登録日:2012/01/04(水) 13:11:02
更新日:2024/08/30 Fri 21:47:51
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横浜市とは、
神奈川県の東部に位置する都市で、同県の県庁所在地。
レトロな雰囲気を演出したいときには、「横濱」と表記されることも。
■概要
政令指定都市の一つで18の行政区を持ち、面積は約437㎢と県内の市町村で最も広い。
旧武蔵国と旧相模国の一部。方言は特に存在しないといわれるが、関東周辺の言葉と標準語が近いからそう思うだけで方言はしっかり存在する。
元々は小さな漁村であったが幕末の開国を機に関東随一の貿易港として大発展を遂げた。
現在の横浜は1965年頃に計画された「横浜市六大事業」によって形作られている。内容は以下の通り。
- 都心部強化(みなとみらい21地区の建設)
- 金沢地先埋立事業(シーサイドラインや八景島シーパラダイス建設もこの事業の一環)
- 都市高速鉄道(地下鉄)建設事業
- 港北ニュータウン(現在の都筑区)
- 高速道路網建設事業(保土ヶ谷バイパスや横浜横須賀道路の建設、首都高の延伸等)
- 横浜港ベイブリッジ建設事業
1922年に東京市・
名古屋市・京都市・大阪市・
神戸市と共に六大都市に指定され、特別区に移行された東京市を除いて1956年に五大都市として政令指定都市に指定された。
そして、戦後の経済成長を経て当時人口がより多かった
名古屋市・京都市、更には大阪市をも超え、(人口で見ると)東京都区部に次ぐ規模の都市になった…
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と結論付けるのは適切ではないのが実情。
なぜなら、人口こそ約375万人と大阪市を約100万人上回り、付け加えるなら 都道府県人口第10位の 静岡県や 四国地方4県の合計よりも多い(2023年現在)が、昼間人口が主に東京都区部へ流出して大阪市のそれを下回り、当然昼夜間人口比は1を切る。
このことから横浜市は雇用都市圏の中心ではなく東京都区部を中心とする首都雇用都市圏を形成する一部分と見なされている。
他にも大阪市と様々な統計を比べると、市内総生産(都市GDP)、企業本社数、高層ビル数、地下鉄路線数・総距離などがどれも大きく差をつけられている。
人口密度に至っても面積が大阪市の倍近くあるため差をつけられ、県内でも川崎市・大和市に次ぐ3位。
(夜間)人口以外の各種統計を加味して都市の中心性・拠点性という点を評価すると、大阪市はもとより名古屋市や福岡市などと比べても見劣りすると言わざるを得ない。
もっとも首都圏の政令指定都市はすべて「昼夜間人口比<1」かつ最大の流出先が東京都区部なのでそのベッドタウンという位置づけで、大阪市・京都市・神戸市いずれもが雇用都市圏を形成している関西とは対照的。
あ、堺市は政令指定都市だけど大阪市のベッドタウンだった。
とは言え昼間人口の流入が少なからずあるのもまた事実(さいたま市や千葉市も同様)で、その流入元である自治体の中に通勤・通学先が東京都区部と互角、中には横浜市の方が多いところもあって、差し引き約340万人になる。
加えて 東急東横線および みなとみらい線が通勤特急を朝夕ラッシュ時共双方向に運行していることも考慮するとベッドタウンでしかないとも言い難い。
強いて言うなら、「都心としての機能も持つが不十分で、首都圏形成の経緯から今なおベッドタウンとしての性格が残っている状態」と言ったところだろうか。
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各媒体では都会・お洒落という印象の下紹介されることが多いが、そう言える地域は概ね
横浜駅前・みなとみらい・関内・元町・中華街といったみなとみらい線沿線の話で、それ以外は起伏の激しい「坂の街」である。
しかしそのような地形であったからこそ大型船を停泊できる港が造れ、
