クロスベル警察
フラン・シーカー
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- 警察本部の受付でオペレーターをしている女性。ノエルの妹。
- アウトドア・スポーツ系の趣味が目立つ姉とは対照的に、可愛いものをこよなく愛するタイプ。しきりに姉に可愛い物を勧めたがる。
- 結構なお姉ちゃんっ子。ノエルが特務支援課に出向したこともあって、今作はそれがかなり前面に出ている。
- その割にはノエルとロイドがいい雰囲気になっても咎める様子はないどころか、恋愛に臆病な姉を後押ししたりする。普通のシスコンとは違うようである。
- ロイドは「ギリギリ及第点」らしい。
- オペレーターとしての資質はかなりのもの。終盤で活動の場が大きく変わった際にも難なくこなしてみせるほど。
- 前作から声を聞ける機会がかなり多かったキャラクターでもある(支援要請の報告時にフルボイス)
- 進行状況にあわせて一時的に報告時の声が聴けなくなる。
- 入院中に見舞いに行くと普段は結っている髪をおろしている姿を見られる。
- 警備隊員であった父親が事故で亡くなったときは6歳と幼かったことから、姉と違ってあまり憶えていない。
セルゲイ・ロウ
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- 特務支援課の課長。放任主義は相変わらず。
- 警察での階級は警部。捜査官資格を持つ。
- ダドリーとは対照的に、周囲の人達からファーストネームで呼ばれる(キーアは「かちょー」と呼ぶ)
- かつては「搦め手のセルゲイ」なる渾名で呼ばれていたこともあったとか。
- 特務支援課の創設者。創設の複雑なやりとりからか前作ではピエール副局長から疫病神扱いされていた。
- とはいえ警察内では彼の手腕への評価は高いようで、重要な会議には毎回出席している模様。
- 今作では前作の終章のような目立った活躍の場は少ないが、それでも要所要所で支援課をバックアップする立ち回りぶりは流石の一言。
- 愛用武器はショットガン。今作での出番は少ないが、終盤のイベントシーンで披露してくれる。
- 愛煙家なのか、口に煙草をくわえていることが多い。
- 実はバツイチであったことが今作で判明する。
- 元妻はソーニャ司令。離婚した詳細な理由は不明。
- ソーニャの昇進とセルゲイの左遷が重なったことが原因の一つとダグラスの口から語られている。
- 左遷同然で飛ばされた警察学校では、車両運転の教官を務めていた。
- ただし本人は「兼任」と言っていたので、他の座学もしくは実践科目も担当していたと考えられる。
ガイ・バニングス
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- ロイドの亡き兄で、セシルの元婚約者。
- クロスベル警察の捜査一課に所属する優秀な捜査官であったが、3年前に殉職。
- ロイドやセシルなど近しい者のみならず、周囲の同僚から友人に至るまで多くの人間に多大な影響を与えるほどの印象の強い人間であった。
- まだ子供の時に両親を飛行船事故で亡くしたが、近隣の助けがあったとはいえ10歳近くも年齢の離れた幼い弟を男手ひとつで育て上げたのは立派。
- ロイドはそんな兄を凄い男だったと尊敬しており、兄には一生頭が上がらないとも述べている。
- 捜査官としては自らの「直感」に頼って足で捜査するタイプであったようだ。
- こと推理を含めた理詰めで考える点に関しては、ロイドは兄以上という評価。
- 捜査官としての個々の能力においては周囲の同僚や上司を越えるものはなかったそうだが、ただ一点「諦めない」という事がずば抜けていたと称されている。
- アリオスとの戦闘能力の差を「気迫」という一点のみで埋めたことを考えると、その意思の強さは並ではなかったようだ。
- 殉職する直前、単独捜査でD∴G教団はおろか今作の事件の黒幕に迫るところまで調査を進めていた。
- 自身が亡くなる事になった三年前の雨の日にアリオスと死闘を演じつつも、最後には力ではなく対話で落としどころを探ろうとした辺り、人をたらしこむのはバニングスの血筋の特徴か。
- 得物はロイドと同様のトンファー。
