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天王寺組(ヒューマンバグ大学)

登録日:2026/06/07 Sun 10:35:08
更新日:2026/07/29 Wed 17:33:45
所要時間:約 10 分で読めます




概要

漫画系YouTubeチャンネル『ヒューマンバグ大学』に登場する大阪の「鳳来町」を拠点とする極道組織の1つ。
天京戦争」終結から暫くした後に天羽組シリーズで始まった、「羽王戦争」の敵対勢力として登場した極道組織。
関西最大級の組織であり、東京までの道中でいくつもの極道組織を壊滅させるほど強大である。*1

シリーズ完結後の2024年3月13日の動画より、戸狩を主人公とした「天王寺組です」というシリーズとして始まった。
一見ギャグテイストなシリーズ名であり、実際にボケとツッコミが飛び交うコメディチックな作風だが、その一方で現実でも起こっている社会問題を取り上げている。ただこちらも極道組織らしく、五条組を始めとした別の組織と不穏な空気は漂わせている。
他のシリーズと比べると、投稿頻度は少なく、次回予告のパートも「またやります」とかなり不定期間隔となっている。

構成員

  • 戸狩玄弥
「はじめまして戸狩と申します…… 名前だけでも覚えて地獄に逝ってください」

戸狩派のトップ。殺し屋組織「エルペタス」に「柴犬」と言うコードネームで所属していた過去を持ち、12発の弾丸を受けながら敵組織を壊滅させたという伝説から『鋼鉄の戸狩』として恐れられている。*2
部下のギャグに乗る等ノリのいい一面を持つが、任務に失敗した者には制裁を加える等冷酷な人物でもある。
幼少期に部落差別を受けていたために、差別やイジメに関して激しい憎悪を示す。
また、差別を受けた上でエルペタスに拾われて何とか抜け出した過去を持った上で大嶽と出会い、彼から名を褒められた事がきっかけで極道の世界へと入る事となった来歴故、大嶽への忠誠心は非常に高い。
エルペタス時代の同僚だった世良やオリオンとは今でも友好であり、戸狩が東京に来た時に再会した時は3人で呑み合ったりしている。

天羽組がほぼ総戦力で天王寺組の関東での本拠地へカチコミをかけていた時、たまたま戸狩だけがヤサ探しで本拠地にいなかったため、大嶽の命令でかつての城戸と同じように単身で守りが手薄になった天羽組の本拠地へ襲撃した。
香月と小峠の抵抗もお構いなしに戦闘不能にさせ、天羽組長を負傷させ殺そうとした途端に野田の命令で天羽組本部に戻ってきた天羽組最強戦力の一人である和中が乱入、文字通りの血で血を洗う死闘となる。
最初こそ和中の太刀筋を数回見ただけで見切っていたおかげで有利だったが、和中の執念と小峠が付けたドス攻撃の影響が響き僅差で敗北。
倒れた後も死ぬ事より後一歩の所で大嶽の夢が叶わなかった事の方が悔しく、仰向けになりながらひたすら大嶽に謝り続けた。
その後天羽の命令により和中と共に闇医者に運ばれ一命をとりとめた。
が、羽王戦争敗戦のケジメと関西と関東を巡る憎悪の連鎖を断ち切るべく大嶽が自爆した事を聞いた際は滂沱の涙を流すのであった。
羽王戦争後終結後は関西圏での五条組を始めとした陰謀を示唆しながら生存したメンバーを含めて天王寺組のエピソードにて主役を複数回張っている事から、関西圏を舞台とした天王寺組シリーズの主人公に選ばれた模様。

「天王寺組です」が始まって早々、五条組の雇った殺し屋に命を狙われたり、自室の電気ガスが止められたりと色々苦労している。
羽王戦争のモヤモヤを払拭すべく、ケジメとしてお中元に高級マンゴ―を謝罪のメッセージと共に天羽組に送り、無事に送られたメッセージを見たと同時に安堵したが、その後も何度か手土産とともに門前払いを食らいながらも謝罪の機会を貰おうと*3、何度も出向いているが、そこでも思いがけない出来事が何度も起き…。

  • 三國貞治
天王寺組の組長。威圧感を醸し出しているが、気さくな性格。政治家と繋がりがあるなど多業界に影響のある人物。相手に対してポイントで評価する癖がある。

組長直属部隊

三國の護衛を務めている。彼に対する忠誠心は高い。なお、公式Twitterによると直属部隊は羽王戦争には参戦しないとのこと。

  • 陣内賢斗
組長直属の護衛を担うだけに、用心深い性格だが、人情深く涙もろい一面もある男。知力とパワーが武器。大嶽亡き後は実質的な天王寺組No2となっている。
その後、組長の後押しもあって武闘派と兼任する形でカシラを襲名した。

