、赤く光り輝くようになっていく。
その状態で、更に「集中弱点攻撃」を与えると、専用モーションを発生させながら敵に大ダメージを与えるというもの。
成功させればモンスターを大きく怯ませられるため、戦闘をより優位に進めるなら各部位を攻撃したほうが効率が良くなった。
傷口破壊成功時には報酬でモンスター素材も得られるため、積極的に狙っていきたい。


・鍔迫り合いと相殺
こちらは限られた武器種のみ発動可能な要素。
大剣片手剣ランスガンランスなどガードできる武器でガードを繰り返すと鍔迫り合いが発生。モンスターとハンターの力比べが行われる。この状態でボタン連打すると相手に隙を作ることができる。
大型モンスターが大口空けて迫ってくる描写は圧巻。
MH2のOPにあったドドブランゴとの戦闘シーンを再現できるようにもなっており、本作のCMでも起用されている。

隙を作れるとはいえ微々たる隙なのでガード持ち武器種が断然有利になるような調整はされていない。
一部の武器はそのまま追撃にもつなげられる。
またガード可能武器はモンスターの攻撃にタイミングよくガードアクションを取ることで『ジャストガード』が発生する。
ジャストガードはダメージやのけぞり軽減があるほか、鍔迫り合いも発生しやすくなる。
過去作ではジャストガードはこれまで一部のガード武器にしかなかったが、今回は全ガード武器に共通仕様として実装される形となった。

もう一方の相殺は、大剣などの大型武器の中の一部の技をモンスターの攻撃に重ね合わせることで発生。一方的にモンスターを飛ばしながら追撃を食らわせるというもの。
モンスターも怯ませるが、こちらも微々たる負傷を追う点には注意。なにより防御ではなく攻撃をかぶせる必要があるため、狙ってやるとなると慣れが必要。

片方のみであれば大抵の武器にあるが、この二つの要素を両立している武器は大剣とヘビィボウガンのみと少なく、更に双方をまともに活かせる武器種は大剣のみである。本作はやたら大剣がプッシュされている。

・メイン武器とサブ武器
今回はメイン武器とは別にもう一つ、武器を担ぐことが可能となった。セクレトに騎乗中は、移動や戦闘問わずいつでも武器を変更できる。
近距離武器×遠距離武器といった組み合わせは勿論、大剣×大剣といった同じ武器種を担ぐことも可能。
敵に合わせて武器種や属性を使い分ける、狩猟笛でバフを撒いた後に別の武器で殴るなど、状況に合わせて戦闘スタイルを切り替えられるようになった。

・スリンガー
MHRiseで一旦消えたスリンガーが、フックスリンガーとパワーアップして帰ってきた。
MHW:Iのクラッチクローは続投しなかったが、代わりに同じキーアサインでフックスリンガーを発射することが出来、フックを伸ばすことで遠距離のものをつかむことが可能に。
これによりセクレト移動時に目につくものを片っ端から回収(流石に死体剥ぎ取りなどは無理だが)したり、石柱や崩れそうな柱などに引っ掛け落とすことで、真下のモンスターに大ダメージを与えることもことができるようになった。

抜刀中のスリンガー弾発射も対応しており、MHW:Iではガンナーは照準を武器とスリンガーで都度切り替えていたが、本作では集中モードのアクションのため1つに統合されている。
上述した集中モードと合わせて、本作ではモンスターの様子だけでなく、周囲の環境や状況を見ながらプレーすることが、円滑な狩りを進めるうえで大事なことになってくる。

・乗り
MH4から追加された乗りシステムも登場。おなじみの地形からのジャンプ攻撃のほか、MHRiseのガルクと同じ要領でセクレトから跳躍してジャンプ攻撃を仕掛け、乗りに移ることも出来る。
今回は頭、背中、尻尾の3か所(当然、モンスターによって乗れる箇所が変わる)に乗り移って傷を負わせる。負わせると赤い傷ができあがるので、そこから「弱点集中攻撃」に移行可能。成功すれば大ダメージを与えられる。
頭に乗ると、ハンターを振り落とそうと壁や障害物に体をぶつけることもあるので、環境によってはそちらを狙うのもよし。

・奇襲攻撃
未発見状態のみ可能な新規アクション。
その名の通りモンスターの背後に忍び寄ることで、大ダメージを与えることが可能。これに伴いMHWorldより再登場した「隠れ身の装衣」による隠密にも、更なる付加価値がついた格好。

・そのほかの要素
ほとんどの武器が、移動しながら攻撃することが可能となった。
例えば片手剣の場合、攻撃しながら移動できるため、弱点を狙う時でも攻撃を中断する必要がなくなった。
近距離機動力が爆増した片手剣、乱舞の位置調整が可能になった双剣、集中モードの向き変更も合わせて細かい移動と攻撃が可能になったとランスあたりは革命レベルの進化を遂げている。
また起き上がり時に攻撃を重ねるモーションも、各種武器にそれぞれ追加された。

一方でMHRise・MHR:Sにあった「翔蟲」ほか「鉄蟲糸技」「操竜」は当然ながらバッサリ消滅。まああれはカムラの里の技術だし……ね。
当然翔蟲受け身もなくなったため、吹っ飛ばされると立て直すのに再び時間がかかるようになったが、セクレトを呼ぶことでその場から緊急脱出に使うことはできる。


●オトモ関係

セクレト
初登場となる、鳥竜種によく似た動物で、本作における広大なフィールドをサポートするオトモ。
目的地を指定してオート移動出来るMHW:Iのモンスターライドと、自由移動できるMHRiseのガルクの両方の特徴を併せ持っており、乗りながら回復・砥石使用もできる。
ただし、あくまでハンターの機動面でのサポートに徹しており、マルチプレイではオトモアイルーより優先されるが、ガルクとは異なり戦闘に主体的に参加することは無い。
運搬係としてはとにかく優秀で、支給品や溢れたアイテム素材を入れられるセクレトポーチや、別武器を背負っても問題なくフィールド中を駆け巡る脚力を持つ。
全力走行する際は四足になり、翼を広げることで多少滑空することも。……例えるならモンハン流にアレンジされた「ツバサノオウ」といったところ?

