コライドン

登録日:2022/12/02 Fri 00:43:44
更新日:2023/02/05 Sun 09:53:48NEW!
所要時間:約 12 分で読めます




コライドンは『ポケットモンスター』シリーズで登場するポケモンの一種である。


■概要


スカーレット』のパッケージを飾る伝説のポケモン
対になる『バイオレット』のパッケージポケモンはミライドン

タイトル通り全身が緋色を基調としており、逞しい後ろ脚とがっしりとした体つきを持った竜人を思わせる姿をしている。

二つの形態の持ち主であり、戦闘時に見せる「バトルフォルム・かんぜんけいたい」とライドオン時に見せる「ライドフォルム・せいげんけいたい」がある。

バトルフォルムでは二足歩行で立ち、前にある羽を靡かせ、後ろにある羽を広げて堂々とした印象を持つ。

ライドフォルムでは羽は閉じて四足歩行で地面を歩くようになるため、一気に生物感が増す。どこぞかのゴボボボ言ってるゴキブリみたいに伝説の威厳がないとか言ってはいけない。しかし主人公がライドオンしている際では足を閉じてバイクのように移動するミライドンとは異なり、こちらは常に四足の足で疾走するという乗り物であることは共通するが、こちらはワイルドな雰囲気を持つ。
なお、胸部のタイヤ状の部位は実は浮袋であり、ゆうえいけいたい以外では使用しない。

名前の由来は「古来」に「ライドオン」を組み合わせたものだと思われる。


■ストーリーでのコライドン


パルデア地方の中心にあるパルデアの大穴の中から姿を現し、そのまま猛スピードで滑空してパルデアの空を飛び回っていたが、やがて力尽き、コサジの小道灯台付近の浅瀬に落下して倒れているところを主人公に発見される。
弱っていたコライドンを助けようと母親からもらったサンドイッチを渡し、それを食べると少しだけ回復したのかバトルフォームに変形して、主人公を入り江のほら穴を通ってコサジの小道へと導こうとしてくれる。
しかし途中でデルビルの大群に遭遇。これは咆哮で追い払うものの、直後に彼らの親玉と思われるヘルガーと更に大勢のデルビルに襲われてしまう。
弱っている今の状態では流石に全員を相手する力は残っておらず、ネモがいる場所まで主人公を運んで逃亡することを決意。
主人公を腕に乗せて洞窟から脱出し、辛くも窮地を脱するのだった。

しかしそれによって残された力をすべて使いきってしまい、以降はバトルフォルムになることが出来なくなってしまった。
その後コライドンを知るペパーからコライドン用のモンスターボールを渡されて以降は主人の宝探しの旅に同行するようになる。

厳つい見た目とは裏腹に、無邪気で素直で甘えん坊と、なんとも愛嬌のある性格をしている。
ストーリーでは主にレジェンドルートで登場。主人公が食べるサンドイッチを欲しがったり、ペパーに叱られてびっくりしたりと終始コミカルな様子を見せる。
また、ピクニックをした際には他の手持ちポケモンたちと一緒に外に出してあげることができる。他のポケモンのようにキャンプ近くで自由に寝たり走り回ったりしており、サンドイッチを作れば一緒に食べる。洗ってあげることもできる。

■ライドフォルム


序盤で仲間になって共に行動するという伝説のポケモンの中でも異例な展開となるが、前述の通り力を失って本来の力を発揮できないため戦闘にも参加できず、ライドフォルム時の能力の大半も失ってしまっている。

しかし「レジェンドルート」にてペパーが探し求めていた秘伝のスパイスを使ったサンドイッチを欲しがって食べたことがきっかけで、スパイスの効力で徐々にだが本来の力を取り戻すことが出来ることが判明。以降はレジェンドルートに登場するヌシを倒してスパイスを入手する度にライドフォルム時に出来ることが増えていく。

  • しっそうけいたい
従来の自転車、あるいは『LEGENDSアルセウス』のアヤシシに相当する能力で最初から使える姿。
仲間にした当時は徒歩より早い程度の速度で移動することしか出来ないが、レジェンドルートを進めていくと高速移動する「ダッシュ」と高く跳躍することが出来る「大ジャンプ」、崖を自由に登ることが出来る「がけのぼり」を習得することが出来る。
特に「がけのぼり」は行動の自由度が一気に上がり、世界が変わるといっても過言ではない便利な能力。

