超人ロック

登録日:2011/07/12(火) 11:46:55
更新日:2025/04/04 Fri 15:33:04
所要時間:約 5 分で読めます





(´・ω・`)「でもホントにこんなWikiに超人ロックの項目を建てる暇人がいるんですか?」

( 冥∀殿)「ああ」

(*゚∀゚)♪〜♪〜♪〜

( 冥∀殿)「あそこで歌ってるのがそうだよ!」

(´・ω・`)「え〜〜っ!?」


超人ロックは聖悠紀によるSF漫画である。

「ある理由」によってネットでは有名だが、多分今の若者で実際に読んだ事がある人はそんなに多くないだろう。

と言うのは、この漫画が掲載誌がメジャーとは言い難い上に、超絶長い連載期間のせいでとっつきにくいからである。

まず最初に「少年キング」にて連載されたのは1977年の事、この時点でかなり長い。
しかし、この漫画は成り立ちはそもそも同人誌であり、それが出回ったのは1967年。「ウルトラセブン」が放送開始した頃と言えばイメージできるだろうか。
「ゴルゴ13」や「こちら葛飾区亀有公園前派出所」よりも古くから描かれており、巻数こそこの二作品に及ばないが、日本一長く描かれていた漫画作品なのだ。

ただし「商業誌で」と付くと絶筆時点で日本で二番目になる。

そんな作品なので物語がとにかく長い、この漫画には年表が設定されてるが、それはかの「ファイブスター物語」の2倍、いや2.5倍はある、ひょっとすると3倍かもしれない。
しかも、それは実際に9割方漫画の中で描かれている。

なので作者の聖悠紀はネットで荒木飛呂彦が吸血鬼、水木しげるが妖怪と言われてる事になぞらえて「超人」などと呼ばれる事もある。
しかしその超人も2022年10月に病没。2020年11月に掲載された回を以て本作は絶筆となった。

◆ストーリー
時は現在より未来、緑色の髪をした不老不死のエスパー「ロック」が宇宙のあらゆる時間をまたにかけて活躍する。

え?要約しすぎてわからん?
そんな事言ったってストーリーのあらすじ全部書いたら全ブロックを文字で埋め尽くしても足りないよ?
…というのはいささか誇張気味だが、実際膨大な数のエピソードがあるので、いちいち説明したら日が暮れるどころか明日の朝を迎えるだろう。

それでも掻い摘んで紹介すると、最近はそうでも無いが各ストーリーは概ね1、2巻で終わる短編であり、それが多かれ少なかれの連続性を持って繋がっている。

しかしながら、話自体は別に他のストーリーを読んで無くてもそれなりに分かるし、その短編ごとに話にケリがつくので新規読者にもありがたい作りとなっている。

とはいえ、他の話を読んでないと分からない話が当然あるので、やはり最初から読むのがベストであるが……
とりあえず読者が覚えていればいいのは、主人公のロックは不老不死の凄いエスパーで、その力で人々を助けるという事だけである。


◆登場人物
この作品は長いので膨大な数のキャラクターが登場するが、実際全編に渡って登場するメインキャラクターはロックただ一人。
ある短編で出てきたキャラがもう一度出てきたりするのもこの作品の楽しみである。

しかしこの作品は容赦が無いので、ロック以外のキャラはある短編で主役キャラになっても次の短編で死ぬ、または死んでた、なんて事も良くある。
下手にキャラに愛着を持つと辛い漫画なのかもしれない。

ロック
物語の主人公であり超能力者。
普通の生活を営んでる内に事件に巻き込まれるのが常である。
リアル・作中共に長い年月をかけてるのでその力はえげつないほど強力。

作中では不可能な事など何も無いと噂されており、人呼んで「超人」ロック。
後述する「アレ」のおかげもあって日本漫画界最強の超能力者と目されている。
仮にロックに勝つ事が出来ればあなたも超一流の超能力者。

そんな彼は自分の事を「ちょっとクセのある普通の人間」と言って憚らない。

ロックの特徴。それは不老不死である。
厳密に言えば若返りの能力を持っていて、それを限界まで酷使すると赤ん坊の状態にまで転生し、その度にあんなご家庭やこんなご家庭の子供として人生を過ごす。
あなたの周りのあのお子様は実はロックかもしれない……
作中では主に20歳くらいの風貌である事が多いが、実年齢は数千年単位である。

また、ロックは大抵誰かに化けてるので、この物語は誰がロックなのか?というのもお楽しみの一つ。
あなたが恋してるあの女の子は実はロックかもしれない……


◆超人ロック伝説

ロックには様々な超能力があり、どれも強力だが超人ロック最大最強の超能力……それは





雑 誌 破 壊




である、またの名を第三段階(サードフェーズ)

少年キング→休刊
少年KING→休刊
バーガー→スコラ社倒産
ランデヴー→休刊
OUT→休刊→みのり書房倒産
MEGU→休刊、
ZEROから超人ロックSpecialへ移籍後Special休刊、
Webダウンロード販売初回で開始と同時に休刊→ビブロス倒産 (ここでZEROも消滅)
アワーズプラス→休刊
(少年キング、少年KING、OUT、MEGU、超人ロックSpecialは連載中に休刊)

以上、消滅雑誌(webDL販売含)は10
消滅出版社は3

となっており、「ライザ」の時などは
ライザ第一話掲載→廃刊→Web連載開始決定→これでもう廃刊はないぞ→第二話掲載→会社倒産

ライザリメイク版だけで既に3つ消滅している。

そして2011年11月、連載していた雑誌の一つであるコミックフラッパーを発売してるメディアファクトリーが角川に吸収された。←NEW
この事実により、超人ロックは雑誌廃滅の「絶対王者」として君臨している。
漫画の掲載形態が多様化した今、「雑誌を渡り歩く」と言う点ではロックを超える作品が現れることは無いだろう。

しかしこれらの雑誌の中には最後の神頼みならぬ最後のロック頼みをする雑誌もあったので、遅かれ早かれいずれにせよ駄目だった。との話もある。

流石の超人にも救える雑誌とそうでない雑誌があるのだ。


さて、私はこの超人ロックの項目を書いたが、それによってWikiが消えて無くなる可能性は全く否定出来ない。
というか実際数年前に超人ロックの項目が建ったらラグナロクが起きた


くわばらくわばら……


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最終更新:2025年04月04日 15:33