- 終章、とあるイベントで彼の愛用していたこのトンファーがロイドの手に渡ることになる。
- ロイド曰く、彼の自室には大きなサンドバッグが置かれていたらしい。
- 破天荒な性格なだけでなく、かなりの酒豪でもあった模様。
- ルバーチェ若頭時代のガルシアを酒に誘ったことがある。
- 「少なくとも酒の強さで言ったら、ガイと私はおまえ達(ロイドとランディ)よりはるかに強い」とはダドリーの弁。
ピエール副局長
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- クロスベル警察の副署長
- 前作ではただの嫌味な人物でロイド達を含む警察内部の人間からの評判も芳しくなかったが、今作では隠し支援要請中の現場に乗り込んだり終章の戒厳令について大統領のもとまで抗議しに行くなど、ここぞという時には意外と度胸がある人物であることがわかった。
- 終章では特務支援課のメンバーを気遣うシーンなども見られる。
- 神経質な言動が目立ちセルゲイに「キツネ」と揶揄される小心者だが、クロスベルを守る警察官としての誇りは忘れていない。
- 前作で解任された前警察署長や前警備隊司令官のような職権濫用・汚職・贈収賄に縁が無かった点でも窺い知れる。
- かなりの恐妻家。妻の名はマーガレット。
- 前作のグノーシス事件で解任された警察署長の後釜を虎視眈々と狙っていたが、署長の座を射止めたのは自分の後輩。この経緯から、ますます妻から白い目で見られることに…。
- 結婚指輪には紅耀石があしらわれている。
コッペ
[部分編集]
- 特務支援課入居前から支援課のビルに住み着いている猫。
- 天気の良い日は大抵支援課ビルの屋上で陽なたぼっこをしているが、そうでない時はキッチンで寛いでいる。
- ツァイトとも仲良し。
- ロイド達特務支援課のことは同居人だと思っている。
- ドット絵は小さい割りにどんな大物でもくわえたまま軽快に飛び去っていく。
- 食材からマスタークオーツまでなんでも揃える、脅威の調達力を持つ。
クロスベル警備隊
ソーニャ・ベルツ
[部分編集]
- クロスベル警備隊司令を務める女傑。
- 評判が最悪だった前司令がヨアヒムの起こした《グノーシス事件》で解任され、代わりに当時副司令として警備隊を纏めていた彼女が昇進した。
- この昇進に伴い、タングラム門からベルガード門へ配置替えとなった。
- 警備隊隊員達は「格段に働きやすくなった」と、ソーニャの昇進を喜んでいる。
- 非常に冷静かつ合理的な性格で、勘も鋭い。
- ただしランディ曰く「美人だが怒るとメチャクチャ怖い」
- 前作での階級は二佐(軍隊では中佐に相当)
- ちなみに、セルゲイ課長は元夫。離婚に至った理由は不明。
ダグラス副司令
[部分編集]
- 警備隊司令に昇進したソーニャに代わり、警備隊副司令に就任した男性。
- 前司令に嫌われ警察学校に左遷されていたが、前司令の解任と新司令になったソーニャの要請により警備隊へ復帰した。
- セルゲイとソーニャの後輩で、二人が結婚した時の仲人でもあった。
- 前司令に嫌われ警察学校に左遷されていたが、前司令の解任と新司令になったソーニャの要請により警備隊へ復帰した。
- ベルガード門に配置転換されたソーニャに代わり、タングラム門に詰めている。
- 戦闘については警備隊一とも言われる腕前。スタンハルバードを自在に振るい、様々な戦技を使用する。
- ロイドにとっては警察学校時代の教官で、警備隊在籍時のランディにとってはスタンハルバードの師にあたる。
- 『鬼』や『迅雷』といった渾名をもつ。
- ガガーブトリロジー「朱紅い雫」に登場するダグラスのファンサービスを兼ねたスターシステムっぽい。もっとも、性格や立ち位置は随分違うが。
ミレイユ准尉
[部分編集]
- ベルガード門に勤める女性警備隊員。ランディの元同僚。本編開始当初は准尉の階級にあるが、今作中で三尉(軍隊では少尉に当たる)に昇進している。
- 前作では無能な司令に振り回されながらも、ベルガード門の隊員達を纏めてきた苦労人。同僚からの信頼も厚く「准尉がいなければとっくに崩壊している」と言われるほど。
- ベルガード門では男勢を抑えて1、2位を争う武闘派。
