混沌適応装備/瘴気外套
概要
混沌適応装備とは、
可能性の海、混沌環境、混沌空間、
胎内回廊、様々な呼び方をされた「罅」の向こう側に広がる空間に適応するため、ナザリックで開発・研究が進められている装備である。
キャラクターとしては『【混沌適応:〇〇】キャラ名』で実装されている。
罅の内側の空間(以降は「
可能性の海」で表記を統一する)では
主人公と出自を同じくする一部の例外を除き、
混沌獣や汚染を受けた存在以外の全てが、生物・非生物を問わず仮死状態となるが、適応装備を一つでも身に着けることで、この仮死状態を回避、または回復させることができる。
第一部・第十六章『神の御名』で
九曜によって罅内部に引きずり込まれたソリュシャン達を救うべく、
主人公が得た知識を元に、パンドラズ・アクターや鍛冶長らの協力、魔導研究所の研究成果を駆使し、外装にデータクリスタルではなく混沌石を込めることで作成された。発想自体は作成時点から存在したらしいが、
ゾフィが汚染解除方法を発見したことで実用化できた様子。その後も空間内の調査・救出などで使われ、デミウルゴス指揮のもと改良が続けられている。
最初に開発された適応装備と、改良された「混沌適応装備弐式・瘴気外套」の2パターン存在し、瘴気外套はストーリー未登場。
混沌適応装備(初期版)
前述の通り、ソリュシャン達の救出に使用され、後に魔導国提供として王国など他三国にも貸与された。
一つでも身に着けることで、仮死状態を回避、回復させることができる。他、着用者に罅内限定で一部能力値が上昇効果を齎すため、上手く吟味すれば本来以上の戦闘能力の発揮も可能となる。一方で、どの部位の装備をするにしろ、本来の装備で得ている耐性や増減する各能力値、装備重量といったバランスを損なう恐れがある。また、属性耐性を得るといった防具としての性能も乏しく、やや重量が嵩むため、その点での弱体化の恐れは大きい。
特に重量増加は顕著なのか、セバスの『この地の者にはかなり重い装備』との台詞がある他、ニグンからも『相当重量もあり動きづらい』と話している。
【混沌適応:忠魔獣衣】ハムスケが装備している適応装備が「体毛に隠れる程度の細いチョーカー型の装身具」と説明されていることから、物理的な重量というより、魔法的デメリットではないかと推測できるが、物語の進行に応じて装備の軽量化が進められている描写があるため、詳細は不明。
また、一定時間で適応効果を失ってしまうため、で長い時間活動する場合は使い捨ての消耗品として装備を複数持ち込み、装備中の物が効果を失う前に、 別の部位へ新たな物を装着して待機する必要がある。なお、装備効果は着用者の他の装備の機能や使役物にも波及するようで、シズが使用している魔導銃の弾丸が発射されない、または銃口を離れた瞬間に機能を失い落下する、といった事態にはならない。エントマが使役する蟲たちが仮死状態になることもない。
装着中は装具や体表などを含む全身に混沌石の輝きに似た光が走る事がある。これによる身体への害は確認されていないとのことで、
エンへラが本気を出した際にも似た輝きを発しているが、関連性、影響共に不明。
混沌適応装備弐式・瘴気外套
以前開発された適応装備をベースに外装の素材や埋め込む混沌石の調整が行われ、軽量化と装備の頑強さを高める事に成功した適応装備の改良版。発明・改良の指揮を執っているのはデミウルゴス。
可能性の海に漂う瘴気をエネルギーとして、転用する機能が新たに追加され、活動時間の延長と共に能力値の上昇幅向上をも成し遂げている。吸収された瘴気は装備の稼働エネルギーとして、変換・消費される。また、エネルギーを取り出され無害化した残滓は外部へ排出されるようになっているが、その様子はあたかも闇色の翼を広げているように見える事もあるらしい。
なお『闇色の翼』と書かれているが、
キャラクターとして実装された瘴気外套の翼は各エレメントの色で表現されているため闇色ではない。
関連項目
自由コメント欄
最終更新:2025年05月10日 16:39