孫悟空(ドラゴンボール)

登録日:2010/10/10 Sun 01:08:32
更新日:2022/06/14 Tue 23:53:49
所要時間:約 35 分で読めっぞ


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『オッス! オラ悟空!!』



孫悟空とは、鳥山明原作の漫画「ドラゴンボール」の登場人物。

CV:野沢雅子山口勝平(DRAGONBALL EVOLUTION)
演:ジャスティン・チャットウィン(DRAGONBALL EVOLUTION)


【プロフィール】

種族:サイヤ人(下級戦士)
出身地:惑星ベジータ
誕生日:不明
身長:成人時点175㎝
体重:成人時点62㎏
職業:長いこと無職、『超』で農家
資格:『Z』125話で運転免許取得
利き手:両利き
趣味:鍛錬、戦闘
好きな乗り物:筋斗雲
好物:なんでも
苦手:尻尾を触られること、計算、知恵の輪、注射、ネズミ(『ネコマジン』『ドラゴンボールSD』の設定)


概要(げえよう)

本編の主人公。
ツンツンってレベルじゃない髪型と、常に着ている山吹色の道着が特徴。

エイジ737年に惑星ベジータで生まれる。
「宇宙最強」とも称される戦闘民族サイヤ人の数少ない生き残りで、本来は地球の生物を滅ぼす為、赤ん坊の頃に送り込まれた。
サイヤ人としての「カカロット」という本名を持ち、同じサイヤ人のキャラ達からはこの名で呼ばれている。

生まれた時の戦闘力は2。
猟銃を持ったオッサンが5、4歳児の悟飯が1である事を考えると結構な数値だが、サイヤ人の中では落ちこぼれもいい所。
アニメ版では実の父バーダックには「クズ」と罵られ、同じ日に生まれたブロリーが1万という超天才児 というか怪物 だったので散々物笑いの種にされていた。

原作漫画のラディッツの発言、およびアニメ「Z」シリーズの展開では、
「戦闘力が低すぎるので惑星ベジータではなく、強敵のいない星で成長させよう。大猿の変身を考慮すればこの程度の戦闘力でも十分だろう」
という判断のもとに、
近年制作された『ドラゴンボール マイナス』および「超」シリーズでは、両親ともに愛されており、
フリーザの行動を怪しんだバーダックが、資産価値がなくフリーザの目に止まりそうのない地球*1に逃したという設定になっている。

こうして惑星ベジータの消滅を逃れて無事地球へと落着したポッドは武術家・孫悟飯に発見され、彼の下で育てられた。
悟空という名は「空から来た」ことに由来して名付けられた。

ただし、この手のサイヤ人は対象の星の生物を絶滅させるための「命令」が施されており、当初は手が付けられない程に暴れる子供だった。
『銀河パトロール ジャコ』での孫悟飯の話だと、家に連れて行く時点で既に達人でなければ危ないほどの戦闘力を持っていたようだ。
が、ある時谷底に落下し、頭を打って記憶を失い、うってかわって穏やかな性格に。
それ以降は素直に成長し、純粋で優しい心を持った少年になった。

悟飯の死後は人里離れた山奥でひとり暮らしていたが、
「7つ集めると何でも願いを叶えてくれる」という伝説を持つ『ドラゴンボール』を捜し求めている少女・ブルマと出会った事で、
全宇宙を巻き込む彼の物語が始まる事になる。

名前の由来はいわずもがな「西遊記」の孫悟空。尻尾を持っているのも猿のイメージからで、サイヤ人の名前「カカロット」は「キャロット(人参)」から。
原典の孫悟空にはケツを見せても尻尾が無いというのは秘密


「ドラゴンボール」自体、「Dr.スランプ」を終了させる為に始まったような漫画だが、当初はあまり人気が無かった。
なので、悟空に「闘う事が好き」というキャラクター性を付加したらしい。

恐らく、数ある日本の漫画・アニメキャラクターの中でも飛び抜けて高い知名度と人気を誇る。
漫画のヒーローと聞いてこのキャラクターを連想する人も多いのではなかろうか。
海外でも強い人気を持ち、今尚愛されるキャラクターである。


【性格・活躍】

●幼年期・少年期(10歳頃) - 本編開始(けえし)~ピッコロ大魔王編

良く言えば純粋、悪く言えばバカ
ずっと山奥で悟飯翁と暮らしていた為に世間知らずで常識知らず。
「股を触らないと男女が判別できない」というアレな部分を持っているが、そもそも男女の定義すら分かっていない。
旅に出るまでは男女の股の違いや数字の正確な数え方*2すら分かっていなかった。しかしステンレスは知っていて自動車も知識としては知っていたことから最低限の教育や都の情報は教えられていたようだ*3

恐ろしい程の大食漢で、子供の頃はすぐに腹を空かせていた。
そのため、空腹時には力が出ず、格下の相手にやられることも多かった。

基本的に大らかで、あまり物事に頓着しない。
また、強い奴と闘うのは好きだが、相手を殺す事にこだわりはしない。
あくまで「絶対に負けない」為に闘うのであり、ある意味求道者のような面を持っている。

ただしサイヤ人の本能なのか、一旦怒りを爆発させると手を付けられない時がある。
人生の師とも言える武術家・亀仙人の下で共に修行した親友のクリリンが殺害された時は、明確に殺意と復讐心を顕わにした。

……実のところ、一番相手を殺す事に躊躇しなかった時期だったりもする。
ピッコロ大魔王一味との戦いでは上記の通り殺意むき出しで、対決した相手を皆殺しにしているが、
レッドリボン軍での戦いでも躊躇なく相手を殺した事が何度かある(それも割とギャグ的描写有りで)。
鶴仙流に一時付け狙われたのも桃白白をなんやかんやあって殺したためである(後で復活したけど)。
海外のファンが『ドラゴンボールのキャラが生涯で倒した全キャラと一緒に写真撮影したら』というファンアートを描いた際にも
大半がこの時期のキャラで埋まっていた。蛸とか魚とかロボットのメタリック軍曹とかもいたが…。

