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短編22 - (2014/01/21 (火) 07:47:45) のソース
//>>46 投稿日:2009/11/29(日) 15:18:38 私が君を好きになったのは必然だったのかもしれない。 「みおちゃんなかないで」 「んっ…りっちゃん?」 「みおちゃんがなきやむ[[おまじない]]だよ」 「みお、かぜ大丈夫?」 「もうだいぶよくなったし大丈夫だよ」 「そっか。よかった」 「んっ…かぜうつっちゃうよ」 「みおが早くなおるおまじないだよ」 律は小さい時からことあるごとにおまじないと称したキスをしてきた。 「明日の学祭楽しみだな」 「うぅ…」 「なんだ澪。緊張してるのか?」 「んむっ」 「へへ。おまじない。明日頑張ろうぜ」 高校生になった今でも同じ。 もう年齢も年齢だし、キスの意味を知らないわけじゃないはず。 いつまでもこんな事続けていくわけにはいかない。 律をこれ以上好きにならないように。 「澪、元気ないね。どうした?」 「律、もうやめよう」 「へ?何を?」 「おまじない」 「……何で?」 「やっぱり、キスは恋人同士がするものだろ」 「へー…もしかして澪、好きな奴でもできたの?」 「…うん」 なんだよそれ? ずっと、澪が私を好きなるおまじないをかけてたのに。 「じゃあ、澪がそいつとうまくいくように最後のおまじないしてやるよ」 いつもと違った。 ざらざらしたものがねっとりと口内を這い回る。 自惚れなのかもしれないが、律の私へ寄せる好意を感じた。 「ね、律。効いたよ」 律は不器用だね。そう言われ、澪に抱きしめられた。 まだ状況がのみこめずに呆然としていた私の耳元で澪が喋る。 「律の事が好きだよ」 私が律を好きになるのは必然だったんだ。 律がそうなるようにずっとおまじないをかけていてくれたんだから。 - ステキやわぁ…!! -- 名無しさん (2011-12-18 07:04:05) - おまじない効きました。このSSで律澪がもっと好きになったよ! -- 名無しさん (2013-04-23 13:30:22) - これは…!最高ですねっ!! -- 名無しさん (2013-08-01 04:06:45) - こういうの大好き! -- 名無しさん (2014-01-21 07:47:45) #comment