日本を代表する港町の一つとなった。
俗に「江戸っ子は(昔の)江戸(に相当する地域)に三代住まなければ名乗れない」と言われるが、これと対比して「横浜は三日住めばハマッ子を名乗れる」と言われる。
「横浜国際港都建設法」という法律により日本を代表する国際港都に相応しい都市を建設することが義務付けられている。
■隣接自治体
- 川崎市(多摩区以外)
- 横須賀市
- 逗子市
- 鎌倉市
- 藤沢市
- 大和市
- 神奈川県ではなく東京都町田市
■テレビ
東京都に近いので地上波2チャンネル+5局+1大学は当たり前。
ローカルではtvkはもちろんTOKYO-MX他、電波が東京湾を超えてくるチバテレも映るので、アニヲタがテレビに困ることは殆どないだろう。
■横浜市歌
わ~が~日の本は島国よ~♪
実は森鴎外作詞。独自のテンポの曲調は一度聴いたら忘れないだろう。
ちなみに某番では横浜市民が全員歌えるナンバーとして紹介されたが、実際は一番と二番がごっちゃになっている奴が多い。
最近では
横浜DeNAベイスターズの四死球出塁&ホームランテーマとしても使われている。
■お土産
ありあけ~の~ハーバー♪
tvkとCSベイスターズ戦のCMでよく流れる、由紀さおりの歌う上記の歌詞で有名な『ありあけのハーバーアソート』をどうぞ。
最近では現役を引退した三浦大輔が出るようにもなっている。
おいしいシウマイ、
崎陽軒♪
焼売をシュウマイではなくシウマイと称することにこだわっている。
グリーンピースが皮の中にあるのが特徴。
■横浜開港祭
横浜市は6月2日を開港記念日と定め、地元の団体や有志が大規模な催し物を開催する。
この祭りは市の公式行事なので同時に市の施設の一部が無料開放され、市立の学校は休校となる。
■各区と主なエリア
1927年の区制施行により鶴見区・神奈川区・中区・保土ケ谷区・磯子区の5区が設置され、市域拡張を含む新設・分区・再編を経て現在の18区となった。
前述のとおり東京のベッドタウンとしての性格が強く、中区・西区のみ昼間人口が夜間人口を超えている。
市の面積が広いため、中心市街地が遠い地域、特に外縁部は昼夜間の人口動態が市内より市外へ向きやすく、それを比喩するような表現がネットではしばしば見られる。
「川崎市鶴見区」「鎌倉市栄区」「横浜都民」など。
もちろんこれらは都内の某市を神奈川県というのと同類のジョークであり、不快になる人もいるので発言するときは冗談が通じる場かよく考えること。
□中区
神奈川県及び横浜市における政治・行政の中枢。
後述する西区と南区の位置が区名のイメージとかけ離れているように見えるが、これらの区は中区からの分区により誕生した。つまり同区を基準とした凡その位置である。
それでも南区は南というより西に位置するが、これは現在の港南区が南区からの分区により誕生したため。つまり同区はその残った部分である。
神奈川県庁舎・神奈川県警察本部・横浜税関等がある。
ベイスターズのホームグラウンド・横浜スタジアムを始め、商業施設もそれなりに充実している。
関内駅は2012年まではシーズン中限定、2013年からは通年で駅メロが『熱き星達よ』になり、駅構内もベイスターズカラー一色に大改装となった。
海側に行くとクルーズ船の発着場所として著名な大さん橋がある。航路で海外から出入りする場合はここで出入国検査等も行っている。つまり横浜の海の玄関口である。
ちなみに横浜中華街はちょうど下記の山手・元町エリアとの間にある。
余談だが、神奈川県庁舎の近くにあるスーパーが「まいばすけっと横浜県庁前店」で、横浜市が特別自治市として神奈川県から完全な独立を目指していることと相まって「ついに神奈川県から独立か?」などと話題を呼んだ。
もちろんそのようなことはなく、運営会社は「横浜にある店舗のうち県庁の近くだからそう名付けた」とコメントしている。
正式な住所ではないが、概ねみなとみらい線馬車道駅周辺および同駅と関内駅を結ぶ道路「馬車道」を軸とした地域を指す。
