虎と干し柿

登録日:2011/05/14 Sat 00:13:08
更新日:2020/10/24 Sat 12:07:13
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今回のアニヲタ昔話はこちらです。づぁん♪


虎と干し柿

こちらはお隣り韓国。
韓国は昔話によくが登場するという。
今回はその中で、ちょっとおまぬけな虎のお話をしよう。(by野田圭一)


恐怖の
干 し 柿


ミ #・ω・ミ<が、がぉ…///

今食い物を求めて全力疾走しているこの子はごく普通の虎。
強いて違う点を挙げるとしたら、みんな怖がって逃げるから狩りができないってところかなー。

そんなわけで里に降りてみたのだ。
ふと見ると、ある民家から赤ん坊の泣き声が聞こえた。

ミ ・ω・ミ<うほっ!(多分)いい赤ん坊…
そう思っていると、赤ん坊の母親の声も聞こえてきたんだ。


J( 'ー`)し「あらあら、困ったわね。あんまり泣いていると、恐ろしい虎がやってくるわよ」

Σ ミ・ω・ノノミ<なに!?俺の存在に気付いただと!?大した奴だ

それでも子供は泣き止みません。

ミ´・ω・`ミ<お、俺を怖がらないの…?
ミ `・ω・´ミ<べ、別に落ち込んでなんかないけどね!

J( 'ー`)し「あらあら、仕方ないわね。ほら、干し柿よ。泣き止んで」

すると子供は泣き止み、喜んで干し柿をしゃぶり出しました。
J( 'ー`)し「あらあら、うふふ」


ミ ;・ω・ミ<ホスィー・ガッキー…だと?なんだそれは?聞いたことがないぞ。
ミ ;・ω・ミ<子供がすぐに泣き止んだところを見ると、この虎よりも恐ろしいに違いない。


ミ ;・ω・ミ<今この家にはその恐ろしいホスィー・ガッキーがいる…



ミ ・ω・ ミ<……
ミ ・ω・ミ<さて、もうだいぶ遅いし帰るか

ミ#`・ω・´ミ<はぁ?ビビってないし意味わからんしはぁ?
ミ #・ω・ミ<足震えてる?長距離歩いて疲れただけだしビビってねーし


一体誰に話しているのか。それにしてもこの虎、ノリノリである。

一方その頃同じ村、怪しい影がうごめいていた。

(´Π`)<やぁ、俺、牛泥棒ってんだ!

牛泥棒の目には暗闇をとぼとぼと歩く獣が映った。

(´Π`)<あれ牛じゃないか?猫よりデカイし牛だ!とうっ!

牛泥棒、飛びついて獣に捕まります。
その頃虎は、突然なにものかに後ろから飛び乗られていました。

ミ ;゚Д゚ミ<アイゴーーー!!この俺に恐れず飛びつくとは、間違いない、ホスィー・ガッキーだ!恐ろしいホスィー・ガッキーが俺を追ってきたんだ!

虎は大層驚いて、なんとか振りほどこうと全速力で駆け抜けます。
その頃牛泥棒はというと、予期せぬ事態に見舞われていました。
牛が牛とは思えぬ早さで走り出したのです。

Σ(;´Π`)<うおっはげしっ!

牛泥棒は振り落とされないよう、必死で掴まりました。


おわかりだろうか。牛泥棒はうっかり虎を捕まえ、虎は牛泥棒をホスィー・ガッキーだと思い込んでいるのだ。

・゚・ミノД`ミ・゚・<アイゴーーー!やだやだ離れて怖いよー!オムニー!

(´Π`)<大人しくしろ!お前は電子レンジの中のダイナマイトだ!

虎は一晩中必死で山中を暴れ回りました。

やがて夜が明け、辺りが明るくなった頃…
(´Π`)<まったく、牛の分際で虎みたいに暴れ回る。見た目もご覧よこの黄と黒のボーダーで…

(;´Π`)<…アレ?


(; ゚Π゚)<あ、虎だ!虎でした!

泥棒の割に夜目の効かない牛泥棒。ようやく牛じゃない虎だと気付きました。

・゚・ミノД`ミ・゚・<アイゴーーー!オムニー!!
・゚・(ノΠ`)・゚・<アイゴーーー!オムニー!!

牛泥棒は後にこう語った。

(´Π`)<まずは虎から離れることが第一だと考えました。

その時、牛泥棒の頭上に手頃な高さの枝が見えた。

(´Π`)<とうっ!

牛泥棒はその枝に掴まり、大急ぎでてっぺんまで昇りました。

ミノД`ミ<うっ、うっ…やっとホスィー・ガッキーどっか行ってくれたよぅ…

一晩中走り回った虎は、クタクタになりながらも自分の住み処まで帰っていき、二度と里にはおりなかったという。


こうして、おバカな虎と泥棒の話は幕を閉じた。


しかし、このお話には我々の想像を超えるさらなる衝撃的な別ver.が!



チャンスは毎週♪
チューチューチューズデー♪

こんぶこんぶこんぶつーゆ
こんぶをぎょうさん使ってるの
ヤマサ

ドッwドッwドリランドww

(CM)



はたして、このお話の別の結末とは?

枝に跳び移った牛泥棒は、木に開いた穴の中に身を隠した。

ミノД`ミ<ひっく、ひっく…

泣きながら去る虎。
そこに一匹のが通りかかった。


(・x・)<あー交尾してー。腰抜けるまで犯りてー。

(・x・)/<あ、虎さんチョリーッスwww!
(^x^)<なんスかwwなに泣いてんスかwwwマジウケルんスけどwwww

ミTДTミ<恐ろしいホスィー・ガッキーからようやく逃げ切れたとこだお…

(^x^)<なんすかそれwwwwガチでパネェっすねwwwめっちゃ興味あるっしょマジでwwww

ミ ;゚Д゚ミ<おいやめろばか!まだその辺にいるかもしれないだろ!

程なくして兎は穴の中の牛泥棒を見つけました。

(・x・)<虎さん!もしかしてこいつっスか?

あわれ、あえなく御用か…と、その時!
牛泥棒は兎の尻尾を掴み、兎の尻で穴の入口を塞いだのである。

(#´Π`)<なにいきなり虎呼んでるわけ?
(・x・)<おい、ちょ、ちょ待てよ!ガチで尻尾ちぎれるしマジで!

ミ TДTミ<ほら!だから言ったじゃんか!もうバカ兎!知らない!

虎は暴れる兎を見て一目散に逃げました。
兎も力を振り絞ると、尻尾がちぎれてしまいました。そしてピョンピョンと逃げていきました。


…あれから数百年。


そこには尻尾が短くなった兎たちが!


(・x・)<もうあんな無茶はしないよ


こうして、兎の尻尾は短くなりましたとさ。








ミ ・ω・ミ´Π`)<ち ょ っ と 待 て




ミ #・ω・ミ<え?あんだけ走り回ってなに、最終的にこれ兎メインの話だったの?

(・x・)<フヒヒ、サーセンwww

(´Π`)<つか矛盾してね?山に動物いないから虎おりてきたのになんで兎いるの?そんで腹ぺこ虎はなんで兎食わなかったの?

(・x・)<それは俺に言われても困る







あなたはこの兎、許せる?許せない?




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最終更新:2020年10月24日 12:07