メトロイドプライムハンターズ

登録日:2010/02/01 Mon 23:07:48
更新日:2025/05/20 Tue 00:01:15
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「メトロイドプライムハンターズ」とは任天堂発売のニンテンドーDS用ソフトである。ジャンルはFPS
2015年までWi-Fiにも対応しており、世界中のプレイヤーと戦えた。(もっとも改造厨が多かったが…)
しかし、現在は不可能なのでボッチだと専らアドベンチャーモードで遊ぶことになるだろう。*1
WiiUにもVC版が出ている。
さりげなくDS初のボイスチャット搭載だったりもする。


プライムシリーズ第三弾。
だが、メトロイドが登場せず、プライムシリーズにおいて重要なキーワードであるフェイゾンも関わってこない、1人を除いてスペースパイレーツとの交戦機会が無いなど、シリーズの中では外伝的な位置付け。


ストーリー


宇宙のはるか遠く、銀河連邦の勢力圏よりもはるか遠くに、「アレンビッククラスター」として知られる星域がある。かつて平和的かつ強大なアレンビック族の文明が、この地を支配していた。
だが、恐らく数千年前、あるいは数万年前、最高の兵器に護られた「オクトリス」を残し、彼らは忽然と姿を消した。

それから幾世紀もの時を経た現在、奇妙な事件が起こる。アレンビッククラスターから発信されたテレパシーメッセージが、銀河中でも特に上位に位置する者たちの頭脳に届いたのだ。
「究極の力、その秘密はアレンビッククラスターに眠る」と。
このメッセージは名高い6人のバウンティハンターを魅了し、彼らはそれぞれの理由を胸に、アレンビッククラスターへと向かった。
一方、この奇妙な事件を知った銀河連邦も、メッセージの真相を解明するため、サムス・アランをアレンビッククラスターに派遣する…。


ゲームモード

アドベンチャーモード

所謂ストーリーモード。
いつものようにサムスを操作し、アレンビッククラスターを冒険する。
今作ではシリーズ恒例のエリア移動はエレベーターではなく、スターシップで行う。何気に、プレイヤー側がスターシップを操作できる初めての作品でもあり、後に『プライム3』も同様の仕様となっている。

ストーリーを進めるごとに、同じく重要アイテム「オクトリス」を狙う他のハンターと遭遇、戦闘となるが、一度ストーリーで倒したハンターはマルチプレイヤーモードで使用可能となる。なお、ハンターは倒してもストーリーからは退場せず、以後アレンビッククラスター各地に出没するようになり、何度も再戦することとなる。
また、ハンターに敗れると、その時点でプレイヤーが所持しているオクトリスがそのハンターに奪われるため、再度ハンターを見つけ出して奪い返す必要がある。

シリーズ恒例のアイテム収集率や、プライムシリーズ恒例のスキャン率は『達成率』として統合されている。達成率の進行に応じて、マルチプレイヤーモードのステージが開放されていく。

マルチプレイヤーモード

本作の目玉要素ともいえる、最大4人までの対戦モード。
多彩なルール、ゲームモードが存在。
  • 一人がソフトを持っていれば、人数分のDSでゲームシェアリングできるシングルカードプレイ*2
  • 人数分のソフトを持ち寄り、ゲームモード、キャラ選択や乱戦/チーム戦への切り替え*3、NPCプレイヤー追加が可能なマルチカードプレイ ぼっちでも安心だ!
  • 世界中のプレイヤーと対戦できるwi-fiコネクションモード(現在はサービス終了のため不可)
以下、対戦ルール一覧

バトル

基本ルール。
制限時間内に規定数の撃破スコアに達したプレイヤーが勝者となる。
オプションで制限時間、スコア上限、チームプレイON/OFFを設定可。

デスマッチ

残機制バトル。
各プレイヤーに規定値の残機が与えられ、最後まで残ったプレイヤーが勝者となる。
オプションで残機数、制限時間、チームプレイON/OFFを設定可。

プライムハンター

最初に他プレイヤーを撃破したプレイヤーが「プライムハンター」となる。プライムハンター状態の特徴は以下の通り。
  • 常にダメージを受け続けるが、引き換えに移動スピードアップ&各サブウェポンが得意武器仕様となる(一部例外在り)
  • ステージ内の回復アイテムを拾えなくなる代わりに、敵を撃破すると体力が一定値回復する戦わなければ生き残れない
  • プライムハンターを倒すと、倒したプレイヤーが次のプライムハンターになる。プライムハンターが自然死した場合はプライムハンター不在となり、また誰かを撃破したプレイヤーがプライムハンターとなる。
プライムハンター状態の合計時間が最も多いプレイヤーが勝者となる。
オプションで制限時間、勝利条件の上限時間を設定可。

