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旧き天剣・イドメタ(Shadowverse)

登録日:2026/03/30 Mon 16:13:10
更新日:2026/07/08 Wed 18:47:03
所要時間:約43分で読めます





ママの抱擁する術


*1



旧き天剣・イドメタとは、デジタルカードゲームShadowverse: Worlds Beyondのカードの一つでありあなたと天地のママである。
CVはビーデルさん皆口裕子


キャラクター概要


侵略者、アサイラント


第6弾カードパック『アポカリプス・パクト』で実装された、レジェンドのロイヤルフォロワー。
ロリな見た目にCV皆口裕子の甘ったるいボイス、更に作中人物によればにおいも甘ったるいらしいという、性癖を壊す気しかないような属性の塊だが、
その正体は同弾で大きくフィーチャーされた強大な侵略者、アサイラントの一角。

アサイラントとは、暗黒次元と呼ばれる次元の彼方から飛来し無数の世界を滅ぼしてきたという、シャドバ世界恒例の傍迷惑上位存在。

  • 世界を滅ぼせるだけの力を持つ。
  • 各々が特殊な武器を生み出すことができる。
  • 信仰を集めることで本領を発揮するため、侵略先の世界の人間と契約を交わし、上記の武器を貸し与える。

といった共通項を持つ。
第3弾で登場していた混融の継承者・シャム=ナクアもこの一員であり、彼を含めいずれもクトゥルフ神話に登場する邪神がモチーフと見られている。

今弾の背景ストーリーは、そんなアサイラントの中にあっても畏怖を集める最古の王オメガオテプが、自らの後釜を決めるべく全てのアサイラントたちに号令をかけたことが発端となる。
それぞれがいつものように世界を滅ぼした後、契約者とともに一つの世界へと集まりそこで最後の一組となるまで争い、勝ち残った者に自らの座を譲る、と。
それを聞いたアサイラントたちが自らの契約者となる者を見定め、共にオメガオテプが指定した世界へと旅立つまでの過程が、フレーバーテキストとして描かれている。

イドメタもまた、とある戦乱が渦巻く世界に降り立ち、これと見定めた契約者の前へとその姿を現した。
その第一声は……


はぁい、ママよ。あなたと天地の!

──旧き天剣・イドメタのフレーバーテキスト冒頭



剣の母子


フレーバーテキストにて“帝国”と称される世界に降り立ったママは、ゼラニア国の若き王、ロードノエル四世の前にその姿を現す。

怖いことあったでしょう、嫌なこともあったでしょう。
もう大丈夫だから、心配なんて捨てちゃって。
ママがあなたを大事に■■してあげるから。

はぁい、ノエル。あなたはホントに賢いったらない!
抱きしめてると潰したくなる、その気持ちすごく分かる!
二人で愛しちゃいましょ?壊しちゃいましょ?
大丈夫、ママの一番はいつもアナタよ。

──旧き天剣・イドメタのフレーバーテキスト


彼に対しノエルと親しげに呼びかけながら、その境遇と思想に理解を示し、二人で何もかも愛し、壊そうと契約を持ちかける。
それに対しノエルは愛など不要とする一方で、壊そうという方には俄然共感を示す。

ママがその力を宿した天剣がノエルへと授与され、ここに契約は結ばれた……が、この際の余りにもインパクトのあり過ぎる第一声により、
ママはプレイヤーからは当然のようにママを名乗る不審者扱いされることに。

ノエルがそんな突然現れたママを名乗る不審上位存在に言われるがままホイホイと契約を結んでまで破壊を望むのには、ゼラニア国が辿ってきた歴史が深く関わっている。



ゼラニアは帝国と呼ばれる宗主国により長きに渡って搾取と圧政を受け続けてきた歴史があり、
ノエルの父ロードノエル三世は帝国の支配からゼラニアを解放すべく独立戦争を起こした。
戦争は泥沼の消耗戦となり、両国共に民衆に精神論を強い続けなければ戦いを継続できないような有り様だったが、それこそが王の狙いだった。

帝国からの圧政にさらされ続けてきたゼラニアの民が独立のため耐え忍んだのに対し、
ゼラニアから搾取しながら贅沢な暮らしを続けていた帝国の民は長く続く戦争の苦労に耐えられず内乱を起こす。
それを予期していた王は残る全勢力を動員して混乱する帝国に攻勢をかけ、ついに皇帝の首を落とした。

ゼラニアは見事宿願である独立を果たしたが、王はその功績を誇ることもせず、忍耐を強い続けてきたことを民に詫びた。
疲弊した国を瞬く間に建て直し、諸外国と国交を結んで自由と平和を実現した王を、歴史は賢王ロードノエル三世と呼ぶ。

だが、その功績を妬んだ者たちによって、王はある朝呆気なく毒殺されてしまう。
旧反王派が傀儡とするべく擁立したのは、息子のロードノエル四世。
だが彼が即位して最初に行ったのは、剣一本で家臣全てを自ら処刑することだった。
異変に気付いた王国軍が見たものは、血まみれの水槽と化した王城で返り血一つ浴びることなく一人たたずむ新王の姿であった。

その後彼は自ら陣頭に立って近隣国へ奇襲を仕掛け、その全てに勝利する。
敵を斬り、裏切る者も斬り、ただ剣によって覇を唱えんとする王を、歴史は剣王ロードノエル四世と呼ぶ。

例えば、古き金冠に染み付いた(さび)が取れぬとして。
錆取らんと足掻くは蒙昧、賢者は無駄を好まない。
穢れたもの、塗れたものなど。捨て去るべきなのだ。
蒙昧よ、案ずるな。私の支配は完全だ。
(中略)
偉大なる者さえ穢すがこの世。破壊、再生、支配する。

──凄烈の剣王・ロードノエル四世のフレーバーテキスト


偉大なる父を嫉妬という醜い理由で死に追いやった蒙昧な者どもを皆殺しにしてもなお、彼の中の怒りは消えず、
その矛先はこの世のあらゆる者が持つ蒙昧さそれ自体へと向かった。
蒙昧が蔓延る現在の世界そのものを破壊し、再生し、その全てを完全であると自認する自らの支配下に置くこと。
それこそがノエルの望みであり、それを実現させるだけの力を得るために、彼はママと契約を交わしたのである。

力によって旧体制を壊し、作り変えようとする暴君と紙一重の英雄と言うべき人物であるが、そうなった理由は偉大な父を暗殺されたからという共感しやすいもので、
プレイヤーからは概ね契約者の中ではまともな部類と評されている。
愛などいらぬ!!と聖帝メンタルになってしまっているのも、元はのように父を強く慕う愛深き性格であったが故とも考えられる。

もっとも、即位直後に家臣を皆殺しにしたり、父がせっかく国交を結んだ諸国に奇襲を仕掛けたり、自分の方針に従わない部下を大量に粛清したらしいことが示唆されていたりと、
狂人揃いの契約者の中ではマシな方というだけでかなりやることはやっている。

特に家臣皆殺し事件については、復讐相手である旧反王派というのは先王の功績を妬んだという理由からしてかつて先王との王位争いに敗れた王族の一派といった所だと思われるが、
そんな日陰の勢力が王城内に山ほどいたとも思えないので*2殺された家臣の大半は冤罪であったと思われる。
金冠に錆が付いたら取ろうとするより捨てた方が賢い、なんて言う王様が家臣一人ひとりに対し旧反王派なのかどうか詳しく調べてくれたとも思えないし。

また、敵は斬る、と並んで裏切れば斬る、と表現されているあたり、先王との余りのギャップについていけなくなった者たちも少なからずおり、それら全てを粛清してきたのだと思われる。

