リバプールFC

登録日:2011/03/26 (土) 18:59:29
更新日:2024/12/03 Tue 16:14:13
所要時間:約 7 分で読めます




シスターより命ずる………









全員……















整列ーー!!






ア  ー  メ  ン

































間違った

















リバプールFCとはイングランド、プレミアリーグに所属する欧州屈指の名門クラブである。


リーグ優勝 18回
リーグカップ 7回
FAカップ 7回
チャンピオンズリーグ 5回
UEFAカップ 5回
コミュニティーシールド 15回
カールス・バーグカップ 3回

と、イングランドを代表する名門クラブとして輝かしい成績を収めている。


そして同時に欧州屈指のネタクラブである。
迷走するフロント、毎度の謎補強、強豪には勝つのに格下に負ける不安定さ、各ポジションに受け継がれるネタキャラ
愛すべき要素がてんこ盛りのクラブなのだ。







ではそんなクラブに所属する、近年の主力達を紹介しよう。


スティーブン・ジェラード
ご存知、ミスターレッズ。
その能力から考えれば不釣り合いなキャリアを歩んでいるのだろうが、子供の頃からリバプール一筋の熱い男は、コップエンドのファンからカルト的な人気を誇る。
最近その功績を讃えて、本人そっくりな蝋人形が作られた。


ディルク・カイト
攻撃的なポジションをほぼ全てこなし、どこで使われようとシーズン平均二桁得点を約束する最強の便利屋。
前線から守備を頑張り、怪我にも強い。実質今のリバプールはこの人とスアレスのチーム。


グレン・ジョンソン
リーセ(笑)、トラオレ(笑)、デゲン(笑)、ドッセーナ(爆)と、数々のお笑いサイドバックを輩出してきたリバプールの系譜に連なるサイドバック。
便座をパクって逮捕、壁を殴って骨折など、過去にもやらかしてきてるが、最近は大人しい。


アンディ・キャロル
シアラー、バートンと続いたニューカッスルDQNの系譜を受け継ぐ長身変態DQN。ルイス・スアレスと共にこの冬に加入した。
故障明けで出遅れたが、持ち味の空中戦の強さとポストプレーは早速チームの武器になっている。


ルイス・スアレス
この冬にキャロルと共に加入したウルグアイ代表の超新星。
万能型のセカンドトップであらゆる局面を独力で打破する。
マンチェスターUとのイングランドダービーではカイトのハットトリックよりこの男の変態ドリブルが際立っていた。


リバプールがネタクラブ扱いされているのは、前途の理由に加えて、
  • 変な監督ばかり連れてくる
  • リーグ優勝から20年以上遠退いている
  • 数々のネタキャラを輩出している
  • そしてそのネタキャラをスタメンに揃えているのに強豪をぶちのめしたりたりビッグイヤーを獲得しちゃったりする


と、自ら体を張ってネタを振り撒きまくっていることが原因である。


今シーズンも昇格組のブラックプールに負けたのに、マンUやチェルシーには勝ってるのだ。きっとやれば出来る子なんだろう。


また、近年は特に補強面でのマイナスイメージが強い。
シャビ・アロンソ、ハビエル・マスチェラーノら主力を放出しても、その代わりに獲得した選手が見込み違いで、
結果、戦力がダウンしてしまうという悪循環を繰り返している。



そして遂にCL出場権を逃して迎えた10-11シーズン、ベニテスを解任し、ホジソンを新監督に迎え、ジェラードは言った。






こ こ に 復 権 を 誓 う


と。


シーズン前半、我々は期待した。主将のこの言葉に、今期加入した選手達に……

























見事に復権失敗だZE☆























相変わらず不安定な戦いぶり。ホジソンの謎采配が炸裂し、格下相手に負ける日々……
そして現在のチームの状況を見て、エースのトーなんとかさんは移籍を決意。が、これがターニングポイントとなった。

5000万ポンドという驚異のボッタクリ価格でトーなんとか師匠をチェルシーに売り付けると、前途の通りスアレスとキャロルを獲得。
彼らの加入を機に、遂に復権が始まった。

チームの状態はV字回復。マンUをぶちのめし、以後ようやく安定した成績を収めている。CL出場権は射程内にある。









近年のリバプールは04-05シーズンのベニテス招聘により現在のイメージがある。
ベニテスは多くのスペイン人選手の獲得をフロントに要請。
モリエンテス、ルイス・ガルシア、シャビ・アロンソ、レイナらがこの時に加入。
そして当時最強だったACミランを馬鹿試合で破り(後のイスタンブールの奇跡)、ビッグイヤーを手にした。
その結果、更なるスペイン化が進み、ご存知、トーなんとかさんを獲得。
リーグ戦、CLでは不安定な戦いながらも常に上位へ進出し、ヨーロッパの舞台で主役を演じた。