横浜市庁舎は関内駅近くにあったが、老朽化が進んでいたことと一部の部署が雑居ビルを間借りしていたこともあって2020年に馬車道駅や桜木町駅新南口付近に移転した。
現存・再築を問わず文明開化の時代を思わせる建物が多く見られ、また馬車道の名に違わず本物の馬車を体験できるイベントを地元商店街が開催することもある。
横浜が誇るオシャレエリア。
この辺りが元々外国人居留地だったこともあり、数々の海外ブランド店の並ぶ元町商店街に、異人館や教会にイタリア風の庭園に外国人墓地、カトリック系のミッションスクールなどなどが並びヨーロピアンな雰囲気が漂う。
神戸市の異人館は大体入場料が必要だが、横浜市の異人館はほぼ全ての館が無料で見学できる。
エリア内の山下公園には北太平洋航路で活躍した貨客船「氷川丸」が係留されている。戦前から残る貨客船はこれが唯一で、重要文化財に指定されている。中に入って見学もできる。
山下公園の名所として知られる横浜マリンタワーは、元々灯台だった。その高さは106mで「世界一高い灯台」としてギネスブックに登録されていた。
更に
ナポリタンスパゲティやプリンアラモード発祥の地とされるホテルニューグランドも有名。
下記の伊勢佐木町と合わせて、だいたいここまでが横浜の中心地区とされている。
横浜一の歓楽街。
ゆずの原点である旧横浜松坂屋(現在はカトレヤプラザ伊勢佐木)とこちらもにぎわっているが、近辺は旧「赤線地帯」ということもあり、通りを挟んでオトナな店やドヤ街があるなどかなりのディープタウンとなっている……。
桜木町駅を挟んでみなとみらいとは反対側にある古くからの繁華街で、約600店もの飲食店が集まる大規模な飲み屋街となっている。
お手頃な店からマニアックな店まで何でも揃っているので、一度飲み歩きをオススメしたいところ。
毎年春と秋には野毛大道芸も開催されている。
なお、同じ「野毛」が付く野毛山公園や野毛山動物園は中区ではなく西区にあり、また桜木町駅自体は中区にあるが住所としての桜木町は中区と西区に跨る。
日本における近代競馬の発祥の地である(旧)横浜競馬場がある。終戦後接収されて廃墟と化し、現在は根岸森林公園として整備されている。
同公園の一角には日本では珍しい、
馬についての展示を専門とする「馬の博物館」がある。併設された「ポニーセンター」ではリアル馬ももふもふできる。
海の方は本牧埠頭や工業地帯となっており、常に石油の匂いが漂う。
地元民以外はあまり知らないかもしれないが、かつてはここに飛行場もあったそう。現在でもこのあたりは在日米軍の住宅地となっており、それに囲まれるように建っている住宅で一悶着がある。
ちなみに根岸駅は実は根岸……というか中区ではなく磯子区にある。
世界最大級のコンテナ船が着岸できるターミナルを備えている。
従来の機能に加えて南本牧埠頭に続き同ターミナルを「新本牧埠頭」として建設している。
また一定規模以上の大型客船は横浜ベイブリッジをくぐれず本来の停泊先として整備されている大さん橋に寄港できないため、その代替停泊先ともなっている。
□西区
18区中最も人口が少なく、また最も面積が小さい。しかしそれでも人口は10万人を超えており、人口密度は2位。
他県の人は勘違いしやすいが、このエリアはあくまで横浜の陸の玄関口であって中心ではない。
「リアル不思議のダンジョン」こと
横浜駅は
東海道本線・根岸線・
京急本線・東急東横線・相鉄線・みなとみらい21線・
横浜市営地下鉄ブルーラインを擁し、
成田エクスプレス、踊り子、
寝台列車サンライズ瀬戸/出雲、S-TRAINといった特急・有料座席指定列車が停車する交通の要所である。
ただしラッシュ時に運行される特急湘南、モーニング・ウィング号、イブニング・ウィング号は遠近分離の観点から通過する。
商業施設に恵まれており、西口方面には高島屋擁する相鉄ジョイナス、更にビックカメラ・ヨドバシカメラの両家電店が並ぶ。
相鉄口方面は
ラウンドワン・タイトーステーションなどのゲームセンターもあり、各種ゲームランカーの拠点となっていることも多い。
一方東口方面はそごうと丸井があるが、このあたりから既に横浜みなとみらい21の一部である。