逆に言うと、「まだ命の重さがわかっていなかった野獣」が、仲間たちとの交流や死を経て「命の大切さを理解する人間」になった時期だったのかもしれない。
助けたウミガメを生かすか殺すか「ホントにうまいのかなあ」と食欲で判断し、「豚肉好きか?」とウーロンを非常食とも見ていた彼が、ボラの死を嘆くウパを見捨てられずにドラゴンボールを使っての蘇生を決意し、クリリンの死に涙を流して激昂するほどに変わったのである。

ちなみに“悪の心を少しでも持っていると死ぬ”という攻撃を受けたが不発だった。
つまり悪の心が全く無いほど純(眩しくて見えない)ということである。マジパネェ

なお、悟空がその長い生涯で泣いたのはすべてこの時期だが、僅か3回。
1つは育ての親である孫悟飯と再会した時、1つはクリリンが殺された時、そして最後の1つはピッコロ大魔王を打倒した時。

後々サイヤ人という素性が明らかになる悟空だが、
この頃にピッコロ大魔王の全力の攻撃を受けても無事だった事に「貴様、人間か…?」と慄かれた際には、「シッポがあるから人間ではないかもしれない」と寂しげに語っており、既に心のどこかでは自分が他の人間とは違うと違和感を持っていた模様。*4
あれだけ多種多様の人種のいるドラゴンボール世界の地球でシッポがあるだけで「他の人々と違う」と違和感を持つのも中々凄いことである


●青年期(10代後半~20代後半) - マジュニア編~セル編

神様の下で修行し、(身長的に)かなり成長を遂げた。
ちなみに「神になれ」と凄い勧誘を受けてたりするが、拒否している。

この天下一武闘会でチチと再会、結婚し、間もなく息子の孫悟飯を授かっている。 

言動にもかなり落ち着きが見えており、精神的にも大きく成長している。
兄のラディッツから自身の正体を聞かされた際にもそれほどの動揺はなく受け入れつつも悪事の誘いは断り、養父の仇という大猿が自分だとベジータ戦で気付いたときは流石に動揺したが、その後は自身を「地球育ちのサイヤ人」「穏やかな心を持つサイヤ人」と定義している。
また社会的な常識も身に着けており自動車の免許を持っていて家族でドライブに行くこともある。
(アニメ版では人造人間襲来前の修行期間にピッコロと免許を取りに行くオリジナルストーリーがあるが、原作ではラディッツ襲来前に取得したのか家族三人でドライブしている扉絵がある)

「相手を殺す事にこだわらない」という部分が強くなっており、
宿敵であるピッコロや、永遠のライバルであるベジータとは死闘を繰り広げるも、殺す事はしなかった。
ただ、一度見逃そうとして騙されたラディッツを自分諸共ピッコロに始末してもらったり、全力が通じないフリーザ相手にナメック星を諸共にするのもやむなしと特大の元気玉の使用を決断する等、
「もはや自分の力でどうにも出来ない・全滅しそう」という場合には敵の殺害も止む無しと判断するので、不殺主義だったわけではない。
勝負が付くまでは全力を叩き込むが、倒れた相手への止めは好まない、というスタンスが近いだろうか。

そして、クリリンやベジータを殺害した宇宙の帝王フリーザ相手には完全に「プッツン」し、伝説の超サイヤ人に変身した事も相まって「このクズ野郎」等、普段は使わない言葉遣いで怒りを顕わにした。
その一方で罪のない者達を殺してきたサイヤ人が滅びた事そのものは「だから滅びた」と因果応報であったと断言し、それを「なんとなく気に入らないから滅ぼした」と嘯くフリーザに「今度はこのオレが貴様を滅ぼす」と切り返すなど、
意外な議論戦闘力の高さを見せたりしている。
とはいえ、フリーザにフルパワーの反動が出始めて勝負にならなくなった時点で、フリーザを存分に恐怖させたことに「もうオレの気は済んだ」と見切りをつけてフリーザを見逃そうともした。*5
しかしその言葉に逆上したフリーザは無謀な攻撃をしたことで自滅。命乞いをするフリーザに「そうやって命乞いしてきた者を何人殺してきたんだ!」と罵倒しながらも見捨てる事ができず気を分け与えるが、結局再度フリーザは悟空を攻撃し、悟空はそれに対して全力の攻撃を叩き込んで撃破する。
遂にクリリンの仇を討った悟空だったが、そこには勝利の喜びはなく、ただただ虚しさだけが残ることになった。

セル編では序盤こそ「まだ悪い事してないだろ」「強い奴と戦いたいし」という事で、事前に人造人間が現れる情報を察知しても「自分達を鍛える」という後手な対処法を取ってはブルマにボロカスに言われる等、まだ甘さや自分本位な思考が見られたが、心臓病で危うく死に掛けたこと、自分が天界の事を教えてなかった未来では悟飯がちゃんとした環境で強くなれなかった事等を知らされていた事も影響したのか、心臓病から復帰した後は精神と時の部屋で悟飯をさらに修行させ、超サイヤ人にまで育て上げたり、
尚且つ完全体のセルを殺すつもりで瞬間移動かめはめ波を放ったり、珍しく勝負が付いたも同然のセルに止めを刺すよう悟飯に警告したりと、この頃からより結果を優先させるようになった。
ただ「フェアじゃねえ」と悟飯と戦う前に消耗したセルを回復させたり、そもそも悟飯の戦いたくないという心理を見抜けない等の詰めの甘さや戦闘バカ故に結果的に悟飯を追い込むことにも繋がってしまったが…。
ここらのツケは他の者が出来なかったということもあるが、自らが払うことで責任を取った。

サイヤ人編以降、「悟空自身」を狙って来た敵が大被害を出し続けていることには内心こたえていたのか、セルゲームで死んだあとは何とか生き返らせる方法を探す仲間たちに生き返ることを断った。