  • ゆうえいけいたい
なみのり、『LEGENDSアルセウス』のイダイトウに相当する能力。
水上を泳いで自在に移動できる。また「ダッシュ」を習得していれば、高速で移動することが出来る。またその時は前脚を閉じて後ろ脚のみで水中を蹴って泳ぐ。

  • かっくうけいたい
『LEGENDSアルセウス』のウォーグルに相当する能力。
頭の髭を広げて翼にすることで滑空することが出来る。
ただしウォーグルと違ってその場で急上昇するわけではない上にある程度飛ぶと急降下するため、それに比べると利便性は大きく落ちる。


旅を通じて能力を少しずつ取り戻していくコライドン。
しかしすべての秘伝のスパイスを摂取してもバトルモードだけにはなることが出来なかった。

やがて主人公は三人の仲間と共にある場所に行くことになるのだが…






























物語の根幹に関わるネタバレがあります。未プレイの方は注意して下さい。

























































○○に預けていたコライドンは……

タイムマシン研究で初めて古代から転移できたポケモンだ。



登録日:2022/12/02 Fri 00:43:44
更新日:2023/02/05 Sun 09:53:48NEW!
所要時間:約 12 分で読めます





拳で 大地を 引き裂いたと 古い書物に 記された

ツバサノオウの 正体らしい。



モトトカゲと 似た 印象だが はるかに たくましく 凶暴。

生態などは 一切 不明。

■データ


分類:パラドックスポケモン
英語名:Koraidon
高さ:2.5m
重さ:303.0㎏
タマゴグループ:タマゴみはっけん
性別比率:ふめい


特性:ひひいろのこどう(登場したとき天気を晴れにする。日差しが強いと古代の鼓動により攻撃が高まる。)

種族値
HP:100
攻撃:135
防御:115
特攻:85
特防:100
素早さ:135

合計:670

努力値:攻撃+3


■真の概要


正体はオーリム博士が開発したタイムマシンにより古代から転送された最初のポケモン。
また博士の解析によると現代に生息するモトトカゲの古代の姿であることが判明しており、伝説のポケモンでありながら一般のポケモンと明確に血縁関係を持つという異例な存在となっている。
また後述のようにストーリー上で同種の個体が複数登場する等、これまでパッケージを飾った伝説のポケモンとは一線を画しているといえる。

古い書物によると、他の古代から来たパラドックスポケモンと同じくツバサノオウという二つ名を持っていることが判明した。

拳で大地を引き裂くほどの圧倒的なパワーの持ち主であり、20m以上の高さを跳躍ポニータの十分の一にも満たないとか言わない。してからの落下スピードを乗せた蹴りや体当たりが得意技。
自身を群を抜いた強者であると自覚しており、どんな敵でも動じるような素振りは見せない。
また本来は冷酷で狂暴な性質をしているという。
そのためなのか、もう一つの個体を入手してもライドポケモンとしての使用は不可能となっている。

主人公の連れている個体を見ると首をかしげたくなるが、もう一体目の個体は怯えて動けない相手に対しても容赦する様子がないことから本来の性質はあちらだと思われる。

ただ人間に対しては警戒はしているものの、気まぐれな性質と強い好奇心からじゃれてくることもあるらしい。
特に自分と同じ境遇にある人間には(その人間との面識もないのに)シンパシーを感じ遊ぼうとするなど、意外と可愛らしい一面も見せる。
また一度負けた相手に対し臆病になる気質は要するに知能が高いことを意味する。

■ストーリーでのコライドン


オーリム博士の依頼で立ち入りが禁止されているパルデアの大穴にやってきた主人公一行は博士の待つゼロラボに入るために四か所の観測ユニット内にあるロックを解除して回っている最中にコライドンの真相を聞かされる。

そして実はコライドンはもう一匹いることが明かされる。

一行は主人公の持っているコライドンの家族なのでは?と期待していたが、いざゼロラボの出入り口前で再開したやいなや、怯えて抵抗も出来ないのにも関わらず、容赦なく痛めつけようとするほど狂暴で冷酷な性格だった。

その後博士から主人公の持っている個体は縄張り争いに敗れたことが原因で大穴から逃げてきたことが明かされる。大穴に入る前から怯えていて、道中でモンスターボールから出ようとしなかったことはこれが原因だったのである。