だがやはり自らが陣頭に立って勝利を重ね、古きを壊し新しい秩序を作らんとする覇王の器であることも間違いなく、カード化されている部下たちからの反応も様々である。
カードスタイル版の兵士はその強さに熱狂して他国への侵攻にもノリノリ、参謀はその統治を完璧と評して心酔している様子を見せ、
近衛兵は先王との違いに戸惑いながら国も自分も岐路にあることを悟って決断しようとし、通常版の兵士は平和を望んだ先王の遺志と余りにかけ離れた現状に悲嘆する、
といった具合に、作中でも大きく評価が分かれている人物となっている。


そんなノエルとママの母子関係だが、表面上は良好とは言えない。
ノエルはママからの愛を拒絶しており、関連カードをプレイした際のボイスでも、意見があっていないように聞こえるものも一部存在している。

可愛い 蒙昧だ

抱くわ いや潰す

──天剣の深淵のプレイ時ボイス


だが詳細は後述するが、ママのフレーバーテキストをよく読むとこのセリフは二人の意見が違っているように見えて、その実同じことを言っていることがわかる。
そして凄烈の天剣のボイスでは非常に息の合った様子を見せている。

壊し 産むのね?

穢れを 潰すわ

絶やし 創るの

──凄烈の天剣のプレイ時ボイス


二人のセリフやフレーバーテキストに頻出する「壊す」「創る」「支配する」やそれに類する言葉が、ママを深く理解するためのキーワードである。
一見反りが合わなさそうな二人が時に息ピッタリとなるのも、そしてそもそもママが契約者としてノエルに目をつけたのも、
根幹の所で壊し、創り、支配するという同じ性質を持っているからなのだろう。
ノエルは認めたがらないだろうが、似た者母子なのである。

なおノエルの実の母親については全く記述がなく不明。
よくあるパターンとして母親も父親よりも以前になんらかの形で失われていたとしたら、ファザコンとマザコンを拗らせた結果として、上記の性格にもより納得感が出てくる。
そう思うと両親を亡くして新しい母親と上手くやれない息子と、それを見守るママにも思えてくる。



偉大なりし、恐ろしき母


アサイラントはいずれもクトゥルフ神話がモチーフだと考えられているが、ママの場合モチーフとなっているのはイドラ(Yidhra)だとされている。
イドラはイースラ、イー・ト・ラーとも呼ばれる、地球の全ての命の母である豊穣神。
あらゆる生命の遺伝子を取り込むことで力を増す性質を持ち、あらゆる姿に変化し、あらゆる生物を産み出せるとされ、生と死の女主人などの異名を持つ。

取り込む人間の意識を読み取り、その人間にとって最も魅力的な姿になるというサキュバスじみた設定もあり、ママもそうなのではないかという説もある。
だがその場合ノエルが一気にロリコンでマザコンという情けないやつになってしまうしママにはこの姿が真の姿であってほしいので、ないと思いたい。
イドラが選んだ相手には真の姿を見せるともされているので、やはりこの姿が真の姿だと考えることもできる。


そしてこのイドラに加えて名の由来だと考えられているのが、ギリシャ語のmetra、日本語で子宮を表す言葉である。
英語版におけるママの名前はYidmetraとなっているのだが

Yidhra + metraYidmetra

というわけである。というわけじゃないが。

そしてそうと知ったうえでママのイラストやセリフ、フレーバーテキストを見直すと、
それまでわかるようでわからなかった意味深なシンボルや記述に込められた意味が浮かび上がってくるのである。

進化前のママの腕は揺り籠に安置された青い球状の物体に添えられ、

進化後では腰から羊膜*3を思わせるような半透明の物体が広がり、

毛先やもみあげ、頭部の飾りに胸の宝玉など、至る所でハートを形作っており、

遺伝子を表す二重螺旋の意匠が山のように配置されている。

本体イラストにも描かれている輪から剣を召喚している天剣の深淵のイラストなどは、
出産のメタファーとしか思えなくなってくる。*4

*5

そしてモチーフが子宮となると気になってくるのが、ママは甘いにおいがする、という描写である。

+ 下品な話を含むので注意
このにおいとは女性器のにおいなのではないか、という説がある。
アソコから甘いにおい?と思うかもしれないが、女性の膣内には雑菌を防ぐ役割を持つデーデルライン桿菌という乳酸菌が存在し、
これが元となってかすかに甘酸っぱいにおいを発する。
ストレスや糖質不足などでケトン体という物質を分泌することでも甘いにおいがすることはあるが、健康な女性であってもいいにおいはする、と言って間違いではない。
無論、不衛生にしていたり、体質その他の要因が加われば話は別である。

また単純に、若い女性からはγ-デカラクトン、γ-ウンデカラクトンという物質が分泌されることでキンモクセイや桃のような甘いにおいがするものなので、
女性器うんぬん関係なしにそうしたにおいが強いだけ、とも考えられる。
甘ったるいにおい、という表現的にも乳酸菌由来の甘酸っぱいにおいよりこちらの方がそれっぽくはある。
これらの物質は女性ホルモンの働きによって分泌され、その女性ホルモンは卵巣で作られる。
子宮がモチーフであるママはこの女性ホルモンが特に多く、女性特有の甘いにおいも強い、という連想をすることは可能だろう。


下世話な話をして恐縮だが、これらは何もシャドバがいきなり激ヤバ下ネタに走ったというわけではなく、
コズミックホラーの観点からグレートマザーを描いているが故の描写だと思われる。

コズミックホラーとは、理解の及ばない存在に遭遇した際の恐怖や無力感を描くホラーのジャンルであり、
アサイラントの元ネタであるクトゥルフ神話はこのジャンルにおける代表的存在とされる。
そしてグレートマザーとは、ユング心理学における原型*6の一つであり、子を産み育てる慈母としての面と、
子を縛り呑み込む怪物としての二面性を持つ、大いなる母のイメージである。

上記のイドラなどはまさに全ての命の母という母神としての面と、遺伝子を取り込むために生命を取って喰い変質させる怪物という二面性を持った、
グレートマザーとして描かれている。
これほど強大な神としてではなくとも、あらゆる存在が母性を発揮する時、その存在は強力なエネルギーをもって「子」に多大な影響を与えるが、
その影響はプラスにもマイナスにもなり得る、というのがグレートマザーが表す母親像である。

子を想う母は時に無限にも思えるパワーを発揮する、とはよく言われることであるが、それがプラスに働けば、
子を産み生きるために必要な栄養を与え、立派に一人立ちできるようになるまで無償の愛と共に支え、育てる。
要するに俺らがバブみを感じてオギャりたくなるような理想のママのイメージそのものということ。

だがそれがマイナスに働けば、子を自分の支配下に置き、子がそこから離れて物理的あるいは精神的に一人立ちしようとするのを阻もうとする。
一人立ちして物理的に母から離れた後も、記憶の中の厳しく恐ろしい母のイメージから逃れられず苦しむ大人は現代でも多く存在する。
そのようなイメージは、童話や神話においては山姥やおかしの家の魔女など子供を自分のテリトリーに閉じ込め食い殺す存在、
あるいはイザナミやカーリーなど死や破壊を象徴する存在として描かれる。
このような母性の負の面は、偉大な母としてのグレートマザーと比較し、区別するためにテリブルマザー(恐ろしい母)とも呼ばれる。

グレートマザーが子を産む、育てる、愛する、支える、抱きしめる、創るといったのイメージであるのに対し、
テリブルマザーは子を呑み込み、縛り、支配し、依存させ、潰し、壊し、最終的にはにまで至らしめ得る存在である。


もう大丈夫だから、心配なんて捨てちゃって。
ママがあなたを大事に支配してあげるから。

抱きしめてると潰したくなる、その気持ちすごく分かる!
二人で愛しちゃいましょ?壊しちゃいましょ?