バウンティ

アイテム「オクトリス」の争奪戦。対戦モードで奪い合いされるアレンビックの長老の心境やいかに
ステージ内の何処かにオクトリス、それを持ち込む目標地点がそれぞれ存在し、プレイヤー同士で争いながら、規定値のオクトリスを目標地点に運んだプレイヤーが勝者となる。
オクトリスは触れることで取得できるが、トランスフォームするとオクトリスを落としてしまう
オプションで制限時間、ポイント上限、チームプレイのON/OFF、オートリセット(オクトリスを所持したプレイヤーが撃破された際、オクトリスが元の位置にリセットされる)のON/OFFが設定可。

キャプチャー

チーム限定戦版バウンティ。ウィーヴェルの下半身が輝くモード(?)
赤チームと緑チームの陣地に、それぞれの色のオクトリスが存在し、規定値の相手チームのオクトリスを自陣営に運び込んだチームが勝者となる。なお、自陣営にオクトリスが設置されていない状態ではポイントが入らないため、役割分担とチームワークが非常に重要となる。
オクトリス関連の仕様はバウンティと同様。
オプションで制限時間、ポイント上限、オートリセットのON/OFFを設定可。オートリセット無しは茨の道

ディフェンダー

陣取り合戦(大)。
ステージ内に「エリア」と呼ばれる巨大なリングが存在し、このリング内に留まった合計時間を最も多く稼いだプレイヤーが勝者となる。ただし、リング内に他プレイヤーが存在すると時間が加算されないため、他プレイヤーを排除しつつ、エリアを長く占有しなければならない。
オプションで制限時間、勝利条件の上限時間、チームプレイのON/OFFを設定可。

ノード

陣取り合戦(多)。
ステージ内に「ノード」と呼ばれる小さなリングが複数存在し、このリングを占有すると入るスコアを多く稼いだプレイヤーが勝者となる。
  • ノードは初期状態では無色だが、プレイヤーがノード内に一定時間留まることで色がつき、占有状態となる。
  • ノードを一つでも占有すると、一定時間ごとにポイントがスコアに加算されていく。自身が占有するノードの数が増えるごとに、加算されるポイントが増加する。
  • 他プレイヤーのノードに一定時間留まることでノードを奪うことが出来る。
オプションで制限時間、ポイント上限、チームプレイのON/OFFが設定可。


以上のゲームルールではさらに、レーダー上の敵プレイヤー表示ON/OFF、与ダメージ倍率、フレンドキルON/OFF、ステージ内のサブウェポン種類を設定可。



登場キャラクター


ご存知銀河でも指折りのバウンティハンター。
事実上前述の「テレパシー」をサムス自身は受け取っていないものの、連邦からの依頼で一仕事することに。
最終的に周りの腕利きハンター達がゴリアに急襲され戦闘不能に陥る中ただ一人で戦い、しかも事件の謎もバッチリ解明して帰る。

トランスフォーム時の形態はモーフボール。
非常に速く不規則な動きが可能で、相手に密着してのブースト体当たりやボムの連打をしたり、危なくなったらブーストで逃げてアイテム回収に立ち回れるなどバランスが良い。

  • カンデン
不死の兵士を生み出す実験の失敗作であり、本能で狩りを遂行する。
自分が最強である事を証明するために「究極の力」を手に入れようとする。

トランスフォーム時の形態はスティングラーバ。
イモムシと化し、尻尾を追尾性のある爆弾として切り離して攻撃する。罠として設置するのも有効。
ボルトドライバーの優秀さもあって対戦モードではサムスと並んで使い易い筈だが、機動力の低さやそのキモい見た目のせいかややマイナー気味。
サムスが最初に戦うことになる相手でもある。
初遭遇時の共通SEが間違いなく心臓に悪い。

  • スパイア
岩石生命体ダイアモント族の一人。
一族が自分を残して突然滅びたためその謎を調査しており、アレンビック族の突然の滅亡がそれに関連しているのではないかと考え、謎の解明を求めてやってきた。
ハンター達の中では邪な動機やサムスへの私怨を持たない、数少ない善玉。サムスと共闘する可能性もあったかもしれない。

