上野さんは不器用

登録日:2025/09/12 Fri 19:01:19
更新日:2025/09/16 Tue 10:30:36
所要時間:約 19 分で読めます。






態度は気。
恋には気。


上野(うえの)さんは不器用(ぶきよう)とは、『ヤングアニマル』で連載されていたラブコメ漫画である。
作者はtugeneko。


【概要】

2015年5号(3月)に読み切り掲載後、同年8号まで短期集中連載。
その後、同年18号(9/26発売)より正式連載。以後、休載などもありながら7年間の連載を続け、2022年7号(3/24)発売にて完結した。

作者のtugenekoは2010年に「彼とカレット」で商業デビューした元同人作家であり、
元々はアイドルマスターや実況パワフルプロ野球などでの二次創作を行っていた。
作風として非常にポップで可愛らしい絵柄でありながら直球のセクハラ行為と下ネタなどを得意とし、
当作品にもその独特かつ魅力的な作風が大きく反映されている。

今まで描いてきた作品には少なからず男性キャラによる女性キャラへのセクハラ行為・フェチ欲求の発露などに比重が大きく描かれていたが、
当作品においてはその傾向は少なく、どちらかといえば女性キャラによる性的発言・行為が割合を大きく占める。
特に主人公である上野の余りにも男子中学生レベルのスケベな考えに対し、
朴念仁・草食系を通り越して仏か何かと思うほどの性欲のなさを持つ田中が特筆して描かれており、
男子が女子に対して直接セクハラを働くようなシーンは今までのtugeneko作品に比べ非常に少ない。*1
行っていたとしても無理やり女性側に強要されたりするものが殆どである。
誰が呼んだか「オゲレツ大百科」「汚い『かぐや様は告らせたい』」
ただ、世界観的には男子が相応にスケベであるようには描かれており、
各部の女子部長は男子による覗きなどの被害を無くすために奮闘している。

順当なラブコメ成分が強めの作品となっており、
その解りやすい作品傾向もあってか2019年にはアニメ化。1話12分尺のアニメで1クール放映されている。

なお、2022年に無事完結を迎えているものの、tugeneko氏のX上のポストはそれを最後に更新されておらず、
新作等の発表も行われていない。そのためか、アニメも割と中途半端な終わり方をした上で2期などの発表がされていない。


【あらすじ】

科学部部長の上野さんは、超鈍感な部活の後輩・田中のことが、好きで好きで仕方がない!
今日も斬新すぎる発明品でアピールするけど、気持ちばかりが空回り♪
爆笑必至のラブコメディ❤
(ヤングアニマルweb「上野さんは不器用」より引用*2


【登場人物】

アニメでは全キャラ出てきていないため、CVはアニメ登場済みのキャラクターのみ。
また、作中キャラは一般的に名字のみで呼ばれ、下の名前が設定されているキャラはごく一部。

【科学部】

主人公兼ヒロイン。中学3年生。科学部部長。
赤髪の大きなツインテールが特徴的で、胸は貧相。全体的に体格も小柄。

後輩である田中へ強い好意を持つものの、それを素直に発信することが出来ずにおり、
毎日謎の発明品を完成させてはそれを田中に使わせたりそれを利用して田中の性欲を刺激しようとして
なんとかして自分へと好意や愛情が向くように日々仕向けている……が、大体失敗している。

田中に対してはまさにツンデレのそれだが、同時に「思春期男子の性欲」に対して期待しすぎているきらいがあり、
それを踏まえた異常なまでの暴言や横暴な態度もあり、それも相まってなかなか好意が伝わらない。
自分からは積極的に田中にスキンシップをさせようとするも、実際に触れられたりすると硬直・困惑・羞恥でマトモに喋れなくなるぐらいウブ。
田中とはとにかく一線を越えたがっており、妄想の中では結婚・二人の子供を作っているシーンが非常に多い。
周りも彼女が田中を好きなことはほぼ公然の秘密のような扱いになっている。
感情が高ぶるとツインテールが上方に向かって伸びていき、校舎を貫いて行く事もある。

田中と山下のいる前では横暴かつ粗野な発言が目立つが、
同級生の前では丁寧な言葉で喋ることもあり、過去編では大人しいところも垣間見える性格で、
今の性格に変わったのは先輩の口調を真似たりする他、田中への行き過ぎた愛情によるものの可能性がある。

