Ring-Mod
Ring-Mod(リングモジュレーター)は、2つの信号を掛け合わせて独特な倍音や金属的なサウンドを生み出す
Audio FXです。
概要
主な特徴
- 基本動作
- 入力信号(キャリア)とモジュレーター信号を掛け算(乗算)し、両者の周波数の和・差成分を生成します。
- これにより、金属的・ベル系・ロボットボイスのようなサウンドや、ノイズ的な音響変化を作り出せます。
- パラメーター
- モジュレーター周波数や波形の選択が可能な場合が多く、音色の幅広い変化をコントロールできます。
- BitwigではThe Grid内の「AM/RM」モジュールとしても利用でき、サイドチェインや他の信号を自由にモジュレーターとして使うことができます。
- サウンドデザイン用途
- 単純なトーンだけでなく、リズム素材やドラム、ベース等に適用することで、複雑で個性的な倍音やテクスチャを加えることができます。
- Harmonic Splitなどのデバイスと組み合わせて、特定の倍音成分だけにリングモジュレーションをかける応用例もあります。
- The Gridとの連携
- Bitwig独自のモジュラー環境「The Grid」では、任意のオーディオ信号同士を自由に組み合わせてリングモジュレーションが可能です。
- サイドチェインや複雑な信号処理も直感的に構築できます。
- 代表的な効果
- 金属的・ベル系・ロボットボイスのような音色変化
- 複雑な倍音の付加やノイズ的なサウンド
- サイドチェイン的な特殊効果やリズム素材の変調
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最終更新:2025年05月07日 08:32