- 前作では無能な司令に振り回されながらも、ベルガード門の隊員達を纏めてきた苦労人。同僚からの信頼も厚く「准尉がいなければとっくに崩壊している」と言われるほど。
- ドラマCDで声がついたり、今作ではメインシナリオの要所に顔を出すなどかなり位置づけがランクアップしている。
- 顔グラが追加された出世組の一人であるが、発売前に出た特別小説で挿絵がついたことからファンにはこの事態は想定内だったと思われる。
- 今作ではグノーシスで操られた警備隊員達のリハビリ訓練の指揮や、クロスベル独立国の体制に逸早く反対し同じく反対派の警備隊員達を率いてレジスタンス活動をするなど、抜群の行動力と優れた統率力を発揮している。
- テンプレ的なツンデレキャラその2。ランディとのやり取りは微笑ましいものが多い(エリィも「微笑ましいわね」との感想を述べるほど)。
- インターミッションでのランディの占いの内容によると相思相愛の可能性が高いが、お互いの性格上、落ち着くところに落ち着くにはもうちょっと時間が必要そうだ。
- 初めてランディからプレゼントされたブローチは大切にしまっているらしい。
クロスベルの人々
セシル・ノイエス
[部分編集]
- 聖ウルスラ医科大学に勤める看護主任。ロイドの幼馴染であり、ガイ・バニングスの婚約者でもあった。
- バニングス兄弟とは家族ぐるみでの付き合いがあった。
- ロイドのことは本当の弟のように常に気にかけている。
- やや天然なところがあり、特にロイドが連れてくる人は男女問わずロイドの恋人だと勘違いする悪癖がある。
- イリアとは親友同士の間柄。おっさん顔負けのイリアを軽くかわす気質は長い付き合いゆえか。
- ツァイトとのやりとりを見る限り、聖女ウルスラの末裔かと思われる。
- メルカバに乗れるようになってからアルモリカ村にいく際に病院に戻って会話するとツァイトが断言?する。
- 物語においてウルスラは最後に死亡していたが、実際は助かって騎士と結婚したとのこと。
イリア・プラティエ
[部分編集]
- 劇団アルカンシェルのトップスター。国際的な知名度が高く、《炎の舞姫》の渾名を持つ。
- アーティストとしてのこだわりは並ではなく、入団したきっかけも「私ならもっとすごい舞台に出来る」と思ったからだとか。
- 舞台の為であれば、脚本はもちろん団員へのマッサージまで幅広い分野で習得している。
- 私生活のだらしなさは、彼女の部屋に現れている。詳細は前作にて。
- 可愛い子に目がなく、リーシャ、シュリは彼女の忍び寄る魔手の危険に常日頃から晒されている。
- シュリとの関係は師弟であり、母子のようでもある。
- 舞台関連以外のことには酷く無頓着で、自分に大怪我を負わせた相手についても『どうでもいい』の一言で済ませてしまう。
- リーシャ曰く、せいぜい頬を叩かれるくらい。
- 今作の第4章でシャーリィが切断した舞台シャンデリアからシュリを庇って下敷きになり、一時は再起不能かと思われる重傷を負ってしまう。
- それでも舞台への愛は尋常ではなく、たとえ時間をかけても復帰をする意欲の強さを垣間見せた。
- EDでは見事に舞台復帰し、リーシャやシュリと一緒にステージに立つ場面が見られる。
シュリ・アトレイド
[部分編集]
- 今作からの顔グラが付いた出世組サブキャラクターの一人。絆イベントまで追加されるとは誰が予想しただろうか。
- 元はスラム出身の少女だったが、前作のとある出来事をきっかけにイリアにその才能を見出され、劇団の下働きを経て見習いアーティストとして入団した。
- 入団後はイリアのアパートで共同生活を送っている。
- イリアのオヤジ顔負けのセクハラ言動には呆れ気味だが、自分を見出してくれた彼女には並々ならぬ恩義を感じている。
- 一人称が『俺』でボーイッシュな服装や体型から、初登場時には男の子と間違えられていた。そのせいで災難にあう。
- 上記のとある出来事を体験した前作データを引き継いでいると、ロイドは彼女へのラッキースケベを再び非難される。
- 第2章でのイリアの談によれば「意外と将来有望」らしい。
- ダドリーと良い勝負とまではいかないものの、かなりのツンデレぶりを発揮。
