月のマザー(メダロット)

登録日:2011/01/21 Fri 13:52:29
更新日:2024/10/06 Sun 12:42:30
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個体名はないようで、作中では終始「月のマザー」と呼ばれる。




長い間生きてきたマザーメダロットだけあって達観しており、イサナガミ同様に人間を「サル」と呼んで侮蔑する。
月にいた頃はTVの衛星放送をタダ見していたため地球事情に詳しい。





メダロット社によって月にいた本体から脊椎部分を取り外され、地球・日本の某島で研究される。
その際、若き日のメダロット博士が造った試作0号機を基にした実験機(全長数mのグレイン。頭部にガスが入っているため見かけによらず軽い)にメダルを入れられたところで脱走。自衛隊の武力行使も効かず島を脱出する。


その直後イサナガミに咥えられて海中へ引きずり込まれる形で戦闘。
深海へ潜られ水圧に苦しむが、自らイサナガミに飲み込まれ内側から頭蓋骨を突き破って勝利した。
この時にイサナガミの記憶を読んでメタビーの存在を知り、彼に会うため本土のおみくじ町を目指す。



メタビー達のもとへ向かう道中では人工メダルのメダロットを自在に操作、情報収集と戦力強化を兼ねてその数を増やしていく。

ちなみにマザーの研究所脱走は表沙汰にされず、自衛隊やメダロット社などによって出現予想地域に「大規模な地震」がくるとして一般人を避難させている。
この時メダロットは連れていけないという事で多数のメダが留守番、その結果マザーに操られるメダもかなりの数となった。



イッキアリカ、タマオとそれぞれのメダは避難せずに残ったがマザーの操作によってブラスとエレクトロンはその場から走り去り、マスター共々イッキとメタビーから引き離されてしまう。

直後に数十m離れた距離から大ジャンプでマザー登場、メタビー達と対峙する。


この時のマザーとイッキ・メタビーのかけ合いは漫画版屈指の名シーンとして知られる。




マザーはメタビー達に、メダロットの「殖える」という使命と「生命の本質は浸食。殺し合いと奪い合い」という事実を突きつける。

それに対するメタビーの「何もしなくていい」という考えやイッキの「お互い同じだから、違うから楽しく生きていける」という理想論をバカの考えとして突っぱねるが、お互いの手を強く握って希望を捨てない二人の姿に一瞬言葉を詰まらせる。


しかしそこべ地震観測用゙ロケットが発射され、マザーはそれに貫かれてしまう。
間近で見ていたイッキ達に「これが真実なのだよ」と言い残し、何も言い返せないイッキに絶望を与えた。




その後生死は不明だが、マザーのボディはメダロット社に回収されて最後まで真相は表沙汰にされなかった。





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最終更新:2024年10月06日 12:42