また、
アニメイト、ソフマップ、ゲーマーズ、
メロンブックス、たちばな書店、イエローサブマリン等の
オタク系ショップも、規模が小さいものもあるが妙に充実しているが、コロナの影響もあり軒並み閉店した。
近年、
横浜駅近くにあるビブレ周辺がビブ横界隈、そこに屯する青少年がビブ横キッズと呼ばれ、
歌舞伎町のトー横や大阪のグリ下(グリコ看板の下)などと似たような場所になってしまっていると警鐘を鳴らす者がいる。
横浜の中心地区のうちの一つで、横浜みなとみらい21の中心部。
あべのハルカスに抜かれるまで高さ日本一のビルであった横浜ランドマークタワーやパシフィコ横浜、横浜赤レンガ倉庫、横浜コスモワールド等の「これが横浜」といった観光スポットがある。
2010年9月、赤レンガ倉庫前で
田代まさしが4度目の御用となった。
ついでにアニオタ的スポットとして、赤レンガ倉庫の近くの海上保安庁の資料館では北朝鮮の不審船の実物も展示されており、タダで見学できる。
RPG-7の実物も見られる。
ポケモンセンターヨコハマも、横浜スカイビルに移転する前はランドマークプラザにあったため、2014年から
ピカチュウの大量発生が夏の風物詩となっている。
また練習船「日本丸」が係留されているのはここ。
2021年4月22日には、ロープウェイ「YOKOHAMA
AIR CABIN」が運行を開始した。ハマの街を上から眺めるのもオツですよ。
実は国際熱帯木材機関(International Tropical Timber Organization、通称ITTO)の本部がパシフィコ横浜に置かれている。
□鶴見区
川崎市と臨海工業地帯を形成していたり、
南武線矢向駅が同区にあったりと、同市との関わりが深い。
しかし区名を冠する鉄道路線の沿線から想起される臨海地帯のイメージに反して内陸部の面積も広く、
横浜線の大口~菊名間にも食い込んでいる。
1990年代にはバラエティ番組のロケに使用された実績もある屋内遊戯
プール施設・ワイルドブルーヨコハマがあったがバブル崩壊に端を発した不況のあおりを受け10年ほどで閉園、跡地はマンションとなった。
区制施行時から存在し、かつ現在まで分区・再編を経験したことがない唯一の区。
つまり、最も長く区の原形をほぼ保っていると言える。
東海道本線、
鶴見線、
武蔵野線、南武尻手短絡線といったジャンクション駅。
そのため開かずの踏切「総持寺踏切」がある。この踏切は11本もの路線を跨いでいる為、朝夕のラッシュ時でも5分近くも開かない。
近年、あまりに使えないせいか6時~21時までの間、閉鎖通行止めになり、ついに2012年に廃止になった。
箱根駅伝の中継所でもお馴染み。特に復路では……。
なお、中継所付近は碑が立っていたり中継所仕様の道路配線になっていたりするのでわかりやすい。
車関係のアイテムが揃う「トレッサ横浜」がある。田宮のショップがあるので、
ミニ四レーサー達の数少ない集いの場である。
しかし残念ながら公共交通機関の場合バスに乗る必要があるのでアクセスはよろしくない。
横浜港を構成する大黒埠頭およびその周辺地域。
横浜ベイブリッジと鶴見つばさ橋の中継地点。
サザンオールスターズの歌『LOVE AFFAIR ~秘密のデート~』に登場する。
京浜工業地帯の一部でもある人工島。鶴見区に属してはいるものの、全域の半分弱ほどは川崎市川崎区の土地でもある。
島全体が企業の社有地であることに加え、横浜港・川崎港の港湾施設としての重要拠点に指定されているため、国際条約に基づいて関係者以外の立ち入りは厳しく制限されている。
唯一大黒ふ頭側から「鶴見つばさ橋」を通じて首都高速湾岸線が通っているが通過するのみで島の中に通じる出入り口は一切無い。
□神奈川区
横浜線の起点は東神奈川駅で、横浜方面へは京浜東北線に乗り入れる形となる。日中は乗り入れ本数が多いが、それ以外は当駅での乗り換えが基本。加えて必ずしも対面乗り換えができるとは限らない。川崎・東京方面への移動需要も少なくない。
近くに
