政府機関
第1外務局
3つある外務局の1つ。略称は「外1」。局長は
エルト。機密保持の観点からなのか皇都郊外の山に建てられており立地はあまり良さそうではない。
世界五大国の
列強を担当する外交部署で高度な政治判断が求められるため、職員はエリート中のエリート。
朝田達はこの部署のオフィスが皇宮内にあると勘違いしたことがある。
権力闘争が激しいのかそれとも第3外務局と対立しているのか、
レミール初登場の場面で
カイオスが事実上の晒し者にされている場面で、
エルト以外の関係者は僅かに笑みを浮かべている場面がある。
第2外務局
外務局の1つ。略称は「外2」。局長は
リウス。
列強ではないものの文明圏内の国に対する外交を担当。基本的には
文明国を担当し、更に列強保護国も担当しているため、臨機応変な判断が求められる。ここもエリート部署。
第3外務局
外務局の1つ。略称は「外3」。局長は
カイオス。
文明圏外国の外交を担当。窓際部署という訳ではない。しかしコミカライズでは、第1外務局の職員にバカにされて職員が肩身を狭そうにしているため、外務局での立場はよくない模様。担当する国家の数が多いため規模が大きく、外務局全体の職員の6割がここに在籍。外務局の主力と言っても過言ではない。
当初の日本は
文明圏外国と看做されたため、この部署が対日外交を担当した。
脅迫外交による搾取を行っているため、皇国監察軍の指揮権を保有している。
第1外務局と同じでこちらも郊外の森に建てられており、立地は良さそうではない。
外務局監査室
外務局の不正や対応の不手際が発生した場合に対処する部署。外部から外務局を監査し、場合によっては担当者の処分や外交相談役としての参加、担当者の交代の上問題へ対処などを行う。
このような組織であり、しかも相手が基本的にエリート集団の外務局のため人員はすべて皇族。
レミールもここの所属だった。
以上外務局関係部署は
日本との講和後解体・再編成され、全外務局を集約した新外務局となった。局長は元第1外務局長の
エルトが担当。
国家戦略局
詳細は不明ながら、国外での皇国の権益の確保等に当っていたと思われる。
ロウリア王国への支援を行っていたのもこの部署。戦力の貸し出しを行っていたことから、この機関も独自の戦力を保有していた可能性がある。
情報局
詳細不明。国内外における諜報を行っていると考えられる。
臣民統治機構
その名の通り国民および属領の統治にあたる部署。要するに行政兼警察といった組織らしい。
皇国の負の面を担ってると言ってもいい程に腐敗が酷く、皇国衰退の最大の原因。
トップは
パーラス。
属領ではそれぞれの地名を冠した(アルタラスであればアルタラス統治機構)統治機構が置かれており、属領に圧政を敷いている。
本土でも活動しており、浮浪者等を職業斡旋と住居提供の名目で、属領へ送り出すための見回りを年に数回実施する。
- フェン統治機構は、統治が始まる前に自衛隊の攻撃で軍が全滅し、自衛隊とフェン王国軍に降伏。
- アルタラス統治機構は、アルタラス再独立の際に人員の大半が惨死。
- 他の属領統治機構も、各属領の一斉蜂起により職員は「逃亡か惨死」の運命を辿った。
財務局
都市計画局
レミールが特別顧問を務めている。
詳細は不明だが、
アルタラス島の戦いの前後では
レミールが皇都エストシラントの照会区画の視察を行い、指導に関して言及している場面がある。
その際に首都景観に醜い点がないのかと、パラディス城を超えるような建造物の有無の確認を行っている。
農務局
詳細不明。
農務局長がいるからには存在しているようだ。
内務省
特典小説3-1で登場。いつ頃創設されたかは不明。
少なくともオフィスは旧第1外務局に併設されている。
レミールを捕らえた
シルガイアの表彰はここで行われた。
結婚相談所
特典小説3-1で登場。
政府主導で運営されているらしい。
収入や職業、人柄、その他付加価値といった条件でマッチングしているようで、特典小説において
シルガイアの職業が掃除夫から高級将校に変わった際には該当者が0人から少なくとも749人に一気に増えるという珍事が起きた。