科学者としては間違いなく天才であり、ドラえもんのひみつ道具レベルのものを個人で作成し続けている。
主には田中への好意を持ったいたずらで使用されるものの、同級生の悩みを解決することも多い。
科学部内では彼女並の技術を身に着けている人間はおらず、先輩および後輩は一学生の成果物に留まるようなものばかりのため
世界全体の科学レベルが高いというわけではなく、彼女だけが特筆しているようだ。
発明したものに対する責任やプライドもあるようで、ある実験の際に山下から「スイッチ切りますか」*3と言われた際にも
あくまで科学者としての気持ちを優先させてその提案を拒否している。

これほどの科学力を持ちながら、元々は科学部に入るつもりはなく中学生になった当初は将来の見通しも立たないまま先輩に誘われて科学部に入部している。
そのため、科学部に対しては非常に恩義があるようで、先輩たちが卒業していく事への寂しさを強く感じていた。
また、2年生の頃はそこまで田中に対する好意がなかったようで、先輩たちの卒業後に彼を好きになる何かがあったと思われる。

小学生時代は東川と共に新体操クラブに所属していたこともあってか*4
運動神経はかなり良く、肉体運動が必要な発明品も対応できる肉体を所持している。



  • 田中(たなか)
    CV:田中あいみ
ヒロイン(?)。中学2年生。

上野が2年生の時に科学部に入部している。特徴のない顔立ちと髪型だが、妙なアホ毛が一本ついてる。上野曰く「田中トンガリ」。
良くも悪くも普通の男子。姉が一人、妹が二人という女所帯の家族の長男。

中学2年生の男子とは思えないほどの性欲の薄さであり、思春期でありながら性欲をまるで持たない。
上野からスカートの中を見せられることや体に触らせられることなど数限りなくあるものの、彼女に対する欲情を一切しない。
これは上野に限らず、彼女の同級生である女子や同じ部の後輩である山下に対しても同様。
ただ、女性の着替えの際には部屋の外に出たり、女性が嫌がりそうな事は察するなど、常識がないわけではない模様。

読み切り連載時は天然というよりはやや常識外れな行動が目立ち、上野へのスパンキング行為なども行っていたものの
その後どんどん性格が丸くなっていき、上述した女性に対する紳士的な行動がちゃんと成立し始める。
特に妹二人の面倒はかなりちゃんとみているようで、二人の問題行動には兄としてきちんと叱る。
だが、いかんせん中2男子というのもあってか女性の知識に疎く、
女性に対して不躾な質問をすることも少なくないなど、デリカシーに欠ける行動も多い。

上野の好意には全く気づいておらず、上野から変な発明品の実験台にされては不満げな反応を繰り返す。
本来、男子には喜ぶべきラッキースケベ的なシチュエーションにおかれても「上級生から嫌がらせを受けている」と思っている節があり、
上野に対して苦言を呈する場面も少なくない。
ただ、上野の事はなんだかんだ信用しているようで、彼女の発明品の凄さを喜んだり、彼女に言われた事には横暴な事以外は素直に従う。

運動神経があまりなく、スケートなどをしたことがない。
回し飲みは苦手で、女子にはすね毛が生えてないと思っているタイプ。



中学1年生。1年2組所属。
白髪のショートヘアで、猫耳のような癖っ毛が付いている。体型は貧相より。

上野が部長になってから入部した新入部員。上野の田中への恋心を理解し、最も近くで応援している。
反面、上野の好意に全く気づかない田中に対しての発言と行動は非常に辛辣。
ただ完全に嫌っているわけではなく、上野がいない状況で二人ではちゃんと対話することも珍しくはない。
でもしょっちゅう発言をセクハラ認定しては攻撃を仕掛けてくる。

当初は科学部に入部するつもりはなかったのだが、小学生6年生時に文化祭に来た時に図書室による予定だったが、
立ち寄った科学部で上野の発明品の被害にあい、帰り道に当時の部長の拉致被害にあった事で入部したような描写がある。

上野の恋をまっすぐ応援しており、彼女が挫けそうになると近くに駆け寄って慰める。あと被害に合わせた田中に暴力を振るう。
科学部でありながら普段は変な本をずっと読んでおり、科学部の作業に関わることはほとんどない。
また、ホラーが非常に苦手で、上野達に無理やり付き合わされた肝試しで失禁したことがある。*6

