登録日:2025/04/11 Fri 22:35:25
更新日:2025/04/29 Tue 23:33:02
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概要
学園都市・
美咲輝学院の征服を目論む部活・
世界征服部の副部長を勤める青年。
征服部部長である夕霞とは征服部が開設されてからの付き合いらしく、彼女の考えを知る数少ない理解者の一人でもある。
また、浅凪七姉弟の末弟であり、一二三は彼の長姉にあたる。
記念すべき第1話にて喫茶室「Q・J」(『無印』では食堂「十月」)の征服活動を宣言したのが初登場で、ACTIVITY-3で遊と交代させられるまでは配下の祐之介と七月男を率いて征服活動を行っていた。
プロフィール
- 学年:高等部3年-紫組
- 所属:世界征服部 副部長
- 極星:桃〈桃幻〉
- 誕生日:4月18日
- 年齢:16歳(初登場時)→17歳
- 星座:牡羊座
- 家族:一二三(姉)、次姉、三姉、四姉、長兄、次兄
- 部下:新井祐之介、松田七月男、野島真由美
- 趣味:甘い物食べ歩き、お菓子作り
- 好きなもの:甘味全般、掃除
- 将来の夢:幸せな結婚
- 声優:置鮎龍太郎
人物像
容姿
胸辺りまでの長さがあるもみあげと後ろに束ねたこれまた腰辺りまでの長さがある黄土色の長髪が特徴で、征服部の部員の中では一番背が高い。
赤い瞳のタレ目で眼鏡を掛けているが、裸眼でも日常生活に差し支えはない模様。
『無印』EPISODE1ではつり目と人相がやや悪めで、『NOVA』とでは大分印象が異なる。
性格
非常に物腰穏やかで紳士的な性格の持ち主で、常に丁寧語で喋る。
征服部副部長ながら腰が低くいまいち威厳が足りない感が否めないが、逆にその親しみやすい雰囲気や振る舞いから部員たちからの人望に溢れており、特に冴からは淡い好意を抱かれているが本人はその想いには今一つ気付いていないなど中々に鈍感。
また、大変な甘党でもあり、同じくスイーツ好きな冴に甘味処に誘ったりする他に時々自分でお菓子を作ることも。
戦闘能力
初登場時は実働隊長として征服現場の指揮を受け持っていたが、副部長という立場上、基本的に前線に立って戦闘を行うことはなく、それに加えて指揮官という立ち位置でありながら肝心の指揮能力はお世辞にも優れているとは言い難く、初活動となるACTIVITY-1でのQ・Jの征服活動の際、店内情報の書き換え作業で早々からエラーを出し、やっとこさ完了したかと思いきやまたしてもエラーが出てそうこうしてるうちに味方部によって活動を阻止され、やむ無く撤退を余儀なくされるというなんとも情けない失態をやらかしている。一応『無印』EPISODE1では十月を支配下に置く(メニューを特別価格と称して全品5万円に値上げする)ところまで活動を進めていたが…。
こういった経緯からACTIVITY-3にて夕霞様や遊から「指揮官には向いていない」という辛口な評価を出され、自身に代わる形で新たに指揮を任された遊からは「(活動がいつまで経っても成功しないのは)あんな腑抜けた男に任せているから…」と毒吐かれている。
本人もその点については自覚しており、ACTIVITY-6で再び指揮権が自分に廻ってきた時も「あまり指揮など得意ではありませんが」と自身無さげに溢していた他、あきがさつきに果たし状の動機を聞いたことで自身が彼女の影に隠れてしまう形となってしまい、自分に謝るあきに対し「僕はおまけですからお気になさらず」と自嘲気味に宥めており、また『無印』EPISODE4ではあきに冴と一緒に休んでていいと気を遣われ「僕って…役立たずだからなぁ…💧」とぼやいていた。そんなんだから遊にバカにされんだよ
だが、そんな頼りにならない小者臭が否めない残念な印象を受ける一方で掛け持ち先の部活で培ったと思われる手品に長けており、中でも彼が得意としているのが手から一斉に放たれる花吹雪で、主に活動後の撤退に用いられており、それに関しては遊からも「浅凪が役に立つのは撤収時のみ」と(皮肉混みで)重宝されている。
ただしいつでも花吹雪を出せるというわけではなく、使用回数はその時に用意された花吹雪の量によって変動する模様。
ACTIVITY-12では花吹雪を周囲に散布して視界を奪い、その中から放たれる遊の投剣の嵐による奇襲戦法を展開、更にその花吹雪を自分と同じ姿の分身を生成するという精巧さを見せ、味方部を翻弄し敗北に持ち込むという快挙を成し得た。……が、後者の方はさつきの放った攻撃で分身が真っ二つになって彼女をヒドく動揺させており、これには基本敵には容赦ない遊から「お前…案外趣味悪いな💧」とドン引きされた。「驚かすことが精一杯」とのことだが、やりすぎだろ}