そしてタイムマシンを止めるために博士が用意した戦闘プログラムに乗っ取られたオーリムAIとの死闘が繰り広げられ、見事勝利をおさめ、タイムマシンの停止に成功したかと思われたが、AIすら知らなかったセキュリティ「楽園防衛プログラム」が起動。

切り札ともいえる「楽園の守護竜 コライドン」が牙をむいて襲い掛かってくる。

しかも抵抗するにしてもモンスターボールにはロックがかけられてポケモンを出すことも捕獲することも出来ないという絶体絶命の窮地に陥る。

しかしロックから唯一逃れていたポケモンがいた。

それこそが主人公と共に冒険をしてきたコライドンであり、コライドンが入っていたボールは博士が管理していたものであるためロックされずに済んだのである。

そして主人公達を守るために立ち上がり、遂に本来の力を完全に取り戻し、バトルフォルムとなってかつて打ちのめされた強敵に戦いを挑む。


戦闘は殆どイベント戦に近く、2ターン後に能力を上げて殲滅しようとしてくる。

なんかヤバいよ○○!
な なんとかこらえて……!

ボタンの呼びかけ通りにコライドンが覚えている「こらえる」を選択すれば次のターンに放たれる「ギガインパクト」を耐えることが出来る。

よく耐えたな!
オマエならやれる……やれるぞ!

するとコライドンの攻撃が二段階上昇する。

うそ!倒しきれない!
このままだとまずいよ!

だがそれでもあと一歩足りず万事休すかと思われたが…

ね ねえ
○○のテラスタルオーブ光ってない?

すると今まで何も反応がなかったテラスタルオーブが突如輝きだし、その後にコライドンの全能力が一段階上昇する。

○○!コライドン!

テラスタルで決めちまえ!!


弱点のドラゴンタイプのテラスタルが発動し、渾身の「テラバースト」により遂に楽園の守護竜を打ち破り、パルデアの危機を救ったのである。

その後タイムマシンを止めるために古代へと旅立っていったAIの旅立ちを見届け、主人公たちと共に帰路に就いたのだった。

  • クリア後
敗れた個体はその後パルデアの大穴のセロラボ付近の坂の上に鎮座しており、近づくとコライドンとの戦闘になり、ゲットすることが出来る。
この個体はかくとうテラスタルの性格がいじっぱりで個体値も攻撃・特攻・素早さの3V固定であるため、厳選要素は捕獲するモンスターボールの種類くらいしかない。
まだ二体同士の確執は残っているようで、捕まえた直後に主人公が持っている個体に喧嘩を吹っかけていた。
なお、コライドン自体はクリア後に図鑑に自動で登録されるので、実は図鑑目的なら捕まえる必要はなかったりする。

一方主人公が持っていた個体はこれまで通りライドフォルムで移動できるが、手持ちを一つ以上明けておくとバトルフォルムに変身して戦闘に参加できるようになる。
またこの個体も性格きまぐれのHP・攻撃・特攻・素早さの4V固定となっている。

とはいえこの個体でしかライドフォルムになることが出来ないうえに、バトルフォルムになるとライドオン出来なくなるため、戦闘では実質二体目のコライドンを運用していくことになるといえる。
ライドフォルムのほうはボックスに預けることも交換に出すこともできない。


■対戦でのコライドン


ジャラランガに続くかくとうとドラゴンの複合タイプ。
攻撃と素早さが共に高く、他も物理防御寄りの無駄のない種族値をしている。

特性の「ひひいろのこどう」は登場時に天候をにほんばれ状態にし、同時に攻撃を1.3倍になるという「ひでり」の上位互換。

専用技の「アクセルブレイク」は威力・命中共に100のかくとうタイプの技。
習得できる「インファイト」と比べると威力は落ちるが、あちらと違ってデメリットがないうえに弱点を突くと1.3倍の威力となり、特性が合わさると 等倍でも1.95倍、2倍弱点なら5.0倍 に達してしまう。
かくとうタイプによる効果抜群の取りやすさも相まって非常に強力である。
どうでもいいが、演出は完全に飛鳥文化アタックに見えるが…、ここは世界一速いハリネズミブラジルの緑の肌の男が繰り出す技に似てると言っておこう。