運動神経がまるでなく、強い負荷をかけられると立つことすらできなくなる。
余り毛が生えないタイプ。縞パン派。



開発中の介護試作機を上野がカスタマイズしたガイノイド(女性型アンドロイド)。
勘違いされがちだが上野開発ではなく、元が存在する数少ない存在。

見た目は上野に寄せられているがパッと見は完全にロボ。だが、全く見抜けない人間がいたりする。もちろん田中も。
上野によって「乙女回路」を搭載されており、上野らしい発言と同時に積極的に田中に迫る行動を示すことも。
暴君的な発言は変わらないものの、上野に比べてかなり素直な性格であり、発言などにも裏がない。
彼女も最終的には上野の恋愛を応援する立場にあるが、その方向は山下に比べて強引かつ極端。

普段は理科準備室に保管されて待機している。このため学校の八怪異になっていたことも。
介護用であるため、衣服の洗浄と感想を瞬時に行える機能を持っている。
アニメでは上野本人の声優が声を当てているが、独特なイントネーションでロボット感を表現している。


上野のタイツを発明品「サモンスタッツ」で変化させて生み出された召喚物。
一応生命ではないらしいが、感情などはある模様。

田中の「犬を飼いたい」という言葉から産まれており、当初は彼(?)を使って田中を実質間接的にタイツに服従させようとしたものの
元がタイツから産まれたせいか人間の汗などの老廃物を好みとしており、上野の脚にしがみついていることが多い。
そのため一度は元のタイツに戻されかけたが、田中と山下の要望で科学部に残ることになった。
その後は話にかかわらないもののちょくちょく画面に登場している。

見た目は「彼とカレット」に登場するペットの犬である「びしゃもん」の黒バージョン。この形のマスコットは作者の作品で頻繁に登場する。



【田中家】

双子の姉。中学1年生。1年2組で水泳部所属。
髪が短くて背が低い方。この作品では数少ない名前ありの存在。兄貴が名字で呼ばれ続けてるしな……

思春期の女子っぽくやや反抗期気味な性格で、兄の田中に対してはやや辛辣。
登場当初は叱られると素直に謝るほどの度量もあり、姉であるという自覚もあったのか
よもぎが泣きそうになると庇おうとするなどややしっかりしている面も見られた。
また、上野と田中が(誤解の上で)高度なプレイをしようとする姿を何度も目撃しており、よもぎにそれを見せないよう教育している。

……が、連載が進むにつれて部活の影響かノーパン主義に目覚める。
兄と妹の両名に反抗してでもパンツを履きたがらないという謎の反抗を見せ、一同の困惑を買った。
水泳部部長である北長とも交友はあるものの、彼女の脱ぎグセにはツッコミを入れる。そんな資格あるか?

すね毛は余り生えないタイプ。好きな味はきなこ味。

双子の妹。中学1年生。1年6組でテニス部所属。
髪が長くて背が高い方。姉同様に数少ない名前持ち。

姉に比べるとまだ幼さが残る性格で、叱られるとすぐ泣きそうになる。
家族的に末っ子なのもあってか甘えたがりなのもあり、
田中とほとんど身長は変わらないのにも関わらず*8、抱っこしてあやしてもらわないと泣き止まない事も。
しかも人前でも全く遠慮しない。

大人しい性格で周りのことも良く見れており、テニス部部長の南峰の暴走気味な性格も暖かく見守っている。
兄のデリカシーのない質問に対しても優しく諭す面や、ノーパンの姉を非難する面もあるなど
作中ではかなり常識人の部類。甘えたがりな一面もまだ中1の女子だから仕方ないところもあるし……

すね毛はちゃんと処理しているタイプ。好きな味はチョコミント。
ちなみに声を担当している伊藤美来はアニメのOPも担当している。

  • 田中の姉
本編未登場。設定のみ存在する。
よもぎはすね毛の処理を彼女ではなく母に聞いているらしく、彼女もすね毛が余り生えないタイプの可能性はある。


【上野の同級生】

水泳部部長。
茶髪のストレートヘアーで、胸は小さめ。

中学1年から上野と付き合いがあり、上野が田中を好きであることを知っている。
からかい癖があり、彼女の一向に進まない恋愛を茶化すことを楽しんでいる節がある。
ただ田中をからかおうとする時は大体しっぺ返しを食らう。
それでも上野の恋は純粋に応援しており、恋愛の妨げになりそうな行為にちゃんとフォローを入れる良識さも。

