くらぎ(うしおととら)

登録日:2012/02/02(木) 02:13:42
更新日:2023/01/14 Sat 18:30:39
所要時間:約 2 分で読めます





我は、白面の御方の分身くらぎ!
昏き処より来りて人間どもを昏き処に引きずり込まん。


くらぎとはうしおととらに登場する妖怪。

CV:甲斐田裕子

●概要

白面の者の一つが変化した分身。
カミキリムシとカマキリが混ざった巨大な虫のような姿をしており、空中を泳ぐように動く。
髪の毛のような触覚も特徴。

外から受けたあらゆる力を跳ね返す反射能力を持ち、前足による斬撃を得意とする。
他にも触覚を枝分かれさせた上で硬化させて鋭利な無数の棘にする事もできる。
特に反射能力は圧巻で二百人以上の法力僧が全力で放った不動縛界「月輪の陣」を難なく反射し、修行前の潮と獣の槍の一撃すら跳ね返し無傷なほど。


…と白面の者の眷属だけあって非常に強力な妖怪なのだが扱いはやや不遇。
そもそもコイツの真の役割はエルザールの鎌を活躍させて光覇明宗に「量産も可能なこの鎌と使い手のキリオさえあれば獣の槍や潮など不要!」と錯覚させ、内部分裂を引き起こすための呼び水である。
一応作戦の段階ではある程度戦ったら逃げ帰る露骨な八百長をする算段*1であったが、日崎御門を舐めていたのが運の尽き。八百長する前に瀕死に追い込まれ、僅か数話で退場してしまった。
…が、それでもキリオの強さを光覇明宗に錯覚させ、ついでに指導者であった日崎御門も道連れにしたことで内部分裂を引き起こさせるという最低限の任務は達成。
例えあっさり倒されても、ただでは死なない白面の眷属特有の厄介さを見せつけた。

後に白面の計画を見破った蒼月紫暮はくらぎの真の名前は「眩偽」ではないかと推察している。


●主な活躍

初登場は第二十七章「四人目のキリオ」
何の前触れも無く光覇明宗の総本山の結界を破って襲撃し、壊滅状態にまで追いこむ。
この時は、口の下に、女性の顔と胸があった。

潮が来るまでの時間稼ぎとして、二百人以上の法力僧から不動縛界「月輪の陣」をかけられ動けなくなるもこれはわざとくらったに過ぎず、潮が到着した後、上記の反射能力で跳ね返し、逆に動けなくしてしまう。

潮の攻撃も、獣の槍があればどんな相手でも大丈夫と油断していたことも有り、反射能力でことごとく跳ね返し、法力僧共々殺そうとするが、二代目お役目様日崎御門の結界により防がれる。
御門の存在を「ただの老いぼれ」と油断し、結界を力尽くで破ろうとするも、御門の命を賭して放たれた結界を口の中に受けて、内部から破壊され沈黙。
最後はキリオのエレザールの鎌に切り裂かれ爆散する。

第二十八章「檄召〜獣の槍破壊のこと」において実は、白面の者の獣の槍破壊のために、キリオを活躍させるための囮役だったことが判明する。
上記の女性の部分は、内部に潜んでいた別の分身斗和子のものであった。

その後は白面の者の回想で登場、自分を追ってくる獣の槍に対して放たれるも一瞬で倒されてしまう。

白面の者復活の際に尾一つが変化する形で復活、火の兄(西)を切り裂き倒してしまう。
その後、再度合体して復活した火の兄を斗和子ともに法力僧の張る結界に投げつけて完全崩壊させた。
獣の槍の復活後は、潮に体を切り裂かれた後、頭を真っ二つにされ倒された。



●余談
藤田和日郎がキャラクターデザイン・原案を担当した妖逆門にも登場する。


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最終更新:2023年01月14日 18:30

*1 無論キリオは八百長の事実を知らない