エープリースタ語
ǟprīstu pīvōsta
概要
発音 [æ:pri:stu pi:vo:sta]
話される国 なし(ロマプルスの居る国)
話者数 不明
話者数の順位 不明
言語系統 プルスティア諸語
表記体系 不明
公的地位
公用語 エープリースタ評議会
統制機関 エープリースタ評議会
エープリースタ語(エープリースタ語:ǟprīstu pīvōsta、エープリーストゥ・ピーヴォースタ)とは、プルスティア諸語の一つであり、宇宙を流浪する少数民族ロマプルスが話す。エープリースタ評議会の言葉が標準語として捉えられやすいが、評議会における言葉遣いの緩い同調圧力があるだけであり、近代国家における言語行政としての統制があるわけではない。このため言語変種が多様である。


文法

子音

語根の子音

l, f, r, t, p, s, n, m, v, b, g

語幹以外の子音

d, y, w, h, z, q[q], c[ʃ], j[d͡ʒ]

情報母音

母音 動詞 名詞
a 一人称 主格
i 二人称 対格・方向(処格)
u 三人称 属格・奪格
↑※ウムラウトで複数化
e 否定 侮辱的
o 受動態 尊敬・敬称
y 能動態
ā 完了 一人称所有の
ū 使役態 二人称所有の
ō 意思(~したい、~しなければならない) 三人称所有の
↑※/ウムラウトで複数化 ǟȫṻ
ī 未完了 丁寧
ē 条件法・希求法
ȳ 命令法
ə 行為者名詞を作る

語根と構成

例えば√pntr「表す」で「私達は表されなかった」と言いたい場合は
ä o e āの四つの母音を使って、
äponetār, päntoreā, äpnoterā, pnātroäeなどと言える。

名詞だと;√vlst「地、場所」√lfrt「星」√pvst「言語」
vǟlsoat 「我々の偉大なる地」
lüfrītu lafrīta 「お星さまの中のお星さま」

韻律呼応

―詳しくは「韻律呼応」を参照。

母音を適当に入れれば良いというわけではなく、韻律に呼応しなければならない。以下は長長短のリズムを踏襲し、-eで脚韻を踏んでいる。

olfōrti päntāroe? 「我々はかの偉大なる星を示されなかったのか?」
ōlfurto ōvolsta upnātre. 「我々のかの偉大なる星の偉大なる地、それは示されなかった」

韻律呼応をしないと空気が読めない、文脈に沿わない、それまでの話を無視したような言葉遣いになる。
同時に重要なことは相手を考えて、押韻母音を考えることである。否定を表すeの脚韻は相手に否定を使った文を強要しかねないし、逆にそのようにして複雑な感情を表現できる(難しいが頭で押韻しても良い。ただし、それはそれで「否定を避けた」という意図が含まれてくる)
本言語は非常に情緒に富んだ詩的言語であり、少しの配置の違いが多くのことを語る。

合成語

複数の語根の間で母音を共有すると合成語として見なされる。

√lpst「図、表」
lfrtlpst「星図」
lāfritlepst「私のこの酷い星図を」

√prst「プルス」→ǟprīsta アェープリースタ、ロマプルス(我々のプルス, nom.)
√strv「民族」→īstǟrav (我々民族)
strǟvprīsta ロマプルス民族

外来語の処理

外来語の語形変化に関しては指示詞√flntが直後に来てそれを受け持つ。

挨拶

――詳しくは「挨拶」を参照。

名前

語根を名前化する際は同じ母音を二つ以上入れて生成する(≒通常の語形変化を外れた語形変化の単語になる)。語形変化は外来語と同じく、指示詞が受け持つ。本来的にロマプルスは性差を持たないため、名前にも性差がないが一部の種族や居住地の社会では弁別が存在する場合もある。

√lfrt「星」(語根) → alfrat「アルフラット」(名前)
√pvst「言葉」(語根) → āpvāst「アープヴァースト」(名前)

名前は以下の形式に沿う。

種族名(属格)・名前Ⅰ・名前Ⅱ・旅名

種族名:その個体の属する種族の名前、どのような母音配列でもよいが属格母音uは挿入しなければならない
名前Ⅰ:主に呼ばれる名前
名前Ⅱ:被る時に呼ばれる名前、記念的なものが多い
旅名:種族の旅路に由来するニックネーム、居住地での言語に由来するものが多いがそこから出ても種族や社会集団が保持し続ける場合もある。名前化規則に沿って同じ母音を二つ入れなければならない。

ītumprō alfrat āpvāst Abenīle
イートゥムプロー・アルフラット・アープヴァースト・アベニーレ

ītumprō < √tmpr「種族名:灯火」
alfrat < √lfrt「星」
āpvāst < √pvst「言葉」
Abenīle<abeniil ダン=ラ=ハン語:故人の精神

呼び方に関しては、名前Ⅰを最優先に呼ぶ。次に名前Ⅱ、短い場合は名前Ⅰ・旅名と呼ぶのも良い。
旅名を侮辱することはロマプルスにとって非常に屈辱的であり、これに起因する殺害事件が発生することも多々ある。

エープリースタ語の正書法

 詳しくは「エープリースタ語の正書法」を参照。


;星H;処らぎ示i

/ōlfurto ōvolsta upnātre/

「我々のかの偉大なる星の偉大なる地、それは示されなかった」


;(ō ō)星(√lfrt)H(o o)
;(ō ō)処(√vlst)ら(u a)
ぎ(u ō)示(√pntr)i(ā e)

ō+o->o
ō+u->u
ō+ā->ā

問題*1

語根の派生

 詳しくは「語根の派生」を参照。

エープリースタ語では語根の派生によって新しい意味を作ることが出来る。これには韻律に影響を与えない派生語根と韻律に影響を与えうる派生形の大きく二つに分けられる。

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最終更新:2020年12月13日 16:42

*1 あのさ、これ合わせる母音何でも良いから選ぶ余地あるじゃん、この冗長性に表現力を持たせたいがこれについては今後検討で