シュムナ(うしおととら)

登録日:2012/01/31(火) 23:39:30
更新日:2025/01/09 Thu 19:15:51
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シュムナとはうしおととらに登場する妖怪。
霧状の体を持ち、生きている者は人間妖怪問わず溶かして食らう。


●概要
体に触れた者を溶かす能力を持ち霧状の体であるため、物理攻撃が効かず獣の槍であってもささらない。また雷も効かない。
あらゆる物理攻撃をすり抜け、触れた有機物を一瞬で溶かし、捕食する。変幻自在で、姿形を自由に変える。
火を嫌うが嫌いなだけで滅ぼすにはいたらず、基本的にダメージを与えることは不可能。
過去にとらが遭遇したが、逃げるしかなかったほどの強力な妖怪。


●主な活躍
初登場は第十七章「霧が来る」。
潮達と遭遇する前にとある町の住民を一晩のうちに全員食べてしまう。

その後、乱暴な運転をする若者達の車を襲い食らった後、潮達が乗るバスに襲いかかる。
外に出ていた乗客たちを守るために立ち向かってきた潮の攻撃もまったく効果がなく、逆に溶かしてダメージを与える。
その後とらの放つ火でひるんだ所で乗客たちがバスに戻り、火が自動車に引火して大きくなったことで逃走を許す。

しかし執念深い性格故に執拗にバスを追跡し、その先の街ごと食おうとする。そしてそれを阻止するために待ち伏せしていた潮達と再度交戦する。
潮達の攻撃は一切通用しないため、近くにあった妖怪を吸い込んでしまうという冥界の門に誘い込まれ吸い込まれる。
しかしとらですら抵抗できず、塞いでいる岩がなければ吸い込まれていた程に強力な門の力にあらがい、潮を拘束し出てこようとする。
だが母と故郷を守ろうとするやくざ・徳野信二の命を掛けた火の付いたトラックによる突撃で門の奥に追いやられ、とらを救う時に切り裂いた岩の一部で再び門が塞がり倒される。



【以下ネタバレ】




白面の者復活の際に尾の分身一つであることが判明する。
他の分身と異なり槍によって倒されていないせいかパワーアップしていて、嫌いであった火を克服。更に無機物であっても溶かせるようになっており、火の兄の放った焼けた大岩「岩玉」を難なく溶かしてしまう。
その後の白面の者による日本蹂躙の際には、戦闘機を数機まとめて溶かしている。
攻撃力が大幅に強化され、有機物、無機物問わずあらゆる物を溶かせるようになっている。
獣の槍の復活後に最初に潮に立ちはだかるが、封印を完全に解放した獣の槍と穿心の心を思い出したうしおの攻撃は霧状の体でも無効化できずに一撃で倒されてしまった。




●余談
白面の者が過去に、能力がよく似た酸の尾を使っていたため、それを変化させて産み出した妖と思われる。

藤田和日郎がキャラクターデザイン・原案を担当した妖逆門にも登場する。


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最終更新:2025年01月09日 19:15