水泳部になってから「薄着で人前に出ると気持ちがいい」と言う趣味に目覚め、
スクール水着の上にジャンパーを羽織った姿で裸足で校内を彷徨く姿が目立つ。
しょっちゅう人前で脱ごうとしており、男子の前で脱ぐことにも抵抗がない。
その後、フルヌードのまま帰ろうとするなど、露出に対してかなり積極的。部内の同性相手にも困惑させることがある。
ただ、触られることに対しては厳しく、田中に胸を触られかけた時は狼狽し*9、頭を撫でられたかけた時は強めの語気で叱責している。
また、水泳部部長の割に運動神経が鈍い描写がある。

同級生の中では比較的出番が多く、上野抜きでも科学部に来ることもある。
すね毛はちゃんと処理しているタイプ。

陸上部部長。
黒髪のショートで、外に跳ねた癖っ毛とてっぺんのアホ毛が特徴。作中ではかなり胸が大きい。

日々の鍛錬と適切な休息の積み重ねにより人の理を超えた超運動能力を獲得したと語り、
3階の科学部に垂直跳びで届くという人外の能力を身に着けた超人。*10
その代わり圧倒的な新陳代謝も兼ね備えることになり、動くだけで異常なまでの発汗をする体質になっている。
ところ構わずおもらしをする嬉ションガールと自称した際に一度失禁した山下のトラウマを呼び起こしかけたのは内緒。

北長同様、上野が田中に好意を抱いていることは知っているものの、
彼女の恋が実るようにと振る舞うさまが余りにも演技臭さが隠しきれておらず、度々上野を困惑させる。
思ったことをそのまま口にしてしまう性格であり、田中以上にデリカシーに欠ける発言をする場面も。
当人に悪意はなく、むしろ上野に水を飲ませて母性本能が目覚めるほどに周りを気に掛けるタイプではある。

テニス部部長。
両分けの茶髪で、長い髪をポニーテールでまとめている。巨乳。
普段はテニス部のユニフォームを身に着けているため、バイザーを被っている場面が多い。

テニス部で活動中に男子から「スコートの中が見えるかも」といった性的な視線を受けることが非常に多いため、男子が嫌い。
テニスに対して真摯であるあまりに極端な発言・行動が目立ち、
「アンダースコートは性的なものではない」として全校集会で見せながら説明、校内放送で訴える、
実際にスコートを脱いでアンダースコート状態で会話するなどの奇行も目立つ。*11

初登場時は男子嫌いのため科学部に相談に来た際にその場にいた田中に突っかかったものの、
田中の「見てるのはスコートの中じゃなくて南峰先輩が可愛いからでは」との発言に一撃で絆され、
その後はやや辛辣な態度を取りながらも行動は軟化している。その場面に立ち会った上野は当然キレており、山下とよもぎまで呆れさせた。

その他にもハレンチな行為に対して異常なまでに敏感になっており、
動くことで胸が揺れるダンスゲームなどに敏感に反応して逃げ出したりしている。
妙にサービスシーンが多く、エッチな発明品の被害は大体彼女が標的。

幽霊は信じない。また、ウエノ13号を上野と勘違いしている。

新体操部部長。
青緑色のショートボブヘアで、男子を思わせるほどの貧相な胸。

上野とは中学以前からの付き合いで、上野と共に当初は新体操部に入ろうとしていたものの
上野が断ったため、一人で新体操部に入部して活動している。
普段はメガネを掛けているが、特にかけていなくても見えていないような描写はない。
今でも上野が新体操部に入ってくれるようにしょっちゅう勧誘している。
同級生相手には比較的丁寧に接する上野が田中・山下レベルに雑に扱う貴重な存在。

当初はその身体的特徴と「ボク」という一人称から田中に男子と誤解されている。
その際に新体操部で着用しているレオタードの下半身を見せつけるなど、北長以上に羞恥心がない。*12
上野の腹や胸、尻を揉むなど積極的にする上におっさん臭い振る舞いや発言が多いため、上野からも警戒はされている。
ただ、新体操部として部員を守るために男子を注意するなど、身内以外にはしっかりとした振る舞いをする。