  • 椎名和海
真面目かつ冷静沈着な性格で、丁寧な言動の男。スピードが武器。「同意します」が口癖だが、主に外道の意見や仲間のボケには「同意できません」と返す。

その他の構成員

  • 渋谷大智
「通天閣アッパーいかせてもらうでぇ…… 真下から突き上げたるから六甲山まで飛んでいけやぁ!!」

戸狩派のNo.2にして自称パーフェクトヒューマン。緑髪でサングラスをかけている。大阪愛が強く、お好み焼きが好物。短気かつ調子のいい性格をしており、『バカ』と言われるとキレる。*4
戦闘では二刀流のナイフを捌くことによって攻撃を受け流す戦法を好む。また、紅林と互角に殴りあったり、青山の攻撃を避けたりと身体能力も非常に高く、戸狩派No.2に恥じない人物である。
実は戸狩と出身地区が一緒。当然過去に部落差別を受けていた。そのため渋谷にとって戸狩は互いに差別を乗り越えた硬い友情で結ばれている存在である。
戦争終盤では関東本拠地へのカチコミを主戦力として迎え撃ち、最終的には大嶽まで参戦した場で小林と速水の2名と一進一退の攻防を繰り広げるが、そこに下記策略で永瀬を闇医者に運んだ後似鳥を置き去りにして帰って来た*5野田が増援として参戦。
新たな強者の参戦に思わず意識がそちらに向いた瞬間完全に場の全員の脳裏から存在が消えていた速水の銃弾が腹部を直撃*6して敗北。
死にはしなかったものの大嶽が時間を稼ぐ間に舎弟たちによって闇医者に運ばれ、戸狩同様に生存した。

  • 馬渕春斗

日本刀を武器にしている剣豪。異名は「能面の暗殺者」。
一つ仕事を渡したら最後までやらないと意地でも動かない性格らしく、戸狩からも変わり者扱いされている。
本人曰く相当な聴覚の持ち主のようで、天王寺組の悪口を吐いたらどこにいようがまっすぐ駆けつけて即座に殺す、と脅しているがどうやら冗談ではないらしい。
戦闘スタイルも暗闇に紛れて自身の聴覚を頼りに一方的に攻撃するものである。
天羽組の天王寺組関東拠点襲撃で渋谷と共に小林を追い詰めていた所、そこに合流した永瀬と交戦。
お互い全てをぶつけ合った結果、一歩及ばず敗北。
死にはしなかったものの、野田の策略により似鳥をパシリ役にして永瀬と共に闇医者に運ばれた。

  • 千堂成義
ダークレッド系の赤髪で、前髪が跳ねた長髪であり、後ろで髪を束ねている男。「否定を知らん男」と言われるほどのポジティブシンキングな男ではあるが、外道には相応の怒りを見せる好漢。というか某煉獄さんの色違い
城崎に派遣されて治安維持や舎弟教育をしていただけあって頭も切れる。

  • 善家清十郎
テンガロンハットを被り、ネイビーカラーの頭髪をアシンメトリーに整えたハードボイルドな雰囲気を醸し出す男性。渋谷と同期。一時期天王寺組を離れてアニメ声優をしていたが「ハードボイルドな役をやりたかったのに、ポンタロス*7でブレイクしてから人外キャラばかり演じるようになった」ことで声優を引退して天王寺組に出戻ってきた経歴を持つ。

  • 似鳥正男
2年目の舎弟。解説シリーズにてなんの前触れもなく登場した。彼も東京に来ており、大嶽にパチンコ屋で半グレが暴れていることを伝えた。

  • 仁志哲平
城戸の舎弟の一人。戦闘シーンが少ないので詳細不明だが、恐らく速射が得意と思われる。
城戸と二人で移動中に手榴弾を投げ込まれるが、自らの身体を盾に城戸を守った。
その後戦闘不能になったものの、無事生存しており病院のベッドで休養していた。
城戸派でおそらく唯一の生存者であり、その後の状況説明動画で無派閥のままで行動している事が判明した。

  • 波多野
所属派閥は不明。グレーの逆立った髪型をしている。刑務所内で元京極組の泉屋と接触し、彼に金や半グレを使って支援した。泉屋が失敗すると、無能だという理由で彼を見捨てた。

