イールズオーブァ

登録日:2012/05/19(土) 01:23:28
更新日:2024/02/27 Tue 15:44:57
所要時間:約 4 分で読めます





イールズオーブァ(略称「イール」)とは、オッツ・キイム三部作に登場するキャラクター。

種族:人間
タイプ:魔道士
年齢:不詳(十六夜からは「おじちゃん」と呼ばれる)
身長:177センチ
体重:58キロ
CV:置鮎龍太郎



【この項目は多大なネタバレを含みます】










赤い仮面と月のような金色の瞳が特徴的な男。「レヴァリアース」にて初登場。

ディアボロスがいると言われる異世界の、ある建造物の中で生活していた。何故かザードの剣を持っていたが、彼がザードを殺したのかどうかは読者から疑問視されている(明言していない上に一コマ間を開けているため)。

その目的は、人間が魔法(文明)を発展させることによって世界が迎えるであろう滅亡を防ぐために、魔物による世界統一を成すこと。
人間からすると悪と言えるが、人間以外からすると悪とは言えない。魔物が好きと言うわけでもないと思われるが。
人間に対しては絶望しており、「根拠もなしに信じるコトなどできるはずがない」と言い放つ。
シオンとの会話から察するに恐らくこれらは聖石から得た知識(あるいは天使の意思)だが、一応明言はされていない。

ただし、自身も人間でシオンにそれを指摘されたため、ただでさえ大切な書棚を破壊されたことにキレていたのに完全にブチ切れて「人知を超えた魔法」で異形の姿となってシオンを圧倒する。
そのままウリックがピンチに陥ったのでシオンがとっさながらも命がけの魔法を使って半壊。しかしそれでもまだ生きており、再生までしようとしたが、シオンを嘲笑ったことでウリックの怒りを買い、本を何回も叩きつけられて死亡した。










そのはずだった。









「刻の大地」にてまさかの復活。しかも異世界から出てきてオッツ・キイムで生活している。それどころか色々な場所に出没する。
ザードの足跡を考えると昔から北云々の話が合ったみたいなので、オッツ・キイムの北の方に元々拠点があったのだろう。
各地に褐色肌で無表情の女性(量産型)を遣わして世界の情勢や人間、モンスター、魔法などの様々な情報を得ているようだが、その目的は「レヴァリアース」の頃と同じなのかどうかは不明。
ちなみにこの無表情の女性は基本的な性質は同じようだが、それぞれに『個』があるように見受けられる。

研究や裏工作などはいそしんでいて人間をあまり良くは思っていないようだが、急いで根絶しようとしている風には見受けられない。
とりあえず聖石関連には何かしら関わっていることが多い。

元々ディアボロスやザードの死にも関係があるからか、ダークエルフの事情にも詳しい様子。
彼もダークエルフは絶滅したと思っていたようだが、ジェンドの事情について何かを察している。


更に本作でディアボロスの魔力の源となる水晶を持っていることが判明。しかもそれは彼がそれを委ねられるだけの力を持っている証であり、イールズオーブァ自身は水晶の力をほとんど使ってないらしい。嘘…だろ……?

詠唱の類いもほとんどせず、ジェンドに対して近距離戦を挑んだ。魔法使いなのに。

おまけに格闘技に優れるウリックの拳の一撃を、片手で受け止める腕力と反射神経を持つ。
ちなみに、ウリックの拳の一撃は、十六夜の臀部がハマる程度の大きさのクレーターを岩盤に作る程の威力。
……どうしろと?

実力的に見ても化け物だが、性格も冷酷で命などあっさり奪う。特に自分が気に入った芸術的なものを汚す輩に対してははっきりと怒りを露にし、徹底的に攻撃を加える。
しかしその一方で人の暖かさに触れて涙を流すことや、礼として芸術的に殺害(一応苦しませる真似はしていない)、かつて殺そうとした十六夜と再会した時は優しく接していたこともあり、その思考はまさに理解不能(悪い意味で)。不気味すぎてあのアルベド・ピアソラの比較対象にされたこともあった。

その他にも書棚の恨みからか短気的だった以前の振る舞いと違い、荒々しい態度はほとんど見せなくなっている(エストやカイへの態度など)。
ただ学者肌の人物らしく論理的思考を重視しているため、理屈をすっ飛ばして感情優先の十六夜には一時殺す寸前にまでイラついていた。

まあ全部の色が混ざった混沌とかそういう性質らしいので、いずれも『本心』なのだろう。
ウリックとの対話から、過去に理解出来ていなさそうだった(あるいは理解することを拒否していた)シオンの考えについても理解している様子。


他にもレヴァリアースでの後遺症か何かしら特別な復活方法だったのか、発作に苦しんでいる時がしばしばある。
鏡を見て落ち着いていたりするので…と推測は多少出来るが何故かは明かされてはいない。





◆余談
  • 作者は本作のキャラクターの名前をゲームのタイトルからもじっているらしく、彼の名前の由来はテイルズ オブ ファンタジアだと思われている。
  • ネットではよくイールズオーヴァと間違われる。
  • 本シリーズでも屈指の人気を誇るシオンが死亡した最大の要因であるため、シオンのファンからはかなり嫌われている。





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最終更新:2024年02月27日 15:44