非常に鼻が利く上に知能が高いため、指定した場所やモンスターでもきちんと最短経路で案内してくれる。
しかも大型モンスターの攻撃もハンターを乗せたまま多少は回避してくれる。(高範囲攻撃や連続攻撃は流石に無理だが)
一方で賢いがために乗り手を選ぶ傾向にあるという(無論我らがハンターには関係のない話だが)。

このような関係上、移動中はもはや一種の休憩、状況の立て直し、経路で落ちているアイテム回収時間という形へ変化した。
ペイント切れたら探索だけで四苦八苦していた経験のあるMHXX以前からの古参プレイヤーほど、びっくりするだろう快適性である。
物語を進めることで、自分だけの色合いや装飾をカスタマイズ可能に。名前も変えられるので、自分だけのセクレトを作ろう!


・アイルー
こちらもMHWorld同様、自分だけのオトモアイルーをカスタマイズ可能。
クエストの参加人数次第でオトモアイルーが参加するかの諸条件もMHWorldと同じ。なおセクレトは人数に関係なく利用できる。

従来通り囮でヘイトを買ってくれるほか、緊急時には回復/状態回復ミツバチを投げてサポートしたり、弱ってきたら事前に知らせてくれたり罠を張ったりと非常に優秀。
また、従来から字幕ではハンターと意思疎通することがあったが、本作では流暢に人の言葉を喋るようになったので、音声でも意思疎通してくれる。
設定で従来のような「アイルー語」、つまり猫の鳴き声のみにもできるので、よく喋るアイルーに抵抗感があるハンターも安心。


●食事システム

従来作品と同じくクエスト前に食事をすることでバフをかけることが可能なのだが、
今回は「携帯焚き火台」を使うことでフィールド上でいつでも食事をとることができるように
基本となる肉、魚、野菜から一つを選択し、それに任意で最大2種類の追加食材を組み合わせる。
追加食材を入れれば食事効果を増やすことができるが、特に中盤までは入手性がよくないので利用は計画的に。
自作料理とは別に各地の村の住人が食事を振る舞ってくれることもある。
こちらは全体的に自作と比べて効力の高いバフがつくが、誘ってくれるかはランダムな上にご相伴に預かろうと赴いたら誘った住人が約束をすっぽかす*4こともある
なお探索と現地調査クエストがシームレスに移行する関係で、効力はクエスト毎ではなく時間制限になっている。
タイミングが悪いとクエスト中だろうと時間切れで効果が失われる点には注意が必要。追加食材を入れれば効果時間を延長できる。

と、それだけなら単に利便性が上がった程度だろうが、本作最大の特徴は質感と没入感に拘ったことでとにかく飯が美味そうなのだ。
チーズのとろみ、はちみつの感触、皮の細かなところにまで拘った焼肉、魚、野菜の造形。それをナイフ一本で豪快にぶっさし、美味そうに口に運ぶハンター。
こればかりはぜひプレーしてみてもらいたい。深夜にプレーすると飯テロ必至。
魚にチーズとハチミツといった変な組み合わせでも美味そうに食べる

なお基本食材は上記の通り3種あるのだが、どれを選択しても携帯食料を消費する。ちなみにどれも生である。
また携帯食料はこれまで通りフィールド上でも使用でき、この場合は片手に持った携帯食料を一口で平らげる。
こちらは生の食材ではなく加工食品のたぐいに見える……
「携帯食料」が何なのかはこれまでも幾度か議論の的となっていたが、今作ではどうやら使った瞬間に中身が確定するシュレディンガーの携帯食料のようだ。

肉焼きも当然ながら健在であるが、今回は食事と同じく携帯焚き火台を使って焼き上げる。
それも生肉1個からこんがり肉1個だけ…ではなく、アイテムポーチに入る5個を超えて最大12個のこんがり肉を調理できるようになった。
また、こんがり肉は従来のいにしえの秘薬並みの体力・スタミナ増加効果が存在するので、飯を食べ忘れても1個持ち歩いて現地で貪れば(ステータスボーナスや食事スキルの恩恵は受けられないものの)最低限戦闘に支障は出ないようになっている。


●装備関連

武器種は14種全て続投。
大きな変更点は以下の通り。

・武器
装飾品が無くとも、武器ごとによって「武器スキル」が標準装備されるようになった。
ほか『アーティア武器』が登場。歴戦個体を狩猟することで入手できるアーティアパーツを組み合わせることで、ある程度属性や状態異常値、会心値をカスタムした武器を作れるように。
遠距離武器はボウガンの弾の固定アイテムの弾種が増えたり、弓はビンの扱いが従来と大きく変わったりしている。

・防具
シリーズ統一すると、特別なスキルが付く「シリーズスキル」が復活。また特定のモンスター装備と組み合わせることでも発動する(要するにキメラ装備でも条件が合えば発動する)『グループスキル』が登場した。
また、異性の防具を着られるようになった。早い話女装男装が可能になったということ。
過去作モンハンでは男性向け防具は重装備や覆面、女性向け防具は軽装備や顔出しが多かったため、半裸のマッチョ男性や重装備の女騎士などを作れるようになったので、単純な異性装を超えた大きな意味を持つ。もちろん部位ごとに変えることも可能なので、胴や腰を重装備の男性向け防具にしつつ、頭のみ顔出しの女性向け防具なんて事も可能。