上野が田中に好意を持っていることは余り触れない……というかそんなに興味がなさそうである。
どちらかというと上野への好意が強い。

  • 花森(はなもり)
美術部部長。
ピンク髪をツインテールにしたメガネっ娘。
制服の上にジャージを羽織り、萌え袖にしている。

同級生の女子部長の中でも特別テンションが高く、周りを引っ掻き回す性格。
女子部長で集まった会合でも東川がゲームを提案すると真っ先に乗るほど軽い性格。加えてゲームは下手。

男子のちんちんに対して猛烈な興味を持っており、上野に田中の胸像3Dモデルを投影する発明品を出した際には
「上半身にちんちん無いでしょ!!」と理不尽にブチ切れ*13、下半身も見せるように強要。
発明品を奪い取ろうとまでしたものの、上野の「これ私のだから!!」には「ちんちんの所有権」があることを知り流石に引き下がった。
それ以外にも象が2頭交尾している絵に「ちんちん」とタイトルを付ける、彼氏持ちの添木にちんちんを見たか確認するなど、ちんちんへのあくなき探求を持つ。
東川とは1年生時に同じクラスだったようで仲が良く、一緒に行動することが多い。

他のサブキャラに比べて発言量が非常に多いが、
元々作者が読み切り用の主人公として用意していたキャラであることが単行本で明かされている。

  • 添木(そえぎ)
書道部部長。
薄い茶髪のショートボブで、ロップイヤー的な垂れ髪と猫口が特徴。
ちょくちょく吹き出し外で「クーン」という犬の鳴き声のようなオノマトペを発する。

大人しい性格で、余り口数も多くないが、周りを見て発言して場を引っ張る能力には長けている。
そういう事もあってか巻き込まれ体質なところがあり、2年の頃から書道部の部長をやっている。*14
作中でも珍しい彼氏持ちで、5組の林くん*15と付き合っている。

表に余り出ないものの下ネタや猥談が好きな描写が多々あり、「下品な言葉を綺麗に書くのが好き」と1年生時に上野と北長に語っている他、
田中が言葉を聞こえない耳栓を付けた時は耳元で卑猥な発言をして上野を焦らせたり、
彼氏のちんちんをいずれ見るつもりであることを女子部長会にて沈黙にて肯定している。

1年生の頃はもう少し砕けた口調で喋っていたようで、3年生になるまでに色々と丁寧になっていった様子。

  • 錦辺(にしきべ)
吹奏楽部部長。
濃い茶髪を後ろで二つ結びにした女子。

女子部長会を仕切るなど作中でも特に部長らしい部長。
人並みに他人の恋愛事情を気にしたり、周りの非常識な発言・行動にツッコミを入れるなど、比較的常識人側。

ただ、吹奏楽を周りに教える際に相手の親指を噛んで教えようとする癖があり、
男女問わず唐突に噛みつく事もあるうえ、それを否定されると苛立つ事も。
田中の名前を一向に覚える気がなく、「ダバダ」や「ダカタ」など音程だけで覚えられてる節がある。


【回想での登場人物】

  • 先代科学部部長
上野が2年生の時の科学部部長。名前は出ない。そこそこ巨乳。
上野が入学した当初に色々と策を施して上野が科学部に入部するきっかけを作った……というより拉致して強引に入部させた張本人。
表紙などで登場していないため髪の色は不明だが、明るめの髪色に設定されている。長い髪に普段は謎のウサ耳型機械を付けている。*16

科学部で自由奔放にやっており、後輩である上野を開発者としても後輩としても大事にしている。
同時に田中も後輩として面倒は見ているもののそこそこ辛辣。この作品のキャラこんなんばっか。
適当な性格で、会話の内容も適当。だが科学部に対する帰属意識は強いらしく、
余り新入部員に固執しない先輩達に対して部の存続のために色々と怒られるようなことをしている。

上野も彼女に対する尊敬の念があるのか、粗野な時の口調は彼女を真似したのではないかと思うほど似ている。
発明品の無茶苦茶さの発想のスケールも彼女譲りのようだが、彼女本人は一般人程度の発明しか出来ず、大体上野だよりになっている。
まぁそもそも上野さんが作るものが人類の技術を超えすぎなんだが……

中学最後の文化祭後、自身の横暴のせいで科学部に入部した人間が少なくなった事を反省しており、
残った部員の上野と田中のために山下を拉致して科学部に入部させている。やってることが2年前と何も変わってない。