また、セル戦で悟飯の心を理解していない・親として向き合っていないとピッコロから激しく糾弾されたときには愕然とした表情で悟飯を見つめており、「父親である自分が息子の気持ちを理解していなかった」のにはショックを受けていた模様。*6
実際、「戦いをためらう息子の性格を慮らない」「命に関わるのに本人やチチに全く相談しない」*7「悟飯自身も自由に扱えない潜在能力に賭けて戦わせる」などかなり酷い事をやってしまっているので、この件に関しては非難を免れようがないだろう。
アニメでは修行中の悟飯が一瞬ながら2化への兆候を見せた事で彼に期待する理由が強化されていたり、原作では怒鳴られて終わりだったピッコロとの生前最後の会話も、悟飯が2へ覚醒した後に「悟空が最初にセルと戦ったのはセルの戦法を悟飯に見せたかったから」と好意的に解釈される様が追加されており、多少は名誉が守られたと言えようか。

尚、界王様の修行を終えた後、どういうわけか超能力に目覚めたような描写がある。
他人の記憶を読むリーディング、思考に介入して自身の声を届けるテレパシー、心臓病の薬飲んで寝てる間に起きた事を大体把握した、と発言する等。


●中年期(30代~40代) - 魔人ブウ編

さすがにこの歳になるとかなり落ち着いてきており、あまり滅多な事は言わなくなった。

だが、魔人ブウという想定外にも程がある災厄が地球を襲う事になる。
最初こそ、当初最大の敵と思われたダーブラを見ても余裕こいていたが(石化能力を喰らうと格上だったとしても危険なのだが)、自分と戦いたいあまり再び悪に堕ちたべジータの相手をしてる間に、その影響もあって気が蓄積していき魔人ブウが復活。
悟空がいなければベジータはバビディに進んで洗脳される理由がなかった事を考えると、結果論ではあるが今回も悟空がいたために地球が危機に見舞われた
天下一武道会という共通の理由があったとはいえ、一日だけ下界に戻ってきたその日にバビディ達が行動を開始するというもはや呪いレベルの間の悪さである…
べジータと2人掛かりで倒そうと提案するも、今までの出来事を精算しようとしたM王子が自爆。

ついでに悟飯もフェードアウト、だがブウはノーダメージ。自分に残された時間も段々無くなっていくと、最悪の事態に見舞われる。
その結果ブウを確実に倒せる戦士の育成に全ツッパするため、フュージョン戦士が完成するまで、地上の人間を見殺しにしてでも時間を稼がざるを得なくなった(サイコ呼ばわりされたり色々ネタにもされる場面だが、ここではあのピッコロですら同意せざるを得なかった)。

その後、あの世→界王神界で悟飯に再会、ついでに老界王神にも対面するが、機嫌取りのために勝手にライバルの嫁事前に相談はするも息子の彼女を差し出そうとするくせに、
自分の嫁だけは絶対に差し出さない(曰くアイツはプリプリじゃないし、やったらオラが殺される)という爆笑なやり取りを見せた。

なおアニメではその他にもちょくちょく俗っぽいギャグシーンが散見される。
自分の容姿にそこそこ自信がある様子で、ブウの体内の寄生生物に対して悟飯達のことを尋ねる際、「顔はオラよりちょっと落ちっけど」とナルシスト染みた発言してベジータにドン引きされている。

ベジータに対しての態度もかなり馴れ馴れしくなり、自身の勘を全く信用せず、別のルートの探索を始めたベジータに対してアカンベーをしたり、アニメオリジナルではブウの体内に現れたブウの分身に対して二人がかりで挑んだ際、合体気功波を放つ為に悟空の側からベジータに密着するなど、腐ったお姉さま方が歓喜しそうなシーンも。
(なおベジータの側は本気でイヤだったようで、「まだ合体のほうがマシだった」とこぼしている。)

この悟空筋斗雲乗れなくない? アクマイト光線利きそうという感想を抱く読者は数多かったが、「超」にて筋斗雲に乗れることは判明した。

最終的にはべジータ・サタン・ふとっちょのブウの協力、そして何より地球(+あの世)のみんなの元気を集めて過去最大級の威力を持つであろう元気玉にて最後を飾った。
べジータと交わす最後のサインのやり取りは名場面である。

よく超サイヤ人3ならブウに勝てたという自身の台詞から、じゃあ最初からそうしろと読者等に責められる事も多いが
本来は死者故にこの世側の戦いには介入できないという立場だった(ブウ編に直接介入したのは「たまたま1日だけ下界に来ていた」というただの偶然である*8)ので、
ピッコロやベジータに「死んでいる自分よりも若い者に後を任せたい/任せたかった」という心情を吐露しており、セル編での台詞等も考慮すると自分がいたら地球に平和が訪れず、
皆が自分を頼ってしまうという状況が繰り返される事に危機感を抱いていたが故の行動である。

また、実際の所(少なくとも時間制限を度外視すれば)ブウより強かったことは確からしく、今まで自身の勝敗を断言した事がほとんど無い悟空が勝利を断言し*9、ピッコロも勝てると踏んでいたくらいなので時間さえあれば勝てていたのは間違い無いだろう。

ただし、それは死者の体故に負担を考慮せず全力で戦える場合の話である。
地球滞在時間の消耗は悟空が想像していたよりもかなり激しかった(途中切り上げても30分しか残らなかった)ため、ブウを倒し切る前に時間切れ・強制送還という可能性も十分ある。
更に老界王神の命を貰って生き返った状態で純粋ブウと戦った際には超サイヤ人3の負担に生身の肉体では耐えきれず、勝手に変身が解除される事態になった。*10
とはいえ、純粋ブウの再生能力は魔人ブウ全形態中最高とされており、悟空も「最初のブウなら倒せていた」と言っているのでこれは単純に純粋ブウの再生能力が悟空の予想を上回っていたというだけの話だろう。

なお、結局再び復活してからはまた考えが変わったようで、「超」では「いつ地球に危機が訪れるかわからないから農作業しつつ修行もする」と自分が先頭に立って戦うことを明言しており、復活したフリーザとの再戦では「若い戦士を失いたくはない」という理由でかつてとは逆に年少者の戦闘参加を禁止している。


●GT(52歳)

