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ゲソックの森

ゲソックの森
【げそっくのもり】

ジャンル リアル体感RPG
対応機種 エルエル砂漠
発売・開発元 地の王オッポレ
発売日 グルグル歴932年*1以降
価格 無料
プレイ人数 1人
セーブデータ 1個
レーティング 不明
判定 クソゲー
ポイント グラフィック及びキャラクターのビジュアルの良さと、バグの少なさ以外に褒める所が無い
そもそも開発者にクリアさせるつもりが無い



概要

自然界の四人の精霊王の一人である地の王オッポレが開発したゲーム。『ゲソックの森 ~メダイゴスの謎~』と、続編の『ゲソックの森II ~クゴジキイの野望~』が存在する。略称はそれぞれ『ゲソ』と『ゲソII』。
地の精霊曰く「楽しい夢物語」「楽しい冒険」。



特徴

  • エルエル砂漠にカセットを差し込むことで出現する入り口に入るとゲームスタート。プレイヤーはそのまま主人公「アルス」として、敵キャラクターを倒しながら先へと進んでいく。
  • 説明役として、地の精霊が1体同行してくれる。
    • 上記の通りカセットは無料だが、カセットを入手するためには「泉の目」という箱の謎を解いて地の精霊に会う必要がある。



評価点
  • 良質なグラフィック
    • 本作は砂漠の地下にゲーム本体となるステージが存在するのだが、なんとそこはタイトル通りの森になっている。空もしっかり作り込まれており、地下であることを一切感じさせない。
  • 美麗なキャラクター
    • 「人間」に分類されるであろうキャラクターは基本的に美形ばかり。特にパーティーメンバーとなる女性キャラクターは一人を除いてみんなかわいいと評判。
  • バグが少ない
    • この手のゲームには珍しくバグがほとんど無い。
    • そのバグも「パーティーメンバーの一人であるリッフィーが、戦闘中に敵を勝手に攻撃する」「リッフィーの攻撃でボスを倒すと形態変化が起こらない」というもので、後述のシステム的にあまり気になるものではない。



賛否両論点
  • フィーの鉄則
    • 何故か女性キャラクターの名前は必ず「フィー」がつく。本作のあまりの酷さに「名付けを面倒臭がったのでは?」と勘ぐるプレイヤーが多数いる。
  • 唐突なハーレム要素
    • 女性キャラクターは基本的に無条件で「アルス」にゾッコンであり、複数人仲間にすると取り合いを始めてしまう。こうなるとRPGではなくなるため、それを楽しみたい人には不満点となる。



問題点
  • 長すぎるOP
    • 60分もあるムービーを見せられる。しかもスキップも早送りもできない。
      • これだけの長さに反して内容は「異変が起こったのでそれを解決するためにアルスが旅立つ」というだけなので、途中で眠くなること必至である。
  • ストーリーの薄さ
    • 『ゲソックの森』にはストーリーがOP以外皆無であり、出口を潜るとそのままゲームクリアとなる。
    • なんと道中は雑魚敵をひたすら倒すだけであり、ラスボスは存在しない。
      • さすがに制作側も疑問に思ったのか、『ゲソックの森II』では会話イベントが盛り込まれ、敵キャラクターが増加するなど多少改善が行われた。
  • 仲間の問題点
    • 『ゲソックの森』の時点で仲間として加入するのは100万点のオヤジのみ。しかも100万点が何を意味するのかは不明。
    • 本作には仲間にも当たり判定があり、仲間を攻撃しすぎるとクリア失敗となる。
    • 仲間は特にイベントもなく勝手に増えることがある。
      • 仲間は再登場する度にパワーアップして姿が変わるという謎の仕様がある。どの姿になるか条件等は一切不明。
      • 仲間がどんな行動を取るかは完全にランダムで、プレイヤーの指示にはまず従わない。そのためバグにより必ず敵を攻撃してくれるリッフィーが一番頼もしいことになる。
  • 敵の問題点
    • 『ゲソックの森』の時点では敵キャラクターは雑魚が一種類のみ。しかもできることは突進のみで、1体ずつしか出てこない。
      • 『ゲソックの森II』では雑魚が複数登場するようになり、中ボスのサムライ忍者とラスボスの宇宙大皇帝が追加された。だが雑魚は相変わらず一種類で突進しかできず、サムライ忍者と宇宙大皇帝はどちらも理不尽な仕様により非常に倒すのが難しい。
        • この点について制作スタッフは「ハードの制約上仕方ない」と主張しているが、先述の通りグラフィックに対しては気合いが入りまくっている為、容量配分の失敗の言い訳と受け取られてしまっている。
    • サムライ忍者はビームや砲丸投げといった遠距離攻撃を多用する上に、近づくだけでダメージを受けてしまう。
    • 宇宙大皇帝は第六形態以上ありとてもしぶとい。
  • RPGとは思えない仕様
    • 敵を倒すとゴールド(お金)を入手できるが、ショップが無いため特に使い道は無い。
    • プレイヤーを模したアイテムを取ると1UPするという、アクションゲームのような仕様がある。おそらく後述のオサール太郎への救済処置だと思われる。
    • 上記の通り、仲間の女性キャラクターが複数いるとギャルゲーになってしまう。
  • その他理不尽な要素
    • 最初の一歩が落とし穴。
    • 『ゲソックの森』ではオサール太郎に触れると何故か即死する。地の精霊の説明が入るのでバグではなく仕様。
    • マップが非常に広大かつ入り組んだ迷路になっている。『ゲソックの森II』ではそれが12倍に増えた。
    • プレイを開始したら最後、クリアするまで出られない。
      • RPGとしてセーブどころかパスワードなどによる中断機能まで無いのはあまりにも厳しく、これらを通しでプレイしなければならないというのはあまりにも苦痛である。いちいちクソ長いOPを見なくて済むのはありがたいが、ゲーム自体が長いので何の利点にもなっていない。