ひでりなのに炎技をタイプ一致で扱えない点に関しても、「フレアドライブ」が 等倍だと1.95倍、2倍弱点なら3.9倍 に強化されるなら堪ったものではない。

サブウェポンは「アイアンヘッド」・「かみなりのキバ」「こおりのキバ」・「とんぼがえり」・「ワイルドボルト」などを覚える。
ただ物理いわタイプの技は全く習得できず、じめんタイプの技も「じしん」は覚えられず「じだんだ」*1止まりなのが残念なところ。
他にも「カウンター」や劇中でも活躍した「こらえる」と相性のいい「きしかいせい」を覚える。

補助技は長所を強化できる「つるぎのまい」と「ビルドアップ」を覚えるが、残念なことにドラゴンタイプでありながら「りゅうのまい」は覚えてくれない。こんなポケモンどこかにいたような

以上のように伝説のポケモンの名に恥じない強力なポケモンであることは確かなのだが、特性との強力なシナジーを持つ対のミライドンと比べるとシナジーがあるのは「フレアドライブ」や「ソーラービーム」くらいしかないので少々地味。
物理アタッカーの天敵であるやけど状態にも普通になってしまう上に、四倍弱点を持っているのも辛いところ。
とはいえ逆を言えば相方と比べてフィールドの書き換えや、「もらいび」など特性による影響は弱いため、常に安定して高い火力が見込めるともいえる。


テラレイドバトルでも強力な性能を活かしての活躍が見込める。
「いやなおと」で防御を下げ、「つるぎのまい」や応援の「いけいけドンドン」デバフを重ねて「アクセルブレイク」などで大ダメージを与えることが基本となる。
また特性のお蔭でパラドックスポケモンを強化したり、日本晴れによる味方のほのおタイプの技の強化や相手のみずタイプの技の威力を弱めるなどとサポートも出来る。
他には攻撃と共にHPを回復できるドレインパンチも有用。特性のせいでミライドン等未来形のパラドックスポケモンを使うプレイヤーから嫌われがちなオリーヴァとも非常に相性が良い。

…しかしここでもコライドンに強大な壁が立ちはだかる。

それは同じくかくとうタイプのテツノカイナの存在である。
単純な攻撃種族値はあちらが上なうえに1ターンで一気に攻撃を最大まで上げる上に154にも及ぶ高いHPと相性のいい「はらだいこ」が使えるのである。
更に物理耐久もHP込みだとあちらが上で弱点も少ないうえに四倍弱点もない。おまけにミライドンとも好相性という隙のなさである。

だが、当然ながらテツノカイナはバイオレット限定ポケモンである事を忘れてはいけない。
比較対象がおかしいだけでコライドンが弱いわけではない為、テラレイドバトルでは十分活躍してくれることだろう。

■余談


  • 従来のように自然現象等を司る強大な力を持った存在だったり、人間との関りにまつわる伝説や設定を持っているものが多い伝説のポケモンとは一際異質な設定に加えて、人懐っこかったりサンドイッチが大好きだったりと愛嬌のある姿から大型犬のような親しみを感じるファンも多い。

  • 楽園防衛プログラム戦で「こらえる」を選択して耐えるイベントがあるが、実は楽園防衛プログラム戦の一連のイベントが「勝ちイベント」の扱いになっており、「こらえる」で耐えるべきターンではHP1の状態で堪える。その際のメッセージは本来ならなかよし度(なつき度)を上げていないと出ないコライドンは ○○を 悲しませまいと 持ちこたえた!」であり、まさしくこれまで一緒に旅をしてきた中で育まれた絆を感じさせる演出となっている。

  • 火力面で相方の伝説ポケモンが特性に依存気味なのに対しこちらはさほどでもない、というのはグラードン/カイオーガの関係性に近い。

  • 四つん這いになってバイク形態に変身する、という観点から、本作発売年に20周年を迎えた某特撮番組の契約モンスターを想起したプレイヤーも多い。
    東映は何を考えているのか、仮面ライダーシリーズの公式Twitterアカウントで本作発売日に

    今週も一週間お疲れ様でした。
    この週末は龍に乗る人が増えそうですね。
    皆さんよいドライブを。


    …と、そのモンスターの画像を添付して ツイート している。
さらに ドンブラな戦隊の人 40周年を迎えていた龍に乗る銀の宇宙刑事 も公式シリーズのTwitterで便乗していたほど。
『コライドン!ミライドン!これでお前らも俺と縁が出来たな!』
なお、本作にはもう1匹その特撮シリーズっぽいポケモンがいたりする。


追記・修正はコライドンに乗って宝物を見つけた人にお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2023年02月05日 09:53

*1 威力だけなら「あなをほる」の方が上