v9 Crash
v9 Crashは、Roland TR-909のクラッシュシンバル(Crash Cymbal)にインスパイアされたドラムシンセサイザーで、v9ファミリーの一部としてBitwig Studio 5.3で導入されました。
909の伝統的なサウンドを現代的に再解釈し、多彩なパラメータで音作りが可能です。
概要
v9 Crashの特徴
- サウンドの傾向と用途
- 909の特徴的なメタリックで明瞭なクラッシュシンバルサウンドをベースに、ImpactやDensityで多彩な表現が可能
- Sound Variationによりリアルな演奏感を持たせられ、Velocity Sensitivityでダイナミクス豊かな演奏が可能
- Keytrackingモードを活用すれば、メロディックな表現も可能なため、ドラムトラックだけでなく音楽制作全般で幅広く使えます
パラメータ説明
- Tune
- ±1オクターブの範囲で音程を調整可能。半音単位で数値入力もでき、マイクロピッチ表現も対応。Keytrackingモードをオンにすると、入力ノートに完全に追従します
- Decay
- Impact
- 打撃の重さやアタックの強さをコントロールし、サウンドの力強さを変化させます
- Density
- 音の明るさや輝きを調整するパラメータで、シンバルの「密度感」を変化させます
- Stereo Width
- ノイズ成分のステレオ幅を調整し、空間的な広がりをコントロール
- Sound Variation
- 各ノートにランダムな変化を加え、「マルチサンプル」的な自然なバリエーションを演出します
- Velocity Sensitivity
- ベロシティ(ノートの強さ)によるダイナミクスの幅を調整可能
- FX Chain
- Bitwig内蔵のエフェクトやプラグインによる後処理が可能
- Output Level
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最終更新:2025年05月03日 17:12