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横浜シーサイドライン金沢シーサイドライン

登録日:2026/07/17 Fri 23:27:00
更新日:2026/07/20 Mon 07:49:31
所要時間:約 4 分で読めます




横浜シーサイドライン金沢シーサイドラインとは、新杉田駅から金沢八景駅まで結ぶ神奈川県横浜市の新交通システム(AGT)路線である。

概要

1970年代から進められていた金沢区への工場移設事業(金沢地先埋立事業)の進展に伴い、当該エリアへの交通網整備が求められ1984年に建設開始。1989年に全区間が開通した。

1983年に当時の運輸省・建設省が制定した「標準型新交通システム」を導入した最初の路線*1であり、以降のAGT路線は愛知県のピーチライナー(2005年廃止)を除き全てこの規格で建設されている。

運営会社は株式会社横浜シーサイドライン(2013年までの社名は横浜新都市交通株式会社)。
横浜市が株の約63%を保有し、市以外は沿線地域と繋がりの深い京浜急行電鉄(約12%)や横浜・八景島シーパラダイスをグループ企業に持つ西武鉄道(約4%)などの民間企業が出資する第三セクターである。

運行

全て各駅停車で、日中は全線通しの列車が10分間隔で毎時6本設定されている。
ラッシュ時は並木中央発着の列車も存在する他、沿線で花火大会などが行われる際は臨時列車が運行されることもある。

運賃

初乗り運賃は2026年現在、大人240円(ICカード235円)と高め(小児運賃は半額)。
そのため鳥浜近くの三井アウトレットパークに行く場合は新杉田駅から横浜市営バスで移動した方が少し安かったりする。

ただ長距離の場合そこまで高くなく、新杉田から金沢八景まで乗り通しても大人320円(ICカード316円)*2
団体や横浜市在住の高齢者・障害者などを対象とした割引乗車制度もあり、後者は窓口またはインターホンで申請して切符を貰うシステムとなっている。
一日乗車券は大人680円、小児340円。夏休み限定であるが小学生は100円で一日乗車券を買える企画も実施している。

駅一覧

新杉田駅を除き全て横浜市金沢区内に存在する。
有人駅は新杉田・並木中央・金沢八景のみで、お手洗いは有人駅と鳥浜・八景島のみに設置されている。
ホームドアは開業当初から全駅にフルスクリーン式が設置されている。
一部の駅には副駅名が導入されているため()内に記す。

発車メロディは当初ブザー式だったが、2014年から童謡の「うみ」、文部省唱歌の「海」、小田和正(オフコース)の「たしかなこと」「言葉にできない」、シーサイドラインプロモーションソング「Seaside Line 〜わたしのお気に入り〜」→「進め、みらいへ!」が使われている(どの駅にどれが使われているかはwikipediaを参照)。

1 新杉田
起点駅。JR根岸線乗り換え。当路線の駅の中では唯一磯子区にある。

2 南部市場
名前の通り横浜南部市場最寄り駅。

3 鳥浜(三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド前)
副駅名通り、三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド最寄り駅。
乗降客数が1日1万人程度で線内有数の利用人口を誇るが無人駅。

4 並木北(ZACROS 藤森工業前)
駅周辺に研究所がある化学製品メーカーZACROS(旧:藤森工業)が命名権を取得している。
当駅のみ高架上ではなく地上にある(駅舎は橋上)。

5 並木中央(ミツハシライス前)
米卸会社のミツハシが命名権を取得している。
車両基地と繋がっているため2面3線の駅構造になっており、ラッシュ時を中心に当駅発着の列車が運行される。
車両基地に横浜シーサイドライン本社も当駅が最寄で、毎年春先に基地公開イベントが実施される他、時折「おぎやはぎの愛車遍歴」などテレビ番組のロケにも使われる。
近くにイオンなどが入居する商業施設ビアレ横浜や横浜市営金沢プール(リネツ金沢)、コストコもある。

6 幸浦
駅を挟んで内陸側が住宅街、海側が工業地帯に分かれている。
並木中央とそこまで離れていないので、ビアレ横浜・リネツ金沢・コストコは当駅からでも移動可能。

7 産業振興センター(アルファ本社前)
当駅近くに本社を構える鍵製造会社アルファが命名権を取得している。
駅近くに立派なビルがあるが、これは横浜市が市内企業向けの技術試験場を置くために建てられた物。
2026年現在は技術試験場は廃止されてしまったが、併設された沿線で数少ない宿泊施設は健在。

8 福浦
幸浦とは違い周辺は全て工業地帯。

9 市大医学部(ニッパツ前)
横浜市立大学医学部と同大学の附属病院最寄り駅。そのため無人駅だが平日日中は駅員が配置されている。
それ以外だと横浜市消防局航空消防隊の基地(ヘリポート)も近くにある。
総合ばねメーカー日本発条の本社もこの近くにあり、副駅名も同社のが由来。

10 八景島(横浜・八景島シーパラダイス前)
平日は無人駅だが、横浜・八景島シーパラダイス最寄り駅のため土休日・繁忙期の日中は駅員が派遣される。

11 海の公園柴口
12 海の公園南口
海水浴場のある海の公園最寄り駅で利用者は線内最少。

13 野島公園
野島(と島内にある公園)の最寄り駅だが、駅は島にはない。

14 金沢八景
終着駅。京急本線京急逗子線乗り換え。
用地買収が難航したため開業から約30年間、京急駅から離れた仮設駅で営業することを余儀なくされていた。

車両

車両は全て無人自動運転対応。そのため乗務員は基本不在で、先頭部にも座席が置かれており前面展望が楽しめる。
製造は地元の東急車輛→総合車両製作所横浜事業所が担当している。

有人手動運転も可能になっており、たまに訓練も兼ねて社員による運転が行われることも。
いずれの形式もイベント用に標準とは異なるカラーリングの編成が用意されており、これにあたればラッキー。

  • 2000形
1000形置き換えのため、2011年から導入された。
ステンレス車体で、東急車輛のレーザー溶接技術が初めて実用化された形式である。
2019年には2編成増備。開業以来初の編成増となった。

  • 1000形
開業と同時に導入された車両。
白い車体に青とオレンジの帯が巻かれており、開業当初は駅舎やサインシステムにもこの色が使われていた。
全車2000形に置き換えられ2014年に引退。先頭1両が車両基地に保存されている。

キャラクター

開業から1999年頃まで使用。ポスターやノベルティは勿論、1000形の前面貫通扉にもステッカーが貼られていた。
  • キラキラ☆シーたん
2013年に登場したかもめがモチーフのゆるキャラ。
シーサイドラインを照らす太陽から生まれた設定で、シーサイドライン沿線をたまにぶらぶらお散歩してるとのこと。
  • 柴口このみ
トミーテック『鉄道むすめ』シリーズのキャラクターで、同社の駅務係という設定。
名前の由来は「海の公園柴口駅」と、「う“みのこ”うえん」の一部逆読みから。
前述したミツハシライスとのコラボで米を販売したり、地元出身のタレントを実写化キャラとしてイベントに登場させるなど積極的な展開を実施しており、その力の入れ方は神奈川の鉄道事業者では唯一と言っていいレベル。



追記・修正は前面展望しながらお願いします。


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最終更新:2026年07月20日 07:49

*1 規格的には大阪市交通局が1981年に導入した「ニュートラム」に近いものとなっている。

*2 ちなみに京急本線経由で杉田~金沢八景間を利用した場合は大人230円(ICカード228円)