また、それ以外にも初登場回では催眠術も披露している。
極星 桃幻
「…この『桃幻』も咲く折のなかった称号です。」
「その時節に恵まれたのであれば喜んでいることでしょう」
姉の一二三から極星「桃」を受け継いでおり、極星名も姉への敬意からかそのまま継続されている。
当初は本人の意向から封印されていたが、ACTIVITY-11にて征服部の味方部との均衡化の提案が星徒会によって承認されたことに伴い、征服部の食堂「青龍」の征服活動の開始を機に解放された。
極光の使い手でもあり、作中で撤退時に度々使用される花吹雪は極光の応用によって作られた産物で、そのレベルは極光の認識度が極星所有者のみに設定されている状態でも一般人でも視認できるほどにまで卓越している。
また、「銀星姫」の存在にも興味を持っており、その正体と経緯を知る数少ない人物の一人でもある。
極星名が判明したのはACTIVITY-13からだが、同人作品『ティンクルセイバーコレクション』3巻に収録されたプロフィールページにて当時のはやなと同じく極星の欄が意図的に伏せられていたことから、少なくとも極星という設定はあった模様。
主な活躍
4月11日、世界征服部の開部に伴い極星「紅刃」の和麻を用心棒として招き入れ、喫茶室Q・Jにて初の征服活動を行う。
……のだが、店舗の書き換えが上手く完了せず、その間に同じく開部した正義の味方部のティンクルセイバー=はやなが現れ、彼女と対峙した和麻が倒されたことで分が悪いと判断して撤退を余儀なくされた。
ACTIVITY-2
敗退後、祐之介と七月男を見習い戦闘員として迎え入れ、各所で征服活動を行うが、ことごとく味方部に阻まれる日々を送る中、和麻から共闘を申し込まれ、彼の思惑に何かを感じつつもその依頼を受ける。
第二体育館の新たに味方部に入部したアークセイバー=さつきと対峙、彼女の戦い振りに極星だと見抜き、こちらも極星を投入する必要があると察して祐介と七月男を置いてきぼりにして撤収する。
上記の敗北を重ねたことで夕霞から遊と交代させられる形で現場指揮の任を解かれ、自身の身を案じた彼女の計らいにより内部補佐に回される。
征服部の予算案の整理中、さつきが果たし合いを申し込んできたことに疑問を抱きつつも入部したばかりの翔子の初出撃とあきが新たに制作したVSSのデータ採取も兼ねて夕霞から再び指揮と冴とのデートを任され、あき・冴・翔子の三人を連れて指定場所の武道館へと向かい、冴との細やかなデートを楽しみながらさつきと翔子の戦闘を見物する。
二人の戦闘がお互いの極光を発生させるほどに迫力を増していく中、はやながさつきと代わる形で介入し、はやなと翔子との戦闘で発生した極光を見て冴と共にその光景に感動するが、噂とされていた極星「銀星姫」の極光を目撃するのは本人としては想定外だったようで「「銀星姫」の極光を見る機会があるとは…ね」と呟いていた。
星徒会にて征服部が提案した活動制限追加案が可決されてからしばらくした後、極星「桃幻」を復活させる。
5月24日、浅凪隊&八草重隊による西食堂青龍の征服活動が開始すると万が一の事態を考慮して遊と共に援護に向かうが、その道中で稜の援護に向かおうと自分たちが乗ってきたモノレールに同車していた味方部と偶然遭遇。浅凪&八草重隊の援護を冴に任せ、自分たちは味方部の足止めに専念。
新たに課せられた制限時間と自身の花吹雪を用いた目眩ましを縫っての遊の投剣による奇襲、そして先の夕霞様が罰として課した学院内のトイレ掃除で腰を痛めた遊の殿のトリプルコンボで味方部を敗北に追い込んだ。
青龍征服後、征服部の初征服を祝って夕霞に一輪の花を贈り、一方の夕霞から征服部勝利の功労者である冴の祝賀を兼ねて彼女と食事もといデートしてくるよう懇願され、その言葉に応じて冴を食事に誘った。
余談
作者の藤枝雅曰く「性格は全然違いますが、モデルになった人物が1割程度含まれてます」とのことだが、誰をモデルにしたかまでは公言していない。
「ずっと誰かに項目を立てつづけてもらうわけにもいきませんし」
「…なんのために項目を作成するのかわからないですね」
「そのへんは普通のWiki籠りと一緒ですよ」
「『追記・修正をお願いする』ということに意味があるのです」
最終更新:2025年04月29日 23:33