船から飛び降りさせる言葉

登録日:2011/12/13(火) 11:10:39
更新日:2025/06/03 Tue 12:47:33
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たくさんの国の人間を乗せた旅客船が沈没寸前である。

助かるには、高所から救助ボートに飛び降りなければならないが、どうしても勇気が出ない男がいる。

そんな場合に備え、船員には、国ごとの人間別に、掛けるべき言葉をまとめたマニュアルがあるとされている。

以下はその一部である。

  • アメリカ人には「ここで飛び込めばアンタはヒーローさ!」

  • ドイツ人には「非常時には飛び込むという規則ですので」

  • イギリス人には「貴方は海の英国紳士。その誇りにかけてもさあ!」

  • イタリア人には「ビシッと飛び込んだ奴は女にモテるぜ!」

  • フランス人には「指示があるまでは飛び込まないで!」

  • ロシア人には「ああっ!ウォッカが流されていく!誰かアレを取り戻してくれ!」

  • 日本人には「早く飛び込まないとあなたが最後になりますよ?」

  • ダチョウ倶楽部には「お前が飛び込まないなら俺飛び込むよ」「いやいや俺が」「…俺が行くよ」「「どうぞどうぞ」」

  • 中国人には「あの魚、食べたら美味そうじゃない?」

  • 大阪府民には「阪神が優勝したぞ!」


(他に有名なものがあれば募集中)



追記・修正は、こんなお願いをしなくても素直に飛び込める勇気がある人にお願いします。




























……もちろん嘘です。実際にこんな場面に遭遇したら係員の指示に従いましょう。

このジョークは「沈没船ジョーク」と呼ばれ、各国の国民性を皮肉ったジョークである。
最初の文が船上火災になっていたり(この場合は「船上火災ジョーク」)、海に飛び込めと様々だが、基本的に内容と皮肉りたい意図はほぼ同じ。

【解説】
  • アメリカ
アメコミで育ち、典型的ヒーローに憧れるアメリカ人にはたまらない。

  • ドイツ
ルールや規律を重んじる真面目な人が多いというドイツ人のイメージから生まれた。

「紳士」と言われて黙ってられないのがジェントルマンである。

  • イタリア
常にどうすればモテるのか、イタリア人は考えている。

  • フランス
反骨心が強く、反発を旨とするフランス人は、やるなと言われると何がなんでもやりたくなる。

  • ロシア
いつも酒、特にウォッカを飲んでいるイメージから。
実際は特に冬の気候が厳しいロシアでは、高度のアルコールによって体を暖めるのが必須になってくる。要するに一つの生き延びる術。

  • 日本
右へ倣えで周囲に合わせなければ落ち着かない日本人の心理を見事についている。

  • 中国
中華料理のイメージから食いしん坊という印象がある。
特に広東料理では「足のついているものは机以外。羽のついているものは飛行機以外。ひれのついているものは潜水艦以外」食べるという逸話があるほど。

また、もともとかなりブラックなネタが許容されるコピペ・ジョークゆえか、韓国人に対して、「なにも言うな。後で謝罪と賠償を要求される」や「日本人は飛び込みましたよ」、「飛び込むのって韓国が起源じゃなかったんですか?」などと続く場合もある。


ジョークの一つなので改変や新しいネタも考えやすい。
実際に先述した韓国人や大阪人、北朝鮮人への「飛び込めば亡命できます」は後で追加されたものとされる。

なお、2014年の韓国でのフェリー転覆事故後には
  • 全国籍の乗客に「この船の船長は韓国人です」で済むんじゃね?という、ブラックなネタも飛び出した。
2020年には新型コロナウイルス対策のマスクに置き換えて、以下のような標語が生まれた。
  • アメリカ「マスクをすればヒーローになれるぜ!」
  • ドイツ「マスクをするのがルールです」
  • イタリア「マスクをすればモテるよ!」
  • 日本「みんなマスクをしています」


Wiki篭りなら「好きなアニメのキャラだったらどうすれば飛び込むんだろう」
暇だったらやってみよう。

この手の改変で一番有名なのは、先述の「大阪出身者」のパターンのように、とある球団のファンに対して、

「阪神が優勝しました」

だと思われる。

実際に飛び込みするのは一部の熱狂的ファンだけで、道頓堀川の場合だと水質が悪い……ヘドロがあるの関係上大変危険なのでよい子は真似しないように、と一応注釈。



「他のWiki篭りならもうみんな追記、修正しましたよ?」

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最終更新:2025年06月03日 12:47