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短編155 - (2010/11/19 (金) 13:11:34) のソース
投稿日:2010/11/03(水) 20:00:45 平穏な日々。 どこか退屈で、それでいて楽しくて。 そしてその中にはたまに少しのスパイス。 予想できないからこそ、際立つ。 そう、事件なんてのはいつも唐突に起こるものなんだ。 澪「律、口開けて」 律「ん、ああん」 澪「はむっ」 律「ふむ!?」 澪「おいしい?」 律「ぷはっ…なんで急に口移しなんだ!その手に持ったフォークは飾りか!?」 澪「律…(私の唇)おいしくなかった…?」ウルウル 律「うっ…(ケーキ)おいしかったけど…」 澪「りつぅ!」ガバッ 律「きゃっ…」 澪「! …律が悪いんだからな、そんな女の子の声出して私を誘うから…」 律「ち、違っんむぅ」 えっと…うん、事件です。 澪の理性がなくなりました。 唐突です。 とは言っても教室とかでは大人しいんからまだいいんだけど。 ただ登下校中とか、どちらかの部屋とか、とにかく二人きりの時は暴走しっぱなしです。 この間なんて、帰り道で「我慢できない」なんて言って公園のトイレに連れ込まれそうになりました。 あ、結局澪の部屋まで我慢してもらったので大丈夫です。 それから、人前でもなぜか部室では暴走しています。 他のみんなはというと、爽やかな笑みと優しい瞳を私たちに送るぐらいで特に気にしてないようです。 澪「りつ…何を考えてるの?今は私だけを見てよ…」 律「いやだからちょいま…んむぅ」 白状するとね、私は怖い。 今までの『非日常』が『日常』へと変わっていってしまうのが。 あ、澪自体は全然怖くありません。 むしろウェルカ…何を言ってるんだ私は。 と、とにかく!私はこれから澪と徹底的に向き合って彼女を今までの日常へ帰してあげようと思います。 徹底的に向き合うと決めた以上、澪から逃げる訳にはいきません。 澪「りつ…やっぱり考えごと…」 律「澪、人のこと気にしてる余裕なんてあるのかな」ぐいっ 澪「あっ…」トスッ 律「これで少しは私の気持ちも分かるだろ。手加減はなしだからな?」 澪「は…はい…///」 あれ、事態の異常性を教えるつもりが澪ってば喜んでる…? で、でも…それでも私はやり遂げたいと思います! 梓「カムバック日常!」 律「あっ、それ今私が言おうと…」 梓「元々は私の台詞です」 唯「今日のケーキおいしいね」 紬「いいから続き」 …がんばります。 澪「りつ…はやく…」 おわり #comment