ウーブとひたすら修行しており、基本は相変わらず。
久々に神殿から我が家へ帰宅しようとした際に、ピラフ達の手違いで子供の肉体にされてしまった。

身体が子供になったことで大分子供っぽい思考にはなっているが、流石に10歳のパンよりかは精神年齢は遥かに大人。
戦闘力は変わらないが、瞬間移動が超サイヤ人4にならないと使用できなくなった。

最後の邪悪龍戦で、死んだと思われたところで復活を遂げた後、ドラゴンボールと融合し、
クリリンピッコロ等、往年の親友に挨拶を終えた後にドラゴンボールと共にどこかへ消えていった。

一説によれば、自然の摂理の具現たる邪悪龍を力でねじ伏せたことで、悟空自身が一種のドラゴンボール状態になってしまったので、地球がドラゴンボール抜きでちゃんと復興出来るか見守る為に神龍と共に消えたとか。
100年後には昔のままの大人の姿で精神体か何かのようにあちこちに現れたりしつつ、自分の子孫らの成長を見守っていた。

モチーフである西遊記の孫悟空のように、数々の冒険と試練を超え、存在そのものが神の領域に行ってしまったとも取れる。


悟空が子供になり、それに伴い瞬間移動も使えなくなったのは、次世代の子供であるパンたちの物語に、悟空をどう絡ませるかを考えたとき、本作の段階で孫悟空はすでに50歳代となり、強くなりすぎて成長を描くことが難しかったことと、あえて悟空を子供に戻して様々な制限を設けたほうがドラゴンボール探しで宇宙を旅する冒険の幅も膨らむだろうという理由からである。
結局、スーパーサイヤ人4になる際やEDを除き、大人に戻ることはなかった。

悟空は生きているのか死んでいるのかわからないというイメージのラストシーンは『ドラゴンボールGT』を立ち上げた時から決められており、「あったけえな……神龍の背中」という台詞は、かなり以前の段階から発案され、最終話のために暖められていた。
脚本担当の前川は超一星龍の攻撃で深い穴の底に沈んでからのことについて、「そこで死んだのかもしれないし、そうでない別のものになったのかも知れない。その判断は、ご覧になられた皆さんの想像に、おまかせします」とコメントしている。
また、ベジータだけが唯一その行き先に気付いていると語っており、「私の勝手な想像では、もしかしたらチチのところにだけは、たまにフラっと姿を見せに来ているかも知れない」とコメントしている。

超サイヤ人4になる際の自身の回想で、「戦いを優先する人生を送ってきたが、こういうのも(家族や仲間との団欒)いいもんだ」とチチに呟いていた場面は名シーンである。


総括して、「自由奔放な少年がそのまま大人になった」ようなメタなことを言えば「摩訶不思議アドベンチャー作品の住人がシリアスバトル作品に移住した」ような人物であり、地球を守る使命の元に
戦い続けた戦士…であるが、プライベートでは「ニート人」であった。


【戦闘能力】

サイヤ人の落ちこぼれではあるが、「戦えば戦う程強くなる」というサイヤ人の特色はしっかりと受け継いでおり、
数々の強敵と戦う事で異常に戦闘力を増大させてきた。

公式で出た数値をざっと書くと、
  • 出生時=2
  • 少年期=10~260(ピッコロ大魔王戦)
  • 青年期=416~150,000,000(フリーザ戦・超サイヤ人覚醒時)
……最後の桁がおかしすぎるような気もするが、ドラゴンボールにはよくある事なので気にしないで欲しい。
尚、超サイヤ人に変身すると戦闘力が50倍に跳ね上がるという設定がある。

これ以降は明確なデータがないので不明だが、ざっと数十億以上は行っていると思われる。

体の頑丈さも人間をはるかに超えており、
少年期の初登場の時点で、マシンガンで撃たれても痛がるだけで傷一つ負わず*11
村人によって斧を脳天に振り下ろされても、斧の方が砕けてしまうほどだった。

純粋な戦闘力以上に、格上の相手に対しても喰らい付ける戦闘に対する天才的なセンスを持っている。
また、亀仙人、神様、界王様といった数々の人物に師事した事で技のレパートリーも多く、純粋な戦闘力で負けている闘いも創意工夫で勝ち続けてきた。
一方で自分で一から開発した技というのは龍拳くらいしかなかったりするが、理論上の技で考案者含めて誰も使った事がない界王拳や元気玉を完成させた実績はある。

人格形成に孫悟飯(じっちゃん)や亀仙人の影響が大きいことから発想そのものがサイヤ人と異なる部分があり、
セルと戦う際に周囲がシンプルに戦闘力向上を目指して消耗の激しい超サイヤ人第二~第三段階への強化へ進む中、方針を転換して「平常心で第一段階でいられるようにして慣らす」と第四段階を会得したことに表れている。
一応第二段階は修行の間に自然と習得し、その状態でも余力があったので第三段階にもあっさり変身してみせたが、
ベジータやセルもすぐに気付いた第三段階のデメリットはもちろんのことながら、第二段階も消耗や精神面のデメリットを考えてあっさり不採用に至った。

その反面、「ひたすら一方向に強化する」という発想にはやや乏しいのか、気で完全に消滅させるしかない魔人ブウの倒し方にはベジータより僅かに遅れている。
他にもラディッツ襲来時においては戦闘力はピッコロを上回っていたものの、新技は開発していなかったことでピッコロに愚痴られ、魔貫光殺砲に頼らざるを得なかった。

自分で技を開発する事が殆どなかったことから天津飯の気功砲・クリリンの気円斬・ブルー将軍の超能力のような、戦局を打開する技にも乏しく*12、基礎体力・総戦闘力で自分を上回る相手にはジリ貧になることも多い。
特に章ボスに対してはこの傾向が顕著で、悟空が単独で勝利した桃白白ピッコロ大魔王、ピッコロ、フリーザはいずれも消耗戦の果ての競り勝ち。
基本的な戦闘力とタフネスで悟空よりも優っていたベジータ、セル、魔人ブウには、地力の差を逆転できないまま消耗戦に突入し、最終的に敗北している*13
自分の攻撃がなかなか通じないナッパに対しても「このままじゃ切りがなさそう」とぼやいており、悟空自身は切り札に乏しく決め手に欠ける面がある。
メイン技のかめはめ波ですら大ボスへの決め手にしていたのは悟飯だったりする。