京急本線の京急東神奈川駅(旧・仲木戸駅)もあり、こちらはかつて
普通列車のみが停車していたが、現在は急行も停車する。
周辺にある主な施設は、神奈川区役所・横浜市神奈川公会堂・スケートリンク「横浜銀行アイスアリーナ」など。
横浜Fマリノス・横浜FC・横浜スポーツ&カルチャークラブ(Y.S.C.C)の3クラブチームがホームグランドとする「三ッ沢公園球技場」がある。横浜翠嵐高校や横浜国立大学もここにある。
神奈川大学があり、東横線白楽駅を最寄駅とする六角橋商店街は学生街として賑わっている。
横浜新道沿いの下町。読み方は某俳優の名字のように「そりまち」ではなく「たんまち」。
栗中の
トビウオ、切れたナイフこと
出川哲朗の生まれ故郷で、実家は反町駅前の海苔屋。
長らく周辺地域に旅客駅が無い、いわゆる「鉄道空白地帯」だったが、相鉄新横浜線はこの地域を通っており、貨物のみ扱う横浜羽沢駅の近くには羽沢横浜国大駅が2019年11月30日に開業し、
JR東日本直通線の連絡地点になっている。
2023年3月18日には新横浜および東急へ直通しての新たな都心ルートも開業。
西区にある
横浜駅の駅勢圏に入る地域。鶴屋町は駅きた西口側、金港町は駅きた東口側。
□南区
18区中最も人口密度が高いが、同区を通る鉄道路線の速達種別にはあまり恵まれていない。
実際、ブルーラインの快速は同区内の全駅を通過し、
京急本線は井土ヶ谷駅と弘明寺駅に急行が停車するにとどまる。
南部は全定期旅客列車が停車する
京急本線・ブルーライン上大岡駅に、北部はJR
横須賀線保土ヶ谷駅に近いのが救いか。
□保土ヶ谷区
東海道4番目の宿「程ヶ谷宿」の地。
商業施設等は少なく、住宅地がメイン。横浜国立大学があるのは三ツ沢ではなくここ。
区名を冠する
JR横須賀線保土ヶ谷駅の他中央部を相鉄本線が通り、高架化により区画整理が行われた星川駅や、相鉄新横浜線の合流地点となる西谷駅が主要駅。
おすぎとピーコのお二方や、ホンジャマカ・石塚英彦氏、剛力彩芽氏の出身地。
秘境気分を味わえる陣ヶ下渓谷公園がある。
□磯子区
中区の南西に位置するベッドタウン。
住宅と工業の街であり、生粋の横浜生まれ率も高い土地。
昭和の歌姫・美空ひばりや、デュオ「ゆず」の2人、
声優では
古谷徹氏の出身地。
杉田駅(
京急本線)と新杉田駅(JR根岸線・シーサイドライン)があるため乗り換えの為に行き来する人も多い。
その移動客を目当てにした商店街が発展しており飲食店の入れ替わりが激しい。中間には商業ビルもある。
団地が広がる地域で、JR根岸線洋光台駅は磯子駅から大船駅まで全線開業するまでの一時期終着駅だった。
ただの住宅地と思いきや科学館「はまぎん こども宇宙科学館」の最寄駅でもある。
「陽光台」あるいは「光洋台」と勘違いしないように。
□金沢区
横浜市の最南端。磯子区からの分区により誕生した。
八景島・シーパラダイス・海の公園の印象が強いが、鎌倉時代からの多くの史跡が残る歴史ある街。もちろん海の幸もおいしい漁師町でもある。
EXILEのHIROの出身地ということもあり、京急・金沢八景駅の接近メロディは同グループの曲『道』が使われている。
金沢区の中心。両駅共に歩いて往復できる距離。長いのでそれぞれ「文庫」「八景」と省略されるのが普通。
周辺には駅名の由来になった金沢文庫、イオン(元ダイエー)やアピタ(ドンキ系列)等の商業施設、横浜市立大学(金沢八景キャンパス)がある。
金沢自然公園(金沢動物園)はここからバスで行けるが、車で行く場合は横浜横須賀道路と直結した専用駐車場も利用できる。
金沢地先埋立事業によって誕生した埋立地であり海沿いは物流拠点や工場・山沿いは住宅地が多い。
商業施設はイオン、コストコ、三井アウトレットパーク 横浜シーサイド、南部市場などがある。
鉄道ではシーサイドライン、車では横浜横須賀道路・首都高速湾岸線が使えるのでどちらでも便利。
横浜・八景島シーパラダイスがある所。周辺が埋め立て工業地帯だらけになったのでこちらは緑化・保養地区として整備された。