・装飾品
装着できる装飾品が武器・防具ごとによって区分けされた(例:「攻撃」、「匠」は武器のみ、「回避性能」「各属性耐性」は防具のみ装着可能といった塩梅)。
また、レアリティの高い装飾品はスキルが複合されたモノも登場。

今回は上位クエストをこなすことで、ランダムに入手できる仕組みとなった。
一方で施設『マカ錬金』を利用することで、不要な装飾品を別のものに変えたり、一部ではあるが希望の装飾品を自在に錬成することも可能となった。

・護石
武器・防具同様、加工屋のジェマから生成可能。
最初は1段階のみしか上昇しないが、上位素材を投入することで徐々に強化されていく仕組み。

・重ね着装備
最初から標準搭載。
DLCを除き上位装備のみであるが、防具を生産した際に自動で登録され、別個に重ね着を製作する必要はなくなった。

●ほか過去作からの変更点

  • ハンターやオトモアイルーの名前を全角10文字(半角20文字)まで設定できるようになった。
  • セーブはフィールド上どこでもセーブ可能となった。無論オートセーブにも対応だが、仕様はMHWorld寄りであるため、頻度はそこまで多くない。
  • 支給品/納品ボックスが廃止。クエスト開始時はセクレトポーチに支給品一式(応急薬や携帯食料、後状況に応じてホット/クーラードリンクなど)が配布されるようになった*5
  • 「投げナイフ」はMHWorldでは支給品専用、MHRiseでは投げクナイに役目を奪われていたが、本作では固定アイテムになっており、役目を奪い返した格好である。
    使用する際はスリンガーに装填する。今回、モンスターの拘束から逃れるときはスリンガーを撃ってやり過ごさなければならないため、結構馬鹿にならない。石ころもスリンガー材料として復活した。
  • MHWorldでオミットされてしまったペイントボールがスリンガーの弾として復活している。これも固定アイテム。
    こちらはドシャグマなど大型モンスターが群れをなすようになったことから、アイコンで区分けしたい時に使う。
  • モンスターに状態異常が発生した場合、ダイアログに「効果あり/なし」が記述されるように。繰り返し閃光玉を当てたときなどの「効果減少」も表示される。
  • 戦闘時以外では、体力/スタミナゲージに続き斬れ味ゲージまで短縮され画面が見やすくなった(設定で常時表示にも変更可能)。
  • 地上の砥石使用の研ぎ回数が1回減少。更に最後の研ぎ動作以外でも切れ味が少量回復するようになった(合計の切れ味回復量はこれまでと同じ)。砥石使用高速化スキルは研ぎ回数減少に加えてこの回復量が増加する形で補完されている。
  • 「食らうと力尽きる」攻撃が来た場合、体力バーが心音図のように大きく揺らぐ演出が追加。オトモアイルーがいた場合、大声で警告する。
  • MHWorldにあった剥ぎ取りでレア素材を入手した時の特別なモーションが復活。更に採取でのレア取得時も特別なモーションが増えた。
  • ホットドリンク・クーラードリンク復活。ただし今回は対応した環境生物を摂取することで同様の効果が得られるなど、配置に気を配ったマップデザインとなっている。ドリンク自体も調合レシピがMHW:Iのままなのでフィールドに自生しているアイテムで自動調合可能。クエストなら支給品でも手に入る。少なくとも「忘れた」と言って拠点まで取りに戻る必要はない。
  • クエストクリア後、帰還までの時間をスキップできる機能搭載。
  • 罠や大タル爆弾を設置後に回収できるようになった*6大タル爆弾は転がして投げることも出来るさすがに猛き炎の「爆鱗竜のマネ」はできないが。
  • 蜘蛛に嫌悪感を覚えるユーザー向けに「蜘蛛恐怖症対策モード」を追加。見た目をスライムのような生物に変更可能となった。これはこれで気色悪いけども。
    • オープンβ第1回実施時にアクセシビリティ設定に存在することで話題になった。
      蜘蛛恐怖症(アラクノフォビア)に配慮して蜘蛛やそれに類する生物の見た目を変えるアクセシビリティ設定は、既に『Satisfactory』や『ホグワーツ・レガシー』などの作品で存在するため、近年の作品の流れなのかもしれない。
      また、モンハンで蜘蛛というと鋏角種のモンスターで、本作もオープンβ実施前に既に発表済だったラバラ・バリナが別名「刺花蜘蛛」ということで、どうなるのかといった面でも一定の影響はあった。
      しかし、見た目を変える対象は一部の小型モンスターと環境生物であり、大型モンスターは含まれていないランゴスタも対象外である
      大型モンスターに関しては、従来からあった部位破壊や、本作の新要素である傷口の表現と相反しかねないのももちろんだが、鋏角種の大型モンスターが全般的にそこまで蜘蛛らしさが強く出過ぎないように配慮されたデザインというのもあるかもしれない。
    • 補足として、クモ恐怖症とはクモを見ただけで発作や頭痛など病的に反応してしまう状態を指し、単なるクモ嫌いとは事情が異なる点には留意されたし。
  • マルチプレイ時のリザルトで、どのハンターが何を成したのかが記録となって表示される仕様が再登場。
    鍔迫り合いをしたなら「激突」、アイテムを多く使うと「アイテム大好き」といった具合。特に何もしてないと空欄もあるため、その時はちょっと気まずい。


禁足地

本作の主要ステージ。
千年前に文明があったとのことだが滅んで以降は立ち入り禁止となり、以来無人の地として文献に情報が残るのみとなっていた。
しかし、そこから来たナタが保護されたことで、ギルドも本格的な調査に乗り込むことに。ハンター(プレイヤー)もこの調査隊の一員という形で登場する。
調査を進めていく内に現地人の存在も確認され、異常な気象サイクルを“自然の恵み”と享受して、生活の基盤としている風景も垣間見えてくる。
今回の目的は、『白の孤影』の調査を進めながらナタの故郷を探すことから始まる。