  • 先代科学部副部長
上野が2年生の時の科学部副部長。同じく名前は出てこない。
部長の振る舞いに呆れながらツッコミを入れる。田中に対して部長以上に辛辣。

  • 先々代科学部部長
上野が1年生の時の科学部部長。ボサボサ髪のメガネという如何にもな理系女子。
他の同級生もだが、余り科学部そのものへの存続意識がないようで、他の部を見て回ろうとする上野を素直に逃がそうとしている。
運動神経が非常に鈍く、リレーで走るとマトモに走ることすら出来ない。


【上野の発明品の一部】

  • ロッカくん
1話登場の水ろ過装置。これを使って自分のおしっこを田中に飲ませようとしている。
度々水ろ過が付随した発明品が出てくるので割と不遇なポジション。最終話でも登場する。

  • ジゴスパッツ
履いている状態で行動を起こすと電力を発生させて充電機能を行えるスパッツ。
勢いよく擦ると充電速度が上がる。

  • カンチカン
痴漢されている事を検知して警報を鳴らし周りに知らせることが出来るカチューシャ型の装置。
だが、装着者の羞恥状態によって起動するため、触られてないのに警報が鳴る欠陥品。上野装着時には田中相手に痴漢されるかもという想像だけで全く鳴り止まなかった。

  • ガチャポーター
望んだものを取り寄せることが出来る夢のアイテム。
細工されていたため、特に望んでいないのに山下の縞パンや北長のスク水を取り寄せた。夢がありすぎる。


【余談】

  • 単行本最終巻である10巻に作者による各話の簡単な解説が描かれており、そこでしか出てこない情報もある。


なにかおかしいと思ったんだよこの記事が、欲望に忠実すぎるだろ
誤解ですって
どんだけ欲しがるんだよ追記・修正をよぉ
全然そんなつもりはなかったです
これだからwiki籠りはもー
いや本当全然ですよ全然!
ある程度は仕方ない話だけどさぁ
本当に全然追記・修正するつもりはなかったんです!
ちょっとはやりたがれや!!
女子の項目だろがい!!

情緒が不安定すぎる

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最終更新:2025年09月16日 10:30

*1 セクハラへの指摘は存在するが、大体の場合は不可抗力および言いがかりのようなものがほとんど。

*2 https://younganimal.com/series/e101fc840f060

*3 ※スイッチを付けたままだと誤作動を起こしている発明品のせいで田中との発展が見込めないから、発明品がちゃんと機能してる事にしてイチャつけるようにしますか、の意味

*4 新体操部には入らないがクラブは続ける、と当時は言っていたものの、その後の東川の態度や彼女の肉体が当時よりも肉付きが良くなった描写があるため、今では完全に科学部一本で生活していると思われる。

*5 ちなみにちゃんとそこまでに伏線は敷かれており、東川が女子だと判明した時や夢に介入する装置で上野が出てくるところなどから田中が上野を意識している描写は少数ながら描かれている。

*6 その際に「嫌なことだったら無理に付き合わなくていい」と上野から慰められており、その後ホラーイベントが発生しそうになった際には秘技「朧陽炎」で逃亡している。

*7 ただ4名中本当に驚いていたのは1名。他3人は「それはそうだろうけど」と納得していた。

*8 ここ最近で一気に背が伸びてしまったため田中も困惑しているらしい。

*9 田中としては彼女の胸を隠している上野の発明品がどうなってるのを確かめたかっただけだったのだが、やってることは胸に手を伸ばしていたので本人も流石に誤解だと弁明している。

*10 本人談なので、どこまで本当化は不明。ただ実際に窓の外から科学部に辿り着いているため、階段以外の方法で登ったことは間違いない。

*11 上野曰く「そういうことやるから注目されるんでは」。彼女に言われたらおしまいである。

*12 というより北長の場合は「見られることに喜びを感じている」ため、羞恥心がないというのとはまた違ってくる。

*13 元々下半身を見るために制作を依頼していたのだが、上野に「半裸」としか伝えていなかったので上半身の半裸だけを作られてしまった。

*14 自身が2年生時に3年生が部活にいなかったため。

*15 作中未登場。野球部の一番ちっちゃい子とは錦辺の弁。ちなみにそれを聞かれて北長は誰なのか全くピンときていない様子だった。

*16 上野の発明品の一つであるバニーノミミー。彼女は拡声器として主に使用していた。