門番

登録日:2012/09/13(木) 23:13:20
更新日:2024/10/21 Mon 22:46:42
所要時間:約 3 分で読めます




門番とは、その名の通り門の脇に居て人の出入りを見張る人の事である。


マンガ等では警備員の役目も負うことがあり、しばし不審者と交戦することもある。
ゲームでは「昔は俺もお前の様な冒険者だったが、膝に矢を受けてしまってな・・・」と前職を語ったり、
また別の某ゲームでは「先生お疲れ様です! 本日も異常なしであります!」と声をかけてくれたりする。

兎に角、不審者が門の中に侵入するのを防ぐ立派な職業である。
と、思いきや……


やたらと死ぬ


やたらと死ぬのである。大事なことなので二回言いました。


この職業、マンガ等の二次元作品ではかなり扱いが悪い。


不審者が主人公の敵だった場合はほぼ100%SATUGAIされる。
逆に門番が悪役側だった時にも主人公達にSATSUGAI、良くて気絶させられる。
最悪、一言セリフを言った後にコマが移ると、血を流して死んでいるなんてことも…


〇〇〇年間一度も破られてない~なんてくだりは通用しない。


また、敵が門番だった場合、気絶させられるか主人公サイドの噛ませ犬にされ、あっさり突破される。

しかし、もし生き残っても安心してはいけない。
あろうことか潔く負けを認めて主人公の為に門を開けようものなら、


「門番は門開けるためにいてんのとちゃうやろ」
「門番が“負ける”ゆうのは…“死ぬ”ゆう意味やぞ」


と、腕をSETUDANされる事も。
まあ、防衛のためにいるのに不審者を通そうとする時点で役目を放棄したことになるのだからそりゃそうなのだが……。

今まで、

「はて、この世の中には門は破られるためにあるという決まりでもあるのだろうか?」

と、いうくらい酷い目に遭っている門番達だが、そんな彼らもいつか、不審者に勝てる日も来るだろう……たぶん。


とは言え門番が強すぎたり、侵入がバレたり時間が取られるなどの理由から、
裏口侵入や囮を使ったりして正面から戦わないことも結構あったりする。



ONE PIECE』では一度破られるも門番が雇い主に騙されていた事を知り、門番が主人公サイドに加入した事がある。



◆別の意味の『門番』


漫画、アニメ界隈における門番は上記のような存在だが。
日本のサッカー界においてはまったく別の意味として使われる。

実際にどういう意味で使われるかというと。

日本フットボールリーグ (JFL) において毎年安定して上位をうかがう実力を持ち
かつ日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)への参入を目指していないアマチュアのクラブやチームを指す通称
として使われているのである。

日本プロサッカーリーグ『Jリーグ』へ参入する為には
JFLのリーグ戦において年間順位2位以内*1
という成績をおさめることがJリーグへの参入要件の一つとなっている。

しかし、JFLには例え毎年好成績を残しながらも
様々な理由でJリーグへの参入意思がないチームが幾つか存在する。
彼らの存在により実質毎年の参入枠が狭まる事態が起きる。
このようなチームがJへの門番と呼ばれる。

よく例に挙げられるチームは「Honda FC」「ソニー仙台FC」「SAGAWA SHIGA FC」等がある。
これらチームはアマチュアにしてJクラブに匹敵する力を持つ為。
Jリーグ参入を目指すチームにとって大きな壁となる。


漫画『ワールドトリガー』においてはこちらの意味の門番が登場。
簡単に説明すると、主人公のチームはB級からA級への昇格を目指しており、その前段階としてB級の上位2チームに入る必要があるのだが、
今現在B級上位の2チームがどちらも懲罰降格で落ちてきたチームのため段違いに強く、門番と呼ばれているのである。
B級1位チームのリーダーは作中屈指の実力者であり、かつてはA級の選抜チームにも選ばれたほどの人物。
また2位チームのリーダーも「上に上がることに興味はないが、俺らより弱い奴を上に行かせる気もねえ」として主人公たちの前に立ちふさがる。



「アニヲタだぁ? しらねぇな」

「言っとくが、この門から先は今まで一度も追記・修正されてないんだぜ?」

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最終更新:2024年10月21日 22:46

*1 2006年までと2023年から。その間は4位以内が条件