また「強い相手と全力で戦いたい」という願望が根底にある為か、相手を本気にさせる為にわざととどめを刺さないなどの行動に出た結果、相手に奥の手を使わせてしまってピンチになる場面も多い(特に『GT』で顕著)。


【主な技】

  • ジャン拳
「ジャーン、ケーン」の掛け声の後に、ジャンケンの形に応じた拳を繰り出す。「グー」はパンチ、「チョキ」は目潰し、「パー」は張り手。
悟空曰く「オラのじっちゃん(孫悟飯)だけの技」なのだが、亀仙人(変装してジャッキー・チュンになっていた)は見たことがあるらしく、的確な防御を繰り出していた。
単純ではあるが、「パー」と言っておいてグーを出すなど、考えればフェイントや応用も利くため決して弱くはない。
レッドリボン軍編以降は使われなくなった。

  • 残像拳
素早い動きで幾人も増えたかのように錯覚させる。
ジャッキー・チュンが使ったのを見て覚え、自分のものとしていった。
後に二重、三重と残像拳を増やして、フェイントや攪乱に大いに役立てていく。

  • 狂拳
獰猛な獣になりきって襲い掛かる。ジャッキー・チュン相手に使った一発ネタ。

ご存知、ドラゴンボールの代名詞的な技。亀仙人が使ったのを見ただけで習得し、以後は独自に発展させてきた。
意外とバリエーション豊富で足で撃ったり気弾状にして任意でコントロールするなど幅広い使い方をしている。

  • 超かめはめ波
第23回大会で披露した悟空が独自強化したかめはめ波。
悟空は「とっておき」と言っており、おそらく決め技のつもりで開発したと思われるがピッコロを恐怖させつつも大したダメージは与えられなかった。
…そして、これ以降普通のかめはめ波に立場を奪われて全く使われなかった悲しい新必殺技でもある。
まぁ、殆ど違いもないのでこれ以降に使ったかめはめ波に超が混じっていた可能性も高いが。
一方でゲーム作品では「悟空は超サイヤ人になると界王拳も元気玉も使えなくて必殺技が大幅に減る」という問題を解消するために、超サイヤ人状態の悟空の最強技になっていた事もあるので扱いが悪いとも言い難い点はある。
たまに「スーパーかめはめ波」になってた事もあるけど。

  • 太陽拳
額から強烈な閃光を放って、相手の目を眩ます技。
天津飯が使ったのをラーニング。別にハゲてなくても使える。「気」を発光させているらしい。
目つぶしという性質上、格上の相手にも通じるので、時間稼ぎや逃走などに利用できる便利な技。
悟空の場合は、大猿ベジータ相手に元気玉を作る時間を稼ぐために使用した。
「天津飯!技を借りるぜぇ!!」

  • 界王拳
界王様から授かった技。
肉体に負荷をかける事で脅威的なパワーアップを果たし、自身の力を倍化することができるが、
コントロールが非常に難しい技で、あまり強く使いすぎると体を壊してしまう。
使いこなせるようになっていた悟空にすら「2倍以上は超えてはいかんぞ」と釘を刺していた当たり、その難しさが伺える。
原作では超サイヤ人になってからは使わなくなった(ただし劇場版やアニメオリジナル回等では使用している)。
アニメ版では『スーパー界王拳』というロマン技も使用。

界王様は原理を考案しただけで、自分では使うことができず、悟空が初めて実戦技として完成させた。
原作で最後に使用したフリーザ戦では完全に制御できる倍率としては10倍、
制御できない倍率としては20倍、劇場版『超サイヤ人だ孫悟空』では一瞬とは言えまさかの100倍まで繰り出しており、そののちの悟空がどこまで倍率を引き上げられたかは不明。
久しぶりに映像作品で使用した『超』でも超サイヤ人ブルーの状態だったとはいえ10倍までしか描写されていなかったが『宇宙サバイバル編』では超サイヤ人ブルー20倍界王拳を披露した。

界王拳と同じく、北の界王様から授かった技。やはり界王様自身も使うことはできず、悟空の代で初めて完成を見た。

様々な生物の「元気」を少しずつ分けてもらい、一気に放つ技。
元気を集める範囲や量も調節できるが、あくまでも分けてもらっているだけなので個々から集める量を増やす場合は相手の同意が必要な模様。
元気を分けるという意思を持ったうえで手を上にあげるというのが主な同意方法であるらしく、
魔人ブウ編ではちょっと挙げてみようと思って手を挙げた人物が元気を持っていかれて驚くシーンがある(このせいでサタンの出番に繋がることとなった)。

フリーザ戦後、漂着したヤードラット星で習得。
場所ではなく、人の気配を目印にし、その人物のいるところに一瞬で移動する。

見知った気を感じられるなら、どんなに離れていても移動できるが、逆に言えば生物の居ない場所、知人がいない場所は、この技ではどれだけ見知った所であっても移動できない。

  • サイヤ人の気を感じ取って瞬間移動
  • その感じ取った気はブロリーが暴れた星に残っていたものであり、本人が発していた気ではなかった
という描写があったため、知人や生物がいない場所でも感知できる気があれば瞬間移動できると思われる。
また神の気を纏うビルスとの戦いでは(ゴッドの変身が解けた状態ではあるが)使用しているため、感じ取れるのであれば神の気を基準に移動も可能である様子。
魔人ブウ編では一瞬だけ亜空間に移動して緊急回避する場面が見られたため、自分の気を目印にする事も可能な模様。

超スピード移動ではなく、違う空間を直接つなげたワープであり、あの世と現世を渡ることすらできる。単なる移動技だが、様々な場面で活躍した。
戦闘中においても、相手に先読みされずに距離を詰めることが出来るので、ゼロ距離かめはめ波などのコンボも使える。