  • (へだ)ての砂原(すなはら)
「禁足地」に足を踏み入れた調査隊が最初に調査するエリア。
広大な砂漠地帯だが岩地が多くオアシスもあり、豊穣期にはサバンナのような草原地帯が広がっているのが確認されるなど、特徴の異なる複数のエリアで構成され、地下部には落雷の影響により形成された岩が木の根のように張り巡らされている。
異常気象はフィールドを覆う大規模砂嵐に加えて落雷が続く。余りにも過酷な環境だが生息するモンスターもこの地に適応するように進化しているものも少なくない。
ちなみに砂漠地帯での戦闘時はハンターが砂塵で徐々に白くなっていくという演出が見られる。
原住民達が暮らす風音の村「クナファ」が存在する他、今作の乗用生物でもあるセクレトの故郷であり、畜産が盛んで家畜化した草食種の乳から作るチーズが特産品。

  • ()(もり)
隔ての砂原を流れる川を遡った先に広がる水の豊かな森林地帯。
最大の特徴として赤い水"に満たされた水辺があり、荒廃期には川も真っ赤に染まる。
異常気象の集中豪雨は赤い水を洗い流し、豊穣期にはブルーマリンに輝く美しい川を拝むことができる。

  • 油涌(ゆわ)(だに)
時期によって地面から油泥が涌いて堆積する谷底のフィールド。
各地には油泥が流れ出るパイプや巨大な鉄骨などの人工物やその残骸らしきものが多く点在している。
当然ながら油泥が噴き出しているところにスリンガー火炎弾などを撃ち込むと大爆発を起こす。
この地では異常気象として、激しい炎が油泥を燃やす「火走り」と呼ばれる現象が発生し、火山地帯のような灼熱の環境と化す。
大火窯を中心に広がる物作りの里・火窯の里「アズズ」が存在し、アズズの人々はこの地で受け継がれる骨や鉱石の加工や精油の技術に長けており、モンスターを撃退する装置や人工的に「火走り」を発生させる装置まで作られている。

  • 氷霧(ひょうむ)断崖(だんがい)
激しい吹雪が吹き荒れ氷霧が漂う寒冷のフィールド。
氷霧以外にも頭上でなびく苔や根のようなものやネルスキュラの巣が張り巡らされ謎の発光が確認される洞窟、崩落した瓦礫なども目にすることができ、フィールドのそこかしこに自然物とは思えない形跡が存在している。
一部の瓦礫はどういうわけか浮遊しており、ハンターやセクレトが飛び乗っても微動だにしないため、これを利用して階層間を移動できる。
この地で、故郷を離れてさすらうモリバー「ルロウ」と出会うほか、「守人の里」へと通じる抜け道が存在する。


主要キャラクター

●禁足地調査隊

その名の通り、禁足地調査に当たって編成された調査隊。MHWorldでいう古龍調査団のようなものか。
調査隊の面々は、作中でも肩書きより固有の名前で呼ばれることが多く、そのあたりはMHRiseのカムラの里やエルガドの主要人物と同様である。
参加するメンバーはいずれも各々が得意とする分野における超一流のプロフェッショナル達であり、
ハンターを中心に活動する複数の「小隊」の他、兵站や学術調査を担当するサポート部隊も優秀な人材が集められている。

・ハンター
「拝命した」
本作の主人公。見た目や性別はもちろんプレイヤーによって自在に決められる。
完全な無口ではなく、今回はムービー中でも普通にしゃべるようになった。
詳細な経歴は不明だが、調査隊参加以前はオトモアイルー以外の誰とも組む事無くソロハンターとして活動していたらしい。
今回の調査隊編成にあたって実践経験豊富なハンターとしてアルマが推薦しファビウス卿より禁足地調査隊ハンターに任じられ、「色々」思うところがあったのか、その任を拝命した。
その性格はオリヴィアをして「一羽でいる鳥のよう」と例えられ、「どういう風の吹き回しで調査隊に参加を?」と聞かれるほど。上記の「色々」はその時の返答。
とはいえ、特に集団行動に忌避感があるわけでもなく、特にオトモアイルーとは長年連れ添っているのか、高い信頼を寄せている。
ストーリー上では歴戦のハンターらしく常に冷戦沈着、かつどんな脅威やモンスターにも、敢然と立ち向かって禁足地の奥地を踏破していく。
でも食事や大物釣り成功時はウッキウキの笑顔を見せる。

・オトモアイルー
「オトモするよ!」
主人公をサポートするアイルー。ちなみに本作では野生のアイルー(勿論メラルーも)登場しない。上述した通り、主人公とは高い信頼関係を構築している。
ムービー上でも合いの手要員かと思いきや、要所要所で主人公を助ける活躍を見せるなど、此方も経験豊富なオトモアイルーとして描かれている。
大変社交的な性格であるらしく、拠点では他の調査隊員や現地住民と積極的に交流している姿も見られる。かわいい。

・ナタ(CV:島田愛野)
「ハンターは、何のために武器を持っているの?」
人がいないはずの禁足地からやってきた少年。
『白の孤影』ことアルシュベルドに故郷を襲われ、命からがら逃げ伸びてきた。
広大な砂漠で一人彷徨っていたところをアルマ達に保護されたことで、今回の調査隊発足と相成った。

故郷に無事帰れるかで精神がやや不安定となっており、特に故郷を荒らしたアルシュベルドには憎悪を抱いている。
一方で故郷以外の世界を見たことが無いのか、広大な自然やそこに生きるモンスターたちを見て、素直に感嘆を抱く場面も。

