ここにはアポラ星系国際連盟を構成する構成国について記す。

ラペア

フランヴェント帝国

 フランヴェント(Guranvent)帝国はラペア北半球のボメア島に存在する島国。歴史は非常に長く、惑星ラペアの「知識の番人」としてラペアの古代に建国されて以降、滅亡や断絶は存在していない。中世から近代にかけての長い期間にわたり鎖国していた。大宇宙に星連が加盟してからは十大国の一角としてふるまい続け、星連がアポラ動乱で壊滅し、多数の脱退国を出した際にも残留し星連の保持に努めた。P.J.C.Q.D.時代でも主要な国家として君臨し、この国にある星連大学は数多くの歴代星連本部長を輩出している。同国の首都であるリモアも長い歴史を持っており、古代からの学術都市として栄え続けている。地形面では近隣にプレート境界が存在する影響で大理石が豊富に採取でき、それを材料に建造された白い建物が多く、首都リモアは「白の都市」という異名を持つ。メイラル・ナナの出身であるメイラル家はフランヴェントの小貴族。

【政治力】◆◆◆◆◇
【人 口】◆◆◆◇◇
【資源量】◆◆◇◇◇
【経済力】◆◆◆◆◇
【工業力】◆◆◆◆◇
【研究力】◆◆◆◆◆

エオラム州共同体

 エオラム(Eoram)州共同体はラペア北半球のエオラム大陸全土を領土に持つ大陸国家。諸国の入植者が連合して反乱を起こして独立した経緯を持ち、強力な自由主義と共同体主義によって成り立っている。星連が連合会議に加盟する前までは惑星ラペアで最大の資本力を誇っていたが銀河恐慌で壊滅し、大国の一角まで凋落した。アポラ動乱後に星連から離脱しヴァルエルク共和国に恭順を試みるも星連政府に阻まれて失敗した。第三次星系統一戦争で星連に主権を剝奪され構成国になる。

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エルヴァク帝国

 エルヴァク(Ervak)帝国はラペア北半球のイーレ大陸に領土を持つ国家。10の諸侯からなり、皇帝が強力な権限を持つ準立憲君主制によって大陸の覇権国にのし上がった国家。星連の連合会議加盟前までは屈指の軍事力と工業力を誇っていたが、星間航行技術の独自開発に失敗し連盟からの完全な独立に失敗。アポラ動乱後にベリオン共和国に恭順を試みるも星連政府に阻まれ失敗。第三次星系統一戦争で星連に主権を剝奪され構成国になる。

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【経済力】◆◆◆◇◇
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レチョヴ社会主義連邦

 レチョヴ(Retcov)社会主義連邦は北半球のバゼア大陸に領土を持つ国家。ルトロフ共和国ら複数の国家を巻き込んだ緑の革命により、環境保全社会主義を標榜し、惑星環境を無秩序に破壊する星間文明に対して、非生産的かつ生命愛護の観点から問題があるとと糾弾していた。アポラ動乱後に星連から独立するも、星間文明の科学による強力な生産能力に押し負けて産業が壊滅。CQD体制の星連にイデオロギー的妥協を行い星連に復帰。CQD体制終了に伴い主権を委譲して構成国となる。

セヤガワ将政執府和議国

 セヤガワ(Sejagawa)将政執府和議国は南半球のシャンシャ大陸の東方沖に存在する島国。10以上の小規模な邦の乱立の時代を乗り越え、現在の将とセヤガワ(憲:のり)による執政体制が成立した国家。南半球の国家のうち2番目の国力を持ち合わせ、十大国の一角でもある。自治度の高いそれぞれの邦を統括する武人の違いにより、地域によって特色と発展の格差にかなり開きがある。アポラ動乱後にエオラムなどとともに星連を離れるものの、途中で将の方針が変わりセヤガワに従って星連へと復帰、主権を委譲した。

オセレア連邦共和国

 オセレア(Oselea)連邦共和国は北半球のイーレ大陸に領土を持つ国家。首都ナヴィヘインは星連域内でも屈指の先端技術産業の工業都市。星連の誕生当時はのちに分割されてアイローム社リヴァダー社に分割されてしまう星連のロボティクス産業の最先端を進んでいたコメトリアス社の本社があった。動乱ではその影響もあり首都を含めた最先端科学都市が壊滅する事態に陥る。復興後は星連の中でも大宇宙諸国の大企業のフロント企業が立ち並ぶアポラの玄関口となった。シルキン・ユノアの出身国。

ヒルグ帝国

 北半球、バゼア大陸東部から南部にかけて広がる領土を持つ国家。首都であるセイブル(セイルノポイエ)はかつてのヒルグ帝国全盛期の宮殿がそびえる。遠い昔にフランヴェント帝国によって故郷を追われた遊牧民が復讐のために舞い戻る形で建国され、中世~近代にかけてバゼア大陸の覇者として君臨した。しかし重工業の育成に失敗して以降緩やかに凋落が進み、最終的に星連の十大国の一角に収まった。アポラ動乱後は脱退、しかしフランヴェント率いるCQD体制の星連と、レチョヴ、エルヴァクの三国に外交的に板挟みなり苦行を過ごした。その後星連に主権を委譲し、星連の構成国となる。

キヤナ連邦帝国

 キヤナ第二連邦帝国とも呼ばれることがある。ラペア諸国による分割統治をされる前にキヤナに存在した初代キヤナ連邦帝国の後継国家。一度は植民地化され解体されたが星連建国にあたって皇帝家であるカーズ=スキウ家を呼び戻して再度建国された。動乱時には星連政府の亡命政府が設置され、動乱後には星連に残留しその間に発言力を大きく伸ばした。かつてに比べてラペア各構成国の自治度が大幅に下がったものの、キヤナに関してのみは種族や文化などの違いから大幅な自治権を認められている。

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最終更新:2022年03月28日 19:54