- 今作では、《塩の杭》によって壊滅的な被害を受けたノーザンブリア自治州の出身であることが明らかになった。
ヴァルド・ヴァレス
[部分編集]
- 旧市街を二分する不良グループ「サーベルバイパー」のヘッド。
- 自称「鬼砕き」のヴァルド。
- 武器は鎖を巻きつけた木刀。大柄な体格の見た目通り非常にタフである。
- 前作では凶暴な一面を見せつつも、面倒見の良い性格を見せていた。今作では、ワジが警察に入った事、そして一対一の決闘に圧倒的な差で敗北したことをきっかけに豹変。徐々におかしくなっていく。
- ワジとの勝負に敗れた後は、飲んだくれるなど荒みきっていたが、マリアベルから《グノーシス》を渡されそれを服用したことで魔人化。《グノーシス》のデータを取るためのモルモットであることを知りつつも、ワジとの決着を付けるために計画に加担した。
- 魔人化した後は、大陸横断鉄道を力任せに脱線させ、《赤い星座》のクロスベル襲撃の際は旧市街を破壊し、サーベルバイパーのメンバーを病院送りにするなどしている。
- 《紅の
叡智 》ではなく《蒼の叡智 》で魔人化したのは、《グノーシス》との相性が良いかららしい。現に《グノーシス》を服用した状態でも、ヨアヒムやアーネストのように暴走しておらず正気を保っている。- 相性が良いのではなく、グノーシスで得られるような力を制御する才能があるため。
- 《紅の
- ただ、後に自らが破壊した旧市街の惨状やディーノを前にしての反応から、後悔している節は見受けられる。また、零の至宝となったキーアの事は気にかけていた模様。
- 曰く、自分の欲望に正直に突き進むマリアベルは嫌いではないとのこと。
- 事件後《グノーシス》の後遺症が抜けず、ワジ達に連れられてアルテリア法国へ行くことになる。
- その後は、真紅の騎士装束姿を見せたことから、星杯騎士団に所属したと推測されている。
- 不良グループのヘッドから巨大組織の一員の流れは、空の軌跡のアガットにも見られた流れである。
- その後は、真紅の騎士装束姿を見せたことから、星杯騎士団に所属したと推測されている。
シズク・マクレイン
[部分編集]
- アリオスの娘。前作の時点で9歳。
- 5年前に起こった中央広場の運搬車爆発事故に巻き込まれて失明し、聖ウルスラ医科大学に入院している。
- この事故の際に母親のサヤを失っている。
- セイランド教授による術式と手術で目が見えるようになるかと思われたが、光を感じられる程度にしか回復しなかった。
- 終章にて、覚醒したキーアの力により視力が戻った。
- その後、父親がガイ殺害に関係している事を知り、涙ながらにロイドに謝罪した。
- 長い間盲目であったせいか、幼いながらも他人の心の機微に聡く、父や親友のキーアの心情や立場を察する鋭い洞察力と優しさを持ち合わせている。
ジャーナリスト
グレイス・リン
[部分編集]
- クロスベルタイムズの女性記者。
- 特務支援課設立当初は厳しい意見が多かったが、様々な事件を経た現在ではかなり好意的に彼らの活動を見守っている。
- 駆け出し記者だった当時にガイと面識を持ち、特務支援課が彼の意思を継いで設立されたという経緯も知っている。彼女なりに思い入れがあるのはこの為。
- 記者になった理由はゴシップが好きだったから。その一方で、権力や暴力の理不尽には屈さない信念を持つ。
- 今作第4章や終章では、彼女なりのジャーナリズムに対する思いが明らかになる。
- 普段の取材態度は図々しいくらいだが、物事を弁えてもいるので約束は守る人。
レインズ
[部分編集]
- クロスベルタイムズの新米記者。
- グレイスと一緒に行動しカメラマンを担当していることが多い。
- 実はリシャール元大佐が設立したR&Aリサーチ社の社員で、クロスベルを長期内偵中。
- 空の軌跡3rdにて、名前だけは登場している。興味のある人は探してみよう。
ニールセン
[部分編集]
- 本名、マルセル・ニールセン。
- 元クロスベルタイムズの記者で盲目のジャーナリスト。
- クロスベルタイムズのフューリッツァ賞受賞は、彼の在籍時代の取材による物。
- ガイとは旧知、存命時代にはしばしば事件についての情報交換を行っていたようだ。
- ガイの殺害事件から今作中で起きた事件まで、かなりの核心まで行き着いている。