彼曰く、故郷は代々「守人の一族」を名乗っているとのことだが……。

・アルマ(CV:松本沙羅)
「見ていてね、ハンターが何をやるのかを」
眼鏡をかけた黒髪の女性。本編中では受付嬢ポジションの「編纂者*7」であり、ハンターと共に広大なフィールドを共に駆け回る。後に判明するが、主人公を調査隊に選んだのも彼女である。
色々な意味でアクの強かったMHWorldの受付嬢と比べると、思慮深く穏やかな性格。現地人との交流も、主に彼女が担っている。
ただしお気に入りの土偶が持ち去られた際は目の色を変える一面も。眼鏡もかけてるしソフィア*8枠だったか……

作中では、クエスト受注担当として彼女も一緒に狩場へと赴く。戦闘員ではないため狩猟に参加はしないが、ハンターの狩猟をクエストとして正式なものとしたり、支給品配布したり、現地アイテムを回収したりと、裏で様々なサポートを行ってくれる。

日本語ロケールではMHST2の登場人物と名前被りしているが、英語ロケールでの彼女の表記はAlmaで被っていない。なぜ日本語ロケールだけそうなったのだろうか……?

・ジェマ(CV:森なな子)
「泣いているヒマがあったら動くよ!」
調査隊の加工屋。長い金髪をまとめた女性。そしてでっかい。
快活な性格で、加工屋らしく今回の武器防具製造は彼女の担当。あらゆる武器防具を金属だけ打って研いで作成する謎技術はよくネタにされる。
物語上では単なる加工屋の活動にとどまらずハンターたちと一緒に調査したりとかなりアグレッシブ。そして未開の地を踏破する拠点となるベースキャンプ建築も担当している。
MH4で登場した加工屋の娘が、順当に成長したような容姿をしており、実際会話の中ではそれを匂わせ、あのハンターと思しき人物の存在を示唆するセリフもあるが……。

上記のハンター、アルマ、ジェマ、ナタの4人は「鳥の隊」として、物語でも固まって行動することが多い。

アルマとジェマのお姉さん二人に囲まれてナタの性癖が心配になるハンターもちらほらいる。場合によってはそこにキャラクリで超美人に仕上がったハンターも加わることに。

・オリヴィア(CV:木下紗華)
「私は多くの人が生き残る道を選ぶ」
調査隊「星の隊」として参加した、短い茶髪とたなびかせた女性。
主人公同様ハンターであり、救難信号でも駆けつけるNPC枠の一人として参戦する。
愛用武器はハンマーで、物語でもゲームでも主人公に引けを取らない実力を見せてくれる。
主人公同様、彼女をサポートするオトモアイルー、アトス(CV: 珠木のぞみ)も調査に参加している。

他の隊員が色々な意味で癖の強い連中であるためか、それを取りまとめる責任感と意志の強い性格の持ち主。
ハンターとして「生態系における命の平等さ」は当然の事として理解・尊重しているが、
同時に自身はあくまでヒトである、として問題発生時には上記の言葉通りに人命を優先するスタンスを取る
(ただし、それを理由に他者の意見や考え方を否定して強硬手段を取ったり独善に走るようなことはしない)。
禁足地調査隊に参加する前はギルドからの特殊な依頼を請け負っており、
過去作品に登場した筆頭ハンター達と同じような立ち位置で活動していた模様。
そういった経歴からか礼儀作法や話術といったコミュニケーション能力も高いようで、
アルマと同じく現地人との交流も円滑にこなしていたり、調査隊の仲間に軽いジョークを飛ばす姿も見られる。

・エリック(CV:斎賀みつき)
「この森最高!」
同じく「星の隊」所属の編纂者。見かけ上は柔和な雰囲気を醸し出す青年。その実学術院では知らない者はいないとまで言われるほど、有名な生物学者である。
非常に好奇心旺盛な性格で、未知の現象を見ると周囲を忘れて独断で突っ切ってしまう悪癖も。
ただし緊急時には率先して他者のフォローに入ったり、困っている人間を助けようとする姿勢も見せており、
決して自分の欲求や好奇心さえ満たせれば他はどうでもいい、というような軽薄な人物ではない。

・ヴェルナー(CV:花輪英司)
「もう止まらんよ。流れ始めたエネルギーと同じだ」
「星の隊」の加工屋。調査隊が禁足地入りした際には一行が乗る砂上船の総舵手も勤めている。
物理・技術専門家であり、なんとガンランスや竜撃砲の原理開発者の一人。
一方で興味のあるなしで露骨に態度が変わる職人気質であり、主人公の名前や所属すら碌に覚えてくれないほど。
本編では悪気はないとはいえ、結構なことをやらかしてしまう。

・ファビウス(CV:安元洋貴)
「君を、調査隊メンバーに任命する」
顎髭を蓄えた、荘厳な雰囲気を押し出す男性。
主人公を調査隊に任命しており、回想の中で調査隊が発足された経緯を彼が語るというのが本作のオープニングシーンである。
ギルドでもかなり高位の要職に就いているらしく、禁足地調査隊の設立・編成にも大きく関わるだけの力を持っている模様。
MH4で登場した筆頭ランサーとCVが同じだし、風貌も近しいが……。

・ロッソ
・アレサ

救難信号を発信する際にサポートハンターをONにしていると、オリヴィアと共にプレイヤーを手伝ってくれるハンター。
他のプレイヤーが参加した場合はそのプレイヤーと入れ替わる形で離脱するが、何かしらの理由で抜けた際には再度駆けつけてくれる。

ロッソは飄々とした性格のヘビィボウガン使い。
「まだ見ぬ地に行きたい」という理由で禁足地調査隊に名乗りを上げたが、戦い方は意外と堅実。
だがそれよりも何よりも救援を飛ばしたらほぼ最速で駆けつけてくれるナイスガイである*9

