クリームシチュー

登録日:2010/12/21 Tue 19:31:17
更新日:2025/04/18 Fri 19:51:38
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クリームシチューとは、牛乳や生クリームをベースに野菜と肉を煮込んだ、みんな大好きなメニューである。
口に運べば北海道とかヨーロッパらへんの国へのリスペクトで体が満たされる、冬には持ってこいのあったかあったか料理。

そんなクリームシチューだが実は日本発祥の料理。つまりある意味和食。コロッケやオムライス同様に、西洋料理をアレンジした日本の洋食なのだ。

何かスープっぽいけど、こっちのが小麦粉とか使って腹持ちが良い為メインディッシュ的な扱い。
ホワイトソースから作るとなると疲れると思うから市販の元の使用推奨。

ベースが牛乳だけに様々な具材との相性が良い。
ジャガイモ人参玉ねぎ、鶏肉を使ったベーシックなもの」から、
白菜キャベツ等の葉っぱ系にきのこ、ベーコンを使ったお腹に優しい系」、
ほうれん草、鮭、貝等を使った変則型」等カレーライスほどではないがバリエーションは豊富。
ハヤシライス涙目。

ただし、肝心の炭水化物との相性に関しては好みが分かれる。
パン系と食べるのが常道らしく、「夕食でご飯と食べづらい」為か嫌いじゃないけど「何か物足りない」と言う人も多い。
ただし、レストランなどのものはともかく、一般的にメーカー販売のものは「御飯にも合うように」考えて作っているらしいので、別に変ではないらしい。

ご飯、ナン、うどんラーメン等あらゆる炭水化物との相性が良いカレーライスと比べると若干押され気味で、ちびっ子達にもカレーの方が人気である。そういえば外食でもあんまり食べない(というかその前にメニューに載らない)よね。
一説によれば、シチューを提供する飲食店が少ないのは牛乳がどうしても日持ちしにくい上に長期間の作り置きも難しいせいらしい。


しかし、クリームシチューの真価が発揮されるのはここではなく、残りをリメイクした料理。そのバリエーションはカレーの上を行くのだ。


以下残ったシチューを使った料理の例

■ドリア
グラタン皿にごはん(チキンライスとかだったら天国)、シチューを乗せ、ウインナー等を加え、チーズを散りばめる。
オーブンでチーズがこんがりするまで焼いたらドリアの完成である。ご飯との相性云々言う奴に一泡吹かせてやろう。
マカロニを使ってグラタンにしたりするのも捨て難い。またトーストにシチューとチーズを乗せて焼いた奴とかも美味しい。

■クリームコロッケ
残ったシチューに湯掻いたジャガイモを加え潰した元で作ったクリームコロッケ。カニを加えればカニクリームコロッケ。可能性は無限。

■スープスパゲッティ風
牛乳をさらに加え、粘性を弱めたシチューにスパゲッティを投入する。美味い。
このスープオムライス(粘性調節は必要)やロールキャベツにも掛けるのも良い。


このようにバリエーション豊かで2日目以降余ったシチューを飽きさせない、お母さんの料理の手間を省く等財布にも、お腹にも優しい魅惑の料理なのだ。

余談ではあるが、じつはクリームシチューは全ての料理の中でもっとも病み上がりの食事に適している料理らしい。
理由は当然野菜、肉、牛乳など栄養を無駄なく摂取でき、体も温められるから。

さぁ皆さん、風邪をひいたら彼氏彼女にシチューを作ってもらうべし!何、いないだと!?レトルトでがんばれ。


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最終更新:2025年04月18日 19:51