登録日:2011/12/26(月) 14:11:35
更新日:2024/01/09 Tue 16:48:04
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テレキャスターとは1949年にフェンダー社より発売されたエレキギター。
★一般的な仕様
○ボディ材○アッシュ/アルダー/ポプラ等
○ネック○メイプル等
○指板○メイプル/ローズウッド
○スケール○25.5インチ
○フレット数○21/22
○ピックアップ○基本的にはシングル2基。ただしフロントのみハムバッカーや、ハムバッカー2基などのモデルもある。
1枚の木材から削り出されたボディとネック。それまで一般的だった接着剤を使わず、ネジを使ったボディとネックの結合方法。
各種ノブやピックアップセレクターを1つのユニットにまとめる。
ピックアップも表面から取り付けるなど、それまでのギターの常識を変える革新的なギターだった。
そしてテレキャスターの技術的・商業的成功がギターの代名詞となる名機ストラトキャスターや、
そのライバルであるギブソン社のレスポールを生み出す事となる。
●特徴●
いかにもシングルコイルといった硬質的で澄んだ高音域が大きな特徴だが、ヴィンテージモデルはビックリする程図太い音を出す。
またピックアップセレクターをセンターにすればハムバッカーと同じ『ハムキャンセル』効果があり、ノイズを軽減できる。
アッシュ材の特徴もあり、『枯れた音』と評される事も。
ただしシングルコイル故のノイズの拾いやすさや、独特の高音域に好き嫌いが分かれるので注意して欲しい。
そしてテレキャスターの特徴と言えばその平面ボディ、そう
つるぺたである
もう一度言おう
つるぺたである
一枚の板から切り出した無骨とも言えるキュートな絶壁ボディ。
そんな特徴と歴史から、テレキャスターを擬人化するなら建て主的にはロリババァでお願いしたい。
いやきっとみんなも同じなはず。
だと思いたい。
主な使用者
☆キース・リチャーズ
テレキャスターと言えば彼を思い浮かべる人も多いのでは無いだろうか?
ちなみに彼はオープンGチューニングで6弦を外した状態で使用している。
☆ジョー・ストラマー
サンバーストを黒く塗り直したテレキャスターを使用。デビューから晩年までこのギターを使いその鋭い音でロンドンを切り裂いた。
☆ジミー・ペイジ
レスポールを広めた功労者故にペイジ=レスポールのイメージが強いが、デビューしてしばらくはドラゴンが描かれたテレキャスターを使用していた。
ぶっちゃけレスポールに持ち替えたのもテレキャスターの代わりを探していた結果であり、
使用していたレスポールもネックはテレキャスター風に削り、ピックアップもシングルに改造していた。
そして名曲『天国への階段』のソロもテレキャスターでレコーディングしていた。
もう素直にテレキャスター使えよ…
☆プリンス
オリジナルのシンボルギターやクラウドなどの変形ギターのイメージが強く、最近はストラトキャスター、ムスタングを使用しているが、
そのキャリアの初期から支えているのがホーナー製の『MAD CAT』と呼ばれる鼈甲ピックガードのテレキャスター。
自身の半自伝映画『Purple Rain』でもその姿を見る事が出来る。
☆向井秀徳
JAPANESE ALTERNATIVE ROCKと言えばこの人。
NUMBER GIRLなどでの独特なギターサウンドは、彼のテレキャスのフロントによって掻き鳴らされている。
夏の夕暮れ、センチメンタル過剰、焦燥感、六本狂った鋼の振動などなど、
何とも形容しがたいあの鋭い音は、後の日本の各バンドに絶大な影響を与えていると言えるだろう。
追記・修正お願いします。
- つまりこれ背負ってるサブカルボーイは結構なギター通? -- 名無しさん (2021-03-08 22:07:03)
最終更新:2024年01月09日 16:48