アレサは礼儀正しいランス使い。
敬語で喋り戦闘中もこちらを気遣ってくれるが、自分がピンチになっても「大丈夫です…!」と強がる一面もある。

二人共ストーリーに関わることはそれほど多くはないが動きは誠実でプレイヤーのサポートもしてくれる、とても頼りになる存在と言えるだろう。


●風音の村 クナファ

隔ての砂原の中心部、細長い道の先に構えている村落。主人公や調査隊が初めて出会う原住民達である。
モンスター対策として、隔ての砂原における頂点捕食者であるレ・ダウの蒼雷晶を使った鳴子を用いることで、外敵の侵入を防いでいる。
逆に言えば対策はそれぐらいで、後は対人用の手槍ぐらいが主力武装。
村の外でモンスターに遭遇した場合、セクレトの「脚」こそが最大の武器になる様子。
それゆえにハンターの持つ、狩猟用の武器を見て驚く住民もいるほど。まあそれが正常な反応だろう。

セクレトの育成もこの村が行っており、ハンターらが乗るセクレトもこの村の個体。
村の中では幼いセクレトの姿も見る事ができ、その姿は大変愛らしい。
ほかダルトドンから採れる乳成分をチーズに加工しており、食事でもチーズを乗せたナンを提供してくれる。

この手の原住民は排他的な性格であってもおかしくないが、本質は穏やかであり、調査隊とも交流を経て親睦を深めていく。
またセクレトを使えるゆえか遠くに足を伸ばすこともあり、モリバーやアズズの住民とも友好的な関係を構築している。

・イサイ
「僕達に取って大事な大事な相棒です」
クナファ村に住まう青年。
素朴かつ真面目な性格であるが優秀なセクレト乗りであり、妹の「先生」にもなっていたようだ。
ひょんな事からチャタカブラに襲われたところをハンターに助けられるが、大きな武器やベースキャンプに戸惑いっぱなしであった。
だが、一度打ち解けた後は主人公やアルマ達の為にセクレトを率いてモンスターに飛び込むなど意外にも豪胆な一面もある。
以降は稀に主人公に料理を振る舞ってくれる。…が身体的には一般人なので異常気象時や夜間時は出会えない。

・ザトー
「それと、セクレトは我々にとって貴重な物、お分かりと思うが―」
クナファを守る戦士。セクレトの扱いにも長けており「先駆け衆」と呼ばれる鮮鋭達のリーダーを務めている。
仲間思いではあるもののそれ以外の人間に対しては少々よそよそしい性格。
村に訪れた主人公達に、仲間を助けてもらったことに感謝の言葉を述べはすれど、アルマの説明を遮って拒絶の言葉を述べ、更にセクレトを返せと要求するなど、筋は通し言い分はわかるものの何処か高圧的な男。
最初期は主人公達も彼がいない間に村の人達と交流することとなるが…。

●モリバー

緋の森の遺跡部分に生息する獣人種。
カワウソのような顔つきと牙、白い体毛が特徴。体躯はアイルーに近い。
縄張り意識が強く、「シャバダエ」として様々な見返りを要求する。一方でたどたどであるが人語を話せるほど知能が高い(ただしこれはモノを効率よく要求するため)。
フィールドでも森の中で所々登場するが、敵対モンスターとして登場はしない。
特定の時間になると集まって宴などを始めることも(この時に限り、素材を焼いてくれる)。

・ルロウ(CV: 川田紳司)
「今ならヤツもいない。機を見るに敏」
詩人のような風貌と言い回しをする、流離いのモリバー。
読書家でもあるように、現在拠点としている氷霧の断崖では、多数の本が積まれているのが見える。
ネルスキュラに糸でぐるぐる巻きにされる状態で初登場するが、この時助けずに狩猟を続けると延々としゃべり続ける。
一方で非常に博識であるらしく、あるシーンでは道案内をする場面も。

●火窯の里 アズズ

油涌き谷にて居を構える原住民達の集落。
火山近くで生活するだけあって、心身ともに逞しい性格の持ち主たちが多い。
鉱石やモンスターの素材、そして油を用いたモノ作りを得意としており、クナファの住民達とも互いの産物を融通している様子。
彼らと同じくモンスターを狩猟するという発想も持っておらず、里の守りはモンスターの侵入を阻む地形などに頼る所が大きい。
住民は扱いを得意とする素材の異なる骨氏族、石氏族、油氏族と呼ばれる3つの氏族で構成されおり、互いに競い合う関係ではあるが対立までの悪感情は発生していない。
「大火窯」を使った一大行事「火走り」という祭事を行うことで有名。しかし作中では強行に祭りを始めた結果……。

主食はゼレドロン1頭を豪快に焼いたものや魚介類が多め。

●ナタの故郷

その昔、アルシュベルドによって襲われたナタの故郷。
住民は「守人」を自称しているが、それ以外は一切の謎に包まれた民族。原住民かつ顔の広いクナファ村の住民も、その存在を知らなかった。
アルシュベルドに襲われていたため、人々の生存を絶望視されていたが……。



登場モンスター

●本作より新登場

・両生種
纏蛙(まといがえる) チャタカブラ
ドシャグマ、バーラハーラと共に最初期から紹介されていたモンスター。
巨大な前脚に粘着性の唾液を纏わせることで、硬い石や土砂をくっつけ攻撃力を上げる知能を持つ。
実はこう見えてババコンガなどと骨格が同じである。

ストーリーでも最初の最初、Chapter1-1「砂原を駆ける者」で最初に討伐する大型モンスターとして登場する。
つまり、イベント試遊で「ストーリー体験用クエスト」のターゲットになっていた理由の種明かしをすると、そもそも体験できる内容が「製品版の冒頭そのものだった」ということである。
TGS2024前のメディア向け体験会でもチャタカブラについて触れられていながら、画面の掲載が規制されていたのもおそらくそのためだろう。