使用時に眉間に中指と人差し指を突く仕草をするがこれは悟空がこの技の為に集中している時の癖でしかなく、
セルとの戦いや魔人ブウ編で元気玉を溜めている場面なんかでわかる通り別にこのポーズはしなくても使える。
『ドラゴンボール超』に登場したヤードラット星人もこのポーズを使っているためもしかしたら教わったのかもしれない。

また、かなりの集中力が必要なため、瞬間移動を臨機応変に連続使用しながら格闘戦をしかけるといった複雑な使用法は(少なくとも悟空では)できない*14
とはいえ、フルパワーのかめはめ波を上空で溜めて「(地球が破壊されるので)地上へ撃つはずがない」と油断させておいて瞬間移動で背後に移動して超至近距離から放つという凶悪過ぎる連携を使ったりもしている。

ヤードラット星人はこの他にもいろいろな特殊能力を持っていたが、時間がなかったため、悟空が習得できたのはこの瞬間移動だけだった。
それでもとても苦労したらしい。

上述したように異次元空間を移動する技であり、劇場版ではメタルクウラ、
PS2ゲーム「Sparking」のOPムービーではブウと同時に使用した際に異次元空間内で鉢合わせて異次元空間内での激突を行っている。
また劇場版では移動シーンが描写された際に通常時でありながら超サイヤ人状態のような姿で描写されたこともある。

GTでは子供の姿になった事で一時的に使用不可になり*15、後に超サイヤ人4状態ならば使用可能になり、最終的にはピッコロの激励を受け子供の姿でも使えるようになった。。

アニメオリジナルの技。金色の龍のオーラを纏い、相手に突撃する。
悟空単体では最強の技であり、数少ない悟空の決め技。
ゲームによっては前述の元気玉吸収の後に放つこともある。
実はピッコロ大魔王を倒した技の派生であるらしい。

  • メテオスマッシュ
ゲームオリジナルの技。原作における3次元的な攻撃の連携をプレイヤーの操作で再現する事はできなかったのを、必殺技として落とし込んだもの。
超武闘伝では悟空と超サイヤ人状態の悟空しかこの系統の技が用意されていなかったが、以後のドラゴンボールの格ゲー作品では殆どのキャラが同様の技を使うようになり、
一括して「メテオ技」として扱われるようになった。
悟空のメテオ技は作品によって攻撃方法が変わるものの、伝統的に「メテオスマッシュ」の名前が受け継がれている。


【変身形態】

大猿化

サイヤ人、およびサイヤ人の血を引いた者がシッポを生やした状態で満月を見ることで変身できる形態。
悟空は原作で描写があるうちで2回(ピラフ城に囚われたときと初出場の天下一武道会の決勝)、さらに原作開始前に育ての親の孫悟飯を死なせてしまったときと、その前に最低でももう1回は変身をしている模様。
(孫悟飯が死ぬ前「満月の夜に出歩いてはいけない、化け物が出るから」と教えていることと、占いババの館での亀仙人とのやり取りから、死ぬ前から悟空の変身の件を知っていた様子。)
大猿化については周囲が悟空に対して徹底して隠し通し、また亀仙人による月の破壊や神様によるシッポが再生しないようにする処理が行われた事により大猿化そのものが不可能になっていた。またベジータの様にエリート戦士なら意識を保てるが、下級戦士である悟空は大猿化の度に自我を失っていたため、悟空が真実を知ったのは大猿化したベジータと対峙した時であった。
当然ながら敬愛する孫悟飯を殺したのが他ならぬ自分自身だった事に悟空は大きなショックを受ける事になってしまった。
GTにて再度尻尾を復活させたのち、ツフル星から見た地球を月に見立てて黄金の大猿へと変身し、その力を取り込んだ超サイヤ人4へと変身できるようになった。

超サイヤ人

1000年に一度現れるという、サイヤ人伝説の最強戦士。
一番の親友であるクリリンが目の前で爆殺された怒りから変身した。
悟空の場合はここから更に発展させた超サイヤ人3への変身を見せており、更に続編となる『GT』では超サイヤ4、『』では超サイヤ人ゴッドへと覚醒している。
詳しくは該当項目で。

身勝手の極意

身体が勝手に動く事であらゆる危機を回避できる神の御技。
本来は天使の系譜が使用できる技なのだが、力の大会において開眼し、その後見習い天使メルスとの修行を経て会得した。
本来なら「技」に区分されるはずなのだが、悟空の場合は瞳が銀色に輝く髪も銀髪に変化する等まるで超サイヤ人のような変身形態として描かれている。


【孫家事情】

原作ではセル編序盤で、チチに「結婚してから今まで、一銭でも稼いだことあっか!?」と激怒され、「そ、それを言われるとつれぇが……」と返していることから、それまで収入を伴う仕事をしてないのが伺える*16

これについては、悟空は第23回天下一武道会で優勝しているため、賞金の50万ゼニーを稼いでいるはずであり、矛盾してるのでは?
ともよく言われるが、戦いが終結した直後に皆が気付かないうちに夫婦揃って会場から居なくなってしまっていたので、貰っていない可能性が高い*17

ちなみにこの会話の背景は、「やっと数年ぶりに帰って来たと思ったら、息子に修行させたい」と言い出して、チチの怒りを買ったという場面である。
良くこの会話の一部分だけ抜き出されるので誤解されるが、早い話「まともな親をやれ」と怒られてる場面であり、「収入が無いヒモ男を怒る鬼嫁」とかいう場面ではないのに注意。
悟空もこのチチの説教に思うところがあったようで、平和になったら働く事を約束している。
なんだかんだ言ってチチも悟空の提案を「地球のため」と受け入れている辺り、今まで会えなかった鬱憤が爆発しただけな感じだが。
実際、この後のセル編では悟空と一緒にいる時間が増えた事もあってか、チチも滅多な事は言わなくなっている。