──旧き天剣・イドメタのフレーバーテキストより一部抜粋


ママやノエルのセリフやテキストに頻出し、上でも述べてきた生と死、破壊と再生、愛、支配、抱きしめる、潰すといった言葉、
これらは全て、グレートマザーを表すキーワードなのである。

子であるノエルに愛を囁き、その願いを叶えるために天剣という力を授け、常に隣に寄り添ってその覇道を支えようとする一方で、
愛を語りながらその実自分に依存させることで子を支配しようとし、万物に対し愛することと壊すこととが同一となっているママの在り様は、
まさにグレートマザーの正と負の二面性を一身に表していると言える。



輪廻せよ、母の腕の内で


だが、そもそもの話として、グレートマザーであり存在自体が子宮そのものであるママが産むものとは一体何なのだろうか。

元ネタであるイドラは生物と捕食のような形で融合して一つとなり、遺伝子を取り込んでから切り離すことで他の生物と入り混じったような
奇怪な生命を産み出すが、ママがそのような異形の存在を産み出しているような描写は見られない。
ママが核となるエンハンスロイヤルは兵士を山ほど出すデッキだが、それらはSAN値を削るような冒涜的な交配によってではなく、
王や参謀の号令と共に召喚される。

ママが無数の世界を侵略し滅ぼしてきたアサイラントの一員であること、そして自身を指して天地のママと称していることを考えれば、答えは見えてくる。

潰して創るの、ママも得意よ

──場に凄烈の剣王・ロードノエル四世が居た際のプレイ時ボイス



ママが潰して創るもの、すなわち産むものとは、世界そのものである。



つまりママはママを名乗る不審者どころかガチで天地全てを生み出した創造母神であり、
そうして自らが創った世界を母としての愛を以って見守り、育てながら、契約を交わした人間を通して信仰を集める。
そしてそれが十分に集まったなら、愛し子である世界そのものを抱いて潰して、また新たな世界を創る。

その繰り返しこそが、ママの侵略なのである。


公式サイトのキャラクタープロフィール*7にも、それを裏付けるような記述がある。

天地の母として、愛し子に抱擁を齎す。
揺り籠の腕に抱かれし時、命は宙へ還り、
忌むべき生誕/祝福されし終焉を迎えるだろう。


ママが愛という祝福と共に世界を抱く時、そこに生きる全ての命は宙へ還り終焉を迎え、それを元にした新たな世界が産声をあげる。
ママに抱かれ(しんりゃくされ)(しはい)されるだけの為に。

これほど忌むべき生誕があるだろうか。


この説を裏付ける根拠はイラストにもある。
進化前のイラストでママが愛しげに触れている、宇宙あるいは青い星を思わせる色彩の球状の物体。

それが進化後には跡形もなく消えているのである。

代わりに描かれているのは、愛し子の生誕を祝福する慈母そのものの笑顔と共にこちらへ向け腕を広げるママの姿。


*8


ママの腕に還ってね

──超進化時のボイス

永劫に続く、胎内回帰への誘いである。



母情の行方


つまらないやり方ね

──場に旧き天晶・カルギデンスラが居た際のプレイ時ボイス

そりゃ自分が産んだ世界とそこに生きる契約者を愛情たっぷりに可愛がって育てて、育ちきったら潰してまた産むのを繰り返すのが「面白いやり方」なら、
単に洗脳で恋心を植え付けるだけの支配などさぞ味気なくてつまらないことだろう。

ママのこのやり方は流石に同胞であるアサイラントからもどうかと思われているらしく、
ヨグゼンタからはその洗脳野郎のカルギデンスラを差し置いて「趣味が悪い」と言われている。

そしてアサイラントの中では穏健派であり女性的人格を持つササニドやヴォーラライからは、
「母を騙る」「お前に子はない」と母であること自体を否定されている。
こうした描写がママを名乗る不審者扱いされる原因の一つでもあるのだが、当項目ではこれは
「たとえ世界を創った創造神であっても、それを自ら潰すお前に母を名乗る資格はない」という意味だと解釈する。

他方リアントースからは「恋慕なる剣」と評されており、歪んではいるがママが自身の子を深く愛していることには違いない証と言えるかもしれない。
死や破壊をもたらすテリブルマザーも、その根底にあるものは愛なのである。だから余計に悍ましいのだが。

ママ本人はと言えば、誰に何を言われても気にした様子もない。
アサイラントの中でも年長の部類と思われる*9ほどに長くママをやっているだけあり、今更他者からの言葉程度で揺らぐことなどないのだろう。


さてママの本質が上記の通りだとすると、気になるのが現在の「子」である“帝国”世界とノエルの行く末である。
天剣の深淵や混濁せし民のフレーバーテキストを見るに、ノエルはママに与えられた力を使って世界を統一し、
永年帝国と称される新国家を樹立した後、ママと共に他のアサイラントと契約者のペアが待つ戦いの舞台へと旅立ったらしい。

完全だと確信する自らの支配の元に世界を一つとしてもなお、錆、つまり彼が憎む蒙昧が絶えることはなかった。
真に潰すべきなのはこの宇宙の理自体を定義している存在だと考えたノエルは、オメガオテプからその座を奪うべく、
アサイラントと契約者たちのバトルロイヤルに参戦することを決めたのだろう。

そこで勝てばそのようなことも可能になるとママが吹き込んだのだと思われるが、他のアサイラントや契約者のテキストを見ても
他にそれっぽいことを言っている記述は見当たらず、真偽は不明。
とはいえオメガオテプの後釜の座に何のメリットもないならヨグゼンタやカルギデンスラがそれを得ようとやる気満々なのもおかしな話なので、
まんざら嘘というわけでもなさそうではある。


七体のアサイラントが降り立った世界の内、最終的に滅ぼされていないのはエルフの新緑世界とこの帝国世界の二つだけである。*10
ママが今回に限って帝国世界を潰していないのは、この後の戦いに勝つためにまだノエルの協力が必要だからという理由だと思われるが、ノエルがママの魂胆に気付いている様子はない。
母性に触れた経験が少なそうなノエルに、母の負の面を凝縮したようなママの本性を見抜くのは難しいだろう。

仮に二人が戦いに生き残ったとして、この母子の関係はどのような落着を迎えるだろうか。
ママがこれまでのようにノエルを世界ごと抱いて潰すのか、ノエルが乗り越えるべき母としてママを打ち倒すのか、あるいは両者が真に母子と呼び得る関係となるのか。


その答えは未だ、最古の王とて知らない。



終わりに


上記にもある通り、「コズミックホラーの観点から描いたグレートマザー」というのが当項目におけるママの解釈である。
あなたがこの項目を読んで「恐い」「ヤベえ」と感じたなら、それは自分には理解できない存在に対する恐怖を描くコズミックホラーの本質そのものの感情と言える。
そしてグレートマザーもまた、母性という身近で安心感のあるはずの性質が、日頃直視しづらいエグさや恐ろしさをも内に秘めているということを表している。

故にママのこれらの描写は、コズミックホラーの観点から見事にグレートマザーを描いた秀逸な設定と言えるのである。

まあ色々言ったけど、声もにおいも甘ったるい子宮モチーフの上位存在ロリママとかエロ過ぎワロタ、が結論でも全然良いと思うよ。



長々と語らせてもらったが、ママにはなおも多くの示唆に富んだ描写が残っている。

天剣の深淵の明らかにおかしいサイズ比。
銀とも水色ともピンクとも形容しがたい髪の色。
進化後のママの周囲を彩るだけでなく、その広げた腕まで変色させている赤紫の輝き。
やたら特徴的な形状かつ、上記の輝きに近い色に染まった耳。
etc.