過去の人物

  • 錦野
錦野派のボス。村雨町に支部を構えていた。話をしに訪れた天羽達を不意に襲うが、和中に部下もろとも斬られて死亡した。戦闘力はそこまで高くない模様。

  • 韮沢伸二郎
城戸派の中心人物の一人。敵を拷問して情報を吐かせた後に処刑する残忍な一面を持つ。
日本刀と拳銃の両方を使いこなし、後述の苅込と共に一つの極道組織を壊滅させたことがある。
小峠と戦闘になり、圧倒的な戦闘力で彼を追い詰めるが、宇佐美に車で轢かれ、起き上がれなくなったところを小峠に撃たれて死亡した。

  • 苅込一輝
城戸派の中心人物の一人。女遊び等が大好きなプレイボーイ。
武器は柳葉刀で幼少期から中国武術を学んでいた経験があり、和中から「決して弱くはない」と評価された程。
その和中と剣豪勝負になるが、腕を切り落とされ、袈裟斬りにされて死亡した。

  • 高見沢斗真
大嶽の側近であり天王寺組の幹部。頭脳明晰で彼と共に多くの計画を成功に導いてきた。
戦闘力は高くないものの、数発弾を受けても耐える執念を持つ。静岡の旅館にいたところを小峠、飯豊、小谷らに襲撃された。小峠と撃ち合いになり、護衛の室屋が守ろうとするも飯豊と小谷に妨害され、最終的に蜂の巣になって死亡した。

  • 浅倉潤
「誰を殺ろうと思っとるんや…… この身の程知らずが」

城戸派のNo.2。シアン色の髪をしている。クールな性格で城戸を心から慕っている。戦闘能力は非常に高い。
小峠を追い詰めるが駆けつけた工藤との死闘になり、追い詰めるも工藤のパンチを捌ききれず、ドスで刺され致命傷を負う。意識が薄れいく中、小峠を背負う速水をチャカで撃ち抜き、地獄から城戸が組長になるのを見守っているという遺言を残して死亡した。

  • 城戸丈一郎
「ここから伝説作るでぇ…… 俺は幸せな人間やなぁ」

城戸派のNo.1。黄色のメッシュが入った髪型が特徴で「幸せやなぁ」が口癖。死亡した父に代わって組長になるという夢を持っている。イチゴパフェが好物でありこれは貧しかった子供時代に父に奢ってもらったことがきっかけである。
組で鍛え上げられており、京極組の一条と互角に闘うほどである。最終的に単身で天羽組事務所にカチコミをし、組長に襲いかかるが、駆けつけた小林と和中によって妨害、そのまま戦闘になる。須永との闘いで負傷しているにもかかわらず二人の猛攻に耐えたが、小林にグリンされて遂に敗北。最期は天羽組に恨みがなかったという謝罪と、生まれ変わっても父と浅倉と共にいたいという思いを抱きながら死亡した。
だが「天羽組に恨みがなかった」という遺言がこの戦争の本当の終わり方に直結することになるとは城戸自身も思ってもいなかっただろう。

  • 室屋柊斗
戸狩派のNo.3。緑髪の顔に痣がある人物。相手を見下した発言が多く、部下に厳しい性格である。
静岡で高見沢の護衛をしていたとき、小峠、飯豊、小谷達に襲撃された。飯豊に対して格の違いを見せつけるが、彼によって左耳を飛ばされる。一方で別行動をしていた小峠に高見沢は殺害され、室屋は小峠達を追跡するが逃亡を許してしまう。本部に戻ったあと戸狩から制裁として右耳を削ぎ落とされた。
戦闘能力は非常に高くセンスがある。
天羽組の南雲と3度もの激突の末、執念の自爆特攻により南雲を爆死させたものの自身も跡形もなく死亡した。
なお、髪色が緑であることと自爆特攻を仕掛けたことからついたあだ名が「クリーパー」。

  • 岸本隆太朗

5年目の若手。薄紫の髪色が特徴。掴みどころのない性格をしており、兄貴に対してジョークを言う等肝が座っている。忍者刀が武器であり本人曰く『蝶のように舞い、カマキリのように斬る』戦法をとる、北大路組の武道派を無傷で撃破する等若手とはいえ侮れない人物。
天羽組の飯豊に闇討ちされ、そのまま一騎打ちの末に飯豊の執念のドス攻撃を喰らい、渋谷と食べるはずだったお好み焼きに関する未練を垂らしながら死亡した。刺された際の叫び声が「カラスに似ている」とネタにされている。

