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短編162 - (2010/11/19 (金) 13:13:12) のソース

投稿日：2010/11/15(月) 08:46:30 

「澪の怖がり克服作戦を考えたぞ！」

私の部屋に押しかけ、なにやら色々入った袋を引っさげそう言う
これだけで律の考えていることが8割はわかってくるんだよな

「それ・・・いくらしたんだ？」
「在庫処分セールみたなことしててさぁ、ついついね。」

作戦とやらよりも、その好奇心がメインだろうな。
まあ付き合ってやらないこともないけど

「さ、はじめろよ」
「うん！じゃあまずは・・・これ！」

なんとも安っぽいゾンビの仮面。でもこれだけでも私には怖い

「ひぃっ」
「えへへー次はこれだ！」

次々と出てくる出てくる。ホラー映画のDVD、骸骨の模型
ジェイソンのポスター、フランケンシュタインのフィギュア、怖い話全集・・・
専門店でもあるのかな

「もう勘弁してくれぇ・・・」
「まだま・・・あれ、もうない」

どうやら早くも弾切れになってしまったようだ
無限に沸いてくる方がおかしいけどな・・・それじゃ、仕返しを！
袋を漁る律を後ろから持ち上げ、ベッドに下ろし
覆いかぶさって上から毛布をかぶる

「こらこら！作戦はまだ終わってな・・・」
「だってもう弾切れなんだろ？」
「えーとじゃあ・・・ガオー！おばけりっちゃんだぞー！」

バカなんだなぁこいつは・・・
構わずその首筋に下を這わす

「み、みおぉ・・・怖くないのかよぉ」
「うん。かわいい」

素直な気持ちを述べると、律の体から力が抜ける。
今度はイタズラばかりする律へのお仕置き作戦の開始だ！



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