孫家の家計がどうなっているかと言うと、チチも主婦としてはかなり懸命に働いているが、家の外に出て稼いでいる描写はない。それでは何故食っていけたのか? それはチチの父親(悟空の舅)である牛魔王がかつて蓄えていた莫大な財宝を切り崩していたのである。
アニメオリジナル描写も込みだと悟飯の教育とストレス発散の買い物、家庭の食費(※サイヤ人は大食い)で大分使い込んでおり、魔人ブウの時代になると流石に資産が枯渇し始めてたようで、チチは「お父の財産も先が見えて~」と発言していた。
逆に言うと結婚から10年以上、夫婦による収入が無くても悟飯を都の学校に入れさせる余裕があったと言うことである。牛魔王すげえ*18
車も持ってるし、上記の件も「親として働け!」と言うだけで、(その時は)金が無いとは言っていない。
ちなみに悟空も一応家計のために全く何もしていなかったというわけではなく、「Z」の冒頭ではちょっとした修行がてらに木を殴り倒しながら薪を集める描写がある。


親としては色々言われるが、よく考えれば、悟空も悟空で、結婚後も「世界征服を公言するピッコロ大魔王の押さえ役」として強さを維持しなければならなかったし(そういう事情があってもなくても修行し続けていたと思われるが)、
死亡や行方不明時を除くと、原作本編では結婚から4年、人造人間が出てくる3年の計7年しか平和な家庭での親をやる機会が無かった。
そう言う意味では、悟空も可哀想ではある。*19


本編終了後では、息子が大金持ちの娘と結婚した事、地球を救った事、サタンから色んな名目で金を定期的に貰っていた事から金銭面では不自由が無くなったらしく、ふらっと居なくなっては修行の日々…だったらしいのだが、
後年作られたアニメスペシャルでは、チチから「平和になったんだからまともに働け」と、畑で野菜作りをさせられている。

この段階では修行が出来ない事にブチクサ文句を言っていたが、
さらに後年作られたアニメ「超」では、なんだかんだ自分の作った野菜に愛着が沸いている様子も見られ、近隣の住人からも評判はいい。
なお、「超」では働き始めた理由の一つとして牛魔王の財産の枯渇も挙げられている(上記の金銭面での不自由がなくなったことに対して、上記の悟空の行動を危惧したチチによって「全部使った」と誤魔化されている)。
さすがの悟空も家族を養うための金がないと言われれば働く気になった模様。
これらの描写を鑑みるに、職業は農家という事で収まりそうである。要は自営業である。
また「超」では野菜を卸しに行った帰り、強盗に襲われた際は、当然返り討ちにし、「馬鹿なことやってねぇで働け!」と説教をかましている。本人も人の事言えないと自嘲しているがこの時はちゃんと働いているのでお前が言うなとかいわないであげよう。
もっとも、仮に悟空がこの時ニートだったとしても強盗に比べたらニートの方がまだ世間様に迷惑かけてない分マシではあろう。寧ろ犯罪者を成敗しているだけ治安維持に貢献しているとも言えよう。あとこの時はちゃんと農家やってるし

一応、悟飯翁亡き後は一人で自給自足で逞しく生きていたし、亀仙人の修行の一環でアルバイトをしていたシーンやお金が必要なシーンでは試合に出て稼いでいたシーンもあるので働く事自体が苦手とか働き方が分からないと言う訳ではないと思われる。 
メタ的に言ってしまえば、ドラゴンボール自体がバトル漫画と化して生活風景を表すシーンが描写されなくなっていった影響で「働いていない」と見られてしまっていたともいえる。

マンガ版「超」によると「悟飯も悟天も産まれたことさえ知らなかった」そうであり、べジータから「キサマは悪いヤツじゃないかもしれんが…父親としては最低だな……」と呆れられている。
死んでいる最中に生まれた悟天はともかく(※ただし悟空は下界の事は知ろうと思えば知れた状態だった)、悟飯は言い訳のしようがない。

尚、原作者の鳥山は「父親失格」とはっきり語っている。家族のために率先して収入を得ようとしない、自分の好きな事しかしない…という意味でだが。
(後年のアニメで前述の通り後者は解消されつつある)
そういった側面もあるが、息子達に対する愛情については描写されている限りかなり強い。

「ここまでよくやったな悟飯、すごかったぞ!」

さらに「原作の漫画の悟空しか知らない」&「その他のコンテンツの悟空も見た」という人では悟空の印象が変わるほどに、アニメオリジナルやその他コンテンツでその模様が補完&強化されている。
特に劇場版では「ピッコロ&べジータの、ピンチに駆けつけるタイム」と並び「悟空のお父さんタイム」が多い。
そのため、特に悟飯からは多大な尊敬と敬意を抱かれており、セル編で実力が完全に逆転していたにも関わらず、
ブウ編が始まるまで、父を知らぬ弟に「孫悟空は宇宙で一番強い」と教えていた模様。


そもそも「ドラゴンボール」という漫画ではその特性上、主要キャラの生活面はほとんど描かれなかった。
例えばクリリン、ヤムチャ、天津飯、チャオズと言った面々も、普段の生活はどうしているのかなど一切不明である。
しいて言えば、ヤムチャ、ウーロン、プーアルはカプセルコーポ―レーションに、クリリンはカメハウスに居候しているらしいぐらいしか描写が無い。しかもクリリンは妻子を得てもまだスケベジジイの一戸建てに、ヤムチャは子供を産んだ元カノの屋敷に住み続けている模様
つまり生活費を稼いだり社会貢献したりといった描写が無い、まるでニートかヒモ、という描写は悟空に限らずZ戦士ほぼ全員が該当したのである。作中「労働を対価に賃金を得た」と言えそうな戦士キャラが、修行中の悟空・クリリンのほかは暗殺依頼を請け負った桃白白ぐらい、というほどである。
悟空とベジータは作中ではっきり言及されたから目立っただけで、他のキャラもたいがい似たり寄ったりであった。


【家族構成】

祖父:孫悟飯(初代)
父:バーダック、母:ギネ、義父:牛魔王
兄:ラディッツ、義兄:ミスター・サタン
妻:チチ
長男:孫悟飯(二代目)、次男:孫悟天、義娘(悟飯の妻):ビーデル
孫娘:孫パン
子孫:孫悟空(二代目)


