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Instrument Selectorでキースイッチを設定する方法

Instrument Selectorは複数のインストゥルメントを登録できますが、それをピアノロール上 (またはMIDIキーボードなど) からキースイッチで変更する方法について解説します。


キースイッチ設定手順

例えばBitwig標準のプリセットには「Orchestral Strings–Velocity Sensitive」など、複数のアーティキュレーションに対応したストリングス音源があります。
楽器別音源まとめ - Instrument Selector型(複数アーティキュレーション切替)

これらの奏法を切り替えるために別トラックにしたり、オートメーションを書くのは少し手間です。
またリアルタイムで奏法を変更したいときもあると思います。
キースイッチを有効にする方法
キースイッチを設定するには歯車アイコンから「キースイッチ」を選択。

するとインスペクターにキースイッチの表示がされます。

注意点として、初期値はBitwigでの最も低い音階である「-2」オクターブが設定されています。
これで問題ない場合はそのまま使ってよいですが、ここでは「1」オクターブに変更しておきます。

なお値の変更はマウスドラッグ操作でも変更できますが、直接数値を「36」と入力しても変更できます。

なお、C1が "36" である理由は、C-2が "0", C-1が "12", C0が "24" となっており、C-2を「0」として半音ごとに +1 するためとなります。
これによって C1からE1までにキースイッチに割り当てられます。
指定のチャンネルノートをキースイッチに割り当てる方法
リアルタイム演奏であればノートに直接キースイッチを割り当てて問題ありませんが、打ち込みの場合はノートチャンネルを分けてキースイッチのノートを明確にするとわかりやすくなります。
キースイッチを特定のチャンネルに割り当てるには、インスペクタから "All" をOFFにしてチャンネルを任意の番号 (例えば2に設定)

ピアノロールの左下にある「レイヤー編集アイコン」をクリックして有効化。念のため「All channels」になっていることを確認します。

ビアのロールの左上にある「チャンネル」タブを選んで "Channel 2" をクリックすると、チャンネル2のノート(キースイッチ用のノート)を配置できるようになります。

このようにキースイッチの切り替えがわかりやすくなりました。

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最終更新:2025年05月17日 15:07