雲行きが怪しくなったのが09-10シーズン。シャビ・アロンソの移籍を機に、チームは迷走する。
CLでの予選敗退、台頭するマンチェスター・シティとトッテナムに競り負け、CL出場権を逃す。
そして今度はマスチェラーノをバルセロナへ放出すると、チームの威厳は完全に地に堕ちた。



現在はようやく立ち直りつつあるが、まだまだ彼らの復権は始まったばかりだ(09-10シーズン時点)。

以降、
09-10シーズン 7位
10-11シーズン 6位
11-12シーズン 8位
12-13シーズン 7位

と欧州屈指のネタチームっぷりを遺憾なく発揮していたリバプールFCだったが、
ブレンダンロジャース体制2年目となる13-14シーズン、何を血迷ったのかスアレス、スタリッジ、スターリングのFW陣が、
リバプール戦士の本来の使命である、観客からの「笑いを取る」という目的を忘れ「ゴールを取り」始め、34節という終盤で首位に立ってしまう。

しかし、さすがは観客にお笑いを提供し続ける愛すべき戦士たち。
36節2位チェルシーとの天王山でジェラード兄貴がやっちまう(^^;)
もはや「わざと?」というぐらいのタイミングの前半アディショナルタイム、
何でもない自陣での横パスを「まさか」のトラップミス&「ドリフでもここでコけるのはベタすぎんだろ!」と突っ込みたくなるほどのスリップ。
虎視眈々と狙っていたチェルシーのデンバ・バにボールをあっさり奪われ失点。
後半も絵に描いたようなカウンターを喰らいさらに一点を奪われ結局0-2で試合を落としてしまう。

試合後の会見で指揮官ブレンダンロジャースが放った一言は、おそらくプレミアリーグ史上長らく語り継がれる名言となるであろう。

「相手(チェルシー)は、自ゴール前にバスを2台駐めていた」

これを聞いたリバプールFC以外のファン、もしかするとリバプールFCファンですら思ったのではないであろうか。
「ピッチ上の人数は11対11。バスを何台駐めていようが、最終的に勝ったほうが強いのではないか?」と。

この敗戦で、本来の使命を思い出したのか、次節37節では格下であるクリスタルパレス相手に3-0リードから、79分からのわずか9分の間に3失点でドロー。
リバプールFCファン以外は思ったはずである「ごめんなさい、我々はリバプールFCを舐めてました。ネタのためにここまでやるのか・・・」と。

語り継がれるであろう伝説の13-14シーズンは、最終盤でマンチェスターシティに優勝をダチョウ倶楽部ばりに「どうぞどうぞ」と謙虚に手渡し、
2位フィニッシュで終えることとなった。

そしてCL出場権を得た14-15シーズン。
13-14トップスコアラーであるウルグアイ代表FWルイス・アルベルト・スアレスを、
「代表戦では大きなネタ*1を提供したにもかかわらず、チームでは思った通りにネタを提供していない」との大問題を理由として、
バルサへ「どうぞどうぞ」と売却。
代わりにネタ濃度の高いイタリア代表マリオ・バロテッリを獲得。
CLとリーグ戦の二足のわらじを履きこなせないまま、ネタチームの定位置である「EL圏に届くか届かないか」といった絶妙の順位で、
我々フットボールファンに安らぎを与えている。


2015年にかつてドルトムントを率いたクロップが就任するとそこからリバプールは強豪に上り詰める。エジプト代表モハメド・サラー、ブラジル代表ロベルト・フィルミーノ、セネガル代表サディオ・マネの3トップが得点を量産し,2019年にはUCL準決勝でバルセロナにカンプ・ノウで0対3で敗れたものの、ホームで4対0と大逆転で勝利し、決勝ではトッテナムを破り、優勝した。そして19-20シーズンではホームで負けなしという圧倒的な強さでプレミアリーグを制覇した。
日本代表の南野拓実が加入したことも話題になっている。

ここに追記、修正を誓う

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  • 追記、修正が必要な項目
  • セリエAからの補強はだめぽ
  • ハゲの溜まり場
最終更新:2024年12月03日 16:14

*1 14ブラジルW杯イタリア戦でのキエッリーニへの噛みつき