これらの謎が全て明かされる日は来るのか。
ママの子を自認するWiki篭りは心して待とう。



カードとしての性能


強化(エンハンス)の女神


ここからは、ママのカードとしての性能を解説させてもらう。

旧き天剣・イドメタ
コスト2 フォロワー ロイヤル レジェンド
1/2
【ファンファーレ】『天剣の深淵』1枚を自分の手札に加える。
【進化時】信仰値を-5して、自分の信仰は「自分がカードを【エンハンス】でプレイしたとき、自分の場のフォロワーすべては+1/+1する。」を持つ。
信仰 信仰値は0から始まる。自分がカードを【エンハンス】でプレイしたとき、信仰値を+1する。

天剣の深淵
コスト0 スペル ロイヤル レジェンド トークン
相手の場のフォロワー1枚を選ぶ。それに1ダメージ。
【エンハンス_1】1ダメージではなく3ダメージ。

スタッツは2/1/2と心もとないものの、ファンファーレでトークンスペル『天剣の深淵』を手札に加える能力、
そしてアサイラント固有のキーワード能力である「信仰」を持つ。

ママをデッキに入れていると、対戦開始時に特殊な演出と共に画面左下(対戦相手の場合は右上)のリーダーエリアにママの顔のアイコンが置かれる。
この状態でカードをエンハンス*11でプレイすると「信仰値」が1溜まり、ママのアイコンの横に現在の信仰値がカウントされていく。
この信仰値が5以上溜まった状態でママを進化させると、以降エンハンスでカードをプレイするたびに、自分の場のフォロワー全てに+1/+1のバフがかかるようになる。

一度この進化時効果を起動すると信仰値は-5されるが、そこからまた5以上まで溜めてママを進化させるとこの効果が重ね掛けされ、
エンハンスのたびに+2/+2されるようになる。
ロイヤルは元々クラスの顔と言えるアルベールを筆頭にエンハンスを持つカードが多く、今弾で優秀なエンハンスカードが更に追加されたことで、
大量に兵士を展開しながらそれら全てをバフして戦う「エンハンスロイヤル」という新たなデッキが誕生した。*12

ママ起動後となる試合後半では、進化ゼタベアの6点+超進化アルベールの14点で20点に届くという疾走打点と、
毎ターンのように四面五面展開も可能なほどの展開力を併せ持つことになる。
特にママを二回起動できた際の出力は圧倒的で、天剣の深淵と合わせてアルベールが10コス20点のOTK*13をかませたり、
バリア7/7や9/9を含めたムキムキスタッツの五面展開を連続で出せたりもする。
ドローや回復を適宜入れれば長期戦も可能な継戦能力もあり、取れる戦術の幅が非常に広い。

フレーバー的に考えても、味方全てにバフをかけて力を与えるというのは非常にグレートマザーらしく、
そうして得た圧倒的なスタッツの暴力で相手を破壊していくというのは非常にテリブルマザーらしい。
ママの設定とマッチした、秀逸な能力と言える。

この手のデッキはキーカードを引けなければ話にならないが、後述の確定サーチによって実質ママ六枚体制であるため、
よっぽどの大事故を起こさない限り一枚も引けないということはない。
最速で後攻5ターン、安定して6ターン、遅くとも7ターンには起動できる速さと再現性の高さは、同じ信仰系デッキの中でも明確な長所となっている。


一方で弱点も多い。
  • ママを確定サーチするために2コス以下のロイヤルフォロワーを非採用としているため、序盤の動きが弱い。
  • ドレインに依存しない回復や守護が少ないため威圧や疾走にも弱い。
  • 6ターンで安定起動というのは信仰デッキとしては速いものの、それまでを準備に徹しなければならないため、環境全体では遅いデッキに分類される。
  • 上記を総合して、アグロが大の苦手となる。
そして相手のアグロムーブをどうにか止めようとするあまりエンハンスでプレイできるターンを待たずに処理札を切っていると、
信仰値は溜まらないうえにカードパワーが低い状態で撃っているので息切れしやすく、結局中盤以降も押し負けてしまうということになりやすい。


上記を解消するためには、時には処理札を温存するためにあえてダメージを受けることも視野に入れながら、
手札と盤面とライフと信仰値と相手のデッキの動きとその後の展開とを総合して考え最適な動きを探る、
という判断が序盤から求められる、非常に難易度の高いデッキとなっている。

序盤を乗り切り無事ママの起動に成功しても、そこからもう一度ママ起動を目指すのかそれともアルベールやノエルに超進化を温存するのか、
疾走打点の押し付けで早期決着を目指すのか相手が処理しきれない盤面を作り続けるのかそれとも回復で長期戦を仕掛けるのか、
という具合に戦術の幅の広さがそのまま考えることの多さに繋がっており、より一層プレイを難しくしている。

基本的には回復や長期戦が得意なデッキに対しては最初からアルベールOTKを狙い、逆にアグロ系デッキ相手ならママの起動を二の次にしてでも処理と回復を優先する、
そしてそれ以外に対しては状況に合わせて臨機応変に判断、という具合に覚えておくといいだろう。


第6弾開始当初から、トップメタである進化エルフに有利なことやアルベールOTKや強力な盤面展開力によるインパクトによって注目を集めたが、
弱点が判明してくるにつれてやや低い評価を下されることも増えてきた。
特にプレイ難度の高さに関しては、一見すると展開してバフして殴り倒すといういつものロイヤルらしい扱いやすいデッキに見えるのが罠で、
中級者でも自分のプレイングの問題点に独力では気づきにくく、それがより評価を下げる原因となってしまっていた部分もある。

しかし使いこなせればやはりデッキパワー自体は高く、トップメタである進化エルフに強い≒進化エルフが多い高ランクでは強いという点も合わせて、
比較的上級者向けのデッキとなっている。*14
環境ではロイヤル内で財宝ロイヤル*15とシェアを分けながらTier上位に陣取っている。



エンハンスロイヤルに採用される主なカード


  • 旧き天剣・イドメタ
言うまでもないこのデッキの中軸にして、俺達のママ。
メインの効果は当然信仰による全体バフだが、ファンファーレで持ってきてくれるトークンスペル、天剣の深淵も非常に優秀。
このスペルは素のコストは0で相手のフォロワー一体を選んで1ダメージ、エンハンス1で使うと3ダメージとなる。

一見地味な効果だが、エンハンスをプレイした回数が何よりも重要なこのデッキにおいて、
たった1コスでエンハンスをプレイできるというのにはそれだけで多大な価値がある。
下記のように序盤から信仰値を稼ぎながら処理を行ったり、威風の行軍を置く際の隙を潰したり、
フォロワーを並べてから余ったPPでバフをかけたりと用途は多岐にわたり、度々言及しているアルベールOTKにもこのスペルが必須となる。

また環境トップである進化エルフが自動進化で3/3守護となる新緑のフェアリーを山ほど出すデッキなので、
単純に1コスで3ダメージ出せるというのが環境にマッチしており、ママが財宝ロイヤルに出張する理由にもなっている。

このように優秀なトークンを持ってきてくれるため、ママは序盤に引いても腐らないどころか、序盤の理想ムーブをする際のパーツにすらなっている。
サーチで連れてこれる分も合わせ、三枚使い切ろうとするくらいの気持ちでプレイしよう。