【余談】

  • ジャンプを代表するヒーローなので、本編以外でも様々な活躍をしている。
    鳥山明の漫画「ネコマジン」では主人公ネコマジンの師匠だったり、合作漫画や特別アニメでは「ONE PIECE」のルフィ一行や、「こち亀」の両津勘吉、「トリコ」の面々、更に鉄腕アトムとも共演した事もあった。
    ドラゴンボールZ放送中のお正月特番ではちびまる子ちゃんとも共演している。

  • ファミコンジャンプその続編、バトルスタジアムDON、ジャンプスーパースターズ等のジャンプ系のクロスオーバーゲームにも当然のように参戦。
    原作でもドラゴンボールを探している最中にペンギン村に迷い込み、ドクタースランプのアラレちゃん達と出会った事がある。


  • 悟空が次回予告の際に言う「オッス! オラ、悟空」は野沢雅子のアドリブ
    本編で使われた言葉だと誤解しているファンが多い。
    『神と神』では劇中で破壊神ビルスに対して後少しで言いそうになったものの界王様に「お前ももういい歳じゃろ!!」と止められた。

  • 野沢雅子は第3作の鬼太郎キャスト変更を当初はがっかりしたが、その後『ドラゴンボール』で孫悟空役に決定した際、
    当時は同じ局系列で2作品の主役はできないという不文律があり、この件がなければ孫悟空を演じることができなかったため、「今思うと凄くツイていた」と振り返っている。
    鬼太郎第5作終了(打ち切り)後に『改』、『超』の後に第6作が放送されるなど縁があり、後者に関しては野沢がそのまま目玉おやじにスライドしている。

  • 野沢は悟空のほかにも悟天、悟飯、バーダック等の声も兼任しているが、ギャラは悟空一人分だった。

  • バカ画像の中に少年悟空が「オラ、農家になりてぇ!」と言っているイラストが描かれた看板がある。
    それが悟空が実際に農家になることを予知していたかどうかは定かではない。
    しかも道着が長袖の悟天のデザインであるという矛盾の塊



オッス、オラ悟空!
アニヲタWikiの皆、追記・修正してくれよな!

この項目が面白かったなら……\オラに元気を分けてくれ!/

最終更新:2022年06月14日 23:53

*1 地球の環境自体は、フリーザやベジータからも「なかなかいい星」といわれるぐらいである。ただサイヤ人の生き残りが数人になってなお後々になって思い出される程に位置が辺境にあるなどの理由から資産価値が低いのだと思われる。

*2 11の次は14だと思っていたため自分の年齢を間違って把握していた。その一方で六星球の星の数は数えられた事から少なくとも6までの数なら問題なく数えられる模様

*3 あまり話題に上らないが、亀仙人の修業の初日に国語の教科書(文面から推察するに恐らく官能小説)を音読している描写が存在する。元々子供が読むことを想定していない官能小説にルビが振られているとは考えにくく、少なくとも物語開始時点で常用漢字程度なら読めるくらいの識字能力は持っていた事が分かる。

*4 ウーロンに至っては「宇宙人じゃねえのか」との疑惑を持たれたが、後にそれが正解であったことが分かる

*5 「どうしても続けたいなら腕を上げてからにしろ」とも言っているので再戦の機会を期待しているように見えなくもないが、通常のサイヤ人に戻ってから「お前の面は二度と見たくない」と吐き捨てているので決してフリーザを許したわけでも、ベジータの時のようにフリーザとの再戦を望んでいたわけでもないと見て間違いないだろう。

*6 それまで異常な程にケロッとしていたのが、ピッコロに糾弾されてからは一貫して影のある表情に変わっている。

*7 チチからは「悟飯ちゃんを戦わせないでくれ」と懇願されたが誤魔化している。なお、よりにもよってこれが夫婦の最期の会話になってしまった。

*8 ただ、上記の通り逆に言えば「悟空がたまたま1日だけ下界に来ていた」せいでベジータはバビディに利用される事を決断し、その結果ブウが復活してしまったので、「悟空のせいで地球に危機が訪れる」が最悪の形で実現してしまった

*9 セル戦では最初から勝てないと見越していたフシがあるし、ベジータ戦、フリーザ戦では中盤から勝てないと判断しているが、決着をつける前から勝てると断言するのはあまりない。

*10 悟空本人もかなり困惑していたので今までそのような事は無かった事が伺える。

*11 本人曰く「体をステンレスのように鍛えてる」…よくステンレスという単語知ってたな

*12 決め手のつもりでかめはめ波から発展させた超かめはめ波は決め手になりえなかったため、実質は準備の手間がかかりすぎる元気玉しかない。アニメオリジナルなら龍拳もあるが、こちらもピッコロ大魔王相手に使っていた当時は隙の多い技でミスターポポにあっさり避けられている。

*13 ブウは元気玉で撃破したが、皆の力で勝ったのであり悟空自身が勝ったというものではなかった。これは悟空自身がもっとも強く感じており(腕を上げて、今度は一対一で戦いたいと呟いている。悟空にとっては一対一の戦いではなかったことを示している)、だからこそウーブへの転生を祈った。

*14 やるとしてもビルス戦のように敵の背後を連続で取る、などの比較的簡易な方法。

*15 瞬間移動が使えてしまうと宇宙を股にかけた冒険というストーリー設定自体崩れてしまうため。

*16 実際、アニメオリジナルエピソードや劇場版でも収入の為の労働をしているシーンは見られない。尤もそんなシーンがあったらあったらで賛否両論の意見が飛び舞っていたと思われるが…

*17 ついでに周りの人間は逃げ出して目撃者は身内とアナウンサーだけだし、試合会場とその周辺も荒廃してしまったのでそもそも払えない可能性もあった。

*18 しかも悟空とチチの結婚時はフライパン山を降りて麓の村で更生していたので実際はそれ以上の蓄えがあったと思われる。

*19 とはいえ、地球に帰ろうと思えばすぐに帰れる状況でも1年間先延ばしにしたりもしているので、悟空に親や夫として問題がないというわけではない