「またちいこいいわれたのじゃ。こなたは大人なのじゃ、ちいこいいうななのじゃ。それにかわいいってなんじゃ馬鹿にしておらんか」
「ソウレイさん、なれてください。お姉さんみたいにいかしてくださいかわいいんですから」
「そうじゃよ。かわいいは正義じゃ。ソウレイはかわいいのじゃ」
外交帰りのソウレイが愚痴れば使用人のクロークスと、姉のスィニエークがかわいいで責め立ててくる。
使用人がこの態度はどうなのかという気もするが、年の功と幼少期より担当していたことが影響していた。
「ソウレイさん、なれてください。お姉さんみたいにいかしてくださいかわいいんですから」
「そうじゃよ。かわいいは正義じゃ。ソウレイはかわいいのじゃ」
外交帰りのソウレイが愚痴れば使用人のクロークスと、姉のスィニエークがかわいいで責め立ててくる。
使用人がこの態度はどうなのかという気もするが、年の功と幼少期より担当していたことが影響していた。
「だから姉上もそちもこなたがいやなのわかっとるじゃろ。わざとやっとらんか」
「わらわもソウレイもかわいいのじゃ。そしてかわいいはわらわたちにパシロフスクにあまくなるのじゃ。つまりじゃなかわいいはパシロフスクに有益をもたらすのじゃソウレイよ。かわいいは活かさなくては損なのじゃ」
わしゃわしゃと抱きついてくる姉のスィニエーク。
「そうですよかわいいはパシロフスクのためなんです、ここはお姉さんのいうとおりですよ。」
止めにも入らずむしろ同意するクロークス。
「だから姉上いやなのわかっとるじゃろ。はなすのじゃ」
「いやなのじゃ外交しなくてはならぬ場所が多すぎてソウレイと居られる時間が減っておるのじゃ、ソウレイと二人での外交任務などここのところほとんどあらぬ!」
「わらわもソウレイもかわいいのじゃ。そしてかわいいはわらわたちにパシロフスクにあまくなるのじゃ。つまりじゃなかわいいはパシロフスクに有益をもたらすのじゃソウレイよ。かわいいは活かさなくては損なのじゃ」
わしゃわしゃと抱きついてくる姉のスィニエーク。
「そうですよかわいいはパシロフスクのためなんです、ここはお姉さんのいうとおりですよ。」
止めにも入らずむしろ同意するクロークス。
「だから姉上いやなのわかっとるじゃろ。はなすのじゃ」
「いやなのじゃ外交しなくてはならぬ場所が多すぎてソウレイと居られる時間が減っておるのじゃ、ソウレイと二人での外交任務などここのところほとんどあらぬ!」
外交官はそこそこにはいるわけだが、宮廷顧問官の外交官ともなるとかなり少ない。
そして世界は目まぐるしく変わっている。
特に変化が大きいのは魔王テルミドール。
そして変化の影響はパシロフスクも受け、外交官の仕事は日々増えていた。
そのため二人とも同じ場所へ出向く機会はかなり減っていた。
そして世界は目まぐるしく変わっている。
特に変化が大きいのは魔王テルミドール。
そして変化の影響はパシロフスクも受け、外交官の仕事は日々増えていた。
そのため二人とも同じ場所へ出向く機会はかなり減っていた。
その結果のスィニエークによるわちゃわちゃタイムであり、スィニエーク曰く、ソウレイ分補給というこなたにとっては疲れの増す時間に突入するのだった。
「せめて飲み物くらいは飲ませるのじゃ姉上」という悲鳴が屋敷中に響き渡り、またやってるとばかりに仲睦まじい様子に「うふふ」と笑う使用人達がいたとかいないとか。
「せめて飲み物くらいは飲ませるのじゃ姉上」という悲鳴が屋敷中に響き渡り、またやってるとばかりに仲睦まじい様子に「うふふ」と笑う使用人達がいたとかいないとか。