ちなみに1/2というスタッツはか弱く見えるが、下記のロゼの効果で引っ張ってきた0コスママを取っておき、
ターンの始めにプレイして超進化で二度目の信仰を起動した際には、その後複数回エンハンスをプレイすることで見る見る内にムキムキになっていく。
理論上は6弾時点のカードプールで1ターンに最大七回プレイできるので、その際のママのスタッツは18/19となる。うおっ、ママでっか……
そこまではいかずとも手札が枯れていなければ二桁に届く程度なら余裕で達成でき、隣には同じくらいでっかくなったバリア下のルリアや兵士たちが並んでいることになる。

その姿はまさしくグレートマザーである。


  • ソードプリンセス・ロゼ
第2弾で実装されミッドレンジで活躍するも、財宝ロイヤルが主流となり長らく環境から姿を消していたところにママが登場し、
その相性の良さから一躍最前線へと戻ってきたお姫様。
素では3/3/2の突進持ちで、1でもダメージを受けている相手なら一方的に破壊できる攻撃時効果もある。
そして目玉はエンハンス5でプレイした際の効果で、2コス以下のロイヤルフォロワーをサーチしたうえにコストまで0にしてくれるという、ママを釣れと言わんばかりの性能を持つ。
エンハンスなので信仰値も溜められるうえ、ダメージを受けている相手を一方的に破壊できる攻撃時効果も、
ママが持ってくる天剣の深淵と相性抜群と至れり尽くせり。

現在のエンハンスロイヤルになくてはならない重要なカードだが、確実にママをサーチするために
2コス以下のロイヤルフォロワーを他に入れられないことが序盤の弱さに繋がっている面もあったり。


  • 勇烈の兵士
第6弾で実装された背景ストーリーにも関わるフォロワーであり、ある意味エンハンスロイヤルの真の主役。
素では2/2/2で突進を持ち、エンハンス3でプレイすると+1/+1する。つまり3/3/3突進としても扱える。
このカード自体も癖がなく使いやすい性能をしているのだが、上記の通り現在のエンハンスロイヤルは
ママ以外の2コス以下のロイヤルフォロワーを非採用としているため、カードとしてデッキに入ることはほぼない。
だがそれでも後述する各種カードの効果で山ほど出すことができるので、それら全てにバフをかけて突進させていくのが基本の戦い方となる。

通常版のイラストは剣では平和は訪れないと考える実直そうなイケメンだが、
カードスタイル版では心酔するノエルに従ってノリノリで侵攻に臨むムチムチ美少女となる。
エンハンスロイヤルを使っていれば1ゲームで二桁をこえる回数呼び出すことも珍しくないため、
紳士の諸君はカードスタイルを購入すると幸せになれるだろう。
ギルネリーゼの前から見える尻も付いてくる。


  • 凄烈の剣王・ロードノエル四世
第6弾で実装された、ママの契約者でもある王様。当然背景ストーリーに深く関わっている。
素のスタッツは6/4/5でエンハンスは7と8の二つを持ち、より高いPPでプレイするほど兵士を多く召喚することができるのに加え、超進化で更に+1/+1する能力も持つ。
呼び出した兵士はそれぞれ必殺、ドレイン、疾走を持ち、多重展開しながらバリア持ちやデカブツの処理、回復、削りを一手に行える剣王の名に恥じない傑物。

特にこの回復を前提にすれば序盤にある程度の被弾を許容してでも後の展開を優先したプレイが取りやすいという意味でありがたく、
このドレイン兵士の方に進化や超進化を切る選択肢もある。
超進化の場合世界の提示や黄金騎士のような一面除去+AOE系のカードでは取り切れなくなるなど、特定の対面で特に有効。
削りも超進化でのぶっ飛びと合わせてリーサルラインに大きく近づけることができ、相手に全処理しながらアルベールをケアすることを強いることができる。
必殺を含めた突進持ち兵士が何体も湧くため無進化でも盤面を返しやすく、ママやアルベールのために進化権を温存することもできるなど、
非常に柔軟な対応ができるカードとなっている。

ドレインや疾走を含んだ横並べとママの全体バフは言うまでもなく相性抜群だが、逆に言うとママの存在を前提とした性能であり、
単体で使うとコストと比べて物足りなさを感じることも。


  • 苛烈の参謀
第6弾で実装された、背景ストーリーにも関わるフォロワー。
素のスタッツは4/2/1と低いがファンファーレで確定破壊を持つ上、エンハンス6でプレイするとPPを3回復しながら勇烈の兵士一枚を手札に加える。
兵士をそのまま出せば一枚で信仰値を2稼ぎながら二面除去できるうえ、威圧や守護裏に隠れるカードのような持ち物検査対策にもなる優秀な参謀。

ゴージャスな美貌と澄ました雰囲気の持ち主だが、進化前はピッチリした黒の全身スーツ、進化後はエグい切れ込みの入った白のハイレグという痴女ルック。
カードスタイル版では冷たい表情が一転、甘い物を前に表情をとろけさせる一面も見せ、進化後では背景でドン引きしてるノエルの姿も見える。*16


  • 忠烈の近衛兵
第6弾で実装された、背景ストーリーにも関わるフォロワー。
素では3/3/3守護だがエンハンスでプレイすると4/5/5という高スタッツとなり、進化時に相手フォロワー一体に3ダメージを与える能力も持つ。
王や参謀と比べると地味ではあるが、高いスタッツと進化時効果によって序盤に失ったテンポを取り戻しやすく、相手によってはポン置きでも結構困ってくれたりする。
このデッキでは貴重な守護要員でもあるなど、いぶし銀なカード。

イラストの方も渋い雰囲気にたくましい体格のお爺ちゃん。


  • 威風の行軍
「カードをエンハンスでプレイするたびに勇烈の兵士を場に召喚する」という効果のクレストを置くスペル。
素の1コスでプレイすると撃ったターンを含めて2ターン、エンハンス3でプレイするとカウントを+2して計4ターン持続する。
このエンハンスによるカウントのプラス効果は、既に同クレストを置かれていても機能する。

これが置けているかどうかでエンハンスロイヤルの出力が様変わりする、極めて強力なカード。
エンハンスロイヤルはそのほとんどがエンハンスカードで構成されているため、これさえ置けてあればワンアクション取るたびに2/2突進が湧いてくるようになる。
ママ起動前の動きの弱さが大きく改善されるのはもちろん、起動後は軽量エンハンスを使用して兵士を召喚、もう一度エンハンスを使用すると
更に兵士が召喚されながら先に出ていた兵士にバフがかかり、更にもう一度使えば……と動くことで、非常に強力な盤面を作ることができる。
ママ二回起動との組み合わせはまさに宇宙。

だが強力であるがゆえに、より一層使いどころを見極めなければならないカードでもある。

+ 長いので折りたたみ
序盤の弱さを補ってくれるカードだけについ最速で撃ちたくなってしまうが、上記のようにむしろママ起動後の後半にこそ高いバリューを発揮するので、
早くに撃ちすぎるとママを起動してさあこれからというタイミングで効果が切れてしまう。
更に仮に後攻2ターン目にEXPPを使ってクレストを置いたとしても、手札に3コスで使えるエンハンスカードがなく次のターンでも引けなければ、
貴重な効果ターンが1ターン無駄になってしまう。
更に更に、既にクレストが置かれていない状態でこのカードをエンハンスで使っても、それに反応して兵士を召喚してくれるということはないため、
最速で撃った場合そのターンは一切盤面に触れず、序盤をしのぐために使ったはずがかえって他の処理札を使うよりも隙をさらすということもあり得るのである。

