登録日:2010/05/29(土) 18:57:48
更新日:2025/04/05 Sat 21:58:22
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1979年5月23日に京都府長岡京市で起きた事件。
2人の主婦が長岡京市の竹林にワラビ採りに行ったところ、2人が遺体となって発見された。
「長岡京殺人事件」とも。
事件概要
スーパーのパート仲間である主婦A(当時43歳)とM(当時32歳)は仕事後(10時半頃)、同市海印寺の竹林へとワラビ採りに出かけた。
ここは住宅地に接しており家族連れなども利用する場所である。
24日になっても帰宅しないため、不審に思った家族が被害届を出し、
警察と消防で山狩を行ったところ、25日の10時半頃山頂近くで主婦AとMの遺体が発見された。
財布等の貴重品は盗まれていなかった。
そして遺体となったAのジーパンの右ポケットからは、
と、鉛筆で走り書きされたしわくちゃのレシートが見つかった。
警察の徹底した捜査の結果、遺体付近で鉛筆の芯だけが発見された(鉛筆は見つかっていない)。
主婦Aは全身30箇所以上殴打され、肋骨は9本折れ、肝臓は破裂していた。
遺体からは犯人のものと見られる体液が検出された。死因は首を両手で絞められたことによる窒息死。
主婦Mは全身50箇所以上殴打され、胸には包丁が突き刺さっていた。
この包丁は肋骨を切断し、心臓から肺にかけて刺さっていた。下着が破かれていたが、体液は検出せず。死因は失血死。
なお、2人は
アキレス腱を切断されていた。
警視庁の鑑定結果によると、犯人の
血液型はO型と判明している。
警察の懸命な捜査にもかかわらず、犯人の特定はおろか凶器の包丁の販売ルートも解明されず、1994年5月24日に時効を迎えた。
不審人物の目撃情報
- 長岡京市内に住む少年Aが、犯行時間内に駆け足で下山していたとの目撃証言があり重要参考人となるも、実際には犯行当日は一日中別の場所にいたことが判明した。彼が空手を習っていて、よく山にサイクリングにきていることを知っている人物からの目撃情報だった。
- 主婦たちが殺害される1週間前に、入山していた主婦に声をかけた中年男性がおり、似顔絵も製作されたが身元は判明しなかった。
男は40~45歳くらい、身長170cmのねずみ色の作業着を着ていた。長さ30cmくらいの包丁を持ち、「奥さん、ワラビ採れますか」と声をかけた。
- 捜査当局は地元の不良グループに属する2名の建設作業員・KとMを重要参考人として任意で事情聴取を行った。2人が昼過ぎに現場付近にいた目撃情報があり、事件翌日から仕事に精を出すなど不審な点があった。また、Kには空手の経験があり、自転車でたびたび野山への道を走っていた。
- 主婦二人が野山を上っていった10分後に入山した25歳から30歳くらいの白いシャツ、ジーパンのようなズボンの二人連れ。身元は判明せず。
- 事件の数年前から横行していたタケノコ泥棒。タケノコを掘り返すのではなく、地上に出た部分を切り取り持ち帰るというもの。事件発生後1年間で被害がぷっつり消えた。
また、現場付近に残されていた足跡の中で、登山靴やレジャーシューズのような溝のある靴跡ではなく、二つだけ革靴の可能性が高い溝も模様もない足跡があった。
【噂】
事件から5年後の1984年5月16日。
同市でとある主婦が首や背中を刃物でメッタ刺しにされ、
布団でぐるぐる巻きにされ、家ごと燃やされるという事件が起きた。
遺体は左耳の下を数回深く刺され、背中には十数箇所の切り傷があり、
衣類数十点と数枚の布団でくるまれていたという。
事件が起きたのが同じ市内であること、被害者が主婦で、犯人に過剰なまでの暴行を加えられた後に殺されるという共通点からか、
実はこの事件で殺害された主婦はワラビ採り殺人事件で殺害された二人の主婦と三人でワラビ採りに行っていたが、一足先に下山していたので難を逃れており、
犯人に狙われる危険性を考慮してマスコミと警察は協定を結び、この事実を公表することはなかったが、
ワラビ採り殺人事件から5年後、その犯人に何らかの理由で狙われ、殺害されたのではないかという噂が囁かれることとなった。
ただし、両事件の関連性を示すような証拠などはなく、警察も記者会見で両事件の関連性について言及することも無かったので、
あくまでも前述する共通点から「関連性があるのではないか?」と疑われただけで、都市伝説の類と見なされている。ただ、現場に残った血液型は5年前の事件と同様O型で右足の第二指が突出していることが判明している…。
こちらの事件も犯人の目処が立たないまま時効を迎えた。
追記・修正は