トランスフォーム時の形態はダイアランチ。
移動速度は全トランスフォーム中最低だが、岩のブレードで相手をガリガリ攻撃したり、壁を登ったりすることが出来る。ウニやチョコクッキーみたいでかわいい。
溶岩による地形ダメージを受けないという特徴もある。

  • トレース 
宇宙中で嫌われている侵略型宇宙人クリケン族の一人。
自身とクリケン族全体に力をもたらすであろう究極の力を求め、わらわらいる同胞たちの代表として戦う。

トランスフォーム時の形態はトリスケリオン。
虫を思わせる三本足のフォルムに変形し、飛び掛かって攻撃する。単発火力は全ハンター中最強で、またトリスケリオンの状態でじっとしているとうっすら体が透ける特徴がある。
得意ウェポンのインペリアリスト使用時に制止するとここでもうっすら透過し、迂闊に射程範囲に入り込んできた相手にズームヘッドショットで即死ダメージを与えられるとんでもないキャラクター。
ベストウェポン設定が今作屈指の厨武器であるインペリアリストであることも強力なアドバンテージであり、対戦モードでの使用率は高かった。一方、その奇襲中心のプレイスタイルに嫌悪感を示す声も多く、プレイヤーからは「赤ゴキブリ」の渾名で現実的にも設定そのままに忌み嫌われてしまった。
OP映像では無数のクリケン族がワシャワシャと集まった頂点にトレースがいる。集合体恐怖症の人は気をつけたほうが良いかもしれない。

  • ノクサス 
誇り高く孤高の種族、ヴォゾン族のハンター。
厳しい戒律を課せられた種族で、究極の力が悪しき者や相応しくない者の手に渡ることを阻止すべく参戦。そんな来歴ゆえに、アドベンチャーモードでは真っ向から反目する人格や動機を持つトレースと交戦していた。
スパイア同様に数少ない善玉だが、「冷たく、向け目のない狂信者」という異名からどうやら正義感は強くとも穏やかな者ではないようだ。

トランスフォーム時の形態はヴォーサイズ。
体を縮め、ベイブレードコマのように回転してブレードを振り回し攻撃する。

  • サイラックス
射撃と隠密行動のエキスパートで、銀河連邦とそれに協力するサムスを憎んでいる謎の人物。
装着しているスーツと武器はいずれも連邦から奪取し改造を施したものであり、一人称視点での銃砲を握る手のグラフィックが人間っぽいことなどから、元連邦関係者の人間ではないかとも考察されているが、現時点ではその正体は不明。

トランスフォーム時の形態はロックジョー。
小型の宇宙船を思わせるような外見に変形し、電流を発して繋がるボムを三発まで連続で設置できる。このボムを相手を三角形で囲むように三点に設置することが出来ればインペリアリストのズームヘッドショットに次ぐ大ダメージを与えられる。
移動速度がとても速く、モーフボールと違って勝手に転がらないので制御が利きやすい。サムス同様ボムジャンプも可能で、空中でボムジャンプを連発すれば飛行することもできてしまう*4
得意武器・ショックコイルのエネルギー(体力)吸収効果も相まってトレースと並ぶ強キャラと見なされ、同様に使用率が高かった。
因みにサイラックスが搭乗する「デラノ7」というスターシップが作中に登場しており、アドベンチャーモードでスキャニング可能だが、チャンスが一度しかない。

後の作品でも存在が確認されている唯一のハンターで、『プライム3』や『フェデレーションフォース』では彼の暗躍が仄めかされており、開発が続いているプライム4で本格登場するのではないかとも噂されていた。
2024年6月18日のニンテンドーダイレクトにて、満を持して発表された『メトロイドプライム4 ビヨンド』のトレーラー映像には、スペースパイレーツとメトロイド*5を従えてサムスの前に現れるサイラックスの姿が映し出されていた。

  • ウィーヴェル
サムスとの交戦によって下半身を失い、サイボーグとして蘇ったスペースパイレーツの戦士。何気に幹部以外では珍しく固有名のあるパイレーツ構成員。
サムスがパイレーツを倒すときは基本的に爆散させたり灰にしたりしていることから、何らかの手違いで惨いことになってしまったのだろう。
こいつだけサムスのアームキャノンに準ずる右腕組込み式の銃砲ではなくハンドガン型の武器を使う。右腕にはアームブレードを内蔵しており、ムービーシーンではむしろブレードのほうが目立っているが、ゲームではトランスフォームしないと使えない。