ではどうすればいいのかというと、2ターン目にママを出して天剣の深淵を回収しておき、3ターン目はあれば3コスエンハンスの処理札である凄烈の天剣、
なければ他のカードでしのぎ、4ターン目にこの行軍を置きつつ1コスエンハンスである深淵でその効果を起動する、という動きが理想となる。
この動きであれば被弾を抑えつつ信仰値も稼げるため、後攻かつロゼがいればそのまま最速となる後攻5ターンでママを起動することも可能となる。
また4ターン目に行軍を置けば7ターン目まで効果が持つのだが、上記の通りママを安定して起動させられるのは6ターン目となるので、
二枚目の行軍がなくとも信仰と行軍の効果が両立するターンを作れることになる。

また7ターン目と言えば、トップメタである進化エルフのエースカードであるオルテニアが最速着地する直前のターンとなる。
オルテニアは相手が持ち物検査を突破できないならその時点で試合を終わらせられるフィニッシャー性能と、
進化エルフが稼ぎたい進化数を一気に4も稼ぐことができる中継ぎ性能とを併せ持った第6弾最強の呼び声高いカードであり、
進化エルフ側としては可能な限り最速で出したい存在であるが、相手の盤面は三面までしか処理することができない。*17
そのため横並べが得意なエンハンスロイヤルとしてはオルテニア着地前に四面以上展開しておき処理漏れを起こさせ、
そこを起点に攻め立てていくという動きを取りたいのだが、7ターン目まで行軍の効果が持続していれば、それもグッと行いやすくなるのである。


……と、長々と最速置きの問題点や4ターン置きのメリットを書き連ねておいて恐縮だが、それでも最速置きが最適解となる場面も普通にあるのが、
エンハンスロイヤルの難しい所である。
上記の動きはあくまで必要なカードが手札に揃った際の理想ムーブなので揃わなければ当然対応を変える必要があるし、
相手が進化エルフでなければ無理をしてまで行軍を遅らせる意義もやや薄れる。*18
更に手札に一枚しかないママを序盤で使ってしまった場合、山札内には残り5枚当たりがあるとはいえ、起動の目安となる6ターン目までに
もう一度ママが来てくれないということも十分にあり得るため、他にできることがあるなら取っておく選択肢も十分にある。

あくまで脳死で最速置きするのが推奨されないのであって、相手の攻めが激しく、次のターンにエンハンスをプレイでき、
そのターン他にできることもないのであれば、持続ターンを前倒しにしてでも最速で行軍を置くことは大いに肯定されるだろう。
特にアグロが相手でママがいない際は、現在相手の場にいるフォロワーを放置してでも早期に置くことも必要となってくる。

エンハンスロイヤルを支えるだけのパワーを持ちながら、このカードの扱い一つを取ってもそのプレイングの難しさが感じられる、
まさにエンハンスロイヤルを象徴するようなカードである。


  • レヴィオンの迅雷・アルベール
第1弾からロイヤルのフィニッシャーとして走り続け、ローテ落ちを目前にしてママと組んでとうとう20点を叩き出すようになった我らが団長。
とはいえそのためには、10PP、ママを二回起動、ママに進化権を二つ切ったうえで超進化を残す、アルベールと天剣の深淵を手札に揃える、
相手の場に体力4以上でオーラや潜伏を持たないフォロワーがいる、*19逆に体力7以上の守護がいない、*20
という条件を揃える必要があり、周知された今となってはお手軽に決めれるOTKと言うわけではない。

高ランクになるほどにケアされて気持ちよく走らせてくれなくなるが、
それでもフィニッシュは相手が処理できないほどの横並べかこいつの二択となりやすい、頼りになるフィニッシャー。


  • 凄烈の天剣、三将姫の乱撃、優しき援軍
3コス、4コスのエンハンスを持つ、序盤を切り抜けるための処理札たち。
天剣と乱撃はそれぞれランダムな相手に3ダメージ、4ダメージを与えられ、やはり新緑のフェアリーと相性がいい。
対象がランダムな点はオーラや潜伏に強いメリットと表裏一体であり、特にエンハンスロイヤルは相手の盤面が空でも信仰値のためにプレイしたい場面が多いので、
このデッキにおいてはメリットの方が強くなりやすい。
援軍は兵士を横並べするカードでありママのバフと相性が良いが、序盤から展開することで相手に処理を強要させる実質的な処理札のように使えることも。

これらは低コストでエンハンスをプレイできるためくっつきが良く、後半になっても複数枚プレイして一気にバフを撒く役割がある縁の下の力持ちたち。


  • 空の命運を握る少女・ルリア、真王の刃・黄金の騎士
それぞれ8コス、9コスでエンハンスをプレイできる重量級エンハンスカード。
ルリアで黄金騎士をサーチしてそのまま出すという定番のムーブをするだけで信仰や行軍を二回発動させることができ、エンハンスロイヤルとの相性が非常にいい。
特にルリアは黄金騎士と組み合わせない場合でも実質1コスのエンハンスカードとして使えるのが非常に強く、
ママ同様最初に出しておいてその後複数回信仰を発動させればバリアの下で見る間にムキムキになっていくので、元が1/1とは思えない詰ませ性能を持つ。
黄金騎士は貴重なドレインに依存しない回復要員であり高い長期戦適性をもたらしてくれるが、やはり9コスは重く、前寄せか後ろ寄せかで枚数が変わってくる。



ここまでが大体確定枠だが、三積みは確定でないカードもあるのでそこの枚数調整を含め十枚近くが自由枠となり、構築の面でも幅が広い。
まだ日の浅いデッキということもあって固まった構築も存在しておらず、各人の色が出やすくなっている。


  • 大遊戯世界、栄耀なる麗金花、白銀の騎士団長・エミリア
ドロソ枠。長期戦を視野に入れるなら二〜三枚はほしい。
大遊戯世界は比較的PPが余りやすいデッキなので無駄なくプレイしやすいが、即効性のなさと盤面を埋めるのがネック。
麗金花はこの中で唯一のエンハンスカードという大きな強みがあり、序盤の隙を埋める用途にも使えるが、5コスというくっつきの悪さと手札が溢れやすい欠点がある。
エミリアはドロソとしては腰の重いところがあるものの、実質3コス2ドロー付きの4/4という汎用性に加え、相手によっては超進化時のバリア付与も刺さる場合がある。

やはり横並べからのバフが強いデッキなので数ターンにわたって盤面を埋める大遊戯世界が採用されることはまれで、
扱いやすさではエミリア、エンハンスカードを増やしたいなら麗金花というような形で使い分けられることが多い。


  • 真紅と群青・ゼタ&ベアトリクス、サイレントスナイパー・ワルツ、ミリタリードッグ
エンハンス6勢。エンハンスロイヤルは7PPで行える動きがやや弱く、そこを埋める役割がある他、素のコストで序盤をしのぐのにも使える。
元から強力だったゼタベアからアルベールの流れだが、ママのバフを受けることでこの二枚だけで分割リーサルを狙えるだけの打点を手に入れた。
序盤に使っても強く採用している構築は多いが、OTKを狙う際にはほぼ不要となる、エンハンスロイヤル以外にも横並べしてくるデッキが多い現在の環境では
行軍や深淵の補助がないと一面除去のみというのはやや心もとないなどの逆風もあり、確定枠とまではなっていない。
ワルツは相手に取られなければゼタベア以上の打点を出せるものの賭けの要素が強く、やはり一面しか触れないうえに5ダメージのみと安定感に欠けるため、
地雷的に採用されるに留まっている。
犬は上記二枚と比べて顔を削れない代わりに高い攻撃力での三面除去が可能。深淵で更にバフしてやれば上から踏める相手も増えるなど、地味だが堅実な役割をこなせる。