不謹慎のない程度に。また、実名の明記は避けましょう。
- 未解決・迷宮入り事件ではよく知られているけど正直怖すぎ。
-- 名無しさん (2013-09-10 00:21:48)
- 犯人警察関係者だったんじゃないかとか言われてたなあ。 -- 名無しさん (2013-09-10 01:53:58)
- 三人目の主婦は最初の事件とかかわってないってのはあまり知られていない -- 名無しさん (2013-09-10 04:45:10)
- 三人目の話はどちらかと言えば都市伝説の類だな。 -- 名無しさん (2013-09-10 10:16:32)
- ちなみにウィキペディアのほうでは別の名称が使われてる -- 名無しさん (2013-09-10 10:47:20)
- ↑4 そうだったら恐ろしいし許されないな。 -- 名無しさん (2014-03-13 13:33:26)
- ↑憶測で警察批判するのはやめような。そうだったらとか仮定の形にしても誹謗中傷してるのに変わりはない -- 名無しさん (2014-09-06 19:11:11)
- そもそも恐ろしくなくて許される殺人事件なんて存在するのだろうか -- 名無しさん (2014-09-06 19:28:51)
- 現代のジャック・ザ・リッパー -- 名無しさん (2015-01-01 19:33:20)
- ↑ まさしくそのとおりなんだよな、ベクトルが...。 -- 名無しさん (2016-03-19 18:14:48)
- ↑3アニヲタ的には「救いようのないゲスを第三者には迷惑かけずスマートに暗殺」とかかな? そんなの創作だから許されるってだけだけどな… それにしても被害者の書き置き怖すぎでしょ -- 名無しさん (2016-05-25 14:56:07)
- それにしても何で犯人は主婦二人を殺害したんだろうな。 何か見られちゃマズイこと(例えば死体遺棄)でも見られちゃったのかな? -- 名無しさん (2016-05-26 19:39:43)
- 鉛筆の芯の先っちょ見つけた警察優秀すぎる -- 名無しさん (2016-09-26 13:36:35)
- 殺害方法を見るに強い殺意が見れるね。気になるのはKという主婦は二人と一緒じゃなかったのか?という点 -- 名無しさん (2017-08-28 04:20:31)
- ↑書いた者だけど、本家wikiには主婦AとBで三人目はいないんだが、Kという人物は本当にいたのか?となるよ -- 名無しさん (2017-08-28 04:26:11)
- ↑3 何としても証拠を掴む為に遺体発見現場周辺の土を片っ端からふるいに掛けて見つけたそうな。 そこまでの執念が実を結ばなかったのは無念だ… -- 名無しさん (2017-09-07 22:33:58)
- 自分がもしワラビ採りに行って…って想像したら鳥肌が止まらん。犯人早く捕まればいいのに、というよりは被害者の二人が本当に可哀想でならない、怖かったし痛かっただろうな。 -- 名無しさん (2017-09-21 04:24:15)
- 38年前か。年齢によっては犯人は今も生きてるかもな。どちらにせよ失われた命は戻ってこないが -- 名無しさん (2018-12-10 22:31:13)
- 遺体に刺さっていた包丁は犯人のもの?ナイフや鎌やナタはまだしも山の中に包丁持ってくるなんてどういう状況なんだ -- 名無しさん (2021-10-19 14:52:15)
- 肉蝮みたいなのでもいたのか?犯人がのうのうと生き延びているのを考えるとやるせない気持ちになるな… -- 名無しさん (2021-10-19 15:32:42)
- 「3人居た」という話は単なる噂なのでそのへんを修正しました。 -- 名無しさん (2021-11-03 19:12:36)
- アキレス腱切断はデマなんじゃないか?証拠あるなら付け加えてほしい -- 名無しさん (2022-01-21 16:13:59)
- あのメモ書き、いくらパニクってたとはいえ他の2文と「この男の人わるい人」だけ明らかに筆跡が違うのが気に掛かる。「オワレている」も自分には「オクラいる」に見えるし、何か腑に落ちない。鉛筆そのものじゃなくて鉛筆の「芯」が見つかったってのも…なあ -- 名無しさん (2023-12-30 17:53:51)
- どうも長岡という地名を見るたびにこの事件を連想してしまう。結構あちこちにあるのに -- 名無しさん (2024-08-07 18:00:24)
- 痛くて怖かったろうな 可哀想に -- 名無しさん (2024-09-12 02:50:54)
最終更新:2025年04月05日 21:58