  • 大嶽徳史
天王寺組のカシラで組で最も影響力のある人物。銀と黒のツインブロックのオールバックであり、強面で全身にはムカデの刺繍がある。
狡猾な性格をしており、仲間の死をも利用する冷酷さを持つ。ただし、葬儀中は襲わない等、最低限の仁義は持ち合わせている。
戸狩派の進出に伴い、彼も東京に上京。戸狩派のブレインとして暗躍する。
過去に協定を結んでいたはずのとある関東極道に一方的に協定を破棄された上に、留守にしていた事務所を襲撃され壊滅寸前まで追い込まれた経緯があり、そのことをきっかけに関東極道を恨み、根絶やしにしようと誓う事となる。
その関東極道への憎悪が無ければ実に聡明な人物でもあり、また人心掌握能力を用いて戸狩等を引き込み今の地位に着いた。
最終決戦編では渋谷と共に表立って戦うものの、天羽組の武闘派の小林や野田に敵うはずもなく事実上の敗北。
止めを刺せと懇願するも、割って入ってきた天羽に何十年にも及ぶ関東と関西の極道との確執を本当の意味で終わらせるために大嶽を許すという道を選ぶ。
天羽に許され、生かされた大嶽は天王寺組の会合に傷が癒えぬまま出席。
関東侵攻は失敗に終わったこと、関西と関東が争うことはもう止めるべきだ、そもそも自分が最初から対話という選択肢を捨てたせいで過去の事を知らない組員たちが大勢傷を負ったり犠牲になった、ということを述べ、天羽組が自分たちを許したと同時に自分たちも関東と争うことを止めるべきだと訴えた。
最後に天王寺組と天羽組に多くの死傷者を出した戦争を起したケジメを取るべく隠し持った手榴弾を使い自爆し、その生涯を終えた。
だが彼の死によって京都の五条組との抑制が無くなってしまい、新たな抗争の火種が付くことになろうとはこの時はまだ知らなかった。

その他

入門志願をしているものの諸事情によって正式に組員とは認められず、試用段階で組に出入りしている人物も存在している。

  • 壬生大吾
殺し屋『タコ&チュロス』の片割れ。
壬生家という名家の産まれであったが、兄の鶴之介共々生まれつき発達障害を持っており、そのことで跡取り息子から命を狙われることとなる。そして最終的に両親を失い、祖母も食事内に仕込まれていた毒によって意識不明となり、兄弟は祖母の治療費を稼ぐべく、護身用として祖母から教わった暗殺技術を使って殺し屋として裏社会で活動していた。
東京極道の天羽組と横浜極道の神城組との戦争にて、神城組から天羽暗殺の依頼を受けて暗殺に乗り出そうとするも、天羽に謝罪すべく偶然東京に来ていた戸狩と戦闘となり敗北し兄の鶴之介を失う。目覚めた当初は兄を殺した戸狩を殺そうとしていたものの、天羽組の永瀬から戸狩の計らいによって自分が生きていると諭されて考えを改めることとなる。
その後病院にて祖母が目覚めて自分や祖母を狙う壬生家の人間を返り討ちにしたものの、過去の暗殺によって恨みを買っていた連中に命を狙われることになるが、間一髪で戸狩に助けられる。
そして奇跡的に回復をした大吾は自分が去った後に一人で生きていけるのかと心配する祖母の思いを感じ取り、厳しくも自分の為に沢山の事を教えてくれた戸狩から学びを受けたいと天王寺組に入門を志願する。
しかし組長の三國は『伝統ある天王寺組の敷居は決して低くはない』と前置きし、何より『今の大吾に任侠を理解できるのか』という点で組員としては現時点では認められておらず、戸狩の監督下に置かれている現状となっている。

城戸「俺たちの組が項目になるとは幸せやなあ。」
戸狩「戸狩と申します。追記、編集だけでも行ってください。」

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最終更新:2026年07月29日 17:33

*1 神城組など戦いを避けた組織も存在する。

*2 小峠の渾身のドス攻撃を受けても何事もないようにピンピンしていた程。

*3 天羽から直接アポの許可は拒否されているが、彼の都合がたまたま空いていれば、話は設けるというもの

*4 本人いわくアホはセーフらしい。

*5 一応「一緒に闇医者に向かう」約束はしていたが「戦場に一緒に戻る」約束はしていなかった為、契約違反ではない。

*6 何なら直撃した瞬間「同じ天羽組で味方のはずの野田が」素で驚いているような描写がある。

*7 劇中の子供向けアニメのキャラで、「ポンタロス」のセリフだけで感情を表現する。ドーナツショップのおまけになったり映画化されたり劇中世界では人気のコンテンツのようだ。