  • 簒奪のアジト、返還の剣閃
苦手なアグロ系デッキへの対抗策となる、財宝ロイヤルからの出張カード。
序盤の除去、ドロー、ドレインに依存しない回復、守護の付与による疾走対策、アルベールの打点伸ばしなど、非常に幅広い使い方ができる。
余った1コスで使えるためかゆい所に手が届くようになるが、本筋であるエンハンス戦術には全く寄与しないうえ小粒すぎるため、
積みすぎるとデッキ全体の出力不足に繋がる。枚数は要調整。


  • 常在戦場・カゲミツ、リッター・シュナイト
研究が進むにつれて注目されてきた型。
カゲミツは素では3/2/2のバニラだが、倒されても二ターン後に復活する能力と超進化で疾走を得る能力を持つ。
この0コストで湧いてくる疾走という個性が、PPに余裕があるほどバフを重ねがけできるエンハンスロイヤルと相性がよく、採用されるケースが増えてきている。
リッター・シュナイトは主にドレインをケアしてくる相手への回復手段としてピン差しされることがあったが、
相性のいいカゲミツが入るようになったことで二枚積まれることも。
進化権を回復する効果もママの二回目の進化用に使えるなど、エンハンスロイヤルでは四つある効果全てに使い道があり、面白い使い方ができるカードとなっている。



自由枠はどれも一長一短、良く言えばどれを入れても一定以上の活躍を見込めて各人の個性も出しやすいが、悪く言うとまだパーツが足りていない感がある。
エンハンスカードだけでは足りない点が多いが、それを埋めようとするあまりエンハンスカードの密度が下がれば、肝心のママ起動後の爆発力が失われてしまう。
自分と環境に合わせたバランスを見極めることが、勝利に繋がる鍵となるだろう。




最後に余談となるが、エンハンスロイヤルはそのまま呼ぶと長いという理由でエロイと呼ばれることもある。
エンハロイって呼べばいいだけじゃね? みんなエロいって言いたいだけじゃね?
まあこんな性癖詰め合わせセットみたいなママが核のデッキがエロくないわけないからいいか。





第6弾の折り返しとなる月末の調整では、四枚ものカードに手が加えられ、環境が大きく動いた。
まず進化エルフのキーカードである「旧き天槍・ササニド」の信仰達成後の効果から1点AOEが削除。
次にエンハンスロイヤルの自由枠であった「返還の剣閃」のコストが1から2に増加。
更にビショップの大型フォロワーである「旧き天書・リアントース」と「純白の聖女・ジャンヌ」に、それぞれ強化が入った。

エンハンスロイヤルにとっての剣閃はあくまで自由枠だったのでこのナーフは決して致命的というわけではなかったのだが、*21
問題はむしろ有利だった進化エルフが大きく弱体化したことで数を減らし、不利な相手が増えたことだった。
とはいえ地力はいまだ高く、多くのデッキが存在する雑多な環境のTier2ポジションにつき、そのままシーズンを完走した。



第7弾以降


第7弾カードパック『神殺し・アナテマ』の実装と共に、ビヨンドにおいてもローテーションとアンリミテッドというフォーマットが追加され、
ローテーション環境においては最新6弾分のカードとベーシックカードしか使えなくなった。
第1弾という、いずれのクラスにおいてもその基盤となるようなカードが多数存在し、また単純に他の弾のほぼ倍の数があった*22カード群がなくなったことで環境は激変し、
ママやエンハンスロイヤルも否応なくその影響を受けることとなった。

まず何と言っても、ロイヤルを支え続けたフィニッシャーであり、エンハンスロイヤルの勝ち筋の片割れであるとも言えた
アルベールがローテ落ちしたことは、例えようもない大打撃であった。
代わりのフィニッシャーとなり得たガゲミツ、優秀なドロー要員だったエミリアも同様にローテ落ちし、エンハンスロイヤルは大幅なパワーダウンを余儀なくされる。

だが新弾でそれらに代わる新たなカードが追加されれば……と期待していたエンハロイ使いたちを待っていたのは、
新弾の追加カードにエンハンスカードは0枚という、まさかの現実であった。
これまでロイヤルは財宝ロイヤルという新軸が追加された第3弾を除けば毎弾2〜3枚はエンハンス持ちが追加されていたので、
その事実を把握して期待していた熱心なエンハロイ使いたちほどショックを受ける結果となった。

代わりに新軸として追加された「連携ロイヤル」は、フォロワーを展開しバフして殴るという由緒正しいロイヤルの戦い方で、
エンハンスロイヤルとの組み合わせは悪くないように見えたのだが……。
やはりエンハンスを持たないカードを入れるとそれだけでデッキの出力を落とす要因になり得るという特性が足を引っ張り、
できあがったエンハンス連携ロイヤルと言うべきものはどれも「シナジーしないことはないけど普通にどっちかに寄せた方が良くね?」といった代物に。
そのため環境初期のエンハンスロイヤルの主流な構築は「無音の包囲」という1コススペルだけを新たに加えたものとなる。
前期から失ったものに比べて得たものは余りに少なく、エンハンスロイヤルは環境の第一線からは退くことを余儀なくされた。

第1弾のカードが落ちて弱体化したのはどのクラスも同じだったが、やはりアルベールはその現役中ほぼ全期間に渡って環境で存在感を発揮していた最強のフィニッシャーであり、
そのアルベールを最も強く使えるデッキとも言えたエンハンスロイヤルは、ローテ落ちの影響を特に大きく受ける形となった。


転機が訪れたのは、「旧き天眼・ビバティー」が月末を待つことなくナーフされた時である。
第7弾はビヨンド始まって以来最悪のナイトメア一強環境としてスタートしていたが、ナイトメアならどのデッキにも入るインフラカードであった
ビバティーがパワーダウンしたことで他のクラスも台頭し始め、その中で二強となったのが「ミルティオナイトメア」と「進化エルフ」であった。
進化エルフが再びトップメタに上がってきたことで、これと相性のいいエンハンスロイヤルの評価が向上。
新緑のフェアリーを確実に除去できるママ単体での需要も上がり、連携ロイヤルに採用されるケースも増えてきた。

一方のミルティオナイトメアはアグロ、疾走、ドレインケア、多面破壊とエンハンスロイヤルにとっての苦手要素を詰め込んだようなデッキで、
前期は絶望的な不利対面だったのだが、今期ではそこまで不利ではなくなっている。*23
新たにエンハンスロイヤルと相性のいい「ゴッズレポーター」というカードが発見されたこともあり、徐々に環境へ姿を見せ始めることに。


折り返しとなる月末の調整では前期に引き続き四枚のカードに手が加えられ、それらいずれもがエンハンスロイヤルにとっては追い風とも取れる内容だった。

まずキーカードである「充つ《恋人と節制》・ミルティオ&ルーゼン」のコストが上げられたことで、依然苦手だったミルティオナイトメアが減少。
ついでにそのミルティオに有利な点を評価されていた進化エルフも減ってしまったが。
次にエンハンスロイヤルでは返すのが非常に難しかった秘術ウィッチの大型フォロワー「ラブリーマスターピース」のコストとスタッツが9/6/10から8/4/8へと変更。
これにより向こうの着地が早くなった代わりにノエルや後述のセザールで返しやすくなり、秘術ウィッチとの相性が良化することに。
そして「マインドアーツ・カルラ」と「アーティファクトカタパルト」の強化により、「AFネメシス」が一気にトップメタにまで躍進。
エンハンスロイヤルはこのAFネメシスとの相性は決して悪くなく、逆に不利だった破壊ネメシスはAFに取って代わられる形で減少することに。

