パーラス

ぱーらす

パーパルディア皇国の「臣民統治機構」の長。
皇国が植民地としている属領を支配する各統治機構を総括する組織の長で、権限的には行政兼警察機構。

また、本国でも活動権限を有している模様で、浮浪者を職業斡旋と住居提供の名目で、属領への追放もこの機構が行っている。

エストシラント沖大海戦後の緊急御前会議で初登場。軍最高司令官のアルデが出した「先の日本国との戦闘で、皇都の守備兵力が壊滅したため、穴埋めのために属領統治軍を本国に引き上げる」という案に対し、属領反乱を危惧して反対意見を述べるが、押し切られてしまう。
その際「(パーラス自身も)各統治機構での職員の不正や暴走を黙って見過ごしていた」*1ことも判明している。
そのため皇国の腐敗と衰退の最大の原因の一人と言っても差し支えない。


その後、デュロ壊滅直後の緊急御前会議にも出席していたが、会議中に「属領クーズ、マルタ、アルークで反乱が起こり、陥落。同時に15の属領が同時多発的に武装蜂起」の報告を聞いて、そのまま失神してしまった。

皇国敗戦後の処遇は不明だが、皇国内で全属領の大反乱の責任を負う立場である事や、そもそも敗戦で属領統治機構そのものが必要なくなってしまったため、失脚していると思われる。
場合によっては明るみに出た統治機構の横暴の責任を取らされて死罪になる可能性*2も考えられる。

コミカライズ版では、属領統治軍の撤収に反対はしているが、原作と違い取り乱したような素振りはなく、ルディアスの一言によりあっさりと引き下がっている。
関連項目
登場人物パーパルディア皇国アルデ

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  • 彼は戦後は大丈夫なのだろうか? 下手すれば旧属領の憎悪を最も浴びる立場だし - 名無しさん (2018-06-18 00:15:08)
    • 多分、講和の際に属領のどこかに引き渡されただろうなぁ……。下手したら彼以外の統治機構関係者で皇国の中枢にいた上級幹部だった者もあちこちに引き渡されたかもしれん。 - 名無しさん (2018-10-26 17:39:48)
  • あまり有能な人物には見えないが、どういう人事で彼が統治機構長に収まったんだろうか。 - 名無しさん (2018-06-18 00:42:08)
    • ある程度能力がある or 現地人に対して一片の情けも無く暴虐に搾り取れるタイプを選んだのかも(そのせいで各職員の不正行為を容認して最終的な破滅につながったみたいな) - 名無しさん (2018-11-11 06:22:55)
      • 単に、高位貴族だったから、とか。 - 名無しさん (2019-02-17 22:46:14)
        • 何にせよロクなやつではなかっただろうな - 名無しさん (2022-10-06 12:37:05)
    • 単に上役の受けが良かったか?ゴマスリの才能があったか?、若しくは若い頃上役に尻を差し出したか(ガクブル)ま、其れは今後の展開に期待汁か…。 - 名無しさん (2019-04-19 21:57:59)

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〔最終更新日:2025年08月06日〕

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最終更新:2025年08月06日 19:13

*1 書籍第3巻175ページ。そもそも現地人を虐げるなどせず、正常に統治機構が機能していれば属領統治軍がいなくなったところで反乱は起きない。

*2 アルタラス大使であったカストの結末を考えれば、旧属領国への配慮を理由に吊し上げを受ける可能性は十分にありえる。