- 恐ろしいまでの情報収集力・推理力である。
- 今作では隠しクエスト内で度々、ロイドの推理を手助けする働きを見せる。
- 実は空の軌跡3rdでも登場しており、序盤のルシタニア号ととある扉クエスト中で見ることができる。
- モブキャラの一人として登場しているせいか、グラフィックが今作とは異なる。
エスプタイン財団関係者
ヨナ・セイクリッド
[部分編集]
- エプスタイン財団で英才教育を受けていたSE。ハッキングは趣味。
- 前作ではとある事情でエプスタイン財団を出奔し、ジオフロントB区画にある端末で情報屋を営んでいた。今作ではティオと共にエプスタイン財団に帰っている。
- 天才と呼ばれ英才教育を受けていただけあって、SEとしての能力はとても高いが、詰めが甘いのが欠点。ティオにもその点を突かれ、いい様にあしらわれる事が多い。
- 今作では、前作でベースとして使っていた端末をカンパネルラに勝手に使われた上に爆破されてしまう。
- カンパネルラ曰く、旧式にしては使いやすい端末だったらしい。
- 今作終章では、それまでの汚名返上とばかりの活躍を見せてくれる。
黒幕
ディーター・クロイス
[部分編集]
- マリアベル・クロイスの父親でIBC総裁を務めていた人物。
- エリィの父親であるライアンの古い友人でもあり、エリィからは「おじさま」と呼ばれている。
- 前作のラストで政界進出を宣言し、本作ではクロスベル自治州の市長に就任している。
- 以前から「正義」にこだわりを見せており、大国の圧力ゆえにそれが叶わない世界とクロスベルの現状に強い憤りを抱いてきた。
- ロイドたちとオルキスタワー屋上で対峙した際には、争いばかりしている国家など必要ない、自由な市場さえあればいいという、リバタリアニズム的な政治思想を吐露している。
- 謀略によって市民の2大国への敵対心を煽り、独立宣言を経て大統領へ就任する。
- 教団事件も含めて、自身が大統領になるまでのシナリオを描き実行したが、そこまでの行動も含めて、アドバイザーのイアンの手の内だった。
- 空の女神から賜わった七の至宝がひとつ《
幻の至宝 》の管理者であり、失われた至宝の再現を試みた錬金術士達の中心でもあったクロイス家の末裔。- しかし元々「《幻の至宝》を再現する」というクロイス家の悲願にはさほど興味がなかったようで、そちらは娘のマリアベルに任せきりだった。
- 《零の至宝》に対しても、あくまで『自分の理想・正義を執行するための手段』として捉えている。
- クロイス家の末裔ならではの嗜みとして最低限の錬金術も扱えるが、マリアベルほど詳しくない模様。
- しかし元々「《幻の至宝》を再現する」というクロイス家の悲願にはさほど興味がなかったようで、そちらは娘のマリアベルに任せきりだった。
- キリカ曰く「パフォーマンスは超一流だが、根は銀行家」。やはり本分は企業家であり、政治家としての手腕は疑問視されている。イアンからも「夢想家すぎるのが政治家としては致命的な欠点」と指摘された。
- 強い信念を持ち、それに基いて策を巡らせ力を求めた、という点では空の軌跡のリシャール大佐に通じる人物。
- しかし、実際に力を手に入れた途端、それまでの鷹揚な態度が消え失せて傲慢さがあらわとなり、ロイドたちの抵抗に強い苛立ちを見せるようになったり、挙句の果てに娘や協力者と思っていた相手から切り捨てられてしまったりと、その印象・結末は随分異なる。
- 終章でロイド達との戦闘に敗れた後はオルキスタワーの一室で軟禁状態に置かれ、EDでクロスベル警察に逮捕された。
マリアベル・クロイス
[部分編集]
- エリィの親友で、クロスベル現市長でありIBC総裁でもあるディーター・クロイスの娘。エリィからは「ベル」の愛称で呼ばれる。
- ミシュラムの開発事業の他、導力ネットの技術部門の統括といったIBCの重役も兼ね、ディーターが市長になってからはIBC総裁代行も務める。
- エリィのことを大変気に入っており、彼女に近づく男性には非常に厳しい。
- 特にエリィと一番親しいロイドのことを半ば目の仇にしている。ロイドの首根っこを掴んで軽々と持ち上げて見せるなど、身体能力も相当なもの。
- 《