八景島の隣には市内唯一の海水浴場も兼ねた海の公園があり夏は潮干狩りでも賑わう。
□港北区
18区中最も人口が多い。
東海道新幹線を軸とする横浜のもう一つの交通の要所。JR横浜線、
横浜市営地下鉄ブルーライン、相鉄新横浜線、東急新横浜線の停車駅である。
相鉄方面から東急線への直通線が2023年3月に開通し、更に利便性が高まった。
観光スポットとしては横浜アリーナ、
ラーメン博物館、プリンスホテル等があり、日産スタジアム(国際総合競技場)があるがこちらは一駅先の小机駅の方が近い。
オフィス街であるため商業施設は駅ビルに入っているビックカメラぐらいと壊滅的だが、
ラブホは多い。
横浜市の成人式は横浜アリーナで行われる。なおあまりに人数が多いので午前・午後の2部制。
かつては「東京の奥座敷」と言われる温泉街だったが、東急新横浜線開業に伴う再開発によりその面影は消えつつある。
□戸塚区
18区中最も面積が大きい。後述する瀬谷区・泉区・栄区もかつては戸塚区だったのだから、以前はどんだけ広かったんだ。
横浜市南西部の中心地。
かつて「横浜ドリームランド」があった街で、跡地は横浜薬科大学になった。
箱根駅伝で鶴見から襷を繋いできた、あるいは湘南の海を駆け抜けてきたランナーがタスキリレーを行う戸塚中継所も当然ここ。
鶴見同様道路は中継所仕様になっているが、往路は駐車場に入るのに対し、復路はウェインズトヨタ戸塚中継店(ランナー待機所を兼用する)の前がバスベイ型になっている。
戸塚駅ホーム脇にあった踏切は開かずの踏切として知られていたが、歩行者デッキと
自動車専用アンダーパスの完成を以て廃止された。当日は「渡り納め」のために大勢の人が詰めかけた。
オーロラシティの愛称を持つ西武系列の商業施設やタワーマンションを中心とする
市街地と乳牛がいる牧場やゴルフ場が共存するカオスなエリア。
道路交通も横浜新道、環状2号線と充実している。
ただ電車は
横須賀線1本なので、
横須賀線が何らかの影響で運転見合わせとなると
未曾有の大混乱が起こる地域。
市営地下鉄グリーンラインが延伸した際の駅建設候補地とされているが…。
市街化調整区域のため高層建築物や大型商業施設が一切無く田畑や森林が広がる地域。
そのため、ブルーライン舞岡駅は「日本一
田舎にある地下鉄の駅」などと言われることも。
□港南区
上大岡を基本とした団地メインの区。
実は『とっとこハム太郎』の舞台でもある。
横浜市南東部の中心地。交通の要所であり
京急本線とブルーラインに乗り換えられる。路線バスの発着拠点としても重要な所。
商業施設もスーパー以外にデパート(京急百貨店)や家電量販店(ヨドバシカメラとヤマダ電機)、映画館等と充実している。
区名を冠した団地。団地形成と一緒に建設されたJR根岸線の港南台駅周辺は商業施設が充実しており上大岡に次ぐ規模を誇る。
横浜横須賀道路に港南台ICがあるので車でも便利。
□旭区
珍獣・オカピが見られる「よこはま
動物園ズーラシア」がある区。保土ヶ谷区からの分区により誕生した。
横浜市民のみならず神奈川県民の
運転免許持ちが一気に集まる県唯一の
運転免許センターがある二俣川や県内で名門とされる県立希望ケ丘高校もここ。
町田市に接しているようで接しておらず、近いところで約250m離れている。
□緑区
住宅地もあるが、名前の通り緑豊かな畑も広がるのどかな区。
ここで取れるブランド梨「浜なし」は美味。
横浜線とクロスする、
東急田園都市線の拠点にしてこどもの国への玄関口。巨大な車両基地が広がる。
3路線乗り入れている駅ではあるが、商業的にはあまり発展していない。
NECの横浜事業場跡地に出来た横浜ららぽーとの最寄り駅だが、ららぽーと自体は都筑区にある。
あと黄色い看板の一角、横浜きぬた歯科も鴨居が最寄り。一応書いておくと八王子のきぬた歯科は院長が弟というだけで、会社名も何故か一緒なのだが別の会社で、資本関係は存在しない。
ちなみに例の看板は横浜きぬた歯科の方が先にやりだしたらしい。都内に横浜&八王子きぬたのコラボ看板が存在する模様。