明確な不利対面が環境から減ったことに加え、「寛厳の音帥・セザール」の強さとエンハンスロイヤルとの噛み合いが認知されたことでリストもアップデートされ、
晴れてTier上位とは言えないまでも、環境への復活を果たした。
また序盤に体力1のフォロワーを並べるデッキが増えたことで、それらに対し0コス1ダメージの天剣の深淵も1/2というスタッツも刺さるママ単体の評価も上がり、
連携ロイヤルへの採用も更に増えることとなった。


  • 無音の包囲
1/2/2突進のスティールナイトを手札に一枚加える1コススペル。
連携*24が10以上なら一枚ではなく二枚加える。
実質2/2/2突進として使える非フォロワーであり、ロゼのサーチを濁すことなく序盤のテンポを取れるカードということで、
第7弾初期では新カードとして唯一エンハンスロイヤルに恒常的に採用された。
試合後半になっても1/2/2という優秀なスタッツを持つスティールナイトを先に場に出し得意のバフを重ねていくという使い方ができる器用なカードだったのだが、
やはり非エンハンスカードという枷は大きく、後述のカードたちが採用されるようになると押し出される形で抜けていくことに。


  • ゴッズレポーター
3/3/2という中々のスタッツと山札から一枚ドローするラストワード、そして自身の分身を二体召喚する超進化時効果を持つニュートラルのフォロワー。
超進化を要求するとはいえ3コスで6/5・3/2・3/2が並ぶのはかなりの展開力であり、加えて退場時に合計で3ドローできるというユニークな動きが評価され、
一部のデッキで採用されるようになったカード。
エンハンスロイヤルでも例によって展開した所にバフをかけることで強い盤面を作れるうえ、アルベール、カゲミツ、エミリアと
超進化を要求していたフォロワーが揃って抜けたことで超進化の使い先が余り気味だったということで、採用されるようになる。
しかし下記のセザールの強さに注目が集まると超進化権がそちらに優先されるようになり、枚数が減らされたり非採用となっていくことに。


  • 寛厳の音帥・セザール
ファンファーレでスティールナイトを二体出しつつ自分の場のロイヤルフォロワー全てに+1/+3と守護を付与する7/5/7の大型守護。
加えて超進化時に相手一体を選んで破壊する能力も持つ。
超進化させれば8/10・3/5・3/5、させなくても5/7・3/5・3/5とデカケツが並ぶため、返しきれる手段は限られる強力な展開カード。

本来は新軸である連携ロイヤルの主力カードなのだが、その性能の高さから第7弾初期から採用されることがあった。
しかしエンハンスを持たないという一点がどこまでも重くのしかかるのがこのデッキであり、それは高コストになるほど顕著となる。
実際エンハンスロイヤルに自由枠としてでも定着した非エンハンスカードはそのほとんどが低コストで、例外はPP回復により実質3コスとなるエミリアと、
絶妙な噛み合いのよさにより独自の立ち位置を確保しているリッター・シュナイトくらいだった。
セザールほど重いカードとなると、採用された例自体が稀で、定着した例となると皆無である。

セザールもやはり7コスという重さからくっつけられるエンハンスカードは限られ、
セザールより前に出しやすいルリアやゴッズレポーターはニュートラルなので強化できないなど、噛み合いきらない所があった。
そのため初期から存在しながら主流にはならなかったセザール入り構築だが、大型大会での優勝を契機に注目を集めるようになる。
上述のように噛み合いきらない所はあるものの、7PPでの動きの弱さはエンハンスロイヤルのかねてからの課題であったのに加え、
不足していた守護要素を大幅に強化してくれる存在でもある。

また、アルベール亡き後のエンハンスロイヤルは面押しが唯一の勝ち筋となったことで、二度目の信仰の起動と行軍への依存度が以前にも増して上がっている。
信仰や行軍を発動させられないという最大の問題点も、考えようによってはこれらへの依存度を下げてくれているとも言える。
実はエンハンスロイヤルは行軍なしで面押しできるカードがノエルと援軍だけで、あとは6コス二面のゼタベアと参謀くらいという状況だったので、
そこに信仰や行軍に依存せず強盤面を作れるセザールが加わったのは大きかったと言えるだろう。





追記・修正はママの腕に抱かれながらお願いします。

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最終更新:2026年07月08日 18:47

*1 画像出典:X イラストレーターこーやふ氏 @burittohiroba 2026年3月13日投稿 https://x.com/burittohiroba/status/2032441556242952578/photo/1 当項目内の出典表記のない画像は全て左記の画像の一部を切り抜いたもの

*2 いたとしたら祖国を独立させて瞬く間に立て直しまでしたのに人望なさすぎて賢王涙目である

*3 胎児を包んでいる膜

*4 ママが小さくなっているのかクソデカ天剣を召喚しているのかは不明だが明らかにサイズ比がおかしい。これもいかにも何かの隠喩っぽいが……

*5 画像出典:X イラストレーターこーやふ氏 @burittohiroba 2026年3月13日投稿 https://x.com/burittohiroba/status/2032441556242952578/photo/1

*6 あらゆる人間が無意識の底に持つ普遍的なイメージ像

*7 Cards→アポカリプス・パクトと開いていったページ内の「アサイラントと契約者」の項目で見られる

*8 画像出典:X イラストレーターこーやふ氏 @burittohiroba 2026年3月13日投稿 https://x.com/burittohiroba/status/2032411347510608368/photo/2

*9 オメガオテプが最古の王、ヨグゼンタが長い年月や永遠を意味する百代と同胞から呼ばれているなど、アサイラントの中でも生きてきた年月には差があるらしいことが示唆されている。またアサイラント固有の能力である信仰を見比べてみても、他のアサイラントの信仰の達成条件が10なのに比べママは5と緩く、アサイラントの中でも強力な部類として描かれていると言える。

*10 先んじて登場していたシャム=ナクアは心優しき黒竜の邪魔が入り侵略が滞っている

*11 キーワード能力の一つ。エンハンスを持つカードは素のコストよりも高い「エンハンス値」が設定されており、残りPPがその値以上の時にプレイするとその数値分PPを消費する代わりに追加の効果を得ることができる。

*12 中身は別物ではあるが旧シャドバにもエンハンスロイヤルと呼ばれるデッキ自体は存在していた

*13 ワンターンキル。1ターンでライフの最大値20点を削り切ること。

*14 余談だがその進化エルフはプレイ難度が低いとされており、扱いやすいデッキが多かったロイヤルと上級者向けが多かったエルフとでこれまでと立ち位置が逆転している

*15 天剣の深淵の使いやすさから財宝ロイヤルにママを入れた構築も見られる。お互いに偽装にもなってお得。

*16 いつも眉間にシワ寄せているノエルの貴重なギャグ描写である

*17 三面まで“しか”とか書いているが、言うまでもなく他の能力と合わせて過剰性能である

*18 むろん皆無になるわけではない

*19 天剣の深淵の撃ち先が必要なため

*20 威風の行軍が置けていれば4/4と2/2の突進が出てくるため突破ラインが大幅に上がる

*21 当然だが剣閃のナーフで本当に致命傷を受けたのは実家である財宝ロイヤルの方だった

*22 第1弾のみクラスごとに19枚でそれ以降は10枚

*23 ミルティオ相手ではアルベールがほぼ無用の長物となっていたためローテ落ちの影響がないに等しく、ミルティオ側も相応にパワーダウンしていた結果、相対的に差が縮まった

*24 その試合中自分が場に出したフォロワーの数