これまでの小型モンスター相手で武器の扱いに慣れてから大型モンスターを相手する流れに対し、本作ではいきなり大型モンスターであるチャタカブラを相手することになるので、新規勢は面食らうかもしれないだろう。
しかしながら、これもまたシリーズ未経験者の取り込みに関して意図された調整であることが開発者インタビューから分かっている。
実際、下位のチャタカブラは動きの分かりやすさから先生役に適しており、任務クエスト達成までの流れも、
  1. 各プレイヤーが描くプレイスタイルから最適な武器種がアルマから提案される
  2. トレーニング用タルを使って武器捌きを練習する(任意)
  3. チャタカブラの居場所への移動はセクレトに任せる(実際移動に操作介入は出来ない)
  4. 基本的なアクションのチュートリアルを交えてチャタカブラを討伐する
という具合で、モンハンのキモである大型モンスターとの戦闘に、面倒なことをせずすんなり入れるようになっている。

本作の発売と同時に、MHNowにも登場している。『ライダーズ』のMHRise発売時がヨツミワドウなので、両生種には妙な縁があるようだ。

・牙獣種
闢獣(びゃくじゅう) ドシャグマ
同じく最初期から紹介されていた新規牙獣種で、橙色の毛皮が特徴の巨大熊。
その体躯を使った巨腕と突進で、敵と認識した相手を叩きつぶしにかかる。アンジャナフのように近くに小型モンスターがいた場合、口にくわえて投げつけることも。
同じ熊だからといってアオアシラをイメージしていると手痛い目に遭うので注意。
ボスを頂点にした群れを形成することもあり*10、その中に狩猟対象がいる場合は当然ながら他の個体も相手することにもなる。
多数群れているときはスリンガー大こやし弾を使いたい。

赫猿獣(かくえんじゅう) アジャラカン
背中に炎のような甲殻を形成した牙獣種。見た目や戦法などはラージャンに近い。コイツを思い出した人も多い様子
怒り状態になると尻尾に溶けた金属を背中に付着、発火させて赤熱させる。
この状態からの攻撃を受けると爆破やられを誘発するので二次被害に要注意。
地面を殴って溶岩を発生させたり、天井があるところでは猿らしく高所に上って急襲する一面も。


・海竜種
沙海竜(さかいりゅう) バーラハーラ
砂原を海のように渡るモンスター。ドリルのような尻尾、割れた下あご、退化した目*11と見た目はサンドワームのそれに近い。
こちらも群れを成していることが多く、ムービーでも度々こいつらと逃避行を繰り広げることも。
黒く粘性のある水ブレスを放つほか、場所が砂漠地帯だと蟻地獄を生み出して地中に引きずり込んでくることも。
任務クエストで登場するよりも早く砂原に姿を見せる。

風鋏竜(ふうきょうりゅう) ヒラバミ
一枚の布のように、ひらひらと宙を舞うモンスター。寒い地帯である氷霧の断崖にて登場する。
睡眠時は天井に付着し逆さになって寝ており、さながら周囲に擬態するかのよう。こちらもバーラハーラと同じく、常に群れを成して棲息している。
二つ名の通り、鋏のような尾を振り回すほか、氷ブレスなどを放って攻撃することも。常に浮いているため、短いリーチの武器種によっては尾にしか当たらないのが辛いところ。
ブレス中は口内に弱点を露出するので、そこを集中攻撃で狙っていきたい。

波衣竜(はごろもりゅう) ウズ・トゥナ
緋の森の頂点に君臨する主。体液と水を混ぜ合わせることで薄水色のようなヴェールを大きく広げるのが特徴。
ヴェールを広げた時の姿は美しさも演出するが、戦法自体はその巨躯を利用した突進やのしかかりなど、シンプルな肉弾戦が多いのが特徴。まさかのフィジカル押しモンスターである。
水辺だと攻撃の瞬間、小さな波を生み出すほど。巻き込まれると遠ざかってしまうので要注意。
海竜種版ドスジャグラスとか言うな。

詳細は個別記事も参照。

凍峰竜(とうほうりゅう) ジン・ダハド
氷霧の断崖を我が物顔で闊歩するヌシ。
非常に巨大な体躯から超低温の氷霧を生み出しており、それらを脚や口から放って攻撃する。これは移動にも使っており、手足に発生させた霜で貼り付け壁をも移動する。
専用ステージがあったり捕獲ができない(シビレ罠は有効)など、古龍種のような風格を漂わせているが、分類上は海竜種。要はウカムルバスラギアクルス希少種みたいな扱いの種である。


・鋏角種
刺花蜘蛛(しかくも) ラバラ・バリナ
緋の森に棲む新規蜘蛛モンスター。
見た目は真っ白な体毛だが、興奮すると薔薇のような真っ赤な体毛を腹部に展開する。
戦闘時はバレリーナのような優雅な動きで敵を翻弄し、爪や脚先、そして腹部に備えた麻痺針で攻撃する。
また麻痺成分が含まれている綿毛をまき散らしながら移動することもある。当然うっかり振れれば痺れて動けなくなり、大きな隙を晒してしまうため要注意。
でも、防具はかわいい。


・獣竜種
炎尾竜(えんびりゅう) ケマトリス
長く発達した尻尾を持ったモンスター。炎尾の名の通り、発火性の高い粒子をまき散らし、尻尾で摩擦を起こして発火させる。
攻撃的な成りだが図鑑曰く自ら狩りをすることはほとんどなく、他が仕留めた草食種を奪い取る習性がある。そのため小型モンスターと争うことも多い。
本編ではチャタカブラに次いで、戦闘のチュートリアル的な役割を持つ。

