Echo (Note FX)

Echo (Note FX)


Echo (エコー) は、テンポ同期可能なフィードバックを装備したノートリピーターのNote FXデバイスです。


GENERALパラメータ

Mute Input Note (ミュート設定)
  • この設定を「OFF」にすると、入力されたノート信号が無視され、エコーによる繰り返し音のみが出力されます
  • これにより、元のノートとエコー信号を分離して扱うことが可能です
♪アイコン (ノートの長さの単位)
  • 有効化すると、ノート長をテンポに同期した「16分音符」単位で扱います
  • これにより、テンポに基づいたリズム的なエコー効果を簡単に設定できます
Length (ノートの長さ)
  • ♪アイコン有効時はテンポ同期型(例: 16分音符単位)で調整可能です
  • 無効時は絶対時間(10.0ms〜5.0秒)の範囲で設定可能です
  • これにより、テンポに依存しないカスタムエコータイミングも実現できます
縦のバー (ノートの長さの微調整)
  • ノート長を±33.3%の範囲で調整可能です
  • この機能は微細なリズム調整や独特なグルーヴ感の演出に役立ちます
Repetitions (エコーの繰り返し設定)
  • 🔂アイコン有効時、エコーが無限ループします
  • アイコン無効時は、繰り返し回数を数値で指定可能です
  • これにより、特定回数だけエコーを発生させることができます
Velocity
  • 各エコー開始時のVelocity(音量)を指定できます
  • これによって、エコーごとのダイナミクス調整が可能になります
Voices (ボイス数)
  • 同時発音可能なエコーボイス数を1〜128で設定します
  • 「MONO」モードが有効な場合、この設定は無視されます
MONO (モノフォニック)
  • 最後に入力されたノートのみが繰り返されます
  • これにより、シンプルかつ制御されたエコー効果が得られます
Stop Now (強制停止)
  • 現在再生中のノートオンやエコー信号を即座に停止します
  • この機能はリアルタイムパフォーマンスで便利です
✘と+アイコン (リピートモード)
エコーごとのフィードバックパラメータ(例えばVelocityやPitch)の変化方法を設定します。
✘(乗算)
  • パラメータ値を乗算して変化
+(加算)
  • パラメータ値を加算して変化

フィードバック関連パラメータ

Time (フィードバック・ディレイタイム)
  • 各エコー間の時間間隔を調整します
  • 時間間隔は一定またはランダム化可能です
Random (フィードバック・ディレイタイムのランダム値)
  • エコー間の時間変化にランダム性を加えます
  • これにより、予測不能なリズム効果を作り出せます
Gate (フィードバック・ゲートタイム)
  • 繰り返しノートの長さ変化を調整します
  • 短い値ではスタッカート風、長い値ではレガート風のエフェクトが得られます
Velocity (フィードバック・Velocity)
  • 繰り返しごとのVelocityオフセットを指定します
  • これによって徐々に音量が減衰または増加する効果が得られます
Pitch (フィードバック・Transpose)
  • 繰り返しごとにピッチオフセット(±12半音)を適用します
  • これによりアルペジオ風やハーモニックな効果が得られます
Pitch Min / Max (フィードバック・ピッチ範囲)
  • ピッチオフセットの適用範囲(最低/最高値)を指定します
  • この範囲内でピッチ変化が適用されるため、制御された音楽的効果を作成可能です

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最終更新:2025年05月11日 12:06