幻の至宝 》の再現を試みたクロイス家の末裔で、《碧き零の計画》を主導する黒幕の一人。- 父であるディーターとは異なり、クロイス家の錬金術の知識・技を強く受け継いでいる。
- 守護騎士であるワジから最高位の
魔導師 と認定されている。
- 守護騎士であるワジから最高位の
- 数々のS言動や露出度の高い衣装など、見事な『悪の女幹部』っぷりを披露した。
- 父であるディーターとは異なり、クロイス家の錬金術の知識・技を強く受け継いでいる。
- 彼女の行動原理は至って単純で、『自分がやりたいことをやる快楽主義者』。目的を達成する為ならあらゆる手段を用い、例え一人になってでもやり遂げようとする強い心を持つ。
- 父親であるディーターや協力者であるイアン弁護士を容赦なく切り捨てたりはするものの、一方では彼らに甘さを見せるため、「どこか憎みきれない」と逃げられた後にランディが言っているが、間違いなく極悪人。
- 結社の《盟主》に使徒として招聘されていたらしく、《零の至宝》の異変の後はクロスベルから去り、シャーリィと共に結社入りした模様。
- 2周目以降はイベントでの音声追加・顔グラフィックの差し替えなど、演出が変化するところがある。注意してみよう。
イアン・グリムウッド
[部分編集]
- クロスベル市の西通りで法律事務所を営んでいる弁護士。「熊ヒゲ先生」の愛称で知られている。
- 幅広い範囲で仕事を請け負っていたため交友関係も広く、企業関係者はもとより行政・警察関係者やロイドたちも相談を持ちかけていたりした。
- 故にクロスベルのみならず国際事情に幅広く精通し、ガイ達が参加したD∴G教団殲滅作戦や今作のゼムリア通商会議のスーパーバイザーも務めている。
- 15年前に就航したばかりの飛行船事故で、妻と二人の子供を亡くす(その際にガイとロイドの両親も死亡している)
- 帝国・共和国の諜報活動の影響による事故と考えられる。
- ガイの殺害実行犯であると同時に、マリアベルに依頼され《碧き零の計画》のプランナーを主導した黒幕の一人。
- 軌跡シリーズにおける「眼鏡をかけた良い人は信用してはならない」の前例に漏れなかった人。
- だが事務所の助手として引き取ったピート少年の将来を案じる置き手紙を残したり、ロイド達の説得で己の非を認めあっさりと身を引く辺り、根っからの悪人にはなりきれなかったようだ。
- 計画の存在がガイや他国の諜報員に知られていても、異能など一切無しで自身が黒幕である事をほとんど悟らせなかったことを考えると、相当優秀な人物であることが判る。
- 軌跡シリーズにおける「眼鏡をかけた良い人は信用してはならない」の前例に漏れなかった人。
- ロイドに時空改変に関して指摘(過ちを無かったことにするのは尊厳を犯すこと)され考えを改め(おそらくピート少年のお陰である程度は吹っ切れていた為)、計画を降りることをマリアベルに告げる。しかしその直後マリアベルに用済みと判断され始末されることとなる。
- 攻撃され意識を失う間際にガイを手に掛けたことをロイドに詫びたが当のマリアベルに殺意は無く、致命傷を免れ生還する。
- すべてが終わった後はロイド達に大樹から救出され、後日改めてクロスベル警察に逮捕されたものと思われる。
猟兵団《赤い星座》
シグムント・オルランド
[部分編集]
- 猟兵団《赤い星座》の副団長。《
赤の戦鬼 》の渾名で知られる。- 武器は双戦斧。
- 今は亡き《闘神》バルデル・オルランドの弟で、ランディにの叔父にあたる人物。
- 《赤い星座》の部隊長であるシャーリィ・オルランドは彼の娘。
- シャーリィは彼をパパと呼ぶ一方で、ランディは彼を叔父貴(おじを敬い、また親しんで言う称)と呼ぶ。
- 最強クラスの猟兵である《闘神》や《猟兵王》に並ぶと称される戦闘力を持ち、アリオスを以てしても勝てるかは判らないと言わせるほどの実力者。
- 最強クラスの猟兵という肩書きに嘘偽りは無く、実際の戦闘でも凄まじい戦闘力を見せる。
- 甥にして《闘神の息子》でもあるランディを次代の《闘神》に迎える考えは捨てていない模様。
- 激傲するランディに対して、戦鬼たる自分やシャーリィには《闘神》を継ぐ器には無いと述べている。
シャーリィ・オルランド
[部分編集]
