富山情報 #contents *試験内容 **〜2013、2017〜 -一次試験:小論文+英文読解(英文三題=医学論文、生命科学論文、統計(数理的な内容を含むものが多い)) -二次試験:自己紹介とプレゼン --自己紹介は、それほど合否には影響なさそう **2014〜2016 -一時的に、物理、化学、生物の筆記試験が導入された。 筆記は、一般的英和辞書持ち込み可能。持ち込む辞書は単語量の多いものを! 医療系、生命科学系は可能性あり ※2012年2次試験概要 日程が1泊2日で拘束時間が長い + プレゼン資料を用意する必要あり。 1日目 1. 9時に集合 2. 近所のホテルにバスで移動 3. 半日かけて各自が「大学や社会で学んだことと社会貢献」をテーマに10分程度発表 (パワーポイント等を使って、おそらく全員の前で発表。8月初旬までに概要を提出する必要あり) 4. 夕方から個別面接 5. 夕食後、相部屋で就寝 2日目 1. 朝8時半から1時間の合同面接 2. その後、謎のフリートークなる時間が1時間ちょい 3. 11時解散 以上、1泊3食で10,000円。 8月初旬までに参加するか否かを申告。 面接と言うより合宿だね。 ここまで気合いの入った面接だと面接のウェイトが相当大きいんだろうけど、筆記とのスコア配分は不明。 (38-28) 2014年より予告なしに試験科目が変更された。 例年通りであれば、科学論文試験も論文試験も英語の医学研究論文の出題だった。 2014年は後半の論文試験が物理、化学、生命科学の出題になり英語は全く出題されなかった。 物理、化学、生命科学すべて大学教養課程レベルだが、「何を聞いているのか良く分からない」問題もある。 また前半の科学論文試験も例年通りの出題量に加えて、特異度や感度を用いた難解な計算問題も飛び出し、出題量の調整が全くされていない。 もはや英語のみの対策で何とかなる大学ではなくなった。 英語しか出来ない留学生+文系の排除が目的とみられる。 噂では、今までの合格者があまりに不甲斐ない成績を残しているため試験内容を一新させたらしい。 *試験統計 試験データ(女子内数) ||CENTER:出願|CENTER:1次合格|CENTER:2次受験|CENTER:2次合格|CENTER:2次辞退|CENTER:2次補充|CENTER:3次受験|CENTER:最終合格|CENTER:入学辞退|CENTER:欠員補充|CENTER:入学者| |CENTER:2011年|CENTER:235(103)|CENTER:103(47)|CENTER:100(45)|CENTER:21(9)|CENTER:12(4)|CENTER:4(1)|CENTER:13(6)|CENTER:5(3)|CENTER:1(0)|CENTER:1(0)|CENTER:5(3)| |CENTER:2010年|CENTER:214(92)|CENTER:107(48)|CENTER:101(45)|CENTER:22(12)|CENTER:10(5)|CENTER:2(1)|CENTER:14(8)|CENTER:5(2)|CENTER:2(1)|CENTER:2(2)|CENTER:5(3)| ※2次(学科)試験合格者の約半数が、3次試験を辞退している。 http://www.sugitani.u-toyama.ac.jp/nyuushi/gakubu/24gakubu-jisshijyoukyou.pdf http://www.sugitani.u-toyama.ac.jp/nyuushi/gakubu/23nyuushijisshijyoukyou.pdf 2009年出願者数:約260名 内一次通過は115名 (25-708) #right(){&link_up(ページTOPへ)} *試験攻略情報 試験概略情報(25-85&87両氏) A4、6-8枚くらいの長い英文を読み、和訳・内容説明数問+この文章を読んで何を思ったか(400字)みたいなかんじ。 これが午前・午後で2セット。 かなりヘビー。 2008年は、natureとか、ヘビーなのから出てたような。 上記に加えて、文章中のキーワードを5つ抜き出せ、みたいなのもあった。 筆記は繰り上げ合格もある模様 過去問は[[保管庫]]を見て下さい。(再うp待ち) →ネットで公開している合格者を発見。探してみるべし。 *出展情報 2011年実施試験 (36-190) 試験A:2009年 New England Journal of Medicine (キーワード:無し) 試験B:2010年 Trends in Biochemical Science (キーワード:mental interia) →Mental inertia in the biological sciences http://www.cell.com/trends/biochemical-sciences/abstract/S0968-0004(09)00243-6 (36-194) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20093032 (36-195) 2010年実施試験 (36-191) 試験A:2010年 Lancet Oncology (これもキーワード Cetuximabで何とかなるかも) → http://www.thelancet.com/search/results?searchTerm=Cetuximab&fieldName=AllFields&op=and&searchterm2=&fieldname2=AllFields&year=2010&volume=&page=&jrnl=onc&advsrch=t (36-194) http://scholar.google.co.jp/scholar?as_q=Cetuximab&num=10&btnG=Scholar+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&as_epq=&as_oq=&as_eq=&as_occt=any&as_sauthors=&as_publication=Lancet+Oncology&as_ylo=2010&as_yhi=2010&hl=ja&as_vis=1 (36-195) 試験B:2010年 Nature (fMRI, Kent Kiehl, Scott Grafton, phychopaths等々、 設問から推測するに裁判にfMRIを使うというような内容らしい) →Science in court: Head case http://www.nature.com/news/2010/100317/full/464340a.html (36-194、195) 2009年実施試験 (36-192) 試験A:2007年 Journal of American College of Cardiology(キーワード: 無し) 試験B:2008年 Nature (設問から推測するに、スポーツ選手のドーピングとか、 健常者が認知増強剤を使うとかに関する論文みたい。) →Poll results: look who's doping http://www.nature.com/news/2008/080409/full/452674a.html (36-204) #right(){&link_up(ページTOPへ)} *合格者向けアパート事情 -杉谷に住む学生が多い9割超え --杉谷は立地が悪いが、学校に近くて実習からの疲れから早く解放される --病院実習の中には朝6時集合のところもある。わざわざ車で通って朝方の路面のスリップなどのリスクがあるため、そういうのを避けるには近くが良いだろうという考えもある。 --がんばれば、呉羽側にある大阪屋ショップという最寄りのスーパーに行ける。 --部活に入ったり一般入試の学生と交流を持つなら杉谷がいい。 -五福 --五福ならいわゆるちんちん電車が出ていて、駅前での飲み会があっても帰れるし、近所にスーパーもあり便利である。アルビスが近くにあり、食料調達にも困らない。 --車がないならバス必須(富山のバスは料金高め)。 --車あっても初年度は、アパートと大学周辺の駐車場の両方を借りる必要あり。2年度以降は、学内の駐車場に利用申請することが可能。ガソリン代も考えると交通費用は、杉谷より高めであるが、アパート代は杉谷より安いところが多い。 -婦中 --婦中はファボーレというショッピングモール、大阪屋ショップなどのスーパーがあり、便利である。婦中鵜坂駅や速星駅行きの電車が富山駅から出発しており、これらを利用しても富山駅から夜遅くても帰れる。 -超少数派は、一軒家を購入して卒業時に売却ってやつ。その方が、アパート代より安く済むらしい。運が良ければ地価が高騰しプラスになるかもしれない *入学前の事前学習・準備 -iPad --GoodNoteやVisible Bodyのアトラスのアプリを入れてると便利。 --すぐに容量を食うので、Proなどスペックよりも容量重視での購入を勧める。 --容量の違うiPadは、Appleから直接購入で可能である --CBTや国試の勉強でクエスチョンバンクで使うので早いうちからGoodNoteなどの使い方に慣れておくとベター -解剖学 --2019年より、解剖学・組織学の入門講義が初学年で行われることになったため、入学前に自主学習しないと痛い目に合う。 -解剖学おすすめ参考書 --イラスト解剖学 ---通称イラ解。このレベルの情報は完璧にした方が良い。 --グレイ解剖学アトラス or プロメテウス解剖学アトラス ---筆記試験においては、これらの本のいずれかの挿絵が利用される。ネッターでも良いが結局好み。 -組織学おすすめ参考書 --標準組織学 総論 ---組織関連の試験問題のタネ本はこれ。 *入学後に関しての情報・アドバイス -コロナ禍になり先輩からの情報が断絶しがちなのでまとめた **同期との情報交換 -学年LINEがあるので入れてもらおう -学年LINEのノートはチェックしよう **第2学年...主に基礎医学 -過去問で問われている内容は完璧に!! -周辺知識もチェックし覚える -勉強仲間を見つけて想定回答をDiscussionしよう! --知識は使たり、議論を深めることで定着します。 -臨床と関連する知識はまとめて覚える -教科書で、講義内容のファクトチェックしよう!疑問などあれば先生に質問すること! -医学知識は定義や概念の改訂が時折あるため、古い教科書を参照すると自殺行為である。講義も旧知識が混入していることがあり、最新の教科書でファクトチェックしよう **第3〜4学年...主に臨床科目 -臨床科目が始まった時期から動画講座(medu4、Q-Assist)などを少しずつ見ると後々楽(この記載をしている私は、もっと早くからやっていればよかったと後悔している) -大学講義は、かなり専門的な内容(一部の科目は専門医レベル)を含んでいるため、学部生レベルの必須知識が何なのかわからない。真面目にやればやるほど疲弊するリスクがある -動画講座を並行してみることで、知識の軸が何なのか枝葉の知識が何なのかはっきりする -コロナ禍になり、早期から動画講座を見るのが主流になっている→結果的に国試のレベルが上がっている -特に内科外科10科目を固めることを優先すべきである→国試においても出題weightが高い -低学年から人気の動画講座は、Q-AssistとMedu4である。富山大学ではQ-Assistが多い模様 -Q-Assist...medic media --対応する国試問題も解くと良い --Q-Assisは、年度単位で契約(4月〜翌年3月)なので、4月からやると良い -Medu4 --国試の合格ラインを目指すが、結構勉強になる --契約は、開始から一年で、更新制の課金である **CBT・OSCE -CBT --クエスチョンバンクの問題と問題の関連知識を完璧に --余裕ある人は、国試のクエバンをやる人もいた -OSCE --手技がみえるで身体所見の取り方・問診方法などを確認しよう --身体所見の異常に対して、方法だけでなく、異常があった場合は、どのような疾患背景の可能性があるかなども確認しよう **第5〜6学年...臨床実習、就職活動、卒業試験、国家試験準備 -動画講座を何かしら取る(どれか一つで良い)...就職活動(病院見学や面接)などで忙しくなる前に(5年生の終わり〜6年生の5,6月を目安に動画視聴完了を目指すことをお勧め、その後は弱点潰しと直近過去問の周回・知識の深化に力を入れることを勧める) --MEC: 国試over killを目指す --Q-assist:程よい --Medu4: 国試合格ラインを目指す --テコム:最近少ない -クエスチョンバンク --必須、解説、基本事項、記載の語呂合わせは必ず読み込むこと --さらっと書かれている事項でもなぜそうなのか?きちんと基礎医学の知識を用いて説明できるようにすること --特に3〜5年分の国試の関連知識は完璧にすること!∵国家試験の出題委員会は、あまりにも正答率が低いと反省文を書かされるらしく、必然的に直近3〜5年分の国試の類似・関連問題になってしまう -模擬試験...弱点探しにもってこい。受験後に弱点を補強すべし --MEC模試 --MedicMeda模試 --テコム模試 **過去問分析方法 -誰もが無意識にやっているようだが、あえて言語化してみた。普段の定期試験だけでなく国家試験でも以下のような視点で吟味することを推奨する ***知識問題 ☆問題文(設問と選択肢)にある言葉の定義を正確に確認する(意外と曖昧だったりする)。類似の用語や概念についても確認する。 ☆正答となる根拠だけでなく、誤答となる根拠も理解する。 ☆問題文に対して、他の正答となる選択肢も考えてみる基本的に5択なのだがf,g,e…を新たに選択肢として追加してみてこういう選択肢も答えとしてありうるだろうとか調べる(多くの場合、そのようにして問題アレンジが行われる)。 ☆誤答がもし、正答肢であった場合、正しい設問は何か考えてみる。その誤答選択肢が正答であった場合の設問に対する想定回答も作ってみる(多くの場合、そのようにして問題アレンジが行われる)。 ☆周辺知識・背景知識(なぜそのような知識が必要なのか)も確認する。 ・身体所見、症候、病態→可能性のある疾患、病態 ・検査→原理・適用疾患・禁忌・副作用・解釈方法(計算、アセスメント) ・治療方法→(薬、手術、理学療法)の原理・適応疾患 (その疾患では第一選択なのか?第二選択なのか)・禁忌・術後合併・副作用(副作用の起こりやすい条件:腎排泄性?肝排泄性?TDMは必要?) ***症例問題 …(一つ一つの異常に対するアセスメントが知識問題として問われることもある。設問に答える以外にも考えてみる) ☆主訴・バイタルサイン、性別・年齢から考えられる鑑別・病態を考える。 ☆主訴から鑑別を考える。 ☆問診における異常から、鑑別を列挙する。なぜその問診を行ったのか?考えてみよう?その問診で、もし条件が異なったら考えられる鑑別も考えてみる。 ☆病態(ホルモンや、問診内容、検査・身体所見異常の因果関係、リスク関係を読みとる) ☆問診における異常から、鑑別を列挙する。 ☆身体所見の異常から、鑑別を列挙する。 ☆検査所見の異常から、鑑別を列挙する。 ☆診断結果の診断結果の疾患について、どういうものなのか確認する(次ページ) ☆他の可能性のある疾患についても確認する(次ページ)。他の可能性のある疾患との違いは何か要チェック。 ・疾患の知識では以下を確認する(問題アレンジは、疾患は同じであっても聞くポイントを変更することによって行われる)。選択肢や問題に登場した疾患、鑑別に上がる疾患についてはきちんと確認すること! [概念]…どういう疾患なのか? [疫学(人種、年齢、性別)]…好発年齢は?男女差は? 小児、老人、中年で多いのか?好発年齢は?男女差は? [発症因子・リスクファクター]…どういう生活習慣?環境?職業?疾患?病原菌?で起こりやすい? 嗜好歴、合併症とか [分類・病型]…病型により重症度が異なったりしますか?治療法にも影響するか?重症度分類の方法・基準は? [病態]…何がきっかけで、なぜそのような症状が出たり、検査異常となるのか説明できるように! [症状]…よくある症状は何か?どうやってその症状に気づけるのか?特異度の高い所見は?感度の高い所見は?類似の症状を呈する疾患はどのようなものがあるか? [類似疾患]…診断ミスしやすい疾患とか考えてみてください。例:wheezes→気管支喘息と心臓喘息, etc [基礎疾患]…どうしてその基礎疾患がその疾患のトリガーとなるのか? [合併症] …どうしてその疾患が他の合併症を引き起こすのか?どういう条件で合併しやすくなるのか?予防法は? [診断基準]…どうしてその診断基準が良いのか考えてみる。感度が高い基準なのか、特異度の高い基準なのか? [検査] 検査方法(MRI、エコー、シンチグラフィー、etc)の原理・適用疾患・禁忌・副作用・解釈方法 この疾患群を疑ったときにどういう検査フローなのか?(パーキンソニズム、急性冠症候群、間質性肺炎、etc) [病理所見]…どんな特徴がある?類似の病理所見を呈する疾患は他にどんなものがある? [初期対応]…まず最初にどうすべき? [治療]…病期や分類によって治療法の違いはあるか?第一選択は?第二選択はどういう時に選ぶ? 治療方法(薬、手術、理学療法)の原理・適応疾患・禁忌・副作用、第一選択、第二選択、治療法の選びかた 移植とか必要か? [予後]…予後は良いのか?どういう場合に予後が良いのか?移植などが必要なのか? *環境 バイオハザード島根なんて生易しいものではないらしい。 古墳の上に聳え立つ白い巨塔。スーパーまで最短3キロ。車なければ生活不能。 ただし教員は仁徳にあふれる。 「(バイオハザード)とも呼ばれる」なんて生易しいもんじゃないぞ。 周辺は古墳と寺と田んぼと動物園しかない。さらに崖崩れ警告看板のおまけ付き。 リアルでゾンビが出没しそうな、そして自分もゾンビになりかねない墓場地帯、それが富山。 http://www.toyamaguide.net/spot/279/map/ http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/0311/229403.htm (35-763) #right(){&link_up(ページTOPへ)} &qr(https://w.atwiki.jp/iggakubugakusi/pedit/201.html)