軍
皇国軍
パーパルディア皇国における正規軍。最高司令官は
アルデ。
正式な名称は「
パーパルディア皇国皇軍」である模様。
第三文明圏最強の軍事力を有しており、周辺国との軍事力の差は隔絶していた。
しかし、日本との戦争で陸軍も海軍も戦力の殆どを失い、最盛期に比べれば惨状と言うべきレベルまで軍事力が低下。…が、それでもなお
リーム王国の軍を一蹴し
クルセイリース大聖王国相手に新造艦を繰り出したりなど準列強以上の戦力は保有している模様。
海軍
パーパルディア皇国皇軍の海洋戦力。
最高司令官は
バルス。作戦参謀は
マータル。
魔導戦列艦と
竜母等の主力艦を900隻以上保有するという凄まじい規模を誇り、周辺国家との海軍力の差は圧倒的だった。
パーパルディア海軍で最新鋭に分類される
魔導戦列艦は422隻と全海軍の約半数近い数に及ぶため、
ルディアスの治世下で近年で急速に規模を増大させていたものと思われる。
軍としては精強で、
エストシラント沖大海戦では首都防衛戦とはいえ次々に撃沈され、戦局が絶望的になりがらも怯まずに抗戦する士気の高さを見せつけている。
陸軍
3大防衛基地と呼ばれる大規模基地を要していたが、極端に兵力を集中配備していたことが仇となり、皇都エストシラントと工業都市デュロの基地は、自衛隊の
空爆でまともな抵抗すらできずに全滅。本土最北端の防衛拠点アルーニも
73ヶ国連合軍の攻撃で陥落するなど精鋭兵や重要拠点を失う。
その後の大規模兵力は撤退した属領統治軍を取り纏めただけの臨時皇都防衛隊のみとなってしまい、装備も練度の低下。攻勢に必要な兵力はおろか、
デュロの壊滅により装備の刷新すら行えない状況となり、反乱を起こした属領を再占領する力すら喪失。敗戦が不可避となる。
三大防衛基地
前述の通り陸軍の主力の大半を配備した大規模基地で国内の重要地域に配置されている。配置場所は皇都エストシラント、工業都市デュロ、聖都パールネウス。
+
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コミカライズ版のエストシラント基地は.... |
エストシラント基地の司令部に当たる施設だが、高さ200mと皇国の建築技術を超えるオーパーツ。
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監察軍
第3外務局の指揮下で蛮国への懲罰を行うための軍事力。所属は皇国軍なのか、第3外務局なのかは明らかにされておらず、規模も不明。
魔導戦列艦や
ワイバーンロードなどの装備を保有しているが、皇国軍と比べると旧式で見劣りがする。外国での武力行使のための軍隊なので
竜母も保有しておかしくないが、その存在は確認できない。
現状で確認されている戦力は海上兵力のみが確認されており、陸上兵力の有無は不明。ただし、日本に敗戦し、
レミールが投獄された特別刑務所には監察軍詰所があり、刑務所内の警備と管理も監察軍兵士が行っている。
属領統治軍
属領の治安維持のための都市や関の警備・監視を主業務とする、地方派遣部隊。臣民統治機構の管轄下にあるが、所属はあくまで皇国軍。
監察軍同様に装備は正規軍より劣っており、錬度もあまり高くない。
皇都防衛隊が全滅した後は、その穴埋めのために本国へ呼び戻されたが、結果として全属領の大反乱の引き金になる。
所属人員はアルタラス統治機構の陸軍中将
リージャックが挙げられる。
傭兵部隊
アデム率いる魔獣兵団が皇都防衛の任務に就いていた。
他の傭兵部隊の存在は不明。
先進兵器開発研究所
皇国の頭脳集団と呼ばれている。通称は「兵研」。
組織の名称、
エルトが日本の護衛艦の主砲に関する技術的な問い合わせを行っていることから、兵器の研究・開発を行っていると思われる。
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〔最終更新日:2024年12月29日〕
最終更新:2024年12月29日 23:34