DC Offset
概要
主な特徴
- 信号にDCオフセットを加える
- 入力されたオーディオ信号に対して、任意のDC(直流)成分を付加できます。
- これは「0Hzの信号=基準ラインの上下に音声波形全体をシフトする」動作です。
- 音作り・サウンドデザイン用途
- DCオフセットを加えることで、波形のバランスや歪みのキャラクター、倍音構成に変化を与えることができます。
- 特にディストーションやウェーブシェイピング系エフェクトと組み合わせると、サウンドのニュアンスが大きく変化します。
- ユーティリティ的な役割
- ミックス時に意図しないDC成分を「除去」するためのツールは他にありますが、BitwigのDC Offsetは「加える」ためのデバイスです。
- たとえば、モジュレーションや特殊効果を狙って意図的にDC成分を加えたい場合に使います。
- モジュレーションとの相性
- DCオフセット値自体をLFOやエンベロープなどでモジュレートすることで、波形の動的な変化や、特殊なモジュレーション効果も演出できます。
- 用途例
- ウェーブシェイパーやディストーション前段でDCバイアスを加えて、歪み方や倍音の出方をコントロール
- オーディオ信号の基準ラインを意図的にずらして、アナログ的なクセやキャラクターを付加
- モジュレーションソースとして利用し、他のデバイスのパラメータを制御
- ポイントまとめ
- DC Offsetは「信号にDC成分を加える」ためのBitwig純正ユーティリティデバイス
- サウンドデザインや特殊効果、モジュレーション用途で活躍
- 歪み系エフェクトとの組み合わせで倍音やキャラクターを調整可能
- 値はオートメーションやモジュレーションで動的に変化させることもできる
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最終更新:2025年05月21日 22:30