□瀬谷区
緑豊か……というか緑豊かすぎて「寒い」区。
公園等も多いが、相鉄以外鉄道が通らない鉄道空白地帯である。
ここと泉区と緑区は横浜のチベット扱いされることが多く、そのくらい家が多い。
あまりにもアレなので「瀬谷は横浜ですか?」という曲が存在するほど。
□栄区
他の区同様史跡も点在する自然豊かな区。
一方でニコン、ファンケルの工場もあるといった工業地帯の一面も持つ。
一部は隣接する大船駅(鎌倉市)の影響も受けている。
□泉区
市内最大の農地面積を誇る農業区。夏には蛍も見られる。
高級マンション街という概念を作った緑園都市がこの区。
あとお嬢様大学とよく言われるフェリス女子大も緑園都市。
ここもこういう場所なのでチベット扱いされることもある。
□青葉区
市内最北の区。緑区からの分区により誕生した横浜市で最も新しい区のひとつ。
高級住宅街「たまプラーザ」をはじめ、多くの住宅・団地があり、区ごとの人口は2位。
横浜中心部への移動がし辛いことから、学校も仕事も遊びも田園都市線で人を東京に吸い取られるという土地でもある。
と言うよりあざみ野駅を除いて鉄道で直接
横浜駅や関内に行けない。車なら首都高を使えば比較的速く移動できる。
旧日本軍の弾薬庫を整備した「こどもの国」や、『SASUKE』でおなじみ「TBS緑山スタジオ」はここ。
□都筑区
港北区と緑区の一部からの分区により誕生した横浜市で最も新しい区のひとつ。都筑まもる君というゴリラがマスコット。
かつて存在した都筑郡が区名の由来となっている。
鶴見川沿いを除くほぼ全域が丘陵地帯。
区内を走る市営地下鉄2路線の中心駅。長いので「セン南」「セン北」と地元民は訳す。
名称は都心のベットタウンとして計画された港北ニュータウン。東急・阪急を始め、多くの商業施設が建っている。
一方、すぐそばに縄文時代の遺跡があったり、ちょっと離れると山と畑と田んぼが広がる。『
ココロコネクト』の舞台でもある。
■横浜市が舞台の作品やエピソード
醒めちまったこの街に…熱いのは…
俺達のDRIVING…
かなりリアルな横浜市の町が再現されている。というか市がよく許可したな。
当然ながら、実際の横浜市でいきなり後ろからパッシングされてパーツ剥ぎ取られたり、
中華街でワゴンRがドラッグレースしたり桜木町で暴走族がゼロヨンしたり海に向かってカマロが突っ込んだり、本牧埠頭に走り屋がたむろしたりしていない。というかベイラグーン埠頭なんて無い。
ただ、夜間に極端に交通が少なくなる某工場団地近辺では横滑りしている人が大量に居たとか。
作中では「偵都ヨコハマ」と呼ばれる。
最終決戦の地。横浜市街地を縦断したのちみなとみらい21が
ゴジラ・
モスラ・バトラにより壊滅する。被害はヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル・ベイブリッジ・中華街表門・大観覧車など。
首都防衛の最終防衛ラインとして戦場と化す。被害はランドマークタワー・ベイブリッジなど。
映画『
DX1』、『
NS1』、『
オールスターズメモリーズ』の3作品が横浜市を舞台としている。
『NS1』では観覧車の上に当時のプリキュアが全員集合。被害もそこそこ大きく、山下公園に敵がウロウロしていたり
ビルが消されたり街にクレーターを作られたりしている。
氷川丸に至っては
勝手に攻撃手段にされた。が、普通に受け止められて元の場所に返却された。
主人公コンビのタカ&ユージは横浜にある架空の署の刑事。また、ロングラン作品なのでその分横浜の景観の移り変わりも判る。
横浜市をモチーフにした区画「ヨコハマ・ディビジョン」が登場。代表MCグループは碧棺左馬刻が率いる「MAD TRIGGER CREW」。
新横浜周辺が主な舞台。
作中においては
ある理由からこのエリアは日本屈指の吸血鬼出没地域となっている。
『
名探偵コナン』のエピソードの1つ。
福引で食事券を当てた
コナンたちは中華街を訪れるが、その目の前で巻き起こった事件、そして
蘭の記憶に蘇ったものとは……?