ここに記載されている通り獣竜種であるのだが、鶏のような面構えをしているせいか、鳥竜種に間違われやすい。

沼噴竜(しょうふんりゅう) ププロポル
まだら色に蚊のような口吻に細長い舌、針のような尾を持つ、『バイオハザード』シリーズに出てきそうなクリーチャー然としたビジュアルのモンスター。
毒々しい見た目に違わず、針の尾からガスを注入し地面を爆発させてくる。ほか口内から撒かれる毒に触れれば猛毒状態になるので、解毒薬も準備したい。


・飛竜種
煌雷竜(こうらいりゅう) レ・ダウ
隔ての砂原、その生態系の頂点に君臨する飛竜種。左右に突き出た巨大な雷角と、黄金のような鱗、フルグライトと呼ばれる青結晶を翼や尻尾に纏っているのが特徴。
オープンβテストでもフィールドに現れることがあり、大ボスとして先行狩猟が可能だった。

広げている角を正面に動かすことで、さながらレールガンの如く強烈な放電を放ってくる。
クナファの住民は、レ・ダウの羽ばたきを模した鳴り子を配置することで、モンスター除けに利用している。


・頭足種
獄焔蛸(ごくえんしょう) ヌ・エグドラ
油涌き谷の奥底に潜むヌシ。アズズの伝承では《黒い炎》として伝わっている存在。
本作初種族となるタコ型モンスター。全身を覆う粘液は油泥であり、怒り時は粘液を発火させ全身に炎を身に纏う。乗っているときのハンターは熱くないのだろうか。
触手を使った叩きつけ攻撃のほか、放射状の火炎放射を放ったりと広範囲にわたる攻撃は非常に多いのが特徴(ガードで多少防ぐことは可能)。
初狩猟となる任務クエスト「黒炎はある日静かに訪れる」の時点では、伝承の《黒い炎》という名を除き全くの未知のモンスターとして扱われており、クエスト後のイベントで真の名を知るという、ゼノ・ジーヴァと同じような扱いになっている。…古龍じゃないのに。



・絶滅種
鎖刃竜(さじんりゅう) アルシュベルド
本作のパッケージを飾った看板モンスター。最初期は『白の孤影』と言われ、絶滅種であるとギルドが指定するほど謎多き存在。

物語を進めるうち、鎖のような腕刃を用いて相手のエネルギーを吸収するという特性を備えていることが判明する。
この力を利用し、各地域の頂点に積極的に戦闘を挑むなど、非常に好戦的な性格。
オープンβテスト第2回で先んじて登場。龍属性エネルギーを巧みに用いて大爆発を発生させたり、二本の鎖状の刃を使った波状攻撃で、多くのハンターを苦しませた。


詳細は個別記事も参照。




ほか、新規小型モンスターは下記の通り。
・草食類
ケラトノス
ダルトドン
ラフマー

・甲虫種
ブブラチカ
ネマラチカ

・鳥竜種
タリオス
クラノダス
ポルケピナ

・海竜種
ガジオス
ピラギル

・両生種
ゼレドロン

・鋏角種
ネルスキュラベビー

・翼竜種
バオノス
ハルプス

●続投モンスター

禁足地という特殊地域であるためか、小型に至るまでほとんどが新規モンスターで固まっている。そのため続投モンスターは今回少なめなうえ、下位クエストではほんの少数しか姿を見ることが出来ない。
また、メインシリーズ皆勤賞であったケルビも遂にリストラ。
これにより、「狩猟できる小型モンスター」でメインシリーズ皆勤の名誉を持つモンスターはついに絶滅した(アプトノスは調査隊が持ち寄った個体のみ登場で、狩猟対象としては出てこない)。

・甲虫種
ランゴスタ

・牙獣種
コンガ
ブランゴ
桃毛獣 ババコンガ
雪獅子 ドドブランゴ

・鳥竜種
怪鳥 イャンクック
毒怪鳥 ゲリョス

・飛竜種
火竜 リオレウス
雌火竜 リオレイア
鎧竜 グラビモス*14

・海竜種
泡狐竜 タマミツネ*15

・鋏角種
影蜘蛛 ネルスキュラ

・亜龍種
黒蝕竜 ゴア・マガラ*16


追記・修正はセクレトで大自然を駆け巡りながらお願いします。



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最終更新:2025年04月23日 18:52

*1 ただしMHWorldはPCでの展開が約半年ずれているので、その点は留意が必要。

*2 亜種・特殊個体は同一としてカウント

*3 夜行時には輝板(眼光)すらきちんと表現している。

*4 現地の時間帯が夜で住人が寝ていたり、時間の経過でフラグが折れたが通知だけが残っている状態だったりと、理由は様々

*5 一応、特定のステージではそれらしきボックスはあるが、アイテム・装備の変更などもできるから別物であろう。

*6 元々はMHXXで実装予定だったが、「ハンター側が有利になってしまう」という理由で没となったらしい。

*7 専攻は文化人類学だが、動かなくなったモンスターの検分もしたりと行動は幅広い

*8 MH4の旅団の看板娘。

*9 状況によってはオリヴィアやアレサの方が早い場合もある。

*10 ただしエリックの見立てでは、あくまでもボスのおこぼれに預かっているだけで基本一匹で生活する種族であるとのこと。

*11 口内に多数の眼点があり、これが探知機能を成している。

*12 守人以外の住人からは「リュウヌ」という名で伝わっており、資源として利用されている

*13 牙獣種だけど“竜”表記。

*14 幼体のバサルモスは未登場。

*15 大型アップデート第1弾にて登場。

*16 長らく分類不明とされていたが、今作にて新たに分類が設定された。