エレキギター

登録日:2010/05/28(金) 01:05:23
更新日:2023/04/18 Tue 20:18:41
所要時間:約 5 分で読めます




エレキギターは撥弦楽器の一種。
正式名称はエレクトリックギター。
あらゆる音楽に使われており、特にロックにおいてはバンドの花形となる場合が多い。
文化祭でギターを演奏する妄想をするのは誰もが(?)通る道。

エレキギターの簡単な音の仕組みはニッケル製の弦を弾き、ピックアップ(ギター版マイク)で弦の振動をキャッチして音を増幅、
そしてシールドケーブルを通してアンプから音を出す。
(予めアンプが内蔵されたギターも存在する)
ボディ、ネック、構造、弦の本数、木材*1などの違いで様々な種類がある。

主なエレキギターの種類は、構造で分類すると、
①ギター本体が木の板であるソリッドボディ、
②ヴァイオリンのような中空構造のホロウボディ
に分かれる。

②ホロウボディは更に、
容積が小さいセミアコースティック(セミアコ)
容積が大きいフルアコースティック(フルアコ)

に分かれる。
ちなみに、ホロウボディはアーチトップとか箱モノとか言われることも。

機種としては

ソリッドは
  • ストラトキャスター
  • テレキャスター
  • ムスタング
  • レスポール
  • SG
セミアコは
  • ES-335
  • Casino
フルアコは
  • ES-175
  • L-5
  • Country Gentleman

などなど。もっとも数え切れない程種類があるが。
ちなみにエアギターは機種ではなく種目である。

主なメーカー(ブランド)は
  • FENDER
  • GIBSON
  • Ibanez
  • ESP
  • B.C. Rich
  • Jackson Guitars
  • Steinberger
  • Strandberg
  • YAMAHA
など。

価格は、1万円ほどで買える安価な物から100万円を超える高級機まで存在する。
全てではない、安価なモデルは人件費が安い国の工場で製造されている物が多い。
もっとも、加工精度が上がっているため、有名なブランドは安価なモデルでもそれなりの品質になってきている。
とはいえ、本気でギターを始めるのであれば、あまりにも安すぎる物は避けた方が良いだろう。

ギターは音を出すだけならば簡単だが、本格的にやろうとすると覚えることが多いので、(どんな楽器にも言えるが)難しいイメージがある。
実際そうなのだが、一生懸命練習してフレーズが弾けた時の達成感を大きく感じられるのがギターという楽器の特徴というかあれだと追記者は思う。

音楽は楽しむのが1番! 
この項目を読んだキミもレッツギター!!

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【エレキギターの歴史】


ギター(今で言うアコースティックギター)には大きな音が出ないという欠点があった。
そこで、手軽に大音量を得ようと、1932年にRickenbacker社が発売したピックアップ付きギター”フライングパン”が最初のエレキギターである。

その後1949年にFENDER社から現在のテレキャスターがエスクワイアの名称で発表、1950年にブロードキャスターという名称で発売された。
(しかし他楽器会社のスネアドラムに同一名称があったため、テレキャスターに改名。エスクワイアはピックアップがリア一個だけのモデルの名前に)

エスクワイア以前はギター=ホロウボディだったので、ソリッドボディのエスクワイアは当時板っキレだの便座カバーだの散々の言われようだったそうな。

次第にソリッドボディの音色が認められると
1952年にGIBSON社からジャズギタリスト、レス・ポール氏のシグネイチャーモデル「レスポール」が、
1954年にFENDER社から「ストラトキャスター」発表。
以降どんどん色々なエレキギターが発表される。
(参考:ESP音楽人)


【ギターの奏法解説】


  • チョーキング(ギュウー)
  • ピッキング・ハーモニクス(ギィーン)
  • アーミング(ギュウゥーン)
上記は項目内で解説。
  • ピッキング(テーン)…一本の弦を弾く。
  • ストローク(ジャーンジャカジャカ)…複数の弦を一度に弾く。
  • ブラッシング(チュクチュク)…弦を触り振動を押さえながらストローク。
  • カッティング(チャラーンチャカチャカ)…ブラッシングを絡めたストローク。
  • ブリッジミュート(トゥ・トゥ)…ブリッジ辺りの弦を押さえながらピッキング。
  • アルペジオ(テーテ-テーン)…複数の弦を一本ずつ弾く。
  • タッピング(ピロリピロピロ)…弦を指で叩いて音を出す。
  • スクラッチ(キュワォーッ)…4~6弦のうちどれかを引っかいたり擦ったりして音を出す。効果音の一種として用いられる。
  • スライド(ギュワー↑)…目標よりやや下の音程から弾きはじめ、そこから音を定位置に持ち上げる。演歌のコブシのようなもの。
  • グリス(ギューン↓)…スライドよりもアバウトに音を上昇or下降させること。これを応用したのが、ベンチャーズがよくやっているクロマティックラン奏法(テケテケ)。
  • 歯ギター(ギャーン)…歯で弾く。意外と地味でさわちゃんのを見てから実物を見るとガッカリする。
  • メタボリック奏法
  • 破壊


【ギターの部位解説】


弦の張ってある棒のネックと、ネックの付け根にあるボディに別れる。

■ネック側■
  • ネック…前述の通り。
  • ナット…弦の終端(ネック側)を保持。
  • ペグ…弦を巻いてチューニングする。
  • トラスロッド

■ボディ側■
  • ボディ…前述の通り。重いギターは大体こいつの材のせい。多かれ少なかれ音への影響もある。
  • ピックアップ…弦の振動を拾う。ギター本体の中では音への影響が最も大きい。
  • ブリッジ…弦の終端(ボディ側)を保持。
  • トレモロアーム


【ギターの周辺機器】


■出音に関わるもの■
  • アンプ
  • キャビネット
  • エフェクター
  • アンプシミュレーター(アンプとキャビネットがある場合は無くても問題ない)

■録音用機器■
  • MTR…マルチトラックレコーダの略。複数トラックに同時録音が可能。
  • パソコン…ここ最近の録音先は大体コレ。最近はスマホやタブレットに録音することもできたり。
  • DAW…PC録音に必須
  • オーディオインターフェイス(Ai/f)…ギターやマイクとパソコンを接続するのに必要。
                   サウンドカードを外部に置けるので、音質向上やパソコンへの負荷軽減が期待できる。
  • マイク…録音はアンプにマイクを立てて行う。

■他■
  • シールドケーブル…何故かシールドと略す。ギターやエフェクター、アンプ、MTR、Ai/f等を繋ぎ音声信号を送る。
  • チューナーor音叉…チューニングをする。基本必携だが高精度の絶対音感があれば不要。
  • ヘッドホン(イヤホン)…集合住宅などでアンプやキャビネットから直接音を出すと近所迷惑になりかねないため、自宅練習をする人は持っておいた方が良い
  • イヤーモニター(イヤモニ)…ライブなどでモニター音声や同期音源を確認するために使うイヤホン。文化祭などあれば使わない場合もあるかもしれないがプロであれば必ず使用している。



追記・修正はギターをかき鳴らしながらお願いします。

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最終更新:2023年04月18日 20:18

*1 アクリルなどを使った物もある。