同名の
二つ名で知られる横浜港のある有力者にスポットを当てたドキュメンタリー映画。
映画の公開に合わせて横浜市が公式にタイアップした。
1963年の横浜を舞台にした漫画およびそれを原作とした映画作品。
映画公開後、港の見える丘公園に記念碑と同作を象徴するUW旗が設置された。
ゲームの舞台である「伊勢佐木異人町」は横浜に存在するとされる架空の地名。
この作品の舞台の風浜市は、横浜市がモデルの架空の都市。
ハマッ子はもちろん、横浜市に三日以上住んだことが無い人の追記・修正も歓迎します。
- 関内からもうちょっと奥へ行った山手地区もおすすめ。古い建物や外国人墓地があるよ。坂が多いけど -- 名無しさん (2013-11-04 00:21:26)
- 劇場版のプリキュアも横浜でないかい?建物とか的な意味で -- 名無しさん (2013-11-04 04:35:54)
- ↑氷川丸を受け止めてたな。しかし住んでるのにこんなにアニメ系の店があると知らなかったわ(アニメイトとソフマップととらのあなは知ってたけど) -- 名無しさん (2013-12-17 17:16:02)
- 横浜「横浜県神奈川市にしてやろう」 -- 名無しさん (2013-12-17 17:38:04)
- ↑神奈川県町田市と川崎市鶴見区も有名。 -- 名無しさん (2014-01-03 12:14:53)
- 駅はマジでラストダンジョン。運河の上の空中回廊もあるよ -- 名無しさん (2014-01-23 21:41:40)
- 鴨居の隣「中山」にズーラシアがあるだろ。あと横浜弁も存在はする -- 名無しさん (2014-03-13 11:50:40)
- いつか赤レンガ倉庫は見てみたいと思ってる。 -- 名無しさん (2014-04-17 22:40:16)
- 坂道と歩道橋がとにかく多くて自転車には優しくないよな、横浜って -- 名無しさん (2014-05-18 16:55:09)
- 横浜とか名前ついてるけど実際に海に接してるのなんざほんの一部じゃん -- 名無しさん (2014-06-12 00:10:30)
- プリキュアオールスターズNSは -- 名無しさん (2015-01-04 08:17:59)
- 横浜市歌を歌えない横浜市民なんざいくらでもいるぞ?どこだよそんなデタラメ流しやがったのは -- 名無しさん (2015-11-30 13:06:31)
- ララポート横浜は さくら荘のペットな彼女のアニメ聖地のひとつっぽいね -- 名無しさん (2016-09-14 18:14:26)
- ガイバーギガンティックも確か横浜焼き払ってたような・・・コンチネンタルホテルあたりがスマッシャーで大惨事に -- 名無しさん (2016-09-15 10:14:58)
- 総持寺踏み切りは相当前に閉鎖されてエレベーターが高架に併設されてるな。 -- 名無しさん (2018-05-21 19:04:28)
- 人口的には東京23区に次ぐ第2都市だな。 -- 名前は無い (2022-01-11 07:06:56)
- 横浜といってもけっこう地域によって違う、弘明寺あたりは古き良き商店街感があった -- 名無しさん (2022-01-30 14:47:39)
- 吸血鬼すぐ死ぬの新横浜は横浜のイメージで行くと全然違うから気をつけよう -- 名無しさん (2022-05-06 07:20:44)
- 横浜のイメージはみなとみらいあたりまでなので…… -- 名無しさん (2022-10-28 01:20:48)
- 超ウルトラ8兄弟も横浜じゃなかったか? -- 名無しさん (2022-11-17 22:45:53)
- 港町というイメージがあるが、実際には丘の町。どこに行っても、坂が多い。 -- (2022-11-26 06:09:57)
- 等身大の動くガンダムがある街 -- 名無しさん (2022-12-15 01:40:43)
- 吸血鬼すぐ死ぬの新横浜は岐阜羽島感ある -- 名無しさん (2023-03-16 01:03:39)
- 作者も新横に住んでるんだっけ?ギルティギアのアークも新横にあった気がするし結構いい場所なのかしら? -- 名無しさん (2023-07-28 01:29:43)
- ↑ゲーム関係だとコーエーテクモも横浜にゆかりのある会社だよな -- 名無しさん (2024-05-09 03:17:16)
最終更新:2024年08月30日 21:47