総評

とにかくつまらない。自由度が非常に低く、理不尽に振り回されるばかり。
「楽しい冒険」という要素は「楽」の一字すらなく、夢物語は夢物語でも悪夢である。



余談
  • 発売から現在に至るまでクリア者が1人しかいないという逸話がある。これも本作の理不尽さを物語るエピソードと言えよう。
    • 「世界一難しいクソゲー」こと「エルナークの財宝」は13年間クリア情報が出回らなかったというだけであり、クリアした人がいるかもしれないことを考えればあまりにも酷い。






………………はい、真面目にやります。




登録日:2026/02/02 Mon 02:41:04
更新日:2026/03/20 Fri 02:30:09
所要時間:約 6 分で読めます




自分の足元にこそ「地」はあるのだ!
そんなことにも気づかないやつはこの森でハマってもらった。
ハマリこそ大地への帰依である!




ゲソックの森とは、『魔法陣グルグル』に登場するイベントである。


概要

『魔法陣グルグル』11巻収録の97~99話に登場。地の王オッポレに認められ、地の剣を入手するためにクリアしなければならないイベント。
地の王に見定められた「勇者*2」しか挑むことができないため、劇中ではニケが単独で挑むことになった。
地の精霊曰く「王は人間の心が美しく成長できるよう、愛と夢にあふれた森を作った」とのことだが、その実態はほぼ上記のゲームカタログ@Wikiのパロディ文の通りという酷いものである。

実は上記のパロディ文以外にも極悪な仕様があり、イベントクリアの条件は「出口から脱出すること」ではなく、「森の中に隠れている地の王を発見すること」。
これに関しては地の精霊から一切説明されず、満たさずに出口を通ると続編という名の無限ループに突入する。
更に、クリア失敗の判定がなされた場合、もしくはハッキング等正規の手順を踏まずに侵入した場合はプレイヤーはすべての記憶を失い『ゲソックの森』のキャラクターにされてしまう*3
もはやバトル漫画に出てくる「自分が圧倒的に有利な空間を作り出して、そこに相手を閉じ込めるタイプの攻撃」と似たようなもんである。他の作品で喩えるなら化血陣(藤崎竜版)デスマネー・スゴロク自閉円頓裹が近いか。

当然劇中での評価は散々で、現地の住人からの認識は「魔のチケット」「地の王へのいけにえ」
ニケも「ワケのわからん世界」「二度とこんなとこ来るか!」「決まってることをやらされて何が冒険だ!」「サイテーだったよ」とボロクソに貶している。
地の王の娘であるクルジェからも、ニケにクリアされたことを契機に「こんな森はもうやめてよね!」と言われた。

なぜ地の王がこんな地獄を作ったのかというと、元をたどれば魔王ギリの出現と進攻が遠因になる。
彼が在住するエルエル砂漠には地の王を信仰する民族がいて、彼を祀り大地に感謝するお祭りが行われていた。
だが、300年前の魔王ギリの出現によりその風習は失われ、誰も大地に感謝することが無くなってしまう。
このことからくる寂しさを紛らわせようとして『ゲソックの森』を作ったのである。

なお、地の王の一人娘であるクルジェは、それとなく旅人たちに警告して父親に会うのを諦めさせるように密かに動いていた。

なお、あまりにも自由が無い『ゲソックの森』だが、地の王は「自由に生きる人間のエネルギー」を尊重しており、四人の王の中では一番勇者パーティーに近い精神性を持つ。
『グルグル』では定期的に「自由であることの大切さ」を説くようなエピソードが描かれており、『ゲソックの森』もその一つだったと言えよう。


登場キャラクター

実はリッフィー以外の女性キャラクターは、全員男性が変身させられている。

  • アルス
設定上の主人公。サダヤチメ王国在住。神官ぽいやつ曰く「神の子」。この旅立ちを予感していたような気がするらしい。

  • 地の精霊
地の王のところのギップルポジション。複数いる。
イベント攻略中に1体が説明役として同行してくれるが、実はこの個体こそが地の王の隠れ蓑である。気づくかそんなん!