- 猟兵団《赤い星座》の副団長シグムントの娘で、ランディの従妹にあたる少女。
- 《赤い星座》の部隊長を務めるが、大抵の団員からは隊長ではなく「お嬢」と呼ばれている。
- 《
血染めの シャーリィ》の渾名で知られ、父親同様の化物染みた戦闘力を持つ。 - 武器は火炎放射器とチェーンソー付きの特殊ライフル《テスタ=ロッサ》。扱い方はランディから教わっていた時期があった模様。
- ただしランディの評価は「あれは小娘ごときが使いこなせる代物じゃない」。だからこそ二年ぶりに再会したシャーリィの見事な使いこなしぶりには舌を巻く思いだったようだ。
- ちなみに前作零の軌跡におけるランディの最強武器の名前は《テスタロッサ》(親方が造ったと言われる武器?)である。《テスタロッサ》(Testarossa)はイタリア語で『赤い頭』を意味し、彼女やランディの特徴をよく表わした名前と言える。
- 《
- 奔放な猫気質(ただしきわめて物騒)で一見すると無邪気な少女
- ただしランディが揶揄する『人喰い虎』が彼女の本性であり、ひとたび敵対視した相手には容赦しない。
- 支援課と出会った当初、ロイドの耳朶を軽く噛んだりエリィの背後に回って胸を揉んだりと、人目を気にしない行動を取ることもしばしば。
- ランディと同様、初めての実戦参加は9歳。物心付いたときから戦場の中におり、猟兵達に囲まれて生きてきた。
- 故に『戦争・殺し合い』に歓びを見出しており、似た境遇で育ったリーシャからは『自分の可能性』とも。
- 全力で殺し合いをする相手としてリーシャに目をつけ、彼女を焚きつけるためにイリアにあわや再起不能かという大怪我を負わせた。
- が、アルカンシェルという新たな光を見出したリーシャに諭された挙げ句返り討ちに遭う。
- 父親に従ってマリアベルの計画に荷担してはいたが、キーアのことは気に掛けていた。
- エンディングを見る限り《零の至宝》の異変の後は、マリアベルの誘いを引き受けて彼女と共に結社入りしたと思われる。
バルデル・オルランド
[部分編集]
- ゼムリア大陸西部最強の猟兵団《赤い星座》を率いる団長で、ランディの父親。《闘神》の渾名で知られる。
- 同じく最強の猟兵団の一つで宿敵でもある《西風の旅団》の団長《猟兵王》との一騎打ちで相討ちとなり死亡している。
- ランディは父親をあまり好きではなかったようだが、叔父シグムント曰く「口には出さなかったが団を抜けたランディのことを心配していた」との事。
マフィア
ツァオ・リー
[部分編集]
- 共和国の東方人街に君臨する巨大犯罪組織《
黒月 》の幹部で、クロスベルの組織を統括している青年。いちおう表の顔は「黒月貿易公司」の支社長。- 《白蘭竜》の渾名で知られている。
- あまりに有能すぎて長老達からは疎まれている。
- 前作では頭脳派の切れ者とされながら武術の腕も優れていることが示唆されていたが、本作ではその一端を披露した。
- 本人曰く「特務支援課のファン」であり、特にロイドを高く買っている。
- 終盤でリーシャを引きぬかれた際に彼を黒月に勧誘していたが、割と本気だと思われる。
ガルシア・ロッシ
[部分編集]
- 前作で壊滅したマフィア組織《ルバーチェ商会》の幹部だが、現在はクロスベル警察学校併設の拘置所に収監されている
- 元は猟兵団《西風の旅団》の部隊長で、マルコーニによってルバーチェに引き抜かれた経緯を持つ。
- 軍隊格闘術のエキスパートで、猟兵時代は《キリングベア》の異名で恐れられていた。
- ランディが元猟兵で《闘神の息子》であることを知っていた人物。
- 前作の教団事件では、最後まで《グノーシス》の使用を反対していたが、ヨアヒムによって《グノーシス》を直接投与され操られてしまった。
- 太陽の砦の地下にある教団ロッジで戦うことになり、戦闘後は暴走し魔人化する寸前だったが、ランディの呼びかけによって正気を取り戻しそのまま気絶、後に逮捕されている。
- 今作では、マルコーニ元会長や手下達と共に、警察学校に併設されている拘置所に入れられている。
- 物語終盤に一時的ではあるが、旧敵であるロイドと共闘することになる。
- マルコーニ元会長のことは、「自分にルバーチェという居心地の良い場所を与えてくれた恩人」であると語っている。