トランスフォーム時の形態はハーフタレット。
バトルハンマーを射出する固定砲台と化す下半身と、動き回って相手をブレードで斬りつける上半身に分かれる。
上半身・下半身それぞれでエネルギーも二分されるが、下半身へのダメージは双方に均等に入るため、下半身が破壊されると死に体となってしまう。そのエネルギー分割の仕様ゆえにただでさえ打たれ弱く、上半身もさほど機動力が高くないため、他キャラのように瀕死の状態での逃走手段としても利用しにくい。バトルハンマーも軌道を読まれると下半身がただの的になってしまう…などなど、欠点が多い。
非TF状態でのバトルハンマーの追加効果も微妙なためはっきり言って最弱キャラであり、対戦で使うには愛が要る。


ウェポン


  • パワービーム
いつものビーム。
無限に撃てる上に三点バースト(自動3連射)機能付きで連射が利き、チャージ速度も早い。
熟練者の中にはパワービームオンリーで的確にヘッドショットを決めつつガンガン攻めていくプレイヤーも多かった。

  • ミサイル
得意ハンター:サムス
いつものミサイル
スタート時・復活時に10発装備。以下のサブウェポンとはアモ(残弾)を共有しておらず、専用のミサイルアモを入手することで補充可能*6

サムスが使うとホーミング効果がつき、チャージしてから撃つとその効果が上がる。
爆発系武器共通の弱みだが、着弾後の爆発は敵味方関係なくダメージ判定があり、ゼロ距離で射撃すると自爆するので注意。

  • ボルトドライバー
得意ハンター:カンデン
パワービームに近い感覚で扱える電撃弾。
通常弾は三点バーストこそ利かないものの、弾速・連射速度・威力のいずれもパワービームの上位互換と言える性能を持つ。
チャージ攻撃はゆっくりと直進する巨大な電撃弾で、着弾すると電気の爆風を展開する。

カンデンがチャージ攻撃すると相手を追尾し、弾や爆風が当たった相手の視界(画面)を歪ませる。
弾速はさらに遅くなるが、そのおかげでサムスのミサイルを上回る追尾性能を誇る。
自爆すると自分の視界も歪む。

  • マグモール
得意ハンター:スパイア
弾速の遅いマグマの弾を発射する。
弾は地面を転がり、壁に当たると跳ね返り、一定時間で爆発する。その性質ゆえモーフ厨(トランスフォームオンリーで立ち回るプレイヤー)対策にぴったり。
チャージ攻撃では大きなマグマの塊を噴射し、こちらは地形に着弾すると即爆発する。

スパイアがチャージ攻撃するとヒットした相手が炎上し、一定時間ダメージを受け続けるようになる。代わりにチャージ弾本体のダメージは下がっている。こちらも自爆すると自分も燃えてしまう。
余談だが、スマブラXによるフィギュア説明によるとマグモールはスパイアの祖先のものらしい。

得意ハンター:トレース
連射性能皆無かつチャージ不可の赤いレーザーを放つ。
いわゆる狙撃武器。ズームしてHSすれば相手は問答無用で即死
これを使いこなせるかどうかで対戦の勝敗が決まる。

トレースが装備して静止していると半透明になり見つかりにくくなるが、レーダーには映るので大して意味はない。
ステージによってはインペが配置されてないこともあり、むしろベストウェポンでこの武器を安定供給できるのがトレース最大の利点である。

アドベンチャーモードで出現するトレースのみ、この武器の高速連射を仕掛けてくる攻撃パターンが存在する。

得意ハンター:ノクサス
壁や床に反射するビーム。
狭い場所では当たりやすい。チャージ攻撃は3WAY発射で、射出方向はランダム。

ノクサスがチャージ攻撃すると、3WAY発射の代わりに前方近距離に冷気を放出し、冷気を浴びた相手を凍らせる。
凍らせられた相手は数秒間無防備なため、大抵はインペのズームHSの餌食となる。 その姿はまさに外道。本当に正義キャラか?
一方で、インペが無いステージやトランスフォーム中(HS不可)に凍らせた場合は火力不足で仕留めきれなかったり、3人以上の対戦の場合は獲物を横取りされることもままある。
また、特定条件下でチャージ攻撃すると凍結効果の射程が無限になるというとんでもないバグが存在する。本当に(ry

