v1 Kick
「v1 Kick」は、
Kickデバイスの1つでクラシックなキックドラムシンセサイザーとして設計されています。
GENセクション
Decay (オシレーターのディケイタイム)
- ディケイタイムを短くすると、アタック感が強い短いキックが得られます
- 逆に長くすると、サブベース的な要素を持つキックサウンドになります
Tune (オシレーターのピッチ)
- キックのピッチは楽曲のキーに合わせることが推奨されます
- 特にEDMやヒップホップでは、キックの基本周波数を40~60Hz程度(例: F#やG)に設定することが多いです
Clickボタン
- このボタンはトランジェント部分を強調し、キックのアタック感を際立たせます
- 特にミックスの中で埋もれないようにするために有効です
⤵️ (ローパス・カットオフ)
- ローパスフィルターは、クリック音や高周波成分を調整するために使用します
- 高周波数を削ることで、より深みのある低域中心のキックが得られます
P-MODセクション
Amount (ピッチモジュレーション量)
- ピッチモジュレーションは、キックの「パンチ感」を作り出す重要な要素です
- モジュレーション量を増やすと、トランジェント部分で急激なピッチダウン効果が生まれます
カーブ (ピッチディケイのカーブ)
- ピッチディケイカーブを調整することで、キックのアタック部分の性質を変えることができます
- 急激なカーブはシャープなアタックを生み出し、緩やかなカーブはより滑らかなトランジェントを作ります
Decay (ピッチディケイの時間)
- ピッチディケイ時間を短く設定するとタイトで鋭いキックになり、長く設定すると深みのあるサウンドになります
一般セクション
FX (FX Chain)
- ディストーションやリミッターなどのエフェクトを追加してキックを強化できます
- 特にディストーションエフェクトを適用すると倍音成分を加え、存在感を高めるために有効です
Vel Sens. (Velocityセンシティブ)
- ノートベロシティによるダイナミクス調整は、人間味やグルーヴ感を与えるために役立ちます
Output (出力レベル)
- 出力レベルはミックス全体でバランスを取るために重要です
- 過度なクリッピングを避けるため、リミッターやピークコントロールと組み合わせて使用することが推奨されます
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最終更新:2025年05月02日 20:57