一応のヒントらしきものとして、地の精霊の両腕は地面から突き出た棒に繋がって人形劇のように動いており、下で誰かが操っているというヒントになっている。
もっとも、最初に調べようとした際には「企業秘密」とばかりに調べるのを拒否されるので、よほどしつこく調べようとしない限りは気付けない。

  • 100万点のオヤジ→キタフィー
キタキタおやじの成れの果て。
もともと状態異常に強い耐性を持っているためか、他の被害者たちとは異なりクリア失敗となってもある程度原型を保っていた。
だがその結果、女体化した際にヒゲとすね毛が残ってしまう。

  • オサール太郎→オサルス・T→サリフィー
『ゲソックの森』の時点では歩く即死トラップで「キー」としか言えなかったが、『ゲソックの森II』では普通に喋れるようになりそのまま仲間入りした。
サムライ忍者戦で一度は逃げ出すものの、カカロットオサルス・Tとなって復帰。そしてその後、ポニテ巨乳ギャルになった。
最終的には第三次ダイナマイトオサール列伝Kというゴツイ姿になる予定だったらしい。
正体はモブ冒険者。ニケに助けられてお礼を言うなど誠実な好青年だが、ややサル顔。

  • レルフィー
いつの間にか仲間になっていたキャラその1。ショートカットでつり目。巨乳。
正体はレイド。ニケたちを追って『ゲソックの森』にタテジワネズミたちを率いて侵入したが、まとめて取り込まれた。

  • リッフィー
いつの間にか仲間になっていたキャラその2。ロン毛のメガネっ娘。
正体はククリ。クルジェから貰った砂を被ることでキャラに成り済まし、ニケを助けるべく『ゲソックの森』に侵入した。
最初に登場したページでは「ちょっぴり内気」と紹介されていたり「あたしが最初に勇者さまに会ったんだもん!」と主張していたが、これがまさかのヒントだったりする。

  • タッフィー
いつの間にか仲間になっていたキャラその3。ハチマキ+ロン毛+八重歯+巨乳+裸オーバーオールという属性の塊。
正体はタテジワネズミその1。

  • テッフィー
いつの間にか仲間になっていたキャラその4。機械的な場所からオペレートしてきた世界観ガン無視の存在。
正体はタテジワネズミその2。

  • ライオン師匠
アルスの師匠。ライオンのような獣人。
正体はタテジワネズミその3。もはや元の名前が一文字も被っていない件

  • サムライ忍者
中ボス。上半身裸のギリシャ系っぽいシブメン。上述の通り当たり判定が広く、おまけに仲間キャラがうろつくので攻撃を当てづらいことこの上ない。
登場時には剣と盾を持っていたが、すぐに捨てた。

  • 宇宙大皇帝
ラスボス。「本当の姿」「真の姿」「最終形態」「真の本当の姿」「真の正体の本当の真」を持つ。(ククリの乱入によりストーリーが破綻したことで形態変化がストップしたが、実際は無限に形態変化する可能性がある。)
第一形態はサリフィー、レルフィー、タッフィーにボコボコにされ敗北。残りの形態もニケorククリに一撃で倒されており、あまり強くない。
とはいえボスラッシュのごとく連戦になるため、「真の正体の本当の真」の頃にはニケは疲労で戦闘不能になりかけていた。


余談

そのあまりのクソゲーっぷりで読者に絶大なインパクトを残した『ゲソックの森』だが、アニメで完全再現されたことが無い。
アニメ第2期では最終回のオリジナルエピソードで一部再現されたが、第3期では尺の都合により次回予告でしれっと流された。あとEDではパチモン化キャラたちが登場している。



追記・修正は自由に生きる人間のエネルギーを持つ方にお願いします。

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最終更新:2026年03月20日 02:30

*1 魔王ギリが世界征服を開始した年。

*2 ここでは「泉の謎を解いた者」のことを指す。

*3 幸いなことに、元に戻るとキャラクターになっていた頃の記憶は無くなる。