  • ショックコイル
得意ハンター:サイラックス
高密度のニュートリノ体を電気のようにビリビリ撃ち出す。
やや射程距離が短く、ボタン押しっぱなしで攻撃し続けるためチャージもできないが、追尾性能がとても優秀。
相手を射程内に捉えるとダメージを与え続け、捕捉状態を維持して時間がたつと威力が加速度的に上がる。 派手なエフェクトや文字通りボルテージの上がっていく効果音と共に体力をゴリゴリ削り取っていく様子は小気味よく、相手には相当なプレッシャーとなる。
地形や障害物を挟むと捕捉が途切れてしまいダメージ効率が落ちるため、なるべく開かれた平地で使いたい。また、トランスフォーム中の相手にも照準を合わせにくいため不向き。なお、地形や障害物が干渉した状態で相手を捉えた場合でもエフェクトだけは反応する。

サイラックスが使うと相手のエネルギーを奪える。ただでさえ高機動力でアイテム回収に有利なうえにこんな効果が付くので非常にしぶとい。電気っぽいからと言ってカンデンが使っても特殊効果は付かないので注意。

対戦ルールの一つ「プライムハンター」では、プライムハンター状態になると全てのサブウェポンが得意武器仕様に変化するのだが、サイラックス本人の場合も含めこのショックコイルのみ例外的にエネルギー吸収効果が付与されない*7

  • バトルハンマー
得意ハンター:ウィーヴェル
ハンマーのような山なり軌道の爆発性エネルギー弾を発射する。
オート連射ができるが、代わりにチャージができない。その軌道のせいで当て辛い上、重火器系ウェポンと紹介されるくせに威力も異様に低く、射程も短いのでぶっちゃけ使えない。強いて利点を挙げるならば、マグモール同様地面に落ちる弾道なのでトランスフォーム中の相手を狙いやすく、粘着してくるTFにはバラ撒きながら逃げるという使い方ができることくらいか。

ウィーヴェルのハーフタレットの下半身砲台もこの武器であるが、こちらはサブウェポンとしてバトルハンマーを入手している必要はなくスタート・復活直後から使用でき、弾切れも発生しない。
ハーフタレット状態ではないヴィーヴェルが使うと威力が上がり、爆風の範囲がボルトドライバーのチャージ弾並に拡張され、ヒットした相手をのけぞらせる効果が付く。一方で数少ない強みであった連射速度が2分の1近くまで落ちてしまうので、ある意味通常仕様よりも使い所に難儀する。
落下ありのステージでのけぞり効果を利用して場外に吹き飛ばすという使い道を見出した猛者もいたとか…。

ちなみに、対戦ルールのひとつである『プライムハンター』では、プライムハンター状態ではウィーヴェル以外は高い連射性能はそのままに、着弾時に爆発する弾となる。ウィーヴェルの連射性能は変化なし。使用者なのに・・・
正直、こちらが標準仕様のほうが良かったのでは・・・


  • オメガキャノン
ステージ「オブリエット最深部」限定のウェポン。
弾速の遅い光弾を発射し、地形に着弾すると横軸全周に衝撃波を炸裂させる。
一発きりだが衝撃波だけでも当たれば敵・味方・自分問わず一撃で葬り去る
該当ステージではこれ以外にパワービームとミサイルしか使えないのでステージ頂上でのオメガキャノンの激しい争奪戦が頻発する。

アドベンチャーモードにおいてはゴリアを倒すための切り札で、弾数無制限かつ性能は少々異なるがこっちでも非常に強力。

後に『ドレッド』にも同名のウェポンが登場したが、こちらは「特定状況下で強化されたアームキャノン」の名前であるため無関係。



追記、修正は謎のテレパシーを受け取った後サムスにボコされてからお願いします。


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最終更新:2025年05月20日 00:01

*1 一応オフラインでもCPUが操作する敵プレイヤーとバトルする事は可能。

*2 ただし、対戦ルールは「バトル」固定。キャラ、ステージ変更可能なのはホストのみ。ホスト以外のプレイヤーキャラはサムス固定

*3 キャラクターの体色が赤/緑で色分けされる

*4 宇宙空間に露出した重力の弱いステージであれば、単発のボムジャンプでも高く浮き上がる。

*5 パッと見ではコアが1つしか確認できないため、『スーパー』に登場したメトロイドモドキとの見方もある

*6 得意ハンターのサムスのみ、ベストウェポン入手でミサイルが5発補充される。

*7 プライムハンター状態では他にも能力強化が施される代わりに時間経過でエネルギーが減っていき、相手を倒すことでしかエネルギー回復ができないという仕様のため、それに合わせた措置と思われる。