イベント「Fate/Accel Zero Order」と同時に実装された、「Fate/hollow ataraxia」の元祖 復讐者 (アヴェンジャー)
レアリティは「★0」。現時点で星を持たない唯一のサーヴァントで、フレンドポイント召喚から極低確率で排出される。
ステータスは★2相当であり、Lv上限も65となっている。

+ アヴェンジャーのクラス特性
相性 ルーラーに有利、ムーンキャンサーに不利
スター集中度 30(バーサーカー以上、キャスター未満)
攻撃力補正 1.1倍
クラススキル 復讐者:被弾時NP獲得量アップ、自身以外の控えを含めた味方全員の弱体耐性ダウン
忘却補正:クリティカル威力アップ
自己回復(魔力):毎ターン少量のNPを獲得
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成長 種火、フォウくんはALLのみクラス一致
再臨素材 ピース、モニュメントを使わず、2種の素材を使用
スキル素材 スキル石を使わず、レベルごとに1種の素材を使用
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その他 実装されている多数が混沌・悪*1

ステータスはアヴェンジャーでは唯一のHP偏重型。他の★2サーヴァントと比べるとATK・HPともに平均程度。
カード構成は「Q2A2B1」、ヒット数は「Q:3hit、A:2hit、B:1hit、EX:4hit」。
アヴェンジャーは星を吸いにくいため、Qで産んだ星を他の仲間に流すことが可能。

スキル

【スキル1】 右歯噛咬 (ザリチェ) C CT:8-6
敵単体のクリティカル率を3T減少させるスキル。
エネミーのクリティカル率は、アサシンの一部を除いて30%以下であり、「弱体解除」「クリティカル率アップ」等のスキルを使われない限りクリティカルが発生しなくなる。
事故防止に一役買う、地味に便利なスキル。

【スキル2】 左歯噛咬 (タルウィ) C CT:8-6
敵単体のチャージを確定で減少させ、攻撃力を3T減少させるスキル。
攻撃力の減少率は10-30%と結構優秀なため、スキル上げの優先度は高い。

【スキル3】死滅願望 A CT:10-8
自身のQを「スキル使用時~5T」までターン毎に強化する代わり、5T目終了時に戦闘不能となるスキル。
5T目には「レベル10で200%」と驚異的なバフを得られるが、効果を発揮するのに時間が掛かり、また最大バフ時にQカードが来る保証もないので狙うのは難しい。
2T目の「40-80%」で破格と言っていい強化量のため、最大値に拘らずQカードを使っていける。
戦闘不能のデメリットはアーラシュの宝具のように後衛を出すための手段として使う事も出来るが、時間がかかり、その前にアンリマユが落とされる可能性もあり安定しづらい。
なお弱体解除効果で戦闘不能を防ぐことはできない。ガッツを付与することで復活することは可能。
ちなみに復活して6T以上生き残ったとしても、Qバフの効果は一旦切れてしまう。*2

+ スキル強化後

【スキル3】死滅願望 A四夜の終末 EX CT:10-8 → 9-7
幕間の物語*3クリアで強化され、スキル名と効果が変化する。
CTが1短縮され、ガッツ(1回、6T持続)が追加される。このガッツは他のガッツスキル、礼装と重複するという特殊な性質を持ち、複数かかったガッツでしぶとく耐えることが可能に。
回復量はスキルレベルに関わらず最大HPの50%。回復系スキルを使えば立て直しも容易。逆を言えば、落ちてほしい時に落ちてもらう動きは取りづらくなった。
ちなみにガッツ重複時は、このスキルによる復活が優先して使用される。
表にまとめると、以下のようになる。

重複ガッツ 5T目までにアンリマユが戦闘不能に 5T目終了時
なし ならなかった 「四夜の終末」のガッツが発動し、HP50%で復活
なし なった 戦闘不能になる
なし 2回なった 5T目終了前に戦闘不能になっている
あり ならなかった 「四夜の終末」のガッツが発動し、HP50%で復活。他のガッツは残る
あり なった 他のガッツが発動し復活
あり 2回なった 戦闘不能になる

つまり、クリティカルを連続で受ける等で2回死亡しない限り、最低でも5Tの生存は確約される(強化解除された場合を除く)。ガッツ付与されている場合は、それ以降も生存できる。
Q強化を目当てで切っても生き残りやすくなり、CTが短縮されたことで再使用もしやすくなった。
問題はこのスキルの強化条件。先述した幕間の物語は絆レベル10で解放。クエスト自体の難易度も高いが、彼をここまで育てたマスターならどうとでもできるだろう。
ハードルがとてつもなく高いが、彼を鍛え上げたいプレイヤーはコツコツ絆を貯めてから挑んでみてほしい。

宝具「 偽り写し記す万象 (ヴェルグ・アヴェスター)

自身のHPを回復し、このターン中に受けたダメージを増幅して敵全体に返すカウンター系のArts属性宝具。
デメリットとして「待機状態」となり、このターンはそれ以上の行動ができなくなる。

反射ダメージは、宝具レベル1で「ターン中に受けたダメージの2倍」、レベル5で「3倍」となる。*4
デメリットにより他の行動が取れなくなる、敵の攻撃を受けなかった場合ダメージはゼロ、ダメージを受け過ぎて倒れた場合及び即死を食らって倒れた場合は発動しない等、扱いが非常に難しい。
そこまでやっても与えるダメージは大きくなく、自身のHP調整、Aチェインとしてのパーツとして使った方が良い場合もある。

しかし「無敵・回避・防御力アップ・ダメージカット・特殊耐性」といった防御効果を一切無視してダメージを与えるので、高難易度クエストで稀に現れる防御力の異常に高い敵に使うと刺さる可能性がある。
「ターゲット集中」「スキル封印」等で運要素を減らし、スキル1・2で敵の火力を調整することが可能。
倒れた時にガッツで復活した場合、ダメージ計算式は「{(自ターン終了時HPとガッツHPの高い方)-敵ターン終了時HP}×(2~3倍)」になると検証されている。

ちなみに「待機状態」になる都合、全サーヴァントで唯一「同色カードでのブレイブチェイン」が行えない
「待機状態」はスタン状態と同様に一切の行動できなくなり、スキルチャージの自然減少も起きないが、
強化状態とも弱体状態とも扱われないため、強化無効・弱体無効・強化解除・弱体解除・行動不能無効などの一切の影響を受けない。
(余談だがアーラシュも以前は不可能だったのだが、現在の仕様だとガッツで即死をやり過ごすことでチェイン可能になる)
間違っても宝具の後にアンリマユのカードを置かないように(相手にダメージを与えたくない等のレアケースは除く)。

総評

自他共に認める最弱のサーヴァントだが、デバフ性能は高く、稀に刺さる敵もいるため全く使えない訳ではない。
対ルーラーにおいて、巌窟王ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕には遠く及ばないものの、それなりのダメージソースになれる。

なおアンリマユが敵として登場した場合、最大HPが高くなることで宝具が実用性のある厄介なものと化す。
完全に防ぐには、ダメージの出ない補助宝具を3連発する、デメリットでスタンするスキルを使用する、こちらのアンリマユの宝具を使って双方待機に持ち込む等、ごく限られた方法しかない。
なるべくダメージの出ないカードを選択し、被害を減らすのが現実的な対策になる。
宝具を使われる前に、バーサーカーやムーンキャンサーを使って一気に落としてしまいたい。

相性の良いサーヴァント

A耐久のPTに入れれば、デバフスキルで割と良い仕事をしてくれる。玉藻の前等と並べれば使いやすい。
宝具を使うという視点で見るならば、まず「スケープゴート」で敵の攻撃を集めてくれるエミヤ〔アサシン〕
最大HPを上げることで実質的な宝具火力を上げられる俵藤太エレシュキガルマーリン
HP1で復活のガッツを付与できるネロ・クラウディウス〔キャスター〕等。
他のガッツ系スキル持ちは復活後のHPが大きいのでやや使い勝手が悪いが、
あえてアンリマユを生かし続ける動きを取るならば、ヴァン・ホーエンハイム・パラケルススアイリスフィール〔天の衣〕はガッツ自体の回復量が大きかったり、回復スキルを持っているため立て直しがしやすい。

相性の良い概念礼装

対ルーラーの殴りの場合は、低いステータスを補うためにゴールデン相撲~岩場所~等。
サポートメインで考えるなら2030年の欠片。HPを補えるのも長所。
宝具に特化するならば千年黄金樹がおすすめ。仲間に理想の王聖を持たせれば限界までHPを高められる。
宝具を単純な使い切りダメージとして見るならカルデア・ライフセーバーズ不夜の薔薇などのガッツ礼装も良いだろう。

絆礼装は「〔ビースト〕攻撃優位」状態を得る固有の性能を持つ。
ビーストクラスとは、一部のボスが持つエネミー専用のエクストラクラスである。
2019年7月現在、4種類の〔ビースト〕が存在するが、その全てに優位になる。
実際に戦闘する機会は少ないが、そのような敵に出くわしたら使ってみると良いだろう。

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最終更新:2021年01月13日 21:45

*1 例外は魔王信長〔織田信長〕(混沌・中庸)、スペース・イシュタル(秩序・悪)、カーマ(中立・悪)、謎の蘭丸X(秩序・善)

*2 なお、公式よりスキル挙動の不具合(2018.03.20)が告知されており、修正前は「4T目まで、最大160%増加」だったが、「5T目まで、最大200%増加」するのが正しい挙動だったようである。

*3 2018/03/20追加

*4 昔は最終計算の段階で整数倍に切り捨てられていた為、